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デル Vostro 15 3000(3568)レビュー:セールやクーポンでお買い得な格安モデル

デル Vostro 15 3000(3568)レビュー
デルのVostro(ボストロ) 15 3000(3568)は、15.6インチの液晶ディスプレイを搭載したスタンダードタイプのノートPCです。最大の特徴は、価格が安い点。標準価格は税込4万円台半ばからですが、不定期に実施されるセールや割引クーポンを使うと税込3万円台で購入できます。

 

Vostro 15 3000(3568)の概要

【主なスペック】CPU:Celeron またはCore i3/i5/i7 / メモリー:4~8GB / ストレージ :SSD/HDD/液晶ディスプレイ:15.6型 HD/フルHD

 

機能は豊富ですが、価格が安いモデルは性能がそれほど高くありません。3万円台のCeleronモデルはネットの利用は動画視聴、写真保存などの軽い作業向けです。快適に使いたいならCPUはCore i3以上で、ストレージにSSDを搭載しているモデルをおすすめ。

 

今回はメーカーからお借りした実機を使って、Vostro 15 3000の本体デザインや使い勝手、性能などをレビューします。

 

 

法人モデルは個人でも購入可能

Vostro 15 3000(3568)は法人向けのノートPCで、企業や官公庁、自治体、各種団体向けに販売されています。しかし個人事業主や自営業の方でも購入可能です。公式サイトから注文すれば、所属確認などは必要ありません。

Vostro 15 3000

Vostro 15 3000

税込3万円台前半から

スペックとラインナップ

今回取り上げるVostro 15 3000(3568)の「3568」とは、型番を示す番号です。Vostro 15 3000にはスペックの異なる複数の種類があり、それぞれ型番によって区別されています。非常にまぎらわしいので、間違えないように注意してください。

Vostro 15 3000(3568)のスペック

OS Windows 10 Home / Pro
CPU Celeron 3865U / Core i3-6006U / Core i3-7100U / Core i3-7130U / Core i5-7200U / Core i7-7500U
メモリー 4 / 8GB (最大16GB)
ストレージ 1TB HDD または 128 / 256GB SSD(SATA)
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵) または AMD Radeon R5 M420
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型、1366×768 / 1920×1080ドット、非光沢、タッチ非対応
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0×2、USB2.0✕1、HDMI、VGA(D-sub15ピン)、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力
セキュリティ機能 TPM2.0、セキュリティースロット、指紋センサー(オプション)
カメラ HD 720p(92万画素)
サイズ/重量 幅380×奥行き260×高さ23.65mm/最小2.18kg
バッテリー 40WHr 4セル※駆動時間は非公開

※2018年3月27日時点。構成や価格は変更される場合があります

Vostro 15 3000(3568)のラインナップ

Vostro 15 3000(3568)には、パーツ構成の異なる複数のモデルが用意されています。主なラインナップは以下のとおり。「即納モデル」はパーツ構成を変更できませんが、短期間で国内の事業所から出荷されるので数日以内に到着します(通常は2週間程度で到着)。

 

基本モデル(クーポン利用時)

エントリーモデル(即納モデル)A-3
Celeron 3865U 4GBメモリー 1TB HDD 税込3万円台
ベーシックモデル(即納モデル)I-3
Core i3 4GBメモリー 1TB HDD 税込4万円台
ベーシックモデル(SSD搭載・即納モデル)K-3
Core i3 4GBメモリー 128GB SSD 税込4万円台後半
プレミアムモデル(即納モデル)M-3
Core i5 4GBメモリー 1TB HDD 税込5万円台
プレミアムモデル(大容量メモリ・HDD搭載)
Core i5 8GBメモリー 1TB HDD 1920x1080ドット 税込6万円台
プレミアムモデル(大容量メモリ・SSD搭載)
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1920x1080ドット 税込7万円台
プラチナモデル(大容量メモリ・HDD・グラフィック搭載)
Core i7 8GBメモリー 1TB HDD Radeon R5 1920x1080ドット 税込8万円台
プラチナモデル(大容量メモリ・SSD・グラフィック搭載)
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD Radeon R5 1920x1080ドット 税込8万円台後半
ベーシックモデル(DVD-ROM、大容量HDD搭載)
Core i3 4GBメモリー 1TB HDD 税込4万円台

※2018年3月22日時点。構成や価格は変更される場合があります

 

即納モデルは液晶ディスプレイの解像度が1366×768ドットである点と、カスタマイズ対応のベーシックモデルは光学ドライブが読み込み専用のDVD-ROMドライブである点に注意してください。

CPU性能について

Vostro 15 3000ではCeleronからCore i7まで、全部で7種類のCPUが用意されています。もっとも高性能なのはCore i7-7500Uですが、高度な処理を行なわないなら必要ありません。事務処理中心であればCore i5/i3あたりを選ぶといいでしょう。

 

Celeron 3865Uはもっとも性能が低いのですが、ネットの調べ物やオフィスソフトを使った文書作成、動画視聴など軽めの作業中心であれば問題ありません。

 

Vostro 15 3000で使われるCPUの性能比較

CPU CINEBENCH R15のCPUスコア
Core i7-7500U
345
Core i5-7200U
320
Core i3-7130U
289
Core i3-7100U
255
Core i3-6006U
212
Celeron 3865U
139

※数値は当サイト計測の平均値。数値が大きいほど高性能

本体の品質はそれなり

Vostro 15 3000(3568)は価格は安いだけあって、本体のデザイン品質はそれほど高くありません。値段相応と言えるでしょう。今回は本体カラーがレッドのモデルを試用しましたが、即納モデルはブラックのみである点に注意してください。

 

なおボディの作りは、個人向けモデルのInspiron 15 3000シリーズとほぼ同じです。ブラックの色合いについては、以下のリンクから関連記事をご覧ください。

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本体カラー

レッドの本体カラー

 

ブラックとレッド

ブラック(Inspiron 15 3000)とレッド(Vostro 15 3000)

 

レッドの印象

レッドは鮮やかな色合いで、外観からは安っぽさは感じられません

 

底面部

底面部はグレー。ボディの素材には樹脂が使われており、質感と堅牢性はそれなりです

 

バッテリーは取り外し可能

バッテリーは取り外し可能

 

サイズ感

A4用紙とB5ノートとの比較。大きさはB4サイズよりもちょっと大きい程度

 

高さ

高さの公称値は23.65mm。接地面積が大きいので、数値よりもスリムに感じます

 

重量の実測値

重量は実測で2.155kgでした。日常的に持ち歩くには厳しい重さです

 

アクセサリー類の重さ(実測値)

電源アダプター 262g

映像品質は格安モデル相当

液晶ディスプレイの大きさは15.6インチです。解像度は1366×768ドットと1920×1080ドットのフルHDのどちらかを選べますが、即納モデルは1366×768ドットのみである点に注意してください。

 

映像はやや青みがかっており、コントラストは低めです。格安モデルでよく見られるタイプですね。とは言うものの文章はハッキリと読めますし、写真や動画の内容もちゃんと確認できます。

 

映像品質

液晶ディスプレイの映像はやや青みが強く、コントラストは低め

 

液晶ディスプレイの表面が非光沢のノングレア仕上げで、映り込みが少ない点は好印象です。

 

ノングレア

映り込みを抑えるノングレアディスプレイ

 

グレアとノングレアの違い

ノングレア(非光沢)とグレア(光沢)の違い。画面の映り込みがあると眼精疲労や集中力低下の原因となると言われています

 

映像の違い

映像についてはノングレア(左)よりもグレア(右)のほうが色にメリハリがあり、鮮やかに見えます

ややクセのあるキーボード

キーボードは普通に使える仕上がりですが、タイプ感にこだわる人には物足りないかもしれません。

 

キーピッチ(キーとキーの間隔)は実測19mmで、キーストロークは1.5mm。15.6インチモデルとしては標準的ですが、タイプ感がかなり軽めです。また入力時にたわみを感じました。

 

Vostro 15 3000(3568)のキーボード

Vostro 15 3000(3568)のキーボード

 

Enterキーが小さい

Enterキーと上部のキーが小さいので、やや押しづらく感じます

 

タイプ感

タイプ感は軽め。軽いタッチならタイプ音は控えめですが、打ち下ろすようにして入力するとカチャカチャと響きます

 

タッチパッド

タッチパッドはボタン一体型タイプ。試用時にカーソルが飛ぶように移動してしまうことがありました

主要な機能を網羅した”全部入り”

インターフェース(端子類)はUSB3.0×2、USB2.0✕1、HDMI、VGA(D-sub15ピン)、1000BASE-T対応有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力など。テンキーや光学ドライブにも対応しています。ノートPCでは一般的な端子/機能にすべて対応した、いわゆる”全部入り”と呼ばれる構成です。

 

左側面

左側面には電源コネクター、有線LAN、VGA(D-sub15ピン)、HDMI、USB3.0×2

 

右側面

右側面はSDカードスロット、ヘッドホン出力、USB2.0、光学ドライブ、セキュリティースロット

 

光学ドライブはDVDの再生や書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブですが、一部のモデル(ベーシックモデル(DVD-ROM、大容量HDD搭載))では再生専用のDVD-ROMドライブである点に注意してください(DVDスーパーマルチドライブには非対応)。

 

光学ドライブ

DVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブ(一部のモデルでは読み込みのみ)

 

個人向けモデルのInspiron 15 3000と比べて、Vostro 15 3000(3568)はVGA(D-sub15ピン)を用意している点が大きな違いです。安いプロジェクターや旧式のディスプレイではHDMI端子を使えない場合がありますが、Vostro 15 3000(3568)なら変換アダプターなしでこれらを利用できます。

 

インターフェース比較

Vostro 15 3000(3568)(上)とInspiron 15 3000(下)。VGA(D-sub15ピン)の有無が大きな違いです

 

右側面

右側面の構成は変わりません

ベンチマーク結果

今回のテストでは、Core i3+SSD搭載のベーシックモデル(SSD搭載)を試用しました。CPUにCeleron 3865Uを使っているモデルやストレージがHDDのモデルに比べて、ベンチマークテストではいい結果が出ているはずです。

 

なおベンチマーク結果はパーツ構成や環境、個体差、タイミングなどによって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。

 

テスト機の主なスペック

CPU Core i3-7100U
メモリー 4GB
グラフィックス Intel HD Graphics 620(CPU内蔵)
ストレージ 128GB SSD(SATA)

 

ストレージにSSDを使っているだけあって、アクセス速度はHDDよりも高速です。ファイルのやり取りが高速で、またWindows 10の起動や操作感も大きく改善されています。

 

CrystalDiskMark

128GB SSDのアクセス速度

 

CPU性能のテストではCore i5よりも低く、Celeronよりも優れた結果が出ました。

 

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果

 

下位モデルで使われているCeleron 3865Uは、性能があまり高くありません。しかしネットや動画視聴、写真の保存など軽めの作業であれば十分なパフォーマンスです。

 

(参考)CPUの性能差

名称 CINEBENCH R15スコア(平均値)
Core i7-7500U
331
Core i5-7200U
312
Core i3-7100U
233
Celeron 3865U
144

 

少しでも快適に使いたいなら、CPUよりもメモリー容量を増やしたりストレージをHDDからSSDに変更することをおすすめします。自分でメモリーを増設したり、ストレージをSSDに変更したりするのもいいかもしれません(メーカー保証のサポート外になる点に注意)。

 

Vostro 15 3000(3568)の内部はInspiron 15 3000とほぼ同じですので、以下の記事を参考にしてみてください。
https://little-beans.net/review/inspiron15-3567-02/

 

基本性能を計測するPassMark PerformanceTest 9.0では、上位41%の性能とのこと。

 

PassMark PerformanceTest 9.0

基本性能を計測する「PassMark PerformanceTest 9.0」の結果。上位14%以内との評価

 

3D性能はかなり低めです。2D描画主体の軽めのゲームであれば問題ありませんが、3Dゲームのプレーは考えないほうがいいでしょう。

 

3DMark

3D性能を計測する「3DMark」の結果

据え置き向けなのにバッテリー駆動時間は長い

当サイトのバッテリー駆動時間計測法では、BBenchのテストで8時間41分となりました。Vostro 15 3000(3568)は据え置き向けのモデルですが、モバイルノートPC並みのバッテリー性能です。またバッテリーは2時間44分でフル充電されました。

 

バッテリー駆動時間のテスト結果

BBenchによる計測 8時間41分
PCMark 8による計測 ※未計測

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

この安さは大きな魅力

ということで、今回はVostro 15 3000(3568)のレビューをお届けしました。

 

リーズナブルなモデルが多いデル製品のなかでも特に安い格安モデルで、性能や使い勝手はそれなりです。しかし「そういうモデルだ」と理解して使うのであれば、コスパは異常に高いと言えます。ネットとメール用に使う2台目のPCや、たまに使う写真保存用PC、動画視聴中心のPCなどとして活用できるでしょう。

 

もちろん、オフィスを使った文書作成などにも十分な性能です。とにかくノートPCを安く入手したい人におすすめします。

 

Vostro 15 3000(3568)の感想

格安モデルだと割り切って使うならコスパは高い

クーポンの見極めが大切!

Vostro 15 3000(3568)の標準価格は税込4万6418円からですが、まずこの価格で販売されていることはありません。常時なんらかのキャンペーンが実施されており、割引価格で購入可能です。

 

ただしキャンペーンのクーポンよりも、20%オフの限定公開クーポンを使ったほうが割引率が高い場合があります。たとえばキャンペーンで1万5000円オフクーポンが利用できる場合、標準価格が7万5000円以上のモデルであれば限定クーポンのほうがお得です。

 

このようにタイミングやクーポンの種類によって、割引率が大きく変わってきます。計算が面倒な場合は、注文画面でそれぞれのクーポンを入力して価格を比べてみてください。

 

Vostro 15 3000

Vostro 15 3000

税込3万円台前半から

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