Celeron N3350のベンチマーク結果を紹介! Apollo Lake世代の性能に迫る!! – こまめブログ

Celeron N3350のベンチマーク結果を紹介! Apollo Lake世代の性能に迫る!!

apollo lake

Celeron N3350は、2016年9月にリリースされた格安パソコン向けのCPU(SoC)です。今回はこのCPUの概要や位置付けを紹介するとともに、前世代との性能差についてベンチマーク結果を交えながら解説します。

Apollo Lake世代のノートPC向けCeleron Nシリーズ

「Celeron(セレロン)」とは、インテル製CPUのなかでも特に価格の安さを重視したCPUのブランド名です。低価格なパソコンでよく使われていますが、たまに10~15万円程度のパソコンにも搭載されているので注意が必要です。価格が安いだけあって性能は控えめですが、消費電力が少ないというメリットもあります。

インテル製CPUの違い(性能の高い順)
ブランド名 読み方 特徴 主な用途
Xeon ジーオン 先端技術をふんだんに使った超高性能CPU 企業向けサーバー、CG制作
Core i7 コアアイセブン かなり高性能な上級CPUで、処理速度が速い。2~8コア 個人向け高性能(ハイエンド)パソコン、業務用パソコン
Core i5 コアアイファイブ 中程度の性能と言われるが、処理速度は速い。2~4コア 個人向けパソコンの標準モデル
Core i3 コアアイスリー Core i5よりは劣るものの、十分実用的な性能。2コア 廉価版モデル
Core M コアエム 性能はCore i3よりやや低いものの、省電力性能が高い。2コア 2-in-1パソコン、タブレット
Pentium ペンティアム 性能をさらに落とした廉価版CPU。2コア 低価格パソコン
Celeron セレロン 計算性能よりも省電力性能を重視した格安なCPU。2~4コア 格安パソコン、一体型PC
Atom アトム 省電力性能に特化したCPU。2~4コア タブレット、小型パソコン、スマートフォン、サーバー機器

Celeronには用途に応じて、さまざまなシリーズが用意されています。最近ではノートパソコン向けの「Uシリーズ」と「Nシリーズ」、デスクトップパソコン向けの「Gシリーズ」と「Jシリーズ」が中心です。

さらにそれぞれのシリーズは、「アーキテクチャ(CPUの基本構造、「マイクロアーキテクチャ」とも言う)」によって分類されます。またCPUの世代を指すために、「開発コード」でひとくくりにして分類することもあります。むしろNシリーズやJシリーズは、開発コードで呼ばれることのほうが多いと考えてください。

Celeronブランドにラインナップされる各シリーズ
用途 シリーズ名 アーキテクチャ(開発コード) 主なモデル
ノートPC Celeron U Skylake Celeron 3855U
Broadwell Celeron 3215U
Celeron N Goldmont(Apollo Lake) Celeron N3350
Airmont(Braswell) Celeron N3050、N3060
デスクトップPC Celeron G Skylake Celeron G3900
Haswell Celeron G1840
Celeron J Goldmont(Apollo Lake) Celeron J3355
Airmont(Braswell) Celeron J3160

今回取り上げるCeleron N3350は、「Apollo Lake世代でノートパソコン向けのNシリーズ」のように表現します。少々わかりづらいですが、このルールを覚えておくとCPUの世代を把握しやすくなるはずです。

Apollo Lake世代のCeleron Nシリーズラインナップ

Celeron Nシリーズには、2コア(デュアルコア)のCPUと4コア(クアッドコア)のCPUが用意されています。性能はコアの多い4コアモデルのほうが上です。

現在(2016年11月2日時点)Apollo Lake世代としてリリースされているCeleron Nシリーズは、以下の3種類です。

Apollo Lake世代のCeleron Nシリーズ

  • Celeron N4200(4コア)
  • Celeron N3350(2コア)
  • Celeron N3450(2コア)

過去のCeleron Nシリーズでは2コアCPUの性能が高いほう(数字が大きいほう)がよく使われ、次に4コアのCPUが使われました。このことからApollo Lake世代でも2コアのCeleron N3350がもっとも多く使われ、ついで4コアのCeleron N4200が使われると予想できます。

Celeron N3350のスペック

Celeron N3350の主なスペックは、下記の表のとおりです。比較用に前世代(Brawell)でよく使われたCeleron N3050と、Celeron N3060のスペックもまとめました。

Celeron N3350/Celeron N3060/Celeron N3050の違い
CPU名 Celeron N3350 Celeron N3060 Celeron N3050
開発コード Apollo Lake Braswell
プロセスルール 14nm
コア数/スレッド数 2/2
動作周波数 1.10GHz 1.6GHz
バースト周波数 2.40GHz 2.48GHz 2.16GHz
キャッシュメモリー 2MB(L2)
TDP 6W
グラフィックス Intel HD Graphics 500 Intel HD Graphics 400 Intel HD Graphics(第8世代)
グラフィックス動作周波数 200MHz(最大650MHz) 320MHz(最大600MHz)
対応メモリー DDR3L / LPDDR3 / LPDDR4 DDR3L-1600
実行ユニット数 12

それぞれの仕様を見てみると、特に大きな変更点はありません。メモリーがより新しい規格に対応した程度です。

それよりもむしろ、動作周波数が下がっている点が気になるかもしれません。動作周波数は処理速度に大きく影響しますので、数字だけ見るとパワーダウンしているような印象を受けます。

しかしアーキテクチャが変わったことで、低い周波数でも高いパフォーマンスを出せる可能性もあります。そこで、次はCeleron N3350のベンチマーク結果を紹介しましょう。

実機によるCeleron N3350のベンチマーク結果

記事執筆時点でCeleron N3350を搭載しているのは、レノボ・ジャパンの「ideapad 310S」しかありません。今回はこのモデルで実施したベンチマークテストの結果を紹介しますが、今後発売されるであろうほかのモデルでは結果が変わる可能性があります。あくまでも参考程度に考えてください。

ideapad 310S

Celeron N3350搭載の「ideapad 310S」。メモリーは4GBで、ストレージは500GB HDD

また旧世代のCeleron Nシリーズと比較するために、以下のモデルの結果もまとめました。スペックが多少異なりますが、CPU性能を計測するベンチマークを使ったので、誤差はそれほど大きくならないはずです。ただし筆者の経験では日本HPの格安モデルは若干スコアが落ちがちなので、そのあたりを加味していただけると助かります。

hp stream 11

Celeron N3050搭載の[HP Stream 11-r000」。メモリーは2GBで、ストレージは32GB eMMC

hp 15 ay000

Celeron N3060搭載の「HP 15-ay000」。メモリーは4GBで、ストレージは500GB HDD。解像度は1920×1080ドット(ほかの2台は1366×768ドット)

CINEBENCHベンチマーク結果

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」では、マルチコア性能を表わす「CPU」とシングルコアのテストで、Celeron N3350がもっとも優れた結果となりました。「CPU」のスコアで見ると、Celeron N3060から14%パフォーマンスが向上し、Celeron N3050からは40%性能アップしています。

インテルによると、Apollo LakeはBraswellよりも性能が30%アップしているとのこと。おそらく、性能の低いCeleron N3050と比較した数値でしょう。実測ではより高い結果が出ていますが、Braswell世代のCeleron Nシリーズから確実にパフォーマンスが向上しています。

PassMarkPerformanceTest8.0ベンチマーク結果

PassMarkPerformanceTest8.0

総合的なパフォーマンスを計測する「PassMarkPerformanceTest8.0」から、CPU性能を表わす「CPU Mark」だけを参照したところ、やはりCeleron N3350がBraswell世代のNシリーズを上回っていました。スコアが1900前後のCeleron Uシリーズには及びませんが、新CPUを搭載したモデルのほうが処理が速く行なわれるはずです。

3DMarkベンチマーク結果

3DMark

その1

3DMark

その2

内蔵グラフィックス機能の性能を計測するために、総合的な3D性能を計測する「3DMark」も試してみました。「Sky Diver」のスコアは低かったものの、そのほかのテストではもっとも優れた結果となりました。グラフィックス性能についても、パフォーマンスが向上していると言えます。

とは言っても、3Dゲームを快適に楽しめるほどの性能はありません。軽めのブラウザーゲームや2D描画主体のゲームなら問題ありませんが、3Dオンラインゲームのプレーは考えないほうが無難です。

FF14ベンチは、解像度1280×768ドットの標準品質で「設定変更が必要」という評価でした

FF14ベンチは、解像度1280×768ドットの標準品質で「設定変更が必要」という評価でした。このベンチマークでは実質的に最低レベルですので、プレーは難しいと言わざるを得ません

3万円台の格安パソコンがパフォーマンスアップ!

ということで、今回はApollo Lake世代のCeleron N3350について解説しました。ベンチマーク結果では前世代のCeleron Nシリーズを上回っていますので、新CPUを搭載したモデルのほうが同じ作業でも処理時間は短くなるはずです。

いまはまだideapad 310Sでしか使われていませんが、今後Celeron N3350搭載の格安モデルが発売されるでしょう。より高い性能を求めるなら、新モデルを狙うのがおすすめです。

前世代のCeleron N3050やCeleron N3060を搭載したモデルはいずれ値下がりしますので、性能より価格を重視するなら型落ちモデルを狙うといいかもしれません。

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