ついにエプソンが米国でも大容量インクタンクモデルを発売!日本での発売はどうなる!?

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エプソンの米国法人エプソン・アメリカは8月4日、北米市場向けの製品として大容量インクタンクを搭載したインクジェット複合機5モデルを発表しました。この発表により、大容量インクタンクモデルが販売されていないのは日本のみとなります。はたして日本で発売される日はくるのでしょうか?

北米市場向けにインクジェット複合機5機種を発表

今回エプソンから発表されたのは、ホームユース向けの2機種とビジネスユース向けの3機種です。価格は家庭向けモデルの「ET-2500」が379ドル(日本円で約4万7160円)、同じく家庭向け上位モデルの「ET-2550」が399ドル(約4万9650円)、ビジネス向けの「ET-4500」と「ET-4550」はそれぞれが429ドル(約5万3380円)と499ドル(約6万2100円)、ビジネス向け最上位モデルの「WF-R4640」が1199ドル(約14万9200円)となっています。発売は2015年9月を予定しています。

家庭向けの「ET-2500」(左)と「ET-2550」(右)

家庭向けの「ET-2500」(左)と「ET-2550」(右)

ビジネス向けの「ET-4500」(左)と「ET-4550」(右)

ビジネス向けの「ET-4500」(左)と「ET-4550」(右)

ビジネス向けフラグシップモデルの「WF-R4640」

ビジネス向けフラグシップモデルの「WF-R4640」

今回発表されたモデルでは「Eco Tank」と呼ばれるインクシステムを採用しており、ボトルからインクの補充が可能です。細かい部分は異なるかもしれませんが、従来のインクタンクシステム「ITS」と同じような仕様だと思われます。

本体側面にあるタンクに、ボトルでインクを補充します

本体側面にあるタンクに、ボトルでインクを補充します

こちらは従来のインクタンクシステム(ITS)の補充方法

こちらは従来のインクタンクシステム(ITS)の補充方法

当サイトでは「大容量インクタンク」と表記していますが、ほかに「ビッグタンク」や「スーパータンク」などの言い方もあるようです。従来のカートリッジ方式ではなく、大容量のタンクにインクを補充して使うことからそう呼ばれています。詳しくは関連記事をご覧ください。

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フラグシップモデルの「WF-R4640」以外はボトルから補充するのですが、使用するインクボトルは「664番」のようです。新興国や欧州市場で使われていたインクと同じですね。家庭向けのET-2500では1回の補充でモノクロ4000ページ、カラー6500ページが印刷可能とされています。印刷可能枚数についても、従来製品と同じのようです。ただしET-4550ではモノクロ1万1000枚/カラー8500枚となっているのですが、こちらはインクタンクの容量がほかの2.5倍になっているためだと思われます。

使用するインクボトルは、従来製品と同じ664番

使用するインクボトルは、従来製品と同じ664番

インクボトルの値段はセットで52ドル(約6470円)とのことです。以前インドのアマゾンで調べたときは1750ルピー(約3300円)でしたので、米国では新興国よりも高めに設定されているのかもしれません(アマゾンによる値引きの可能性もあります)。

インドのamazonで販売されていたインクボトルのセット

インドのamazonで販売されていたインクボトルのセット

6470円のカラーインクセットで6500枚のカラー文書を印刷できるということは、単純計算で考えると1枚当たりの印刷コストは約0.99円ということになります(実際の印刷コストは異なる可能性が高いと思われます)。エプソンのインクジェット複合機ではもっとも安いカラー印刷のコストが6.1円/枚ですから、印刷コストがだいぶ変わりますね。

日本ではビジネス向けに展開されるか?

大容量インクタンクモデルは世界140ヵ国で発売されており、これまでは日本と米国のみ市場に投入されていませんでした(一部地域を除く)。しかし今回米国で発表されたことにより、未発売の国は日本だけとなったわけです。エプソンは日本のメーカーですが、日本だけで発売しないのは腑に落ちない気もします。

ただ日本ではすでに家庭向けのインクジェット複合機が1~2万円程度で購入できますから、そこへ4万台円のモデルを投入しても、一般家庭にはなかなか受け入れられにくいのではないかと思います。最近はプリンター/複合機の需要も減ってきていますので、年賀状用あるいは写真印刷用としては難しいのではないでしょうか。

しかしビジネスインクジェットの需要は年々拡大しており、印刷コストに対するビジネスユーザーの意識も高まりつつあります。ビジネス向けインクジェット複合機の価格は2~5万円あたりですから、大容量インクタンクモデルを投入するとすれば、値段の近いこの層あたりでしょう。

スマートチャージとの共存は可能なのか?

エプソンはプリンター/複合機の導入コスト0円で毎月一定の枚数を印刷できる「スマートチャージ」と呼ばれるサービスを展開しています。たとえばA4複合機のプランの場合、月額6000円(税抜き)でモノクロ1000枚+カラー400枚あるいはモノクロとカラー合わせて700枚印刷可能です。モノクロ+カラーで700枚の場合1枚あたりのコストは8.57円とやや割高にはなりますが、複合機の導入費用やオンサイト保守サービスまで含んでいることを考えれば、お得だと考える人も多いでしょう。

エプソンが展開している「スマートチャージ」

エプソンが展開している「スマートチャージ」

日本国内でビジネス向けに大容量インクタンクモデルを投入すると、このスマートチャージに少なからず影響があるのではないでしょうか。日本国内で大容量インクタンクモデルが発売されないとすれば、このあたりが関係しているような気もします。

現在の市場を考えれば、投入はまだ先なのか?

近年は家庭向けのインクジェットプリンター/複合機の販売台数が減ってきています。また最近のモデルは「小さくなった」とか「スマートフォンに対応した」といった小さなアップデートばかりで、インパクトのあるモデルが登場していません。スマートフォンやタブレットの普及から需要が減っていると言われていますが、エポックメイキングな製品が登場しない限りこのまま市場が縮小しつづける可能性は大です。

それとは対照的に、ビジネスインクジェット市場は年々拡大しています。いわば「イケイケ」の状態。そのよう状況で、既存のビジネスモデルを破壊してしまうような大容量インクタンクモデルを投入するかと考えると、日本で発売されるのはもうちょっと先なのではないかと思うわけです。しかし逆に、シェアを大きく広げるために投入するという可能性も考えられます。

「インクの値段が高い」と感じている人は、かなり多いでしょう。そのぶん本体の値段が安くなっているわけですが、日常的にはインクの値段の高さのほうを意識しがちです。また印刷枚数によっては、本体が高くてもインク代が安いほうがありがたいという人もいるはず。そんなさまざまなニーズに向けて、多種多様な選択肢を用意していただきたいものです。

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