ランニングコスト激安!エプソンの「大容量インクタンクモデル」とはなにか?

EPSON L355

EPSON L355 ※クリックするとアマゾンの製品ページが開きます

エプソンは海外で「大容量インクタンクモデル」と呼ばれるインクジェット複合機/プリンターを発売しています。このモデルの特徴はインクカートリッジの代わりに、本体左側にインク用のタンクが用意されている点。国内で発売されているインクカートリッジ式モデルとなにが異なるのか、その違いについてまとめました。

世界140ヵ国でインクタンクシステム(ITS)対応機が発売されている

セイコーエプソンの決算発表において、新興国を中心に販売されている「大容量インクタンクモデル」についての言及がありました。

関連リンク

同社の2014年度のインクジェットプリンタの総販売台数は、約1,400万台。その内、大容量インクタンクモデルは約3割を占めるという。大容量インクタンクモデルの販売数量は1年間で40%増という大きな伸びをみせている。

(中略)

欧州市場向けには、2014年度下期から展開を開始したが、現在、欧州の主要国のほとんどで大容量インクタンクモデルを販売。全世界約140カ国で販売している。むしろ、日本および北米以外の地域では大容量インクタンクモデルを販売しているといった方がいいだろう。

この「大容量インクタンクモデル」とは、本体の側面にインクタンクを搭載したインクジェット複合機/プリンターのことです。日本国内では見かけませんが、新興国を中心にヒットを飛ばしており、さらに欧州各国でも販売されているとのこと。

EPSON L355

本体右側にあるインクタンクシステム(ITS)

EPSON L355

インクタンクを取り外し、自分でインクを補充することができます

エプソンの海外向けサイトを確認すると、インクタンクシステムを搭載した複合機とプリンターは全部で14種類もありました。

エプソンの欧州向けWebサイト ※クリックでページが開きます

エプソンの欧州向けWebサイト ※クリックでページが開きます

エプソンからリリースされている海外向けITS内蔵製品
モデル名 製品ジャンル 製品ページ
EPSON L550 FAX付きカラー複合機 製品ページ
EPSON L355 カラー複合機 製品ページ
EPSON L300 カラープリンター 製品ページ
EPSON L210 カラープリンター 製品ページ
EPSON L110 カラープリンター 製品ページ
EPSON L120 カラープリンター 製品ページ
EPSON L1300 カラーA3プリンター 製品ページ
EPSON L800 カラーフォトプリンター 製品ページ
EPSON L810 多機能カラーフォトプリンター 製品ページ
EPSON L850 カラーフォト複合機 製品ページ
EPSON L1800 A3カラーフォトプリンター 製品ページ
EPSON M200 モノクロドキュメント複合機 製品ページ
EPSON M105 モノクロドキュメントプリンター 製品ページ
EPSON M100 モノクロドキュメントプリンター 製品ページ

性能的にはそこそこでも、印刷コストが安い!

上記14種類のなかから、A4対応のカラーインクジェット複合機「EPSON L355」の印刷性能を詳しく見てみましょう。スペック的には国内のミドルクラス~エントリー向けモデル相当で、印刷のスピードやクオリティーはそれなりです。

EPSON L355

EPSON L355 ※クリックで製品ページが開きます

海外向け「EPSON L355」の主なスペック
型番 EPSON-L355
ノズル数 ブラック:180、カラー:59
最小インク滴 3pl
印刷解像度 5760×1440DPI
印刷速度 モノクロ:毎分9ページ、カラー毎分4.5ページ
インクシステム 独立4色(マゼンダ、イエロー、シアン、ブラック)
最大用紙サイズ A4
排紙トレイ容量 30枚
給紙トレイ容量 100枚(写真用紙は20枚)
両面印刷 手動

しかし公開されているスペックを見ると、インクが満タンの状態でカラー文書を6500枚、モノクロ文書を4000枚印刷できると記述されています。各インクの容量は、それぞれ70mlとのこと。国内のインクジェット機ではせいぜい数百枚程度で、そんなに多くは印刷できません。

大量の文書を印刷できる上に、インクがなくなったら自分で補充できる

大量の文書を印刷できる上に、インクがなくなったら自分で補充できる ※エプソン欧州向けWebサイトより

では実際のランニングコストはいくらなのでしょうか? 新興国向けの製品ということで、インドのアマゾンでインクの販売価格を調べてみました。純正インクの4本セット(T6641-B/T6642-C/T6643-M/T6644-Y)の値段は1750インドルピーで、日本円にするとおよそ3300円。国内では考えられない値段です。

インドのアマゾンでは1750インドルピーで販売されていました

インドのアマゾンでは1750インドルピー(日本円で約3300円)で販売されていました

3300円でカラー文書を6500枚印刷できるということは、1枚あたりの印刷コストは約0.51円です。エプソンが国内向けに販売しているビジネスインクジェットでもっとも印刷コストが安いのは「PX-M840F」の6.1円ですから、およそ1/12のコストで印刷できるというわけですね。

日本とインドでは基本的な物価が違いますから、一概に超激安とは言えないかもしれません。しかしインドでの「EPSON L355」本体価格を調べると、1万3193インドルピーで日本円にするとおよそ2万4880円ですから、インドではIT機器がメチャメチャ安いというわけでもなさそうです。

国内でも並行輸入品としての取り扱いあり!

純正なのにインクが超激安の「大容量インクタンクモデル」は海外向けのモデルですが、日本国内でも 並行輸入品として取り扱っているショップがありました。全14機種のうちの4機種、「EPSON L355」と「EPSON L300」、「EPSON L210」、「EPSON L120」がアマゾンで販売されています。

EPSON L300

EPSON L300はインク4色セット+ブラック2本付き

「EPSON L355」向けには、純正インクの4本セットが9340円(2015年5月1日現在)で販売されています。インド価格と比べるとかなり高く感じますが、カラー文書1枚あたりのコストは約1.44円と激安です。

もちろん純正インクではなく、詰替え用の互換インクを利用するのもアリです。たとえば下記サイトでは、100ml入りの詰替え用インクが1色あたり780円で販売されています。4色揃えると合計金額は3120円。カラー文書1枚あたりの印刷コストは約0.48円まで下がります。これにはインド人もビックリ!

参考リンク

エプソン製品でもっともランニングコストの低いA4インクジェット複合機である「PX-M840F」と比べると、ランニングコストはかなり変わってきます。

国内モデルと互換インクを使った海外モデルでは、2000枚印刷した時点でコストが1万円以上変わります

国内モデルと互換インクを使った海外モデルでは、2000枚印刷した時点でコストが1万円以上変わります

海外向けモデルのためいくつかの注意が必要

「大容量インクタンクモデル」は海外から輸入したとしてもかなりお得なのですが、使用する上でいくつか注意するべき点があります。まずひとつ目が、国内の製品サポートサービスは受けられないという点。不具合が発生したり故障したときは、海外のサポート窓口に相談する必要があります。製品を発送する可能性もあるため、サポートについては受けられないものと考えたほうがいいでしょう。

2つ目は、プリンタードライバーが英語表記である点です。日本語環境でも利用できますが、プリンターの印刷設定画面は英語で表示されます。ある程度の知識がある人ならなんとなくわかるはずですが、プリンターの操作に慣れていない人には難しいかもしれません。

3つ目は「EPSON L355」についてです。このモデルはWi-Fiを利用したワイヤレス印刷に対応しているのですが、無線通信を行なうための「技適」と呼ばれる認証を受けているのかいないのかがわかりません。原則として技適認証されていない無線機器は屋内外を含めて利用できませんので、注意してください。

とは言え、「大容量インクタンクモデル」はかなり魅力的な製品です。国内で発売される日は来るのでしょうか。

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