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HP Pavilion Gaming 15 レビュー
日本HPから、15.6型の液晶ディスプレイを搭載したゲーム用ノートパソコン「HP Pavilion Gaming 15」シリーズが発表されました。直販サイト「HP Directplus」限定販売のモデルで、価格は10万9800円(税別)から。すでに予約販売が開始されていますが、商品の到着は11月中旬以降を予定しています。
HP Pavilion Gaming 15の注目ポイントは、外付けGPUとしてNVIDIA GeForce GTX 950M(4GB)を搭載している点です。日本HPからはこれまでにも外付けGPUを搭載したノートパソコンがリリースされていましたが、「Pavilion」シリーズとしてのゲーム用ノートパソコンは初めてです。従来のゲーム向けモデルや既存のPavilionシリーズとどこが違うのか、展示機のレビューを交えながら、スペックや機能について解説します。
リンク
- HP Pavilion Gaming 15 製品詳細 (HP Directplus)
HP Pavilion Gaming 15とPavilion 15、OMEN 15のスペックを比較
まずはHP Pavilion Gaming 15のスペックを確認しましょう。比較検討用に、発売中のスタンダードノートパソコン「HP Pavilion 15-ab200」と、ゲーム用ノートパソコン「HP OMEN 15-5100」のスペックもまとめています。
HP Pavilion Gaming 15とHP Pavilion 15、HP OMEN 15-5100の主なスペック ※すべて下位モデル | |||
モデル | HP Pavilion Gaming 15 スタンダードモデル (15-ak022TX) |
HP Pavilion 15 エントリーモデル (15-ab200) |
HP OMEN 15-5100 スタンダードモデル (15-5109TX) |
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit | Windows8.1 Update 64bit |
CPU | Core i7-6700HQ(2.60GHz) | Core i3-5020U(2.20GHz) | Core i7-4720HQ(2.60GHz) |
メモリ | 8GB | 4/8GB | 8GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 950M(4GB) | Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) | NVIDIA GeForce GTX 960M(4GB) |
ストレージ | 1TB HDD | 500GB HDD | 512GB M.2 SSD(PCI Express) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6型(1922×1080ドット)、非光沢、IPS | 15.6型(1366×768ドット) | 15.6型(1922×1080ドット)、IPS |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | ||
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | ||
有線LAN | 100BASE-TX対応 | 100BASE-TX対応 | 100BASE-TX対応(付属のアダプターを使用 |
Webカメラ | 92万画素 | 200万画素 | |
主なインタフェース | USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 | USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 | USB3.0×4(チャージ機能対応)HDMI、Mini DisplayPort、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
バッテリ駆動時間 | 7時間 | 7時間(MobileMakr 2012) | 4時間30分(MobileMakr 2012) |
本体サイズ | 幅385×奥行き267×高さ24.5~30.9mm | 幅384×奥行き261×高さ24~28.9mm | 幅383×奥行き251×高さ15.5~19.9mm |
重量 | 2.40kg | 2.29kg | 2.15kg |
HP Pavilion Gaming 15のポイントは、CPUにSkylake世代のCore i7-6700HQを搭載している点と、外付けGPUにGeForce GTX 950Mを搭載している点です。
HP Pavilion 15は上記のスペックからもおわかりのとおりエントリー(初心者)向けの低価格モデルで、ゲームを楽しむには3D描画性能が足りません。またHP OMEN 15-5100は、HP Pavilion Gaming 15よりも高いゲーム性能を持っています。
ちなみに先日発表された「Star Wars Special Edition Notebook」は、外付けGPUとしてNVIDIA GeForce 940Mを搭載しています。これらの機種をゲーム性能順に並べると、以下の表のとおりです。
各モデルのゲーム性能の違い | ||
モデル | 対象 | 対象ゲーム |
---|---|---|
HP Pavilion 15 | ※非ゲームユーザー | ブラウザーゲーム、Windowsストアアプリなど |
Star Wars Special Edition Notebook | エントリー向け | 軽めの3Dゲーム |
HP Pavilion Gaming 15 | ミドルレンジ向け | ドラクエ10、PSO2など |
HP OMEN 15-5100 | ハイミドル向け | FF14、DDONなど |
HP Pavilion Gaming 15はゲーム用モデルですが、FF14をフルHD(1920×1080ドット) の最高画質で楽しめるほどのパワーはありません(GTX960M搭載のHP OMEN 15-5100でも厳しいレベル)。しかしFF14クラスのゲームよりも軽めの作品、たとえばドラクエ10やPSO2であれば、高画質&高解像度で楽しめます。特にドラクエ10はCPU性能がゲームの快適さに大きく影響するため、Skylake世代のCore i7-6700HQを搭載したHP Pavilion Gaming 15なら快適なプレーを見込めるでしょう。
ゲーム用PCならではの近未来的なデザイン
続いては、HP Pavilion Gaming 15の本体デザインについてです。
HP Pavilion Gaming 15の見た目はHP Pavilion 15にとても似ていますが、サイズや重量がわずかに異なります。また実際に両モデルを比べてみると、通気口の位置や空冷用のスリットの大きさなどが違うことがわかります。HP Pavilion Gaming 15はボディ成型用に使われる金型が一から作り直されており、冷却効果を高めるなどゲームプレー用に最適化されているのです。
キーボード周辺やパームレストは、だいぶ印象が変わります。トゥインクルブラックの本体カラーにハイブリッドグリーンをアクセントに使った、「いかにも」なゲーミングPC風のデザインです。
キーボードバックライトの色もグリーンで、さらにキートップの文字も光ります。「ゲーミングPCは光ってナンボ」(日本HP担当者談)とのことで、かなりインパクトのあるデザインです。
インターフェース類はそれほど多くはありませんが、ゲーム用ノートパソコンとしては必要十分な構成です。
実機レビューを掲載!
HP Pavilion Gaming 15の実機レビュー記事を公開しました。ベンチマーク結果や実際の使い勝手などをまとめていますので、ぜひご覧ください。
約11万円のお手頃なゲーミングノートPC
HP Pavilion Gaming 15シリーズには、ストレージに1TBのHDDを搭載した「スタンダードモデル」と、128GB M.2 SSD(SATA接続)+1TB HDDを搭載した「高速デュアルディスクモデル」が用意されています。スタンダードモデルは直販価格10万9800円(税別)で、ゲーム用ノートパソコンとしては比較的リーズナブルです。CPUにSkylake世代でパワフルなCore i7-6700HQを搭載していますので、普段の作業もストレスなくこなすことができます。ゲームも趣味もサクサク楽しみたい人におすすめのモデルです。
なおHP Pavilion Gaming 15シリーズは、日本HPの直販サイト「HP Directplus」限定販売のモデルです。詳細なスペックやオプション、または購入については、下記リンクより公式ページをご確認ください。
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- HP Pavilion Gaming 15 製品詳細 (HP Directplus)