Core i7-7500UとCore i5-7200U、Core i3-7100Uの性能や違いは?Kaby Lake-Uの主要CPUを比較 – こまめブログ

Core i7-7500UとCore i5-7200U、Core i3-7100Uの性能や違いは?Kaby Lake-Uの主要CPUを比較

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2016年の秋冬モデルから、CPUにKaby Lakeこと第7世代のCoreプロセッサーを搭載するノートパソコンが登場しました。2016年10月3日時点でリリースされているCPUは、ノートパソコン向けがCore i7-7500UとCore i5-7200U、Core i3-7100Uの3種類、2-in-1/タブレット向けがCore i7-7Y75とCore i5-7Y54、Core m3-7Y30の3種類です。

今回はこのなかからノートパソコンでよく使われるUシリーズについて、スペックや前世代との違いなどを解説します。

そもそも「Kaby Lake」ってなに? どう読むの?

まずはじめに、「Kaby Lake」について説明しましょう。読み方は「ケイビーレイク」もしくは「カビーレイク」とされていますが、ケイビーレイクと表記するメディアのほうがやや多いようです。Googleの翻訳ツールで音声を確認したところ、筆者には「ケビーレイク」と聞こえました。

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Kaby Lakeとは、インテルの「第7世代Coreプロセッサー」が正式発表される前に付けられていた開発コード(リリース前の仮の名前)です。正式名称は「インテル第7世代Coreプロセッサー」なのですが、数字ではどのような製品かイメージしづらいため、開発コードで呼ばれることがあります。

ちなみに、これまでのCPUは以下の開発コードで呼ばれていました。なおKaby Lake自体はCPUのアーキテクチャ(製造技術)を表わすものであり、XeonやPentium、CeleronといったインテルのほかのCPUで世代を指す場合にも使われます。

CPUに使われている開発コード
正式名称 開発コード 発表年 プロセスルール
Coreプロセッサー Nehalem 2008年 45nm
第2世代Coreプロセッサー Sandy Bridge 2011年1月 32nm
第3世代Coreプロセッサー Ivy Bridge 2012年4月 22nm
第4世代Coreプロセッサー Haswell 2013年6月 22nm
第5世代Coreプロセッサー Broadwell 2015年1月 14nm
第6世代Coreプロセッサー Skylake 2015年9月 14nm
第7世代Coreプロセッサー Kaby Lake 2016年8月 14nm+

Kaby LakeはSkylakeからなにが変わったのか?

前述の表のとおり、インテルのCPUは2年ごとに「プロセスルール(製造工程における回路の配線幅)」を変更してきました。まずはプロセスルールを小さくしてから、翌年には改良版をリリースする「チック・タック戦略」を続けてきたのです。

しかし回路の線が細くなればなるほど、CPUの製造は難しくなるもの。Broadwellのころからリリースが遅れるようになり、2016年になってついに10年間続けてきたこの戦略を軌道修正することになりました。当初の予定では10nmのCannon Lakeが投入されるはずだったのですが、「やっぱ2016年中にはムリ!」ということで、急きょKaby Lakeがリリースされることになったのです。

そのような事情もあり、Kaby Lakeは動作周波数が向上したSkylakeの改良版という位置づけです。CPUの命令自体に新たな機能は追加されておらず、グラフィックス性能も変わりません。インテルは4K動画の再生で新たな機能を加えたことをアピールしていますが、普通に使うぶんにはあまり変化はないでしょう。

とは言え、動作周波数が向上していますので、ある程度のパフォーマンスアップは見込めます。

第7世代Coreプロセッサーの改良点

  • 一般的な利用で12%の生産性向上
  • Web閲覧時のパフォーマンスが19%向上
  • 4K解像度でHEVC 10bitに対応
  • V9コーデックのデコードに対応
  • 動画再生支援機能の強化により4K動画視聴時のバッテリー性能が向上
  • Intel Speed Shift Technologyを改良

Kaby Lake-UはノートPC向けのCPU

2016年10月時点でインテルからリリースされているKaby Lake世代のCPUは、2種類のシリーズに分類されています。それぞれの違いは、以下の表のとおり。ノートパソコン向けの4コアCPUやデスクトップパソコン向けのCPUは、まだリリースされていません。

Kaby Lakeの分類(2016年10月時点)
シリーズ 対象 主なラインナップ
Kaby Lake-U スタンダード/モバイルノートPC Core i7-7500U、Core i5-7200U、Core i3-6700U
Kaby Lake-Y 2-in-1タブレット、小型PC Core i7-7Y75、Core i5-7Y54、Core m3-7Y30

SkylakeではCore MシリーズとしてCore m7/m5/m3がラインナップされていましたが、Kaby Lakeでは上位版がCore i7/i5に変わり、m3はそのままという構成です。Core m7よりもCore i7のほうがなんだか高性能っぽい、という理由かどうかはわかりませんが、おそらくマーケティング的な理由から名前を変更したのではないかと思います。

Core i3とCore i5、Core i7の違いは?

Core プロセッサーのなかでも「Core iシリーズ」では、Core i3/Core i5/Core i7の3種類が用意されています。それぞれの違いがわからない人もいるでしょう。細かな違いは省略しますが、「i」のあとに続く数字が大きいほど高性能であると覚えてください。

Core iシリーズの分類

  • Core i7 → 性能が高く、ハイエンド向けのパソコンに搭載されることが多い
  • Core i5 → 性能はやや高め。標準モデルでよく使われる
  • Core i3 → 価格が安い代わりに、性能がある程度抑えられている

i3やi5、i7のあとに続く数字は「プロセッサーナンバー」と呼ばれています。プロセッサーナンバーも基本的には数字が大きいほど高性能です。さらに末尾のアルファベットはシリーズ名やさらに細かな分類を表わします。

Core i3-7100U/Core i5-7200U/Core i7-7500Uの違いは?

ではCore i3とCore i5、Core i7では、どんな点が異なるのでしょうか。以下の表は、それぞれのCPUの主なスペックです。基本的にあまり違いはありませんが、CPUの計算性能に大きく影響する動作周波数が異なります。簡単に説明すると、Core i7、Core i5、Core i3の順で動作周波数が高いため、処理性能が変わると覚えておいてください。

Kaby Lake-Uの違い
名称 Core i3-7100U Core i5-7200U Core i7-7500U
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.4GHz 2.5GHz 2.7GHz
最大動作周波数 3.1GHz 3.5GHz
TDP 15W
キャッシュメモリー 3MB 4MB
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620

各項目の概要

  • コア数/スレッド数 → 計算処理を行なう回路とデータ経路の数。多いほど高性能
  • 動作周波数 → CPUの処理能力の速さを表わす
  • 最大動作周波数 → 一時的に高速化したときの周波数
  • TDP → 消費電力量を表わす指針。数値が低いほど省電力性に優れる
  • キャッシュメモリー → CPU用のメモリー。多いほど高性能
  • 内蔵グラフィックス → 画面の描画サポートする機能。内蔵GPUとも

それぞれの特徴を大まかにまとめると、以下のようになります。

Core i7とCore i5、Core i3それぞれの特徴(モバイルパソコン向けのUシリーズ)

  • Core i7は動作周波数が高くキャッシュメモリーが多いぶん性能が高い
  • Core i5はCore i7よりもやや性能が低い代わりに値段が安い
  • Core i3はさらに安いが処理能力や省電力性能が劣る。さらにターボブースト非対応

まだKaby Lake世代を使ったノートパソコンのベンチマーク結果が出揃っていないため、現時点ではどれだけの性能があるのかは不明です。そこでSkylake世代のCore i3-6100UとCore i5-6200U、Core i7-6500Uのベンチマーク結果をご覧いただきましょう。Kaby Lakeではスコアの値が変わるとは思いますが、Core i3/Core i5/Core i7の差としては同じようになるはずです。

Core i3-6100U、Core i5-6200U、Core i7-6500Uのベンチマーク結果

Core i3-6100U、Core i5-6200U、Core i7-6500Uのベンチマーク結果 ※参照元:PassMark CPU Benchmarks(以下同様)

数値的にはそれほどの違いがないように見えますが、実際に使ってみるとけっこう変わってきます。特に負荷の高い処理を行なったときほど差が現われやすく、Core i3では「少し遅いかな」と感じることもあるでしょう。

Skylake世代のCore iシリーズとの違いは?

インテルから新しいCPUが発表されるたびにどのくらい性能が変わっているのかという説明があるのですが、直前のCPUとの性能差についてはあまり説明されません。そこでここでは、Kaby Lake-UシリーズのCore i3/Core i5/Core i7について、前世代との違いを紹介します。

なお各CPUのベンチマーク結果が判明しだい、記事を更新します。

Core i7-7500Uと Core i7-6500Uの違い

corei7

Kaby Lake世代のCore i7-7500Uは、Skylake世代のCore i7-6500Uから動作周波数と内蔵グラフィックス機能が変わっただけです。グラフィックス機能についてもGPUコアは変わりませんので、3D描画性能自体は変わらないでしょう。

Core i7-7500UとCore i7-6500Uの主な違い
名称 Core i7-7500U(Kaby Lake) Core i7-6500U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.7GHz 2.5GHz
最大動作周波数 3.5GHz 3.1GHz
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
GPUコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1050MHz

とは言うものの、最大動作周波数が12%アップしていますので、そのぶんのパフォーマンスアップは期待できます。ただし体感的にすごく速くなったと感じるほどではないかもしれません。

Core i5-7200Uと Core i5-6200Uの違い

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Core i5-7200UとCore i5-6200Uの違いについても、Core i7と同様です。動作周波数は0.2GHz、最大動作周波数は0.3GHz上昇しグラフィックス機能の名称も変わりましたが、ほかに変更はありません。

Core i5-6200UとCore i5-5200Uの主な違い
名称 Core i5-6200U(Kaby Lake) Core i5-6200U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.5GHz 2.3GHz
最大動作周波数 3.1GHz 2.8GHz
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
グラフィックスコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1000MHz

しかし、ここで動作周波数に注目してください。Core i5-7200Uの動作周波数は、Core i7-6500Uとまったく同じです。ということは多少の誤差はあるにせよ、Kaby LakeのCore i5はSkylakeのCore i7とほぼ同等の性能を持っているのかもしれません。

実際のところはベンチマーク結果を確認しないとわかりませんが、Kaby LakeはSkylakeよりもコストパフォーマンスが高いと予想できるでしょう。

Core i3-7100Uと Core i3-6100Uの違い

corei3

Core i3-7100Uは、Core i3-6100Uから定格(通常時の)動作周波数が0.1GHzアップし、さらにグラフィックス機能の名前が変わりました。性能的には、ほぼ同等と言えるかもしれません。

Core i3-7100UとCore i3-6100Uの主な違い
名称 Core i3-7100U(Kaby Lake) Core i3-6100U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.4GHz 2.3GHz
最大動作周波数
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
グラフィックスコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1000MHz

前世代とあまり変わらないのであれば、わざわざ新モデルを買うよりも、型落ちして安くなったモデルを狙うという手もあります。しかし現在は2世代前のCore i3-5005Uを搭載したモデルがまだ市場に残っていますので、それらのモデルでCPUが変更されたタイミングを狙うといいかもしれません。

Kaby Lake世代のベンチマークを掲載予定

まだKaby Lake世代のCPUを搭載したモデルは市場に普及していないため、実際にどれだけの性能を持っているのかはわかりません。情報が公開されたり当サイトでベンチマークを行なった段階で、随時データをこの記事に追加する予定です。それまで、しばらくお待ちください。

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