Core i7-7500UとCore i5-7200U、Core i3-7100Uの性能や違いは?Kaby Lake-Uの主要CPUを比較

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Kabe Lake世代CPUの概要と性能を解説!

2017年5月時点では、ノートパソコンのCPUとして「Core i7-7500U」や「Core i5-7200U」、「Core i3-7100U」がよく使われています。今回はこれらの違いや性能、どれを選ぶべきかについて解説します。

Kaby Lakeとは?

現在インテルからリリースされている最新CPUは何種類もあるのですが、それらをひっくるめて「第7世代Coreプロセッサー」と呼びます。その一方で、同じCPU群を「Kaby Lake」と呼ぶこともあります。

Kaby Lakeとは、第7世代Coreプロセッサーが正式発表される前に付けられていた開発コード(リリース前の仮の名前)です。「第7世代」や「第4世代」ではわかりづらいため、CPUは開発コードで呼ばれることがあります。

■これまでに発表されたCoreシリーズ

正式名称 開発コード 発表年 プロセスルール
Coreプロセッサー Nehalem 2008年 45nm
第2世代Coreプロセッサー Sandy Bridge 2011年1月 32nm
第3世代Coreプロセッサー Ivy Bridge 2012年4月 22nm
第4世代Coreプロセッサー Haswell 2013年6月 22nm
第5世代Coreプロセッサー Broadwell 2015年1月 14nm
第6世代Coreプロセッサー Skylake 2015年9月 14nm
第7世代Coreプロセッサー Kaby Lake 2016年8月 14nm+

ちなみにKaby Lakeの読み方は「ケイビーレイク」もしくは「カビーレイク」とされていますが、ケイビーレイクと表記するメディアのほうがやや多いようです。Googleの翻訳ツールで音声を確認したところ、筆者には「ケビーレイク」と聞こえました。

Kaby LakeとSkylakeの違い

最新世代のCPUはKaby Lakeですが、その前の世代は「Skylake(スカイレイク)」と呼ばれていました。Kaby LakeはSkylakeの改良版で性能はやや向上しているものの、両者に大きな違いはありません

Kaby Lake世代のCPUの改良点

  • 一般的な利用で12%の生産性向上
  • Web閲覧時のパフォーマンスが19%向上
  • 4K解像度でHEVC 10bitに対応
  • V9コーデックのデコードに対応
  • 4K動画視聴時のバッテリー性能が向上
  • Intel Speed Shift Technologyを改良

インテルは2016年まで、1年ごとにCPUを改良する「チック・タック戦略」を続けてきました。まずはCPUのプロセスルール(製造工程における回路の配線幅)を小さくしてから、翌年に性能を大きく向上させる、というものです。

しかし回路が細くなればなるほど、CPUの製造は難しくなるもの。当初の予定では2016年中にプロセスルールが10nmの「Cannon Lake」が投入されるはずだったのですが、「やっぱはムリ!」ということで、急きょKaby Lakeがリリースされることになったのです。

そのため、Kaby Lake世代のCPUは新機能が加えられたわけではなく、前世代と比べて性能が大きく向上しているわけでもありません。筆者が検証した結果では、数%~10%ほどベンチマークの結果がよくなった程度です。

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「Uシリーズ」はノートPC向け

Kaby Lake世代のCPUは、6種類のシリーズに分類されています(2017年2月時点)。それぞれの違いは、以下の表のとおり。最新モデルでよく使われるCore i7-7500UやCore i5-7200U、Core i3-7100Uは末尾に「U」の文字が付いていることからわかるように、「Uシリーズ」に含まれています。

■Kaby Lakeシリーズの分類

シリーズ 対象 主なラインナップ
Kaby Lake-U ノートPC Core i7-7500U、Core i5-7200U、Core i3-7100U
Kaby Lake-Y 2-in-1タブレット、小型PC Core i7-7Y75、Core i5-7Y54、Core m3-7Y30
Kaby Lake-H 高性能ノートPC、ゲーミングノートPC Core i7-7700HQ、Core i5-7300HQ、Core i7-7820HK
Kaby Lake-S デスクトップPC Core i7-7700、Core i5-7400、Core i3-7100
Celeron、Pentium 格安PC Celeron 3865U、Pentium 4415U、Celeron G3930、Pentium G4600
Xeon サーバー Xeon E3-1505M、Xeon E3-1535M

Core i3とCore i5、Core i7の違いは?

Core プロセッサーのなかでも「Core iシリーズ」では、Core i3/Core i5/Core i7の3種類が用意されています。それぞれの違いがわからない人もいるでしょう。細かな違いは省略しますが、「i」のあとに続く数字が大きいほど高性能であると覚えてください。

Core iシリーズの分類

  • Core i7 → 高性能モデル向け
  • Core i5 → 標準モデル向け
  • Core i3 → 低価格モデル向け

i3やi5、i7のあとに続く数字は「プロセッサーナンバー」と呼ばれています。プロセッサーナンバーも基本的には数字が大きいほど高性能です。

ではCore i3とCore i5、Core i7では、どんな点が異なるのでしょうか。以下の表は、それぞれのCPUの主なスペックです。基本的にあまり違いはありませんが、CPUの計算性能に大きく影響する動作周波数が異なります。

■Kaby Lake Uシリーズの違い

名称 Core i3-7100U Core i5-7200U Core i7-7500U
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.4GHz 2.5GHz 2.7GHz
最大動作周波数 3.1GHz 3.5GHz
TDP 15W
キャッシュメモリー 3MB 4MB
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620

特にCore i3は一時的に性能を強化する「ターボブースト」に対応していないため、Core i5やCore i7とは性能面で大きな差があります。またCore i7はキャッシュメモリーが大きいので、Core i5やCore i3よりも高速な処理が可能です。

各CPUの実際の性能差については、以下のグラフをご覧ください。これは、当サイトで計測したベンチマークテストの結果です。Core i7とCore i5では確かにCore i7のほうが優秀ですが、それほど大きな違いはありません。その一方で、Core i5とCore i3とでは性能が大きく変わることがわかります。

■「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

CPU 「CPU」スコア
Core i7-7500U
331
Core i5-7200U
312
Core i3-7100U
233

■「PassMark PerformanceTest 9.0」ベンチマーク結果

CPU 「CPU Mark」スコア
Core i7-7500U
5639
Core i5-7200U
4877
Core i3-7100U
3795

CPU性能についてはCore i7-7500Uがもっとも高く、Core i5-7200U→Core i3-7100Uと続く結果になりました。高性能なノートパソコンを検討しているなら、Core i7-7500UかCore i5-7200Uがおすすめです。

Core i7-7500Uのベンチマーク結果

corei7

Kaby Lake世代のCore i7-7500Uは、Skylake世代のCore i7-6500Uから動作周波数と内蔵グラフィックス機能が変わっただけです。グラフィックス機能についてもGPUコアは変わりませんので、3D描画性能自体はあまり変わらないでしょう。

■Core i7-7500UとCore i7-6500Uの違い

名称 Core i7-7500U(Kaby Lake) Core i7-6500U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.7GHz 2.5GHz
最大動作周波数 3.5GHz 3.1GHz
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
GPUコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1050MHz

筆者が計測したCore i7-7500UとCore i7-6500Uのベンチマーク結果を比べてみたところ、CINEBENCH R15でプラス10.7%、PassMarkでプラス約10.5%スコアが向上しています。Kaby Lakeは生産性が12%向上するとインテルは説明していますが、確かに近い数値になりました。

■「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

CPU 「CPU」スコア
Core i7-7500U
331
Core i7-6500U
299

■「PassMark PerformanceTest 8.0」ベンチマーク結果

CPU 「CPU Mark」スコア
Core i7-7500U
5241
Core i7-6500U
4741

■Core i7-7500U搭載機種のレビュー

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Core i5-7200Uのベンチマーク結果

corei5

Core i5-7200UとCore i5-6200Uの違いについても、Core i7と同様です。動作周波数は0.2GHz、最大動作周波数は0.3GHz上昇しグラフィックス機能の名称も変わりましたが、ほかに変更はありません。

■Core i5-7200UとCore i5-6200Uの違い

名称 Core i5-6200U(Kaby Lake) Core i5-6200U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.5GHz 2.3GHz
最大動作周波数 3.1GHz 2.8GHz
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
グラフィックスコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1000MHz

筆者が計測したCore i5-7200UとCore i5-6200Uのベンチマーク結果を比べてみたところ、CINEBENCH R15で10.2%、とPassMarkで9.3%程度の違いでした。このくらいの差だと、違いは体感できるほどではないかもしれません。

■「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

CPU 「CPU」スコア
Core i5-7200U
312
Core i5-6200U
283

■「PassMark PerformanceTest 8.0」ベンチマーク結果

CPU 「CPU Mark」スコア
Core i7-7500U
4658
Core i7-6500U
4259

■Core i5-7200U搭載機種のレビュー

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Core i3-7100Uのベンチマーク結果

corei3

Core i3-7100Uは、Core i3-6100Uから定格(通常時の)動作周波数が0.1GHzアップし、さらにグラフィックス機能の名前が変わりました。性能的には、ほぼ同等と言えるかもしれません。

■Kaby Lakeシリーズの分類

名称 Core i3-7100U(Kaby Lake) Core i3-6100U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.4GHz 2.3GHz
最大動作周波数
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
グラフィックスコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1000MHz

計測データでは、Core i3-7100UよりもCore i3-6100Uのほうが優れています。これはおそらく、計測に使ったノートパソコンの個体差によるものでしょう。今後検証台数が増えれば、データも変わってくるはずです。しかしながら、この結果からCore i3-7100UはCore i3とほぼ変わらないという結論を導き出せます。

■「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

CPU 「CPU」スコア
Core i3-7100U
233
Core i3-6100U
248

■「PassMark PerformanceTest 8.0」ベンチマーク結果

CPU 「CPU Mark」スコア
Core i3-7100U
3590
Core i3-6100U
3594

■Core i3-7100U搭載機種のレビュー

※準備中

基本はCore i5でOK。性能を求めるならCore i7

ということで、今回はKaby Lake世代のCore i7-7500U、Core i5-7200U、Core i3-7100Uにいついて解説しました。ノートパソコンを選ぶ場合、基本的にはCore i5-7200U搭載モデルを選ぶといいでしょう。少しでも性能が高いほうがいいならCore i7-7500Uを選ぶのもアリです。Core i3-7100Uは低価格パソコン向けですので、予算を抑えたい方におすすめします。

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