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レノボideapad 310S登場! Apollo Lake搭載で3万円台の11.6型格安ノートPC

格安PCウオッチャー(自称)のこまめブログ管理人(@littlebeansinfo)です。

 

本日2016年10月28日に、レノボ・ジャパンより11.6型ノートパソコン「ideapad 310S」が発売されました。主なスペックはCPUがCeleron N3350(1.10GHz)で、メモリー容量は4GB、ストレージは500GBのHDDの構成です。

 

ideapad 310Sの簡易スペック
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Celeron N3350(1.10GHz)
メモリー DDR3L 4GB
グラフィックス Intel HD Graphics 500
ストレージ 500GB HDD(5400回転/分)
ディスプレイ 11.6型、1,366×768ドット、光沢なし
主なインタフェース USB3.0×1、USB2.0×2、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 6.5時間
本体サイズ/重量 幅295×奥行き205×高さ20.4mm/1.3kg

 

通常価格は5万6700円ですが、レノボ・ジャパンの直販サイトでは発売当日から37%オフの3万5721円で販売されています。しかもこの価格は、送料無料で税込み。かなりの激安価格と言っていいでしょう。

 

HP Stream 11やInspiron 11との違いは?

現在11.6型の格安ノートPCとしては、日本HPからHP Stream 11-r000が、デルからInspiron 11 3000シリーズが発売されています。

 

日本HPの「HP Stream 11」

 

Inspiron 11 3000シリーズ

デルのInspiron 11 3000シリーズ

 

今回発売されたレノボ・ジャパンのideapad 310Sも、同じ11.6型の格安ノートPCです。それぞれのスペックの違いは、以下の表のとおり。

 

11.6型格安ノートPCのスペック比較
ideapad 310S HP Stream 11-r000 Inspiron 11 3000シリーズ エントリーモデル
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Celeron N3350(1.10GHz) Celeron N3050(1.60GHz)
メモリー DDR3L 4GB DDR3L 2/4GB
グラフィックス Intel HD Graphics 500 Intel HD Graphics
ストレージ 500GB HDD(5400回転/分) 32GB eMMC
光学ドライブ なし
ディスプレイ 11.6型、1,366×768ドット、光沢なし
無線通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0
Webカメラ 30万画素 VGA 30万画素 720p(92万画素)
メモリーカード SD/SDHC/SDXC microSD/SDHC/SDXC
主なインタフェース USB3.0×1、USB2.0×2、HDMI、有線LAN USB3.0×1、USB2.0×1、HDMI
バッテリ駆動時間 6.5時間 10時間45分 最大10時間
本体サイズ 幅295×奥行き205×高さ20.4mm 幅300×奥行き205×高さ18.5mm 幅292×奥行き196×高さ18.45~19.88mm
重量 1.3kg 1.13kg 1.18kg
実売価格 3万5721円 2万9916円(2GB)/3万7584円(4GB) 3万0801円(2GB)/3万5980円(4GB) ※アマゾンでの販売価格

 

上記のスペック比較から、ideapad 310Sの特徴として以下の点が挙げられます。

 

ideapad 310Sの主な特徴

  • Apollo Lake世代のCeleron N3350を搭載
  • メモリー容量が標準で4GB
  • ストレージが500GB HDD
  • 有線LANに対応
  • 対応メモリーカードはSDサイズ
  • USB端子の数が多い
  • 重い

 

Apollo Lake世代のCeleron N3350とは?

ideapad 310Sには、2016年9月にリリースされた最新のCeleron N3350が使われています。Celeron N3050/N3060と同じ2コア/2スレッドで動作するCPU(SoC)ですが、アーキテクチャ(CPUの基本構造)がAirmontからGoldmontに変更されました。

 

Celeron N3060/Celeron N3050/Celeron N2840の違い
CPU名 Celeron N3350 Celeron N3060 Celeron N3050
開発コード Apollo Lake Braswell
コア数/スレッド数 2/2
動作周波数 1.10GHz 1.6GHz
バースト周波数 2.40GHz 2.48GHz 2.16GHz
キャッシュメモリー 2MB(L2)
TDP 6W
グラフィックス Intel HD Graphics 500 Intel HD Graphics 400 Intel HD Graphics(第8世代)
グラフィックス動作周波数 200MHz 320MHz
グラフィックス最大動作周波数 650MHz 600MHz
実行ユニット数 12

 

アーキテクチャが刷新されたことからパフォーマンス面の向上を期待できそうですが、Braswell世代よりも動作周波数が低く抑えられているため、実際のところはまだ不明です。ひょっとすると、性能面ではCeleron N3060よりも劣るかもしれません。

 

ただしクロックが低いということはそのぶん消費電力や発熱が抑えられるので、省電力性能については向上している可能性があります。パフォーマンスよりも、価格や省電力性能にアドバンテージがあると考えたほうがいいでしょう。

500GB HDDは遅いけど容量不足の心配がない

HP Stream 11-r000とInspiron 11 3000シリーズ(エントリーモデル)ではストレージに32GB eMMCが使われていますが、それに対してideapad 310Sは500GB HDDを採用しています。

 

eMMCはWindows 10の快適さに大きく影響するランダムアクセスに優れているため、システムやアプリの起動が速く、パソコンを快適に使える点がポイント。さらに振動や衝撃による破損も少ない点がメリットです。

 

しかし32GBの容量は、正直なところかなり少なく感じます。まったく使えないというわけではありませんが、使いこなすにはそれなりに工夫が必要となるのです。

 

HP Stream 11の容量

32GB eMMCでは容量が少なく、ちょっと大きなアップデートがあると、いつのまにか空き容量が少なくなっていることがあります

 

Windows 10 Anniversary Update適用後のストレージの空き容量

Windows 10 Anniversary Update適用後のストレージの空き容量

 

しかし容量が500GBのHDDなら、容量不足で困ることはそれほど頻繁にはないはず。スマホで撮影した写真や動画の保存にも利用できるでしょう。そのぶんWindows 10の操作感はeMMCよりも劣りますが、ソフトをインストールしたり写真を貯め込みたりしたいなら、容量の大きい方が有利です。

使いやすいインターフェース構成

ideapad 310Sには、USB端子が合計3ポート用意されています。ほかの格安モデルよりも1ポート多いのですが、実際のところHP Stream 11やInspiron 11 3000シリーズを使っていてUSB端子が足りなくて困ることはありませんでした。それでもUSB端子が多いほうが安心という方はいるでしょう。

 

個人的には1000BASE-T(最大通信速度1000Mbps)対応の有線LANに対応している点がポイントだと思っています。無線は確かに便利なのですが、通信速度の面ではまだまだ有線のほうが有利。ちょっと重いアップデートが来たり、大容量のファイルをアップロード/ダウンロードするときでも、有線が使えると作業が早く終わります。

 

あと個人的には、メモリーカードがSDカードサイズなのがうれしいですね。microSDカードでも問題はないのですが、扱いやすいのはSDサイズかなと思っていますので。

重量1.3kgは重い

ideapad 310Sの重さは1.3kgとのことですが、11.6型としてはかなり重い印象を受けます。持ち歩けない重さではありませんが、持ち運びやすいわけでもありませんよね。ほかの11.6型格安モデルよりも厚みがある点も気になります。

快適さよりも、これまでどおりの安心感を求める人に

ということで、今回はレノボ・ジャパンから発売されたideapad 310Sについて解説しました。まだ実際に触れていないので詳細は不明ですが、モバイル性能の面ではHP Stream 11やInspiron 11 3000のほうが勝っているのではないかなというのが、正直な感想です。

 

しかしあまりパソコンに詳しくない人にとっては、いままでどおりに使えるという点でメリットがあるかもしれません。容量を確保するためにファイルやソフトを削除したり、クラウドストレージを使ったり、メモリーカードをドライブ化するなどの必要はないわけです。その点では使いやすいと言えるでしょう。

 

なおideapad 310Sはレノボ・ジャパンの直販サイトで購入可能です。支払い方法や納期などについては、商品ページからご確認ください。

HP Stream 11-r000やInspiron 11 3000シリーズについては、以下のレビュー記事で詳しく紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

記事を書いた人
こまめブログ

元雑誌・書籍編集者からPC系フリーライターを経て、レビューブロガーとして活動しているオジサンです。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月。安いガジェットやPCをよく買いあさっています

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