【プリンター2015】EP-808Aと旧モデルの違いを比較!新モデルはなにが変わったのか?

EP-808A

エプソンから、個人向けインクジェット複合機「カラリオ(Colorio)」シリーズの新モデルとして、EP-808Aが発表されました。直販サイト「エプソンダイレクト」での販売価格は3万980円(税別)で、発売日は9月10日を予定しています。2014年に発売された「EP-807A」や2013年発売の「EP-806A」から続く売れ筋モデルがどのような進化を遂げたのか、旧モデルとの違いを交えながら新モデルの特徴をレビューします。

2015年9月1日に行なわれた、カラリオシリーズ発表会に参加してきました

2015年9月1日に行なわれたカラリオシリーズ発表会の内容を交えながら解説します

EP-808Aのスペックを確認。ハード的には4年間変わりなし!

まずは新モデルのEP-808Aと、2014年発売モデルEP-807Aのスペックを比較しましょう。両モデルの主な仕様は、以下の表のとおりです。表を見るとおわかりのように、本体サイズや基本機能はほとんど変わっていません。ハードウェア的には、マイナーチェンジモデルであると言えます。

EP-978A3とEP977A3の主なスペック
EP-808A EP-807A
商品名 EP-808A EP-807A
発売日 2015年9月10日 2014年9月18日
店頭予想価格 3万円台前半 3万円前後
参考価格(税別) 3万980円(直販価格) 2万9980円
液晶サイズ 4.3型
印刷解像度 5760×1440dpi
ノズル 非公開 1080
インクシステム 6色染料独立(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ)
インク滴 1.5pl
両面印刷 対応
最大用紙サイズ A4
給紙トレイ 前面:上段/下段、背面:手差し
給紙容量(A4用紙) 前面:最大100枚/背面:1枚
レーベルプリント 対応
USB端子 2(PC接続/ダイレクトプリント用)
有線LAN 10BASE-T/100BASE-TX
無線LAN IEEE802.11b/g/n
メモリーカードスロット CF/SD/SDHC/MS Duo/MS PRO Duo
赤外線通信 対応
Wi-Fi Direct 対応
NFC 対応 非対応
ファックス 非搭載
ADF 非搭載
消費電力 17W 20W
幅390×奥行き341×高さ141mm
重量 6.9kg
印刷速度(A4写真印刷) 約1分01秒
印刷速度(L判写真印刷) 13秒 14秒
印刷コスト(L判カラー) 約19.9円(80L番インク)/25.5円(80番インク)
印刷コスト(A4モノクロ)
対応インク IC80/80L

上位モデルのEP-978A3と同じく、EP-808AはNFC機能に対応し、消費電力が20Wから17Wに変更された点が違いです。また旧モデルでは公開されていたノズル数が非公開となったほか、価格が1000円程度値上がりしています。

参考までに、2012~2015年にリリースされたEP-80xAシリーズのスペックをまとめてみました。液晶ディスプレイのサイズや重さ、印刷コストなどがわずかに変わっていますが、ハードウェア的には4年間ほぼ変化がないことがわかります。

EP-800シリーズのスペック
商品名 EP-808A EP-807A EP-806A EP-805A
発売日 2015年9月10日 2014年9月18日 2013年9月19日 2012年9月20日
液晶サイズ 4.3型 3.5型
印刷解像度 5760×1440dpi
ノズル 1080
インクシステム 6色染料独立(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ)
インク滴 1.5pl
両面印刷 対応
最大用紙サイズ A4
給紙トレイ 前面:上段/下段、背面:手差し
給紙容量(A4用紙) 前面:最大100枚/背面:1枚
レーベルプリント 対応
USB端子 2(PC接続/ダイレクトプリント用)
有線LAN 10BASE-T/100BASE-TX
無線LAN IEEE802.11b/g/n
メモリーカードスロット CF/SD/SDHC/MS Duo/MS PRO Duo
赤外線通信 対応
Wi-Fi Direct 対応
NFC 対応 非対応
ファックス 非搭載
ADF 非搭載
消費電力 17W 20W
幅390×奥行き341×高さ141mm
重量 6.9kg 6.8kg 7.3kg
印刷速度(A4写真印刷) 約1分01秒 約1分3秒
印刷速度(L判写真印刷) 13秒 14秒 上トレイ:15秒/下トレイ:14秒
印刷コスト(L判カラー) 約19.9円(80L番インク)/25.5円(80番インク) 約20.8円(70L番インク)/26.7円(70番インク)
印刷コスト(A4モノクロ)
対応インク IC80L/80 IC70L/70

また2014年9月には全部で9種類のモデルが発表されましたが、2015年は4種類しか発表されませんでした。EP-707Aなどは継続販売されていますが、ファックス機能付きのEP-907Aはラインナップから消えています。ここしばらく、カラリオシリーズはハードウェア的な停滞が続いているような印象を受けます。

2014年モデルの一部が継続販売されているものの、EP-907AやEP-777Aなどの機種はラインナップから消えました

2014年モデルの一部が継続販売されているものの、EP-907AやEP-777Aなどの機種はラインナップから消えました

4年前の時点でほぼ完成形だったという見方もできますが、ここまで同じモデルが続くのは少々残念です。ただプリンターは4~5年ごとに買い換えるケースが多いことから、現世代の小型タイプは買い替えサイクルが一巡するまで続くのかもしれません。だとすると、来年か再来年に新世代のモデルが登場するとも考えられます(ちなみに前世代はEP-801~804Aの4年間)。

※余談ですが、EP-801Aはどんな形だったか確認するために検索したところ、7年前に書いた自分の原稿が出てきました。プリンターや複合機をウオッチし続けて、けっこう長い年月がたっているかもしれません。

EP-808AのNFC機能や基本機能をチェック

ここからは、EP-808Aの主な特徴を紹介しましょう。と言っても前モデルのEP-807Aとほとんど変わりはありませんので、新機能を解説したつぎの章まで読み飛ばしてもOKです。

かざすだけで写真や文書のプリントが可能に

EP-808Aのもっとも大きなポイントは、NFC機能に対応した点です。スマートフォン/タブレット向けのアプリ「Epson iPrint」を利用中に操作パネル右側にあるNFCポートに端末をかざすと、写真や文書を手間なく印刷することができます。

操作パネルの右側にNFCポートが搭載されました

操作パネルの右側にNFCポートが搭載されました

インクは従来モデルと同じ80番

インクカートリッジには、EP-807Aから採用された「80番」こと「IC80L/80」を利用します。昨年新インクに変わったばかりなので、ここはそのまま継続といったところでしょう。ただし70番インクのリリースから2年後に80番インクが登場したことから、来年もしくは再来年には90番インクが出てくるかもしれません。そう考えると、前述の4年間1サイクルで来年には本体がフルモデルチェンジするかもしれないという説は、なんだか説得力があるように思えてきました。

EP-808A用のセットアップカートリッジ。モノ自体は80番インク相当です

EP-808A用のセットアップカートリッジ。モノ自体は80番インク相当です

カラーバリエーションは3種類

EP-808Aにはカラーバリエーションとして、レッドとホワイト、ブラックの3種類が用意されています。種類としてはEP-807Aと同じで、本体デザイン的にも変わりはありません。強いてあげるとするなら、NFCのロゴが追加された点と、Wi-Fiアライアンス(Wi-Fi製品の認証団体)のロゴが正面からなくなっている点ぐらいです。

レッドモデルのEP-808AR

レッドモデルのEP-808AR

ホワイトモデルのEP-808AW

ホワイトモデルのEP-808AW

ブラックモデルのEP-808AB

ブラックモデルのEP-808AB

豊富なインターフェースを用意

EP-808AはインターフェースとしてUSBメモリー接続用のUSB2.0端子と、CF/SD/SDHC/MS Duo/MS PRO Duo対応のメモリーカードスロット、PC接続用のUSB2.0端子を用意しています。通信機能は有線LANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、赤外線通信の構成です。キヤノンやブラザーの製品に比べて、インターフェースの種類が多い点が魅力と言えるでしょう。また自動的に開閉する排紙トレイや、電源オン時に操作パネルのチルト角度が以前の状態に戻る機能なども搭載されています。

インターフェース類は本体左側に用意されています

インターフェース類は本体左側に用意されています

操作パネルの角度を変えた状態で電源をオフにすると自動的に閉まり、次回の電源オン時に以前の状態に戻ります

操作パネルの角度を変えた状態で電源をオフにすると自動的に閉まり、次回の電源オン時に以前の状態に戻ります

液晶ディスプレイの仕様も変更

液晶ディスプレイのサイズはそのままですが、表示内容が変更されたとともに、一部の機能がパワーアップしています。特に注目したいのは、パソコンなしで写真を加工する「作品印刷」が利用できるようになり、ホーム画面にアイコンが追加された点です。旧モデルでは対応していませんでしたので、この点についてはパワーアップしていると言えます。

EP-808Aでは、パソコンなしで写真を加工できる「作品印刷」を利用できるようになりました

EP-808Aでは、パソコンなしで写真を加工できる「作品印刷」を利用できるようになりました

ただし上位モデルと同じというわけではなく、使える機能に制限があります

ただし上位モデルと同じというわけではなく、使える機能に制限があります

液晶ディスプレイの機能や操作性も改善されました

上位モデルと同じく、液晶ディスプレイの機能や操作性も改善されました

アクセスポイント経由の接続や、WiFiダイレクト経由の接続状況をひと目で確認できます

さらに液晶ディスプレイから無線の接続状況をひと目で確認できるようになっています

オートファイン!EXの改善で写真や文書がより高画質に

EP-808Aを始めとする新モデルでは、写真補正技術「オートファイン!EX」がパワーアップしました。具体的な変更点としては、写真の影がより明るく鮮明にプリントできるようになった点が挙げられます。そのほかテキストがより鮮明に印刷される3つのモードも追加されました。

暗い部分のみ明度を上げることで、影に隠れた部分でもハッキリとわかるようになります

暗部の明度を上げることで、影に隠れた部分でもハッキリとわかるようになります

新たに追加された3つのモードにより、従来よりもテキスト文書をより美しく印刷できるようになります

新たに追加された3つのモードにより、従来よりもテキスト文書をより美しく印刷できるようになりました

スマートフォン向けのアプリ類がパワーアップ

ソフトウェア面では、iOS/Android向けのアプリが強化され、さまざまな機能を利用できるようになりました。主なパワーアップポイントは以下のとおりです。

アプリの機能や操作性も改善されました

アプリの機能や操作性も改善されました

iOS/Android向けアプリの強化点

(Epson iPrint)

  • 新インターフェース採用でより感覚的に操作できるように
  • 割付印刷対応で、1枚の用紙に複数の写真を印刷できる
  • オートファイン!EXの画像補正機能を利用可能

(Epson 3Dフレーム Print!)

  • 強調したい部分を大まかに選択することで、境界線が自動認識されるように

(スマホでカラリオ年賀2016)

  • 宛名面の作成機能を搭載
  • 住所録のインポート機能に対応

なお前述のハードウェア的な新機能やアプリ改善点の詳細については、上位モデルEP-978A3の記事でご確認いただけます。
関連記事

NFC対応&写真印刷の高画質化で1000円値上げならお得!?

以上のようにEP-808Aは旧モデルEP-807Aからスペック的にはあまり変わりませんが、NFCに対応して印刷がより手軽になったと同時に、写真や文書をより鮮明にプリントできるようになりました。価格は1000円程度値上がりしていますが、パワーアップした点を考慮すれば十分納得できる範囲だと思います。

ただ前述のように、来年にはモデルチェンジする可能性があることを考えると、もう少し待ってみるのも手かもしれません。あるいは型落ちした旧モデルを安く購入し、2年後に買い換えるという手もあります。現在(2015年9月2日時点)ではアマゾンで実売価格が1万2430円(税込み&送料込み)で販売されていますから、だいぶお得だと言えるでしょう。

追記
本文中で製品名の「EP-978A3」を「EP-987A3」と表記している箇所がございました。お詫びして訂正いたします。

2015年10月27日追記
EP-808Aシリーズを対象としたキャッシュバックキャンペーンが開始されました。購入を検討されている方はこちらの記事もどうぞ!

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