【プリンター2015】EP-978A3はどこが変わったのか?旧モデルEP-977A3と比較!

EP-978A3

エプソンから家庭向けインクジェット複合機「カラリオ」シリーズの新製品として、A3用紙に対応する「EP-978A3」が発表されました。直販サイト「エプソンダイレクトショップ」の販売価格は3万5980円(税別)、発売は9月10日を予定しています。新モデルは2014年発売の旧モデル「EP-977A3」と比べてなにが変わっているのか、新機種発表会の内容や展示機のレビューを交えながら両モデルの違いを解説します。

2015年9月1日に行なわれた、カラリオシリーズ発表会に参加してきました

2015年9月1日に行なわれた、カラリオシリーズ発表会に参加してきました ※見やすいように画像を加工しています

EP-978A3とEP-977A3のスペックを比較

まずは新旧モデルの仕様を確認してみましょう。主なスペックは、以下の表のとおりです。昨年のモデルと比べて、基本機能はほとんど変わっていません。

EP-978A3とEP977A3の主なスペック
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商品名 EP-977A3 EP-978A3
発売日 2014年9月18日 2015年9月10日
店頭予想価格 3万円台中盤
参考価格 3万4980円 3万5980円(直販価格)
液晶サイズ 4.3型
印刷解像度 5760×1440dpi
ノズル 1080 非公開
インクシステム 6色染料独立(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ)
インク滴 1.5pl
両面印刷 対応
最大用紙サイズ A3
給紙トレイ 前面:上段/下段、背面:手差し
給紙容量(A4用紙) 前面:最大100枚/背面:1枚
レーベルプリント 対応
USB端子 2(PC接続/ダイレクトプリント用)
有線LAN 10BASE-T/100BASE-TX
無線LAN IEEE802.11b/g/n
メモリーカードスロット CF/SD/SDHC/MS Duo/MS PRO Duo
赤外線通信 対応
Wi-Fi Direct 対応
NFC 非対応 対応
ファックス 非搭載
ADF 非搭載
消費電力 20W 17W
幅479×奥行き356×高さ148mm
重量 8.7kg
印刷速度(A4写真印刷) 約1分55秒(A3写真印刷)
印刷速度(L判写真印刷) 13秒
印刷コスト(L判カラー) 約19.9円(80L番インク)/25.5円(80番インク)
印刷コスト(A4モノクロ)
対応インク IC80/80L

上記の表からわかる新モデルの変更点は、NFCに対応した点と消費電力がわずかに下がった点の2点です。あとは仕様と直接関係ありませんが、ノズル数が非公開になった点と、参考価格が1000円値上げした点が挙げられます。

NFC機能に対応!

新しく追加されたNFC機能では、NFC対応のスマートフォンやタブレットを操作パネル右側のNFCポートにかざすことで、写真や文書を手軽にプリントできるようになりました。NFC機能はすでにキヤノンやブラザー製のモデルで対応していましたが、カラリオシリーズでは2015年秋モデルが初となります。

操作パネルの右側に、NFCポートが搭載されました

操作パネルの右側に、NFCポートが搭載されました

なおNFCを利用したプリントには、エプソン製のiOS/Android向けアプリ「Epson iPrint」が必要です。

インクは従来モデルと同じ「IC80/80L」を使用

インクカートリッジについては、EP-977A3と同じIC80/80L、いわゆる「80番」を利用します。インクは昨年変更されたばかりですので、今年のモデルではそのまま継続利用になったと予想されます。ただし2012~2013年モデルで使われていたIC70/70Lがリリースされてから2年でIC80/80Lが登場しましたので、来年のモデルでインクが変わる可能性はあるでしょう。

EP-978A3のセットアップカートリッジ。製品はIC80/80L相当です

EP-978A3のセットアップカートリッジ。中身はIC80/80L相当です

A3対応、インターフェース類も変わらず

そのほかの機能についても、前モデルであるEP-977A3から変わっていません。最大用紙サイズはA3で、背面の手差しトレイから1枚ずつ印刷可能。対応メディアはCF/SD/SDHC/MS Duo/MS PRO Duoで、インターフェースとしてはUSB2.0端子×2(PC接続用とダイレクトプリント用)、通信機能は携帯電話と通信可能な赤外線ポートとIEEE802.11b/g/nの無線LAN、100BASE-TX対応の有線LANに対応しています。

背面の手差しトレイからA3用紙を1枚ずつ印刷できます

背面の手差しトレイからA3用紙を1枚ずつ印刷できます

各種メモリーカードとUSBメモリー、赤外線通信に対応しています。対応メディアの種類は、キヤノンやブラザーの製品よりも豊富です

各種メモリーカードとUSBメモリー、赤外線通信に対応しています。対応メディアの種類は、キヤノンやブラザーの製品よりも豊富です

また排紙トレイや操作パネルの自動開閉機能にも、引き続き対応しています。スペック面で見ると、総合的にはマイナーチェンジモデルといったところです。

スペック表には表われない新旧モデルの違い

ここからは、スペック表からではわからない違いについて紹介しましょう。実は細かい部分がいろいろ変わっているのですが、ここでは主なポイントについて取り上げています。

本体デザインが変更

本体のサイズはまったく変わっていませんが、フロントパネルのデザインが変わっています。前モデルにあった太いの横のラインがなくなり、見た目がスッキリしました。

EP-978A3の前面

EP-978A3の前面

旧モデルEP-977A3の前面

旧モデルEP-977A3の前面

液晶ディスプレイがより便利に使えるように

液晶ディスプレイのサイズも変わっていませんが、アイコンの種類や配置が変更されています。パソコンを使わずに写真を加工できる「作品印刷」が常時表示になったのが大きな特徴です(以前は「スキャン」が表示されていました)。また一部の機能についても、アイコンの機能名が変わっています。

「作品印刷」が常時表示されるようになったホーム画面

「作品印刷」が常時表示されるようになったホーム画面

また写真を液晶画面全体に表示したり、Exif情報を表示できるようになったほか、写真のサムネイル個数を切り替えられるようになっています。

液晶ディスプレイの機能や操作性も改善されました

液晶ディスプレイの機能や操作性も改善されました

作品印刷用の素材を追加

本体だけでフレーム付きの写真を印刷する「作品印刷」機能について、フレーム素材が追加されました。具体的な種類については、いまのところ不明です。

作品印刷用に、カラフルなフレームが追加されました

作品印刷用に、カラフルなフレームが追加されました

オートファイン!EXの強化で画質が改善

写真に写っている内容を認識し、自動的に最適な色に補正する「オートファイン!EX」が改良され、写真をより美しくプリントできるようになりました。今回のパワーアップポイントは、風景写真における暗部の階調表現が改善された点です。従来では黒く潰れてしまっていた影の部分を、より明るく鮮明に印刷できるとのことです。

暗い部分のみ明度を上げることで、影に隠れた部分でもハッキリとわかるようになります

暗い部分のみ明度を上げることで、影に隠れた部分でもハッキリとわかるようになります

ちなみにこの画像補正技術はパソコンやスマートフォンに加え、本体の写真印刷機能からでも利用できます。ただし対応機種は2015年秋の新モデルのみとなっているようです。

文書の画質が向上する印刷モードを用意

新モデルでは、テキストをより鮮明にプリントするための「背景除去モード」と「細線強調モード」、「文字くっきりモード」に対応しています。カラリオシリーズが採用している染料インクは文書印刷に弱いと言われていますが、この機能を追加することで染料インクでも文書を美しく印刷することが狙いだと思われます。

新たに追加された3つのモードにより、従来よりもテキスト文書をより美しく印刷できるようになります

新たに追加された3つのモードにより、従来よりもテキスト文書をより美しく印刷できるようになります

無線接続状況を液晶ディスプレイで確認

EP-978A3本体やスマートフォン/タブレットなどの無線接続状況を、液晶ディスプレイ上で確認できるようになりました。この機能を使えば初心者でも、プリンターにつながっているのかどうかを手軽に確認することができます。

アクセスポイント経由の接続や、WiFiダイレクト経由の接続状況をひと目で確認できます

アクセスポイント経由の接続や、WiFiダイレクト経由の接続状況をひと目で確認できます

スマートフォン/タブレット向けアプリの変更点

正確にはEP-978A3の特徴ではありませんが、新モデルで利用できるアプリについて紹介しましょう。

インターフェース刷新で使いやすくなったEpson iPrint

スマートフォンやタブレットから写真/文書の印刷を行なう「Epson iPrint」は、ホーム画面が従来のリスト形式から新しくタイル形式に変わりました。インターフェースが変更されたことでスクロールする手間がなくなり、すべての機能が1画面内で表示されるようになっています。

また1枚の用紙に複数の写真を印刷する割付印刷にも対応したほか、アプリからオートファイン!EXを利用した写真印刷が可能となっています。

Epson iPrintの改善点

Epson iPrintの改善点

3Dプリントでは強調したい部分を指定できるように

専用の用紙を使うことで3D写真を作れる「Epson 3Dフレーム Print!」では、飛び出しているように見せたい部分を大まかに指定することで、強調部分の輪郭線が自動的に認識されるようになっています。

飛び出すように見える3D写真を作れる「Epson 3DPrint!」

飛び出すように見える3D写真を作れる「Epson 3DPrint!」

3Dプリントの出力例。写真を見る角度を変えることで、アプリで指定した部分が立体的に見えるようになります

3Dプリントの出力例。写真を見る角度を変えることで、アプリで指定した部分が立体的に見えるようになります

年賀状アプリは宛名面の作成が可能に!

「スマホでカラリオ年賀2016」では、宛名面の作成と住所録管理ができるようになった点が大きなポイントです。これまではほかのアプリ使わないと宛名面を印刷できませんでしたが、新アプリではすべて作れるようになりました。

端末の住所録やCSVファイルから宛て先をインポートできるようになったほか、新たなフォントが追加されました

端末の住所録やCSVファイルから宛て先をインポートできるようになったほか、新たなフォントが追加されました

写真の印刷がより簡単になった新モデル

EP-978A3は旧モデルと比べて、ハードウェア的な違いはほとんどありません。しかし従来モデルに比べてスマートフォンやメモリーカードなどからの写真印刷がより手軽になり、画質も向上しています。2~3年前のプリンターや複合機を使っているなら特に買い換える必要はありませんが、数年前のモデルから買い替えを検討している人なら、候補のひとつに入れるのもアリではないでしょうか。たまにA3サイズで写真やチラシなどを印刷したいという人におすすめのモデルです。

また機能は少なくてもいいからできるだけ安く入手したいという人には、型落ちした前モデルをおすすめします。2015年9月上旬現在では2万3000円程度で販売されていますので、新モデルを購入するよりも4割ほど安く購入可能です。

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