日本HPが「OMEN by HP 15」「OMEN by HP 17」を発表! 特徴やスペック、従来モデルとの違いを解説!!

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日本HPは2016年7月11日、ゲーミング(ゲーム用)パソコンの新モデルとして、15.6型ノートパソコンの「OMEN by HP 15」および17.3型の「OMEN by HP 17」と、デスクトップパソコン「OMEN by HP Desktop 870」を発表しました。最小構成時の直販価格はOMEN by HP 15が11万9800円(税別)から、OMEN by HP 17が14万9800円(税別)から、MEN by HP 870が19万8000円(税別)から。直販サイト「HP Directplus」では11日から販売を開始しています。

OMEN by HP 15

OMEN by HP 15

OMEN by HP 17-w000

OMEN by HP 17-w000

OMEN by HP Desktop 870

OMEN by HP Desktop 870

今回はノートパソコンの2機種「OMEN by HP 15」と「OMEN by HP 17-w000」について、特徴やスペック、従来モデルとの違いなどを解説します。

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OMEN by HP 15とOMEN by HP 17のスペック

今回発表されたOMEN by HP 15とOMEN by HP 17は、5月下旬に米HPから発表された「OMEN laptop」の日本版だと思われます。


主なスペックは、以下の表のとおり。OMEN by HP 15にはGPUとストレージの異なる「スタンダードモデル」と「パフォーマンスモデル」の2機種がラインナップされており、OMEN by HP 17は1機種のみです。

OMEN by HP 15/17の主なスペック
OMEN by HP 15スタンダードモデル OMEN by HP 15パフォーマンスモデル OMEN by HP 17-w000
最小構成価格(税別) 11万9800円 13万9800円 14万9800円
CPU Core i7-6700HQ(2.6GHz)
メモリー 8GB 8GB(最大16GB)
グラフィックス GeForce GTX 960M(4GB) GeForce GTX 965M(4GB)
ストレージ 1TB HDD 256GB M.2 SSD(NVMe)+1TB HDD
ディスプレイ 15.6型 1920×1080ドット IPS ノングレア(光沢なし) 17.3型 1920×1080ドット IPS、ノングレア(光沢なし)
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2
主なインタフェース USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI(2.0)、有線LAN、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット
バッテリ駆動時間 約7時間30分(MobileMark 2014) 約9時間(MobileMark 2014)
本体サイズ/重量 幅384×奥行き259×高さ22~25mm/2.24kg 幅418×奥行き287×高さ24~30mm/2.92kg

日本モデルと米国モデルの違い

米国モデルではCPUやメモリー容量、ストレージの種類などのカスタマイズオプションが豊富に用意されていましたが、日本モデルではメモリー容量を8GBから16GBに変更できる程度です。また米国モデルでは4Kディスプレイ(3840×2160ドット)を選択することができましたが、日本モデルではフルHD(1920×1080ドット)のみとなっています。日本とアメリカではユーザー層や市場が異なることを考えれば、やむを得ないでしょう。

米国で発売された「OMEN Laptop」

米国で発売された「OMEN Laptop」

OMEN laptop(米国モデル)の主なスペック
15.6型モデル 17.3型モデル
CPU Core i7-6700HQ(2.6GHz)、
Core i5-6300HQ(2.3GHz)、
Core i3-6100H(2.7GHz)
Core i7-6700HQ(2.6GHz)、
Core i5-6300HQ(2.3GHz)
メモリー 4/6/8/12/16GB 4/6/8/12/16GB
グラフィックス Intel HD Graphics 530、
GeForce GTX 950M(2GB)、
GeForce GTX 960M(2GB)、
GeForce GTX 960M(4GB)、
GeForce GTX 965M(4GB)、
Intel HD Graphics 530、
GeForce GTX 960M(2GB)、
GeForce GTX 960M(4GB)、
GeForce GTX 965M(4GB)、
ストレージ (シングル構成の場合)
256/512GB SSD(NVMe)、
1/2TB HDD
(デュアル構成の場合)
1TB HDD+128GB SSD(SATA)、
1TB HDD+256GB SSD(NVMe)、
2TB HDD+128GB SSD(SATA)
(シングル構成の場合)
256/512GB SSD(NVMe)、
1/2TB HDD、1TBハイブリッドHDD
(デュアル構成の場合)
1TB HDD+128GB SSD(SATA)、
1TB HDD+256GB SSD(NVMe)、
2TB HDD+128GB SSD(SATA)、
4TB(2TB×2) HDD
ディスプレイ 15.6型 1920×1080ドット IPS ノングレア、
15.6型 3840×2160ドット ノングレア(RGBWパネル)
17.3型 1920×1080ドット ノングレア、
17.3型 3840×2160ドット ノングレア
有線通信機能 対応
無線通信機能 ※表記なし
主なインタフェース USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI、DVDスーパーマルチドライブ、有線LAN、ヘッドホン出力 ※メモリーカードスロットについては表記なし
バッテリ駆動時間 ※表記なし
本体サイズ/重量 ※表記なし/2.1kgまたは2.2kg ※表記なし/2.85kg

OMEN by HP 15とOMEN by HP 17の注目ポイント

CPUはクアッドコアCore i7-6700HQ

OMEN by HP 15とOMEN by HP 17では、CPUとしてCore i7-6700HQが搭載されています。日本のゲーミングノートパソコンではCPUにCore i7-6700HQがよく使われており、処理性能的にはほぼ同じと言えるでしょう。ただし冷却性能やシステムの温度管理機能により、モデルによって性能が異なる場合があります。

Core i7-6700HQによるCINEBECNH R15ベンチマーク結果
デル
XPS 15
マウスコンピューター
NG-N-i4600PA1
パソコン工房
Lev-17FH057-i7-LE
CPU 476cb 680cb 676cb
CPU(Single Core) 82cb 148cb 148cb

M.2 SSDはサムスン製のPM951が使われている?

OMEN by HP 15のパフォーマンスモデルとOMEN by HP 17では、ストレージにPCI Express(PCIe)接続のM.2 SSDが使われています。公式サイトを確認すると、5400回転のHDDよりもデータ読み込み速度が18倍も高速とのこと。その影響により、OSの起動やアプリの動作が高速であると説明しています。

日本HPによる、ストレージのパフォーマンス

日本HPによるストレージの性能について

ただグラフの軸を見ていただくとわかるのですが、HDDのパフォーマンスが100あたりを示しており、さらにSSDのパフォーマンスは1000をちょっと超える程度です。100と1000強では18倍にはならないと思うのですが、これはいったいどういうことでしょうか。

またHDDが100とSSDが1000というパターンは、シーケンシャルリードのアクセス速度の違いにも似ています。5400回転のHDDではシーケンシャルリードが100MB/秒前後ですから、この値をそのままグラフ化しているのかもしれません(違うデータを参照している可能性もあります)。

仮にこのグラフの横軸がストレージのシーケンシャルリードを表わしているとすると、SSDのアクセス速度は1000MB/秒ということになります。現在市場に多く出回っている256GBのSSDのなかで、ちょうどサムスン製のPM951(公称値はシーケンシャルリード1000MB/秒)が相当することを考えると、このあたりが使われているのかもしれません。

PM951でも十分速いのですが、シーケンシャルリード1000MB/秒は最速というわけではありません。またシーケンシャルライトが公称値で最大280MB/秒と、それほど速くない点も気になります。ひょっとするとシーケンシャルライトについては、SATA接続のSSDよりも遅いかもしれません。ちなみに13.3型のHP Spectre 13でも、PCIe接続のM.2 SSDに、PM951が使われていました。

NVMe版のSSDとしては速度がやや遅い可能性はあるものの、従来のHDDに比べるとはるかに高速で快適に利用できます。ほかのゲーミングノートパソコンと比較する際の参考としてください。

GTX 960MとGTX 965Mの違いは?

GeForce GTX 965M

GeForce GTX 965M

OMEN by HP 17では外付けのグラフィックス機能(GPU)として、GeForce GTX 965M(4GB)を搭載しています。OMEN by HP 15ではスタンダードモデルがGeForce GTX 960M(4GB)で、パフォーマンスモデルがGeForce GTX 965M(4GB)です。それぞれの重な違いは、以下の表のとおり。これ以外にも、GeForce GTX 965MではSLIやOpenCL 1.1などに対応している点が、GeForce GTX 960Mと異なります。

ノートPC向けGeForce GTX 900シリーズの違い(一部)
GTX 960M GTX 965M GTX 980M
CUDAコア 640 1024 1536
メモリークロック(GPU) 1096MHz+Boost 944MHz+Boost 1038MHz+Boost
メモリーインターフェース幅 128-bit 128-bit 256-bit

ゲームをより快適に楽しむなら、だんぜんGeForce GTX 965Mを選ぶべきです。当サイトで計測したミドルレンジクラスGPUのベンチマーク結果を見ると、GeForce GTX 965(マウスコンピューターのNG-N-i4600PA1)のほうが、GeForce GTX 960M(デルのXPS 15)よりも高いスコアが出ていることがわかります。

※注意:本体の冷却性能やシステムの温度管理機能の影響により、機種によってスコアに大きな違いがでることがあります

ミドルレンジGPUの性能差

ミドルレンジGPUの性能差

参考までに、マウスコンピューターの「NEXTGEAR-NOTE i4600PA1」を検証した際のベンチマーク結果を掲載します。スペックの異なる部分はありますが、ゲーム性能でしたらある程度の目安となるはずです。個人的には、OMEN by HP 15とOMEN by HP 17のほうがビデオメモリーが多いぶん、多少スコアが上回るのではないかと考えています。

検証に使ったNEXTGEAR-NOTE i4600PA1の主なスペック
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Core i7-6700HQ(2.60GHz)
メモリー 16GB
グラフィックス GeForce GTX 965M(2GB)
ストレージ 256GB M.2 SSD(PCIe)+1TB HDD
ディスプレイ 14型、1,920×1,080ドット

NEXTGEAR-NOTE i4600PA1のベンチマーク結果
ドラゴンクエストXベンチマークソフト
(1920×1080ドット 最高品質)
13855
(すごく快適)
ファイナルファンタジーXIV:
蒼天のイシュガルド ベンチマーク
(1920×1080ドット DX9最高品質)
7376
(非常に快適)
ドラゴンズドクマオンライン ベンチマークソフト
(1920×1080ドット 最高品質)
8425
(とても快適)
PSO2 キャラクタークリエイト体験版 Ver.2
(1920×1080ドット、最高品質)
6714
(5000以上で快適)
3DMark
Fire Strike
5232

NEXTGEAR-NOTE i4600PA1の詳細や各種ベンチマーク結果については、関連記事を参照してください。

従来モデルとの違いは?

日本HPの直販サイトではゲーム用のノートパソコンとして、「HP Pavilion 15-ab200 第6世代パフォーマンス Liteモデル」と「HP Pavilion Gaming 15 スタンダードキャンペーンモデル/高速デュアルディスク Liteキャンペーンモデル」、「HP ENVY 17-r000 高速デュアルディスク Lite (インテル RealSense)モデル」が販売中です。新モデルであるOMEN by HP 15とOMEN by HP 17とは、どこが異なるのでしょうか。そこで、それぞれのモデルのスペックを比較してみましょう。

HP Directplusで販売中のゲーム用ノートパソコンのスペック
HP Pavilion 15-ab200 HP Pavilion Gaming 15-ak000 HP ENVY 17-r000
最小構成価格(税別) 9万1800円 13万9800円 14万9800円
CPU Core i7-6500U(2.5GHz) Core i7-6700HQ(2.6GHz)
メモリー 8GB(最大16GB) 8GB
グラフィックス GeForce 940M(2GB) GeForce GTX 950M(4GB) GeForce GTX 950M(4GB)
ストレージ 1TB ハイブリッドHDD 128GB M.2 SSD(SATA)+1TB HDD 256GB M.2 SSD(SATA)+1TB HDD
ディスプレイ 15.6型 1920×1080ドット IPS ノングレア(光沢なし) 17.3型 1920×1080ドット IPS、ノングレア(光沢なし)
有線通信機能 100BASE-TX対応有線LAN 1000BASE-T対応有線LAN
無線通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0
主なインタフェース USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI、DVDスーパーマルチドライブ、有線LAN、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット USB3.0×4、HDMI、DVDスーパーマルチドライブ、有線LAN、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット
バッテリ駆動時間(MobileMark 2014) 約7時間(MobileMark 2014) 約9時間30分
本体サイズ/重量 幅384×奥行き261×高さ24~28mm/2.29kg 幅385×奥行き267×高さ24.5~30.9mm/2.4kg 幅418×奥行き284×高さ23.5~32.8mm/3kg

HP Pavilion Gaming 15-ak000

HP Pavilion Gaming 15-ak000

大きな違いはGPUにエントリークラスのGeForce GTX 950MとGeForce 940Mが使われている点と、ストレージのM.2 SSDがSATA接続である点です。下記のグラフを見るとわかるように、GeForce GTX 960/965MはGeForec 940M/GTX 950Mに比べて高い3D性能を持っています。ゲームをより快適に楽しむという点なら、上位GPUを搭載しているOMEN by HP 15やOMEN by HP 17を選ぶべきでしょう。

またSATA接続のSSDはシーケンシャルリードのアクセス速度が500MB/秒前後ですので、データの読み込みについても新モデルのほうが有利です。さらに新モデルでは4096×2160ドットの外部出力に対応していますが、従来モデルでは1920×1080ドットどまりです。

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ノートパソコン向けGPUの性能差 ※利用機種は前述と同じで、GeForce 940Mの結果はCPUにCore i7-5500Uを搭載した「HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデル」のもの。CPUによって、スコアが変わる可能性があります

ただしゲームのグラフィックスを標準品質程度に設定すれば、GeForce GTX 950Mでも快適にプレー可能です。より高画質で楽しみたい人や、海外の大作ゲームを楽しみたい人は新モデルを選ぶべきと言えるでしょう。

関連記事

ちなみに現在は新モデルが発売されたこともあり、従来モデルが割り引き価格で販売されています。ドラクエ10やマインクラフト(MODなし)を楽しみたい人には、コストパーフォーマンスが高いのでおすすめです。

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HP OMEN 15のスリムなボディは見送りに

OMENシリーズとしては以前、外付けGPUにGeForce GTX 960Mを搭載した「HP OMEN 15」が販売されていました。今回の新モデルは後継機種にあたるわけですが、本体デザインがガラリと変わっています。

逆台形のデザインを採用した「HP OMEN 15-5100」

逆台形のデザインを採用した「HP OMEN 15-5100」。高さは15.5~19.9mm

フットプリント(設置面積)は幅383×奥行き251mm

フットプリント(設置面積)は幅383×奥行き251mm。天板部にはアルミ素材を使用

キーボードの各部ごとに色分けすることもできます

キーボードの各部ごとに色分けすることもできます

こちらはOMEN by HP 15。旧モデルに比べてシャープさはなくなりました

こちらはOMEN by HP 15。旧モデルに比べてシャープさはなくなりました

デザインも若干丸みを帯びています

デザインも若干丸みを帯びています。素材は樹脂(プラスチック)

キーボードバックライトは赤のみ。

キーボードバックライトは赤のみ。キーのサイドも赤で塗られています

前モデルはかなりトンガッたデザインを採用していましたが、新モデルではノートパソコンとしては標準的なデザインです。とは言え、前モデルが税抜き19万9800円からとかなり高額であったことを考えると、安くなったぶんしかたがないことかもしれません。

ただそれでも、一般的なゲーミングノートパソコンと比べるとデザイン性が高く、スリムです。本体が薄いぶん冷却性能が気になるところですが、このあたりについては実機を試用できる機会があれば、検証したいと考えています。

OMEN by HP 15の本体内部。デュアルファン仕様で、冷却性能には問題ないように見えます

OMEN by HP 15の本体内部。デュアルファン仕様で、冷却性能には問題ないように見えます

カッコいいデザインのゲーミングノートPCが欲しい人に

ということで、今回は日本HPから新たに発表されたOMEN by HP 15とOMEN by HP 17について解説しました。国内で販売されているゲーミングノートパソコンに比べるとだいぶスリムで、デザインにも優れています。また液晶ディスプレイに発色に優れるIPSパネルを採用している点もポイントと言えるでしょう。

発色と視野角に優れるIPSパネルを採用しています

発色と視野角に優れるIPSパネルを採用しています

唯一気になるのは冷却性能とストレージ性能ですが、普通に使うぶんにはそれほど問題ないかもしれません。実機を試用できる機会があれば、詳細に検証する予定です。

なおOMEN by HP 15とOMEN by HP 17は日本HPの直販サイト「HP Directplus」で販売されています。支払い方法や納期などについては、製品の詳細ページからご確認ください。

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