VAIO Z 2016年モデル登場!フリップ/クラムシェルの違いや前モデルとの違いを解説!

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VAIO株式会社から、「VAIO Z」シリーズの2016年新モデルが発表されました。店頭で販売される個人向け標準仕様モデルの発売日は2月26日、ソニーストアで販売されるカスタマイズモデルは2月16日から受注が開始される予定です。

今回発表された新モデルの大きな特徴は、液晶ディスプレイを回転させることでタブレットとしても利用できる「フリップモデル」と、タッチ非対応の「クラムシェルモデル」が用意されている点です。フリップモデルの回転機構は、2015年発売のモデルと同じ。新たにクラムシェルタイプが追加されたことになります。

2015年モデルと同じ変形機構を搭載する「フリップモデル」

2015年モデルと同じ変形機構を搭載する「フリップモデル」

液晶ディスプレイが回転しない代わりに軽量化された「クラムシェルモデル」

液晶ディスプレイが回転しない代わりに軽量化された「クラムシェルモデル」

そこで今回の記事では、フリップモデルとクラムシェルモデルの違いや店頭モデルとカスタマイズモデルの違い、そして2015年モデルと2016年モデルの違いについてまとめました。

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VAIO Z2016年モデルのスペックを確認

まずはVAIO Z2016年モデルのスペックについて確認しましょう。前述のとおり今回の新モデルでは液晶ディスプレイが回転する2-in-1タイプの「フリップモデル」と、変形&タッチ非対応の「クラムシェルモデル」が用意されています。

また販売形態によっても、モデルが変わってきます。量販店や一般通販サイトで購入できるのは、スペック固定の「個人向け標準仕様モデル」です。もうひとつの「カスタマイズモデル」はソニーストアでのみ購入可能で、パーツ構成を自由に変えることができます。

個人向け標準仕様モデルのスペック

2016年発売VAIO Z(個人向け標準仕様モデル)のスペック
分類 フリップモデル クラムシェルモデル
型番 VJZ13B90111B VJZ13190211B
参考価格(税別) 27万800円前後 17万9800円前後
OS Windows 10 Pro 64ビット Windows 10 Home 64ビット
CPU Core i7-6567U(3.30GHz) Core i5-6267U(2.90GHz)
メモリー 8GB 4GB
グラフィックス Intel Iris Graphics 550
ストレージ 256GB SSD(PCIe3.0、NVMe) 128GB SSD(PCIe3.0、NVMe)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3型、2,560×1,440ドット 13.3型、1,920×1,080ドット
タッチパネル ◯(マルチタッチ、デジタイザー内蔵) 非対応
有線LAN
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 4.1
モバイル通信
センサー 加速度、ジャイロ、地磁気
Webカメラ フロント:92万画素、リア799万画素
主なインタフェース USB3.0×2、HDMI、SD/SDHC/SDXC対応メモリカードスロット、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 19.5時間(JEITA2.0) 26.1時間(JEITA2.0)
本体サイズ 幅324.2×奥行き215.3×高さ15~16.8mm
重量 1.35kg 1.17kg
オフィス Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス
主な付属品 デジタイザースタイラス(ペン)、ペングリップ
キーボード 日本語配列/日本語配列(かな文字なし)/英字配列:キーピッチ:19mm、キーストローク:1.2mm

フリップモデルとクラムシェルモデルの違い(個人向け標準仕様モデル)

  • フリップモデルのほうがCPU性能が高い
  • フリップモデルのほうがメモリー容量とストレージ容量が多い
  • フリップモデルのほうが解像度が高い
  • フリップモデルは1024段階の筆圧感知に対応するペン入力が可能
  • 変形するフリップモデルはタッチ対応でセンサー類を搭載
  • クラムシェルモデルのほうがバッテリー駆動時間が長い
  • クラムシェルモデルのほうが軽い

それぞれを比べると、フリップモデルはパワフルでクリエイティブな作業にも向いているのに対し、クラムシェルモデルでは性能もボディも比較的軽めであることがわかります。両モデルともモバイル利用を意識したノートパソコンですが、クラムシェルモデルのほうがフットワークは軽そうです。

カスタマイズモデルのスペック

2016年発売VAIO Z(カスタマイズモデル)のスペック
分類 フリップモデル クラムシェルモデル
型番 VJZ13B1シリーズ VJZ1311シリーズ
参考価格(税別) 19万9800 円から 15万6800 円から
OS Windows 10 Home/Pro 64ビット Windows 10 Home/Pro 64ビット/Windows 7 Professional SP1 64ビット(Windows 10 Pro 64ビットよりダウングレード)
CPU Core i7-6567U(3.30GHz)/Core i5-6267U(2.90GHz))
メモリー 8/16GB 4/8/16GB
グラフィックス Intel Iris Graphics 550
ストレージ 128/256/512GB SSD(PCIe3.0、NVMe) 128/256/512GB SSD(PCIe3.0、NVMe) ※Windows 7選択時はNVMe非対応
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3型、2,560×1,440ドット 13.3型、2,560×1,440ドット/13.3型、1,920×1,080ドット
タッチパネル ◯(マルチタッチ、デジタイザー内蔵) 非対応
有線LAN
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1(Windows 10選択時)/Bluetooth 4.0(Windows 7選択時)
モバイル通信
センサー 加速度、ジャイロ、地磁気
Webカメラ フロント:92万画素、リア799万画素
主なインタフェース USB3.0×2、HDMI、SD/SDHC/SDXC対応メモリカードスロット、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 19.4~19.7時間(JEITA2.0) 20.9~27時間(JEITA2.0、Windows 10選択時)(JEITA2.0)
本体サイズ 幅324.2×奥行き215.3×高さ15~16.8mm
重量 1.35kg 1.17kg
オフィス オプション(Office Premium/Office 2016/Office 2013)
主な付属品 デジタイザースタイラス(ペン)、ペングリップ
キーボード 日本語配列/日本語配列(かな文字なし)/英字配列:キーピッチ:19mm、キーストローク:1.2mm

フリップモデルとクラムシェルモデルの違い(カスタマイズモデル)

  • クラムシェルモデルのほうがパーツの選択肢が多い
  • フリップモデルはタッチ操作とペン入力に対応。センサー類も搭載
  • クラムシェルモデルのほうがバッテリー駆動時間が長い
  • クラムシェルモデルのほうが軽い

パーツ構成が選べるカスタマイズモデルでは、CPUの種類やメモリー/ストレージの容量など、豊富な選択肢が用意されています。最終的にもっともハイスペックな構成に仕上げることができるのは、カスタマイズモデルのほうです。

フリップモデルとクラムシェルモデルを比べると、クラムシェルモデルのほうが選択肢が充実しています。OSやOfficeのエディションも豊富なことから、ビジネス用途での多様なニーズに応えるためでしょう。このことから、標準的なビジネス用途にはクラムシェルモデルのほうが向いていると言えそうです。

VAIO S13との違いは13.3型ハイエンドビジネスノートPCという位置づけ

VAIO Zクラムシェルモデル

VAIO Zクラムシェルモデル

実は今回の発表ではVAIO Zのほかに、クラムシェル型の13.3型ノートパソコン「VAIO S13」と15.5型の「VAIO S15」も発表されました。つまり、13.3型のクラムシェル型ノートパソコンとしては、「VAIO Z」と「VAIO S13」の2種類が存在することになります。

新たに発表された13.3型ノートパソコン「VAIO S13」

新たに発表された13.3型ノートパソコン「VAIO S13」

VAIO S13の写真を見てお気づきの方もいると思いますが、S13は「VAIO Pro 13 | mk2」の後継機とも言えるモデルです。パーツ構成や重量はやや異なりますが、本体デザインはPro 13 | mk2を踏襲しています。そして今回の新モデルの発表を受けて、Pro 13 | mk2は販売停止となりました。

VAIO ZのクラムシェルモデルとVAIO S13を比べてみると、VAIO Zのほうがスペックが高いことがわかります。特にCPUとストレージの違いによって、パフォーマンスに大きな差が表われるはずです。そのぶん値段も高くなりますが、高い性能を求めるのであればVAIO Zを選んだほうがいいでしょう。同じ13.3型のクラムシェル型ノートパソコンでも、VAIO Zはハイエンド向けでVAIO S13はミドルレンジ(スタンダード)向けということです。

VAIO ZとVAIO S13との違い(簡易版)
モデル VAIO Z(クラムシェルモデル) VAIO S13
CPU Core i7-6567U(3.30GHz)/Core i5-6267U(2.90GHz) Core i7-6500U(2.50GHz)/Core i5-6200U(2.30GHz)/Core i3-6100U(2.30GHz)
メモリー 4/8/16GB 4/8/16GB
ストレージ 128/256/512GB SSD(PCIe3.0、NVMe) 128/256/512GB SSD(PCIe3.0)または128/256/512GB SSD(SATA)
ディスプレイ 13.3型、2,560×1,440ドット/13.3型、1,920×1,080ドット 13.3型、1,920×1,080ドット
バッテリー駆動時間 20.9~27時間 9.8~10.5時間
サイズ 幅324.2×奥行き215.3×高さ15~16.8mm 幅322×奥行き216.5×高さ13.2~17.9mm
重量 1.17kg 1.06~1.19kg

2015年モデルとの違いは?

今回の新モデルは、2015年2月に発売された前モデルとどこが違うのでしょうか? ということで、スペック表からわかる範囲で違いをピックアップしてみました。

VAIO Z 2016年モデルの変更点

  • CPUがSkylake世代のCore i7-6567U(3.30GHz)/Core i5-6267U(2.90GHz)に変わった
  • SSDがPCI Express(Gen2)からPCI Express (Gen3、NVMe)に変わった
  • バッテリー駆動時間が大幅に伸びた(フリップモデルで最大4.2時間、クラムシェルモデルで最大11.5時間)
  • クラムシェルモデルでは重量が170g軽くなった

Skylake世代の28W版Core i7/Core i5を採用

2015年モデルのVAIO ZではCPUにCore i7-5557U(3.10GHz)/Core i5-5257U(2.70GHz)が使われていましたが、新モデルではCore i7-6567U(3.30GHz)/Core i5-6267U(2.90GHz)が搭載されています。CPU(アーキテクチャ)の世代がBroadwellからSkylakeに変わったことで、パフォーマンスの向上を見込めるでしょう。

またCPU内蔵のグラフィックス機能についても、Intel Iris Graphics 6100からIntel Iris Graphics 550にアップグレードしています。グラフィックス性能を必要とする場面で、より快適に動作するはずです。

なお一般的なノートパソコンでは、15W版のCore i7-6500UやCore i5-6200Uが使われています。同じSkylake世代のUシリーズでも、28W版と15W版では性能がだいぶ変わってきます。VAIOの公式サイトによると、28W版のCore i7-6567Uは15W版のCore i7と比べてCPUパフォーマンスが1.33倍上とのこと。モバイルノートパソコンとして高い性能を求める人に向いています。

28W版のCore i7/Core i5は、15W版のCore i7よりも高性能とのこと ※出典元:VAIO

28W版のCore i7/Core i5は、15W版のCore i7よりも高性能とのこと ※出典元:VAIO

PCI Express x4(Gen3)接続のNVMe SSDはリード2000MB/秒オーバーか?

2015年モデルではPCIe(Gen2)接続のSSDを搭載していましたが、新モデルではPCIe(Gen3)接続のNVMe対応SSDを採用しています。VAIOの公式サイトによると、一般的なSATA接続のSSDに比べて、4.2倍もアクセス速度が速いとのこと。SATA接続SSDのアクセス速度は500MB/秒前後(シーケンシャルリード)ですので、おそらく2100MB/秒あたりになるのではないでしょうか。

2016モデルと2015年モデル、一般的なSATA接続SSD搭載モデルのストレージ速度の比較 ※出典元:VAIO

2016モデルと2015年モデル、さらにSATA接続SSD搭載PCのストレージ速度の比較 ※出典元:VAIO

現在出回っているNVMe対応SSDは、サムスン製が主流です。主に使われているのは「950 PRO」シリーズと「SM951」シリーズ、「PM951」の3種類で、それぞれのアクセス速度は以下の表のとおり。このなかではSM951のアクセス速度がもっとも近いですし、128/256/512GBのラインナップがあることを考えると、おそらく2016年モデルではSM951が使われていると思われます。

サムスン製NVMe対応M.2 SSDの公称アクセス速度(PCIe Gen3接続時)
シーケンシャルリード シーケンシャルライト
950 PRO 256GBモデル 2200MB/秒 900MB/秒
950 PRO 512GBモデル 2500MB/秒 1500MB/秒
SM951 256GBモデル 2150MB/秒 1200MB/秒
SM951 128GBモデル 2000MB/秒 600MB/秒
SM951 256GBモデル 2150MB/秒 1200MB/秒
SM951 512GBモデル 2150MB/秒 1550MB/秒
PM951 128GBモデル 600MB/秒 128MB/秒
PM951 256GBモデル 1000MB/秒 280MB/秒
PM951 512GBモデル 1050MB/秒 560MB/秒

実は2015年モデルでも、SM951が使われています。ただし前モデルではアクセス速度がやや落ちるAHCI版で、さらにPCIe(Gen2)で接続されていました。アクセス速度は最大1500MB/秒程度です。2016年モデルは前モデルに比べて、ストレージのアクセス速度が1.2~1.4倍程度向上するはずです。

フッ素含有UV硬化塗装によりキートップが汚れにくくなった

ここからは、スペック以外の主な違いについて紹介します。

2016年モデルでは、キートップ(キーの上面)に防汚コーティングが施され、指紋や油脂による汚れが目立ちにくくなりました。これはVAIO S11から採用されている新しいコーティングです。

新開発の塗料を使用することで、新モデルではキーがテカりにくくなっています

新開発の塗料を使用することで、新モデルではキーがテカりにくくなっています ※出典元:VAIO

筆者もVAIO S11で新コーティングを体験したのですが、これは本当にスゴイです。サラサラとしたマットな手触りでいかにも指紋が目立ちそうなのですが、実際に脂を付けてみるとスッと染みこむように消えてしまいます。少し残っていても、軽く拭き取るだけで消えてしまいました。長期間使った結果についてはわかりませんが、早々にテカることもないでしょう。

無刻印キーボードを数量限定で販売

VAIO Zのキーボードとしては従来と同じく、日本語配列/日本語配列(かな文字なし)/英字配列の3種類が用意されています。2016年モデルではさらに、キートップに文字がプリントされていない無刻印の英字キーボードを選択できるようになりました。

数量限定で販売される無刻印の英字キーボード

数量限定で販売される無刻印の英字キーボード

英字配列でタッチタイプできる上級者向けですが、かなりグッとくる仕様です。

また天板のロゴが紫に光る「勝色ダブルアルマイト仕様」も用意されています。少しでも見た目にこだわりたい人向けですね。

ロゴのダイヤカット部分が紫に光る「勝色ダブルアルマイト仕様」

ロゴのダイヤカット部分が紫に光る「勝色ダブルアルマイト仕様」

VAIOユーザー待望のクラムシェルモデルがおすすめ

ということで、今回はVAIO Zの新モデルについて解説しました。基本スペックが向上している上にバッテリー駆動時間も長くなっているので、今回のモデルは購入する価値アリです。

個人的にはクラムシェルモデルがとても気になります。ほぼ1kgでそこいらのモバイルノートパソコンよりははるかに性能が高く、しかもバッテリーは長持ちとなれば、まさに最強のモバイルモデルと言えるのではないでしょうか。

3種類のVAIO 「Z LINE」シリーズ。Z Canvasはどうなるのでしょうか?

3種類のVAIO 「Z LINE」シリーズ。Z Canvasの新モデルにも期待したいところ

2015年に2-in-1タイプのVAIO Zが発表された際、ガッカリした人もいるかと思います。実は筆者もそうでした。確かに内容的にはスゴいのですが、「2-in-1じゃないよね」という思いだったのです。

ですが2016年モデルでは、ついにクラムシェルモデルが用意されました。個人的は、これがZシリーズの正統進化だと考えています。「無刻印キーボード」とか「勝色ダブルアルマイト仕様」とか余計なオプションも用意していますが、そういう部分も含めて「VAIOっぽさ」が表われているのではないでしょうか。

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