VAIO ZとSurface Pro 3を比較!性能・使い勝手がいいのはどっち!?

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これまでVAIO ZとMacBook Air、さらにVAIO ZとMacBook Proを比較してきましたが、今回はWindows PCとの比較です。数あるWindows PCのなかから取り上げるのは、ハイエンドモバイルPCとして人気の高いマイクロソフトの「Surface Pro 3」。スペックや使用感、そして使い道など、さまざまな角度からこの2機種を比較します。

VAIO ZとSurface Pro 3のスペックを比較

まずはそれぞれのモデルのスペックを比べてみましょう。ただしSurface Pro 3にはCPUやメモリー、ストレージ容量の異なるモデルが全部で5種類あります。ひとつの表にすべてをまとめられないため、価格の安いモデル2種類とVAIO Zの標準構成仕様と、価格の高い3モデルをVAIO Zの最強構成仕様と比較しています。また比較しやすいように、特に優秀な部分については赤い字で書いています。

VAIO Z(標準構成)とSurface Pro 3(メモリー4GBモデル)の違い
製品 VAIO Z Surface Pro 3
直販価格(税別) 18万9800円 9万1800円 11万1800円
OS Windows8.1 Update 64bit Windows8.1 Pro Update 64bit
CPU Core i5-5257U(2.70GHz) Core i3-4020Y(1.5GHz) Core i5-4300U(1.6GHz)
メモリ 8GB 4GB
ストレージ 128GB SSD 64GB SSD 128GB SSD
液晶ディスプレイ 13.3型タッチ対応(2560×1440ドット)、デジタイザペン付属 12型タッチ対応(2160×1440ドット)、デジタイザペン付属
グラフィックス Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵) Intel HD Graphics 4200(CPU内蔵) Intel HD Graphics 4500(CPU内蔵)
有線LAN
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
インターフェース USB3.0×2、HDMI、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット USB3.0、Mini DisplayPort
カメラ機能 フロント92万画素/リア799万画素 フロント500万画素/リア500万画素
バッテリー駆動時間 15.2~15.5時間(JEITA 2.0) 9時間(WiFi接続時)
本体サイズ 幅324.2×奥行き215.3×高さ15~16.8mm 幅292mm×奥行き201.3mm×高さ9.1mm
重量 1.34kg 800g

続いて、VAIO Zの最強構成仕様とSurface Pro 3の残りの3機種についてです。

VAIO Z(最強構成)とSurface Pro 3(メモリー8GBモデル)の違い
製品 VAIO Z Surface Pro 3
直販価格(税別) 29万9800円 13万9800円 16万4800円 20万2800円
OS Windows8.1 Update 64bit
CPU Core i7-5557U(3.1GHz) Core i5-4300U(1.6GHz) Core i7-4650U(1.7GHz)
メモリ 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD 512GB SSD
液晶ディスプレイ 13.3型タッチ対応(2560×1440ドット) 12型(2160×1440ドット)
グラフィックス Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵) Intel HD Graphics 4500(CPU内蔵) Intel HD Graphics 5000(CPU内蔵)
※以降のスペックは上記の表と同じ

全体的な傾向としてはVAIO Zのほうが性能が高く、Surface Pro 3のほうが安くて持ち運びやすいということがわかります。

では各部の違いについて、より詳しく見ていきましょう。

CPU性能はVAIO Zのほうが圧倒的

Surface Pro 3の発売は2014年の7月で、Core i3版のみ2014年10月です。そのため、どのモデルもHaswell世代の古いCPUを搭載しています。VAIO Zは2015年2月16日に発表されたばかりの新モデルで、CPUはBroadwell世代のCore i5/i7です。

またVAIO Zが採用しているCore i5-5257UとCore i7-5557Uは、TDP(消費電力量の目安)が28Wです。消費電力量が大きいぶんパワフルで、さらに最大35WまでTDPを上昇させることでより高い性能を引き出せます。一方のSurface Pro 3のCPUは計算能力よりも省電力性能を重視しているため、パワーはそれほど高くはありません。特にCore i3はタブレット向けのYシリーズですので、性能はかなり落ちると思われます。

NotebookCheckのデータによると、それぞれのCPUのベンチマーク結果は以下のとおりでした。なおCore i7-5557Uの結果については、複数の検証結果を独自に集計したものです。

CINEBENCHベンチマーク結果
CPU名 Core i7-5557U Core i3-4020Y Core i5-4300U Core i7-4650U
CINEBENCH R11.5(CPU) 3.8 1.6 2.8 2.7
CINEBENCH R11.5(CPU single core) 1.6 0.6 1.2 1.4
CINEBENCH R15(CPU) 340 152 253 271
CINEBENCH R15(CPU single core) 136 60 108 124
※Core i7-5557Uについては複数の情報を独自に集計したもの。それ以外については、NOTEBOOKCHECKのデータを参照しています

Core i5-5257Uについてはベンチマーク結果が公開されていませんが、VAIO株式会社の発表によると、Broadwell世代の15W版Core i7よりも1.12倍の性能があるとのことです(正確には、15W版Core i7のCINEBENCHスコアを「1」としたとき、28W版Core i5のスコアは1.12相当)。Surface Pro 3のCore i7も15Wですので、おそらく性能的には「Core i7-5557U > Core i5-5257U > Core i7-4650U」という順位になるでしょう。

多くのPCで使われているCore i7-5500UやCore i5-5200Uよりも、はるかに高性能なCPUを採用している

VAIO Zが採用している28W版Core i5は、15W版のCore i7よりも高性能

なおSurface Pro 3は冷却性能に関する評判があまりよくありません。負荷の高い作業でCPUへの負担が増してくると本体がかなり熱くなる上に、サーマルスロットリングが働いてCPUの性能が一時的に低下してしまうこともあるのです。

というように、CPUについてはVAIO Zのほうが圧倒的に有利です。Surface Pro 3は2014年に発売されたモデルなので、仕方のないことでしょう。ちなみに2014年5月あたりにCPUのラインナップに動きがありそうなので、Surface Pro 4が発表されるとすれば5~7月あたりかもしれません。

メモリーやストレージの違いは?

メモリーについてはVAIO Zが標準8GB/最大16GBであるのに対し、Surface Pro 3では標準4GB/最大8GBとなっています。これからしばらく使い続けることを考えると、4GBのメモリーは少々厳しいかもしれません。かと言って超大容量のファイルを扱わない限り16GBの容量は必要ありませんので、8GBを選ぶべきでしょう。 その点においては、2モデルとも違いはほぼありません。

ストレージについては、両モデルとも128/256/512GBのSSDを選択できます。容量については同じですが、データの転送速度が異なります。VAIO ZのSSDはPCI Express x4接続で最大転送速度は20Gbps。それに対してSurface Pro 3はSATA接続で、転送速度は最大6Gbps。VAIO Zのストレージは、Surface Pro 3の3.3倍も高速なのです。

VAIO Zで採用されているSSDは、一般的なSSDに比べて3.3倍のアクセス速度があるとのこと

VAIO Zで採用されているSSDは、一般的なSSDに比べて3.3倍のアクセス速度があるとのこと

ストレージのアクセス速度が速いとファイル操作がサクサク終わる上に、システムやアプリの起動が早いというメリットもあります。CPU性能の影響も考えると、全体的な体感速度はVAIO Zのほうが上です。

と言っても、普段の作業で大きく差が出る場面は少ないと思われます。動画の編集や変換など、負荷の高い処理を行なった際に違いをはっきりと感じられるかもしれません。

液晶ディスプレイはアスペクト比率が異なる

VAIO Zの液晶ディスプレイは13.3型で、解像度は2560×1440ドットです。画面のアスペクト比(縦横比)は標準的な16:9で、映像を視聴するのに向いています。

画面サイズは13.3型で解像度は2560×1440ドット、アスペクト比は16:9

画面サイズは13.3型で解像度は2560×1440ドット、アスペクト比は16:9

一方のSurface Pro 3は12型で、2160×1440ドットの液晶ディスプレイを採用しています。アスペクト比は3:2で、デジタル一眼レフで撮影した写真と比率が同じ。このことからも、画像を見るのに向いています。また一般的なA4用紙は縦横の比率が1.41:1で、これを倍にすると2.82:2と3:2の比率に近くなります。つまり、アスペクト比3:2のディスプレイはA4文書を読むのにも向いているのです。

Surface Pro 3は写真の確認や文書の閲覧、作成に向いている

ディスプレイの比率が写真や紙に近いSurface Pro 3は、画像の確認や文書の閲覧、作成に向いている

画面が横長で解像度が高いVAIO Zか、文書や写真に近い比率で解像度がやや低めのSurface Pro 3かという選択になるわけですが、個人的にはアスペクト比3:2のSurface Pro 3のほうが中央に情報が集約されるため視線の移動が少なくて使いやすいような気がします。

付属のペンはどちらもN-trig製

両モデルともにデジタイザー内蔵でペンが付属しますが、製造メーカーが同じ「N-trig」なので、ハードウェア的な性能は同じです。ただしVAIO Zは筆圧調整ユーティリティを用意することでハードウェア的には筆圧感知が256段階でも、ソフトウェア的に1024段階に調節することができます。Surface Pro 3には筆圧調整機能が用意されていないため、筆圧感知は256段階止まり。ソフトウェアの面で、VAIO Zのほうが高性能だと言えます。

ただし筆圧感知が重要になるのは凝ったイラストを描く場合で、日常的なメモや文書への書き込み程度なら256段階でもまったく問題はありません。

Surface Pro 3のほうが軽くて薄いけど……

続いて携帯性について見てみましょう。Surface Pro 3はWiFi接続時のWeb閲覧で約9時間、VAIO Zは約15時間程度(JEITA 2.0)のバッテリー駆動が可能とされています。実際の利用時はもっと短くなると思われますが、VAIO Zなら丸1日は問題なく使えるはずです。Surface Pro 3は、途中でバッテリー残量がかなり少なくなる可能性があります。

VAIO Zは大容量バッテリーを搭載。さらに各部の省電力性が高められている

VAIO Zは大容量バッテリーを搭載。さらに各部の省電力性が高められている

持ち運びやすさについては、コンパクトで軽いSurface 3のほうが優れています。しかしキーボード兼用カバーである「Surface Proタイプカバー」と合わせると、それほど大きなアドバンテージはありません。Surface Pro 3は12型ですので、13.3型のVAIO Zと比べるとこのくらい差は当然という気がします。

VAIO ZとSurface Pro 3のサイズ/重量の違い
VAIO Z Surface Pro 3 Surface Pro 3 +Surface Pro タイプ カバー
フットプリント 幅324.2×奥行き215.3mm 幅292mm×奥行き201.3mm 幅295mm×奥行き217mm
高さ 15~16.8mm 9.1mm 13.9mm
重量 1.34kg 800g 1095g

ちなみに Surface Proタイプカバーのキーピッチは約18.5mmで、19mmのVAIO Zよりも小さくて打ちづらさを感じます。また底打ち感が強い上に、カバーを斜めに取り付けるとかなりたわみが生じます。キーボードの使いやすさの点では、断然VAIO Zのほうが優れています。

タイプカバーを斜めに装着すると入力しやすさは増すが、タイプ時にたわみが生じやすい

タイプカバーを斜めに装着すると入力しやすさは増すが、タイプ時にたわみが生じやすい

Surface Pro 3は標準でWindows 8.1 Pro+Officeを搭載

個人的にSurface Pro 3に強い魅力を感じているのは、標準でOSにWindows 8.1 Pro Update(64bit)を採用し、さらにOffice Home and Business Premiumをプリインストールしている点です。どちらもビジネスで利用するには必須のソフト。VAIO Zで同じ構成を選ぶと、さらに2万8000円(OSに+5000円、オフィスに+2万3000円)追加しなければなりません。コストパフォーマンスの高さが、Surface Pro 3の魅力と言えるでしょう。

VAIO Zは保証期間が無料で3年間

故障時にありがたいメーカー保証ですが、Surface Pro 3は通常のメーカー保証が1年間であるのに対し、VAIO Zは標準で保証期間が3年間(ソニーストアから購入した場合)です。故障すると高額な修理代金がかかるだけに、保証期間が長いのは大きなメリットだと言えます。

製品としての面白さはSurface Pro 3が上、実用性はVAIO Z

Surface Pro 3はVAIO Zよりも価格が安く古いモデルであるため、性能面ではとてもかないません。しかし唯一勝っているのは、ガジェットとしての魅力にあると思います。マグネシウム合金を利用した質感の高いボディや、キックスタンドあるいはタイプカバーのギミックなど、実際に触ってみたくなる面白さがあるのです。

一方のVAIO Zは確かに高性能ですが、外観的にはそれほどのインパクトはありません。確かに内部にはものすごく気を使っているのですが、ひと目見て「うひゃー、なんじゃコリャ!?」的な驚きが少ないのです。ただしPCとしての性能はかなり高めで、モバイルノートとしては最高峰と言っても過言ではありません。あくまでも作業時の快適さを追求した結果、今回の新モデルのようになったのでしょう。

結論としては、PC性能を重視するならVAIO Z、価格の安さと性能以外のプラスアルファを求めるならSurface Pro 3といったところでしょう。あと3~6ヵ月待って、Surface Pro 4を買うという選択もあります。その頃になると、タブレットの「VAIO Z Canvas」も発売されてよりいっそう迷ってしまいそうですが……。

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お得な情報

VAIO Zを詳しく知りたい人は、以下のリンクから商品紹介ページを参照してください。
ソニーストア
VAIO Zの紹介・販売ページはこちら
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Surface Pro 3については、現在タイプカバーが無料になるお得なキャンペーンが実施されています。

学生ならさらに1万円のキャッシュバックもあります。

またOffice 365 Soloを購入すると、3000円のキャッシュバックがあるとのこと。

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