iPhone7やXperiaの防水・防塵性能「IP67」「IP65/IP68」ってどんな意味?

Appleから新型iPhone「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」が発表されました。発売日は2016年9月16日で、価格は4.7インチのiPhone 7が7万2800円(税別)から、5.5インチのiPhone 7 Plusが8万5800円から。

iPhone 7/7 Plusの大きな特徴はいくつかありますが、そのうちのひとつに「IP67相当の防水・防塵機能」に対応した点が挙げられます。これまでは「Xperia」シリーズや「Galaxy S」シリーズをはじめとするAndroid端末でも防水防塵機能に対応していましたが、iPhoneシリーズが対応するのは初めてです。

でもこの「IP67」がどれほどスゴイのか、いまいちわかりづらいですよね。お風呂のなかで使えるのか、水に落としても大丈夫なのか、雨の降るなかで使っても平気なのか、どれだけ耐えられるのかがわからない方も多いでしょう。

そこで今回は、スマホの防水・防塵機能として表されるこの「IP○○」の意味について解説します。

スマホの防水性能として表わされる「IP○○」とは?

「IP○○」とは「IPコード」と呼ばれるもので、「国際電気標準会議(IEC)」が規定した防水・防塵性能の等級を表わすものです。日本でも「日本工業規格(JIS)」が採用しており、国内の製品でよく使われています。

「IP」のあとに続く2ケタの数字のうち第一記号(前の数字、”第一特性数字”とも言う)は防塵性能の等級を表わし、第二記号(うしろの数字、”第二特性数字”とも言う)は防水等級を表わしています。つまりiPhone 7/7 Plusの「IP67」という表記は、防塵に関する等級が「6」で防水に関する等級が「7」ということなんですね。

なおそれぞれの等級(数字)の意味は、以下の表のとおりです。

第一記号に関して「人体及び固形物に対する保護」 ※防塵性能について
数字 種類 説明
0 無保護 特に保護はされていない状態
1 50mmより大きい固形物に対する保護 直径50mmを超える固形物や人体の手足などが内部に侵入しない
2 12.5mmより大きい固形物に対する保護 直径12.5mmを超える固形物や人体の指先、または80mm以下の体の一部などが内部に侵入しない
3 2.5mmより大きい固形物に対する保護 直径または厚さが2.5mmを超える固形物が内部に侵入しない
4 1.0mmより大きい固形物に対する保護 直径または厚さが1.0mmを超える固形物が内部に侵入しない
5 防塵形 粉塵が内部に侵入することを防止する。少量の粉塵が侵入しても、動作に支障をきたさない
6 耐塵形 粉塵が内部に侵入しない

第二記号に関して「水の侵入に対する保護」 ※防水性能について
数字 種類 説明
0 無保護 特に保護はされていない状態
1 滴下する水に対する保護 鉛直(重力の働く方向)に落下する水滴を受けても、有害な影響がない
2 15°傾斜したときに落下する水に対する保護 対象物が正常な取り付け位置から15°以内の向きで傾いているとき、鉛直に落下する水滴を受けても有害な影響がない
3 噴霧水に対する保護 鉛直から60°以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても有害な影響がない
4 飛沫に対する保護 すべての方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がない
5 噴流水に対する保護 すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない
6 波浪に対する保護 波浪、またはすべての方向から強いいきおいの水流を受けても有害な影響がない
7 水中への浸漬に対する保護 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸かっても有害な影響がない
8 水没に対する保護 連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。原則的に密閉構造であること

出典元:防水規格 IP表記(タキゲン製造株式会社)

上記の表を参照するとiPhone 7/7 Plusの「IP67」は、「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ一定時間水没しても影響がない」ことを表わしているのがわかります。簡単に言うと

細かなチリに対しては完璧、

水没は30分以内ならOK

ということです。

防水性能の過信には注意!

iPhone 7/7 Plusが防水に対応したことで「お風呂で使える!」とか「海のなかで写真や動画を撮れる!」と考えている方がいるかもしれません。しかし防水性能は絶対に安心というわけではなく、ある程度の目安でしかない点に注意してください。

そもそもまず、AppleはiPhone 7/7 Plusの防水・防塵性能をアピールしていながら、水濡れによる故障は保証しないと発表しています。

またテストでは真水(試験対象との温度差は5度以内)が使われるため、海水やお湯、あるいはなんらかの水溶水は対象外です。そのため海やお風呂、プールなどでは、メーカーが保証する防水性能は発揮されない可能性があります。

常識的な使い方の範囲内であれば、そうそう壊れることもないでしょう。ただし、あらゆる状況で完璧な性能を発揮できるというわけでもない点に注意してください。

「IP65/IP68」 とふたつのIPコードを併記する理由

一部のAndroid端末では、防水・防塵性能を表わす際に「IP65/IP68」や「IPX5/IPX8(IPX5/8)」・「IP6X」などと表記することがあります。これはいったいどういう意味でしょうか。

まず「IP65」は「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ水流にも耐える」という意味で、もう一方の「IP68」は「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ長時間水没しても影響がない」ことを表わします。

「IP65/IP68」と表記するのは「IP65」と「IP68」の両方のテストをクリアしていることを表わすためです。つまりまとめると「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ水流や長時間の水没にも耐える」という意味ですね。

防水性能の「8」等級は「5」等級より必ずしも優れているというわけではなく、製品や状況によっては「5」等級のほうが重視されるかもしれません。そこで、水没と噴流水の両方から保護できるという意味で「IP65/IP68」と両方記しているのです。

「IPX5」や「IP6X」など第一記号か第二記号のどちらかに「X」の文字が使われている場合、防塵または防水性能に関してのテストを行なっていないことを表わします。たとえば防水性能として「IPX5/IPX8」と表記されていたら、「水流や一定時間の水没にも耐えるけど、防塵については知らないヨ」という意味です。

ということで、今回はスマートフォンやタブレットでよく使われる「IP67」や「IP65/68」の意味について解説しました。前述しましたが、防水防塵機能は絶対に安心というわけではないので、くれぐれも常識的な範囲内で扱うことをおすすめします。

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