NEC LAVIE Direct DT(2017年夏)レビュー 省スペースで高性能な分離型デスクトップPC

NEC LAVIE Direct DT(2017年夏モデル)

NECのLAVIE Direct DTは、ハイエンド(高性能)なデスクトップパソコンです。最大の特徴は、CPUやメモリー、ストレージの種類などを自由にカスタマイズできる点。追加料金を支払うことで、とことん高性能なスペックのマシンに仕上げられます。

NEC LAVIE Direct DT(2017年夏モデル)

NEC LAVIE Direct DT(2017年夏モデル)

今回はメーカーからお借りした実機を使って、外観や拡張性、実際の性能などをレビューします。

NEC LAVIE Direct DT

NEC LAVIE Direct DT

税込み 7万円台後半から

スリム&コンパクトな本体デザイン

小さいから設置場所を選ばない

NEC LAVIE Direct DTの本体サイズは、幅89×奥行き291×高さ340mm。分離型のデスクトップパソコンとしては、かなり小さい点がポイントです。本体がコンパクトなので、設置場所に困る場面は少ないでしょう。

フロントパネルとバックパネル

前面(左)と背面(右)

サイドパネル

左側面(左)と右側面(右)

サイドパネルを外す

左側面のパネルを外すことで、内部にアクセスできます

LAVIE Direct DTのスタンド(正式名称は「スタビライザ」)は、組み立て式です。同梱の板を自分で組み立てる必要がありますが、作業はとても簡単。スタンドは転倒防止のために必要ですので、かならず利用してください。

スタンド

箱から取り出したときはこんな感じ

スタンドの組み立て

折り曲げて組み立てます

スタンドにセットした状態

スタンドにセットした状態

ちなみに2017年夏モデルから、本体デザインが刷新されました。2016年秋冬モデルまで採用されていた従来モデルと比べると奥行きが9cm以上小さくなり、さらに全体カラーがホワイトで統一されています。

LAVIE Direct DT 2016年秋冬モデル

LAVIE Direct DT 2016年秋冬モデル。サイズは幅88×奥行き382×高さ338mm

2016年秋冬モデルの内部

前モデルのほうが奥行きが長く、パーツのレイアウトも異なります

さまざまな周辺機器に対応する高い拡張性

LAVIE Direct DTには、豊富なインターフェース(端子類)が用意されています。USB機器はもちろん、PS/2端子対応のキーボードやマウス、シリアルポート対応の古い機器も利用可能です。特に、さまざまな機器を利用するビジネスシーンで役立つでしょう。

前面のインターフェース

前面部にはUSB3.0×4、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン/マイク端子

光学ドライブ

標準でDVDスーパーマルチドライブを搭載。購入時にオプションでブルーレイディスクドライブにアップグレードできます

バックパネル

背面のI/Oパネル主要な端子に加え、シリアルポートやPS/2ポートなど、最近ではマイナーな端子にも対応しています

側面のサイドパネルを開けば、自分でパーツを取り付け・交換できます。ただしパーツを変更すると、メーカー保証のサポート外となってしまう点に注意してください。高いスペックに仕上げたいときは、購入ページでのパーツカスタマイズをおすすめします。

内部の拡張性

マザーボードのスロット類。M.2スロットは大きさから見てtype 2242専用、PCI Express x16のスロットは、ロープロファイル向けですが、CPUクーラーと干渉しそうです

液晶ディスプレイは別売り

LAVIE Direct DTは本体と液晶ディスプレイが分離したデスクトップパソコンで、パソコン本体のほかに液晶ディスプレイを別途用意する必要があります。所有している液晶ディスプレイを利用するのも手ですが、この機会に液晶ディスプレイとセットで購入するのもアリです。

液晶ディスプレイを別に購入

LAVIE Direct DT本体のほかに、液晶ディスプレイを用意する必要があります

液晶ディスプレイをセットで購入する方法は2種類あります。ひとつはカスタマイズ画面で、NEC純正ディスプレイを購入する方法。LAVIE Direct DT用にメーカーが用意しているだけあって、並べるとデザインの統一感があります。

NEC純正ディスプレイ

カスタマイズ画面で追加可能なNEC純正ディスプレイ

もうひとつは、直販サイトの周辺機器コーナーから購入する方法です。このコーナーでは、NEC以外のメーカーによる液晶ディスプレイが用意されています。画面の大きさや品質、デザインなどにこだわりたいなら、好みのモデルを選ぶといいでしょう。本体と同時に購入することで、セット割引が適用される場合もあります。

直販サイトの周辺機器コーナーで購入可能なフィリップ社製「241S6QHAW/11」

今回はフィリップス社製の「241S6QHAW/11」を試用しました。液晶ディスプレイの大きさは23.8型で、解像度は1920×1080ドット。パネルにはAH-IPS方式を採用しており、自然な発色と高いコントラスト、そして広い視野角が魅力です。

通常価格は税込み3万4560円ですが、LAVIE Direct DTと同時購入で8000円引きとなるので、実質価格は税込み2万5920円です。純正ディスプレイだと税込み2万7540円(2017年8月25日時点)ですので、こちらのほうがちょっとお得。

IPSパネルを搭載

23.8型で解像度1920×1080ドットのIPSパネルを搭載

視野角

視野角は広め

チルト角度

チルト角度は-5度(左)から20度(右)まで

映像入力

映像入力はHDMI、DVI、VGA(Dsub-15ピン)の3系統に対応しています

ガンマカーブ

ガンマカーブ(左)と色域(右)。sRGBカバー率は86.7%でした

マウスとキーボードが付属

LAVIE Direct DTには、USB接続のレーザーマウスとPS/2対応のキーボードが付属します。入力機器を別途購入する必要はありません。

付属のキーボードとマウス

付属のキーボードとマウス

フルセット

すべての機器をセットした状態

高度な処理も楽々こなす高い性能

ここからは、LAVIE Direct DTの性能について解説します。

LAVIE Direct DTのスペック

LAVIE Direct DTでは4種類のCPUや最大32GBのメモリー、HDD+SSDのデュアルストレージ構成を選択できます。またグラフィックス機能として、GeForce GT 730も追加可能です。予算や用途に応じて、必要なパーツを追加・アップグレードしてください。

CPU Core i7-7700/Core i5-7500/Core i3-7100/Celeron G3930
グラフィックス Intel HD Graphics 630(Core iシリーズ選択時)またはIntel HD Graphics 610(Celeron選択時)、GeForce GT 730(オプション追加時)
メモリー 4/8/16/32GB
ストレージ 500GB/1TB/3TB HDD+256512GB SSD(1/3TB HDD選択時に追加可能)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ/ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ 別売り
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN+Bluetooth 4.1(オプション追加時)
インターフェース USB3.0×6、USB2.0×2、VGA(D-sub15ピン)、DisplayPort×2、シリアルポート(D-sub9ピン)、PS/2×2、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力
サイズ/重量 幅89×奥行き291×高さ340mm/約5.2kg

※2017年8月25日時点のスペック。時期によって変わる場合があります

なお今回のテストで使った試用機のスペックは、以下のとおりです。パーツ構成が変わるとベンチマークの結果も大きく変わる点に注意してください。

■試用機のスペック

CPU Core i7-7700
グラフィックス Intel HD Graphics 630(CPU内蔵)
メモリー 8GB
ストレージ 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ

試用機のシステム情報

試用機のシステム情報

Windows 10の快適さ

Windowsエクスペリエンスインデックス(システム評価ツールの結果)
プロセッサ 8.6
メモリ 8.6
グラフィックス 6.7
プライマリハードディスク 5.9

CPUの性能

CINEBENCH R15ベンチマーク結果

CINEBENCH R15ベンチマーク結果

ストレージのアクセス速度

CrystalDiskMarkベンチマーク結果

CrystalDiskMarkベンチマーク結果

パソコンとしての総合性能

総合的な性能を計測する「PassMark 8」および「PassMark 10」のベンチマーク結果は以下のとおりです。ゲーム系の性能はそれほど高くはありませんが、動画のエンコードなどCPUに高い負荷のかかる処理では優れた結果がでています。

■PCMark 8 Home acceleratedの結果

総合スコア 4111
Web Browsing – JunglePin 0.303 s
Web Browsing – Amazonia 0.133 s
Writing 3.75 s
Photo Editing v2 0.147 s
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 42.0 ms
Casual Gaming 42.5 fps

■PCMark 8 Creative acceleratedの結果

総合スコア 5044
Web Browsing – JunglePin 0.304 s
Web Browsing – Amazonia 0.133 s
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 2 v2 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 3 v2 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 45.3 ms
Photo Editing v2 0.146 s
Batch Photo Editing v2 11.9 s
Video Editing part 1 v2 8.7 s
Video Editing part 2 v2 14.7 s
Mainstream Gaming part 1 11.0 FPS
Mainstream Gaming part 2 5.7 FPS
Video To Go part 1 7.8 s
Video To Go part 2 9.5 s
Music To Go 14.74 s

■PCMark 10の結果

総合スコア 3862
Essential 7453
Productivity 6533
Digital Content Creation 3212

3DMarkベンチマーク結果

3Dゲームの快適さを計測する「3DMark」をテストしたところ、CPU内蔵のグラフィックス機能としては高めの結果となりました。試用機では8GBのメモリーを搭載していましたが、容量を増やすことでゲームの快適さが増す可能性があります。

3DMarkベンチマーク結果
3dmark firestrikeFire Strike 968
3dmark skydiverSky Diver 4528
3dmark cloudgateCloud Gate 8786
3dmark icestormIce Storm 84172

ドラクエ10ベンチ

「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」の快適さを計測する「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」では、1280×720ドットであれば問題なし、1920×1080ドットなら標準品質で「快適」という評価でした。

■ドラクエ10ベンチの結果

1280×720ドット、標準品質 10532(すごく快適)
1280×720ドット、最高品質 8953(とても快適)
1920×1080ドット、標準品質 5696(快適)
1920×1080ドット、最高品質 4308(普通)

FF14ベンチ

「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークでは、解像度1280×720ドットの標準品質かつDirectX 9モードであれば、なんとかプレーできるレベルと言えます。DirectX 11モードだと、スコアがガクッと下がりました。

■FF14 蒼天のイシュガルド(DirectX 9)ベンチの結果

1280×720ドット、標準品質 5673(とても快適)※平均45.96 FPS
1920×1080ドット、標準品質 3001(やや快適)※平均23.73 FPS

■FF14 紅蓮のリベレーター(DirectX 11)ベンチの結果

1280×720ドット、標準品質 1649(設定変更を推奨)※平均10.43 FPS
1920×1080ドット、標準品質 2006(普通)※平均12.93 FPS

本体の発熱について

ベンチマーク中の内部の温度を計測したところ、CPUが最大100度、GPU(内蔵グラフィックス機能)で最大97度にまで達しました。負荷の高い処理だと、CPUがかなり高温になります。またこのとき空冷ファンによる動作音も大きくなっていました。一般的な作業ではおそらく問題ないと思いますが、高負荷のゲームや3D処理では動作音が気になるかもしれません。

CPUとGPUの最大温度

PCMark 10実行中におけるCPUの最大温度(左)とGPUの最大温度(右)

ゲームや3D以外の高度な処理に

ということで、今回はNECの分離型デスクトップパソコン「LAVIE Direct DT」のレビューをお届けしました。ベンチマーク結果を見る限りゲームやCG制作など3Dグラフィックス性能が必要な場面には向きませんが、それ以外の作業――会社での日常的な業務や高度なデータ処理、資料制作など――には問題なく利用できるでしょう。またインターフェース類が充実しているので、さまざまな周辺機器を利用・管理するのにも向いています。プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも活用できるモデルです。

LAVIE Direct DT

幅広いシーンで活用できるLAVIE Direct DT

なおLAVIE Direct DTはNECの直販サイト「NECダイレクト」限定販売のモデルです。価格や支払い方法、納期などについては、公式サイトの販売ページでご確認ください。

NEC LAVIE Direct DT

NEC LAVIE Direct DT

税込み 7万円台後半から

 

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