格安スマホは本当に安いのか?楽天モバイルの料金を徹底検証! #格安スマホアンバサダー イベントレポート

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先日、「格安スマホ アンバサダープログラム 楽天モバイル」のイベントに参加しました。イベント自体は「格安スマホとはなにか?」ですとか「格安スマホで通信費がどれだけ安くなるのか?」といった基本的な内容だったのですが、この機会にあらためて格安スマホの料金について説明します。

イベントでMVNOや楽天モバイルの内容を紹介してくださった鈴木氏

イベントでMVNOや楽天モバイルの内容を紹介してくださった鈴木氏

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 格安スマホとは通信費が安いスマートフォン&SIMカード

最近は「格安スマホ」という言葉をよく耳にしますが、実際のところどのようなモノなのでしょうか? 楽天モバイルの鈴木氏によると「大手通信会社の回線を借りて、通信サービスを提供しているスマートフォン・SIMカードのこと」とのことです。

イベントで公開された「格安スマホ」の定義

イベントで公開された「格安スマホ」の定義

「大手通信会社の~」という部分は必要な情報ですが、少しわかりにくいかもしれません。なのでここでは、以下のように定義します。

  • 格安スマホとは、NTTドコモやau、ソフトバンクよりも月額料金が安いスマートフォンのこと

多少の誤解が生まれるかもしれませんが、詳しい内容はおいおい説明することとして、まずは「月額料金が安い」ということだけを意識してください。

格安スマホで月額料金はいくら安くなるのか?

NTTドコモやau、ソフトバンクなどの代わりに楽天モバイルを使うと、確かに毎月の通信費は安くなります。 では実際に、どれだけ安くなるのか? イベントでは以下の例が説明されました。

大人ひとりの場合、毎月の差額は5250円(税別)。1年間では6万3000円(税別)にもなります

大人ひとりの場合、毎月の差額は5250円(税別)。1年間では6万3000円(税別)にもなります

大人ふたりの場合、単純に倍の計算に

大人ふたりの場合、単純に倍の計算に

家族が4人ならシェアオプションを使うことで、ひと月の差額は1万7500円(税別)に!

家族が4人ならシェアオプションを使うことで、ひと月の差額は1万7500円(税別)に!

料金についてもうちょっと踏み込んで試算してみました

イベントで提示された上記の例は間違いではないものの、もっとも安い料金パターンではありません。計算条件は以下のとおりで、標準的なわかりやすい例で示した場合のことです。

大人ひとりのプラン条件(NTTドコモの場合)

大人ひとりのプラン条件(NTTドコモの場合)

大人ひとりのプラン条件(楽天モバイル)

大人ひとりのプラン条件(楽天モバイルの場合)

実際の料金は、選択するプランや通話時間によって大きく変わってきます。そこで上記の補足として、もう少し踏み込んだ試算をしてみましょう。

NTTドコモで最安プランを選んだ場合の料金

すでにご存知の方もいると思いますが、NTTドコモの料金はもう少し安くすることが可能です。最も安い組み合わせは、以下の表のとおり。25歳以下のユーザーに適用される「U25応援割」や長期利用ユーザーに適用される「ずっとドコモ割」など各種割引サービスはありますが、今回は考えないものとします。

NTTドコモの最安プラン(価格はすべて税別、別途ユニバーサル料が発生します)
新規 機種変更 MNPで転入
基本料金 カケホーダイプラン(スマホ/タブ):2700円 カケホーダイプラン(スマホ/タブ):2700円 カケホーダイプラン(スマホ/タブ):2700円
パケット定額サービス データSパック(2GB):3500円 データSパック(2GB):3500円 データSパック(2GB):3500円
インターネット接続サービス SPモード:300円 SPモード:300円 SPモード:300円
割引サービス ドコモにチェンジ割(最大12ヵ月):-1350円
合計 6500円 6500円 5150円

基本料金については月額1700円の「カケホーダイライトプラン」があるのですが、実は月のデータ容量が2GBの「データSパック」と組み合わせて使うことはできません。容量が5GBの「データMパック」以上と組み合わせて使うことになるため、合計料金は最低でも7000円(カケホーダイライトプラン1700円+データMパック5000円+spモード300円)となります。

NTTドコモの場合は最安だと月6500円(税別)で、ほかのオプションを加えないかぎり、2年間(一般的な”縛り”の期間)の合計金額は以下のとおりです。

NTTドコモの2年間(24ヵ月)の利用コスト総額

6500円×24回=15万6000円

楽天モバイルで同じ条件のプランを選んだ場合の料金

NTTドコモの「データSパック」は毎月のデータ通信容量が2GBですが、楽天モバイルのプランには2GBのプランがありません。そこで、容量が3.1GBのプランで料金を比較してみます。

楽天モバイルの通話SIM 3.1GBプランの料金(価格は税別、別途ユニバーサル料が発生します)
新規/MNP
基本料金 通話SIM 3.1GBプラン:1600円
パケット定額サービス
インターネット接続サービス
割引サービス
合計 1600円

このプランを2年間使い続けた場合、基本料金および手続き費用の合計額は以下の表のとおりとなります。

楽天モバイルの通話SIM 3.1GBプランを2年間使った場合のコスト総額(価格は税別、別途ユニバーサル料が発生します)
新規/MNP
基本料金 通話SIM 3.1GBプラン:1600円×23回=3万6800円
事務手数料 3000円
合計 3万9800円

楽天モバイルは初月の月額料金が無料となるため、月額料金の2年間の支払回数は23回です。NTTドコモの総額15万6000円と比べると、だいぶ差があるように見えますね。しかし実はこれにはウラがあって、この金額にさらに通話料が加算されるのです。

チェックポイント!

  • 楽天モバイルなら月額料金2年間ぶんの合計額は3万9800円
  • ただし上記料金に通話料が加算される

通話料を含めた月額料金は?

NTTドコモのカケホーダイプランでは、日本国内であればどれだけ電話をかけても通話料が加算されません。これは月額2700円(税別)の基本料のなかに、通話のための料金が含まれているためです。

しかし楽天モバイルの格安スマホで電話をかけると、20円/30秒(税別)の通話料が発生します。つまり1分あたり40円(税別)の追加料金が発生するため、通話時間が長いとNTTドコモの料金よりも支払額が高くなってしまうこともあるのです。下記の表を見るとおわかりのように、毎月の通話時間の合計が120分よりも長くなると、楽天モバイルを使うメリットはなくなってしまいます。

楽天モバイルの通話SIM 3.1GBプランを2年間使った場合の月額料金総額
(価格は税別、別途ユニバーサル料が発生します)
ひと月あたりの通話時間 なし 30分 60分 90分 120分 150分
基本料金 通話SIM 3.1GBプラン:1600円×23回=3万6800円
事務手数料 3000円
月額通話料 0円 1200円×24回=2万8800円 2400円×24回=5万7600円 3600円×24回=8万6400円 4800円×24回=11万5200円 6000円×24回=14万4000円
合計 3万9800円 6万8600円 9万7400円 12万6200円 15万5000円 18万3800円
NTTドコモとの差額 -11万7000円 -8万8200円 -5万9400円 -3万600円 -1800円 +2万7000円

さらに楽天モバイルでは、サービスを利用するためにNTTドコモのXi対応端末からSIMフリー端末が必要です。NTTドコモの場合では機種によって割引サポートサービスがあり、スマートフォンを実質0円で購入することができます。

すでにNTTドコモの端末やSIMフリー端末を持っているなら、新たに購入する必要はありません。しかし最新機種を使いたい、あるいはNTTドコモ端末もSIMフリー端末も持っていない場合だと、端末を新たに用意する必要があります。通話料と端末購入代金を含めると、実は格安スマホは特別安いわけではないのです。

チェックポイント!

  • ひと月の通話時間が合計120分を超えると、かえって割高になる
  • 端末購入代金は別にかかる

実際のところ、通話時間はどれだけなのか?

とある資料によると、スマートフォンを利用する人の多くが、ひと月あたり60分未満しか通話していないとされています。

しかし総務省が発表した「平成26年版情報通信白書」によると、平成24年度のデータで1日あたりの平均通話時間は2.77分(2分46秒)となっています。30日ぶんで単純計算すると、ひと月あたり73分です。資料ではここ2~3年通話時間は減少傾向にあるので、もしかすると最新のデータではもっと少ないかもしれません。

携帯電話(フィーチャーフォンとスマートフォン)を使った、1日あたりの平均通話時間 ※参照元:平成26年版情報通信白書

携帯電話(フィーチャーフォンとスマートフォン)を使った、1日あたりの平均通話時間  ※参照元:平成26年版情報通信白書

便宜上、1ヵ月あたりの平均通話時間を73分とすると、通話料が20円/30分(税別)の場合でひと月あたり2920円(税別)となります。楽天モバイルを2年間利用したときのコスト総額は10万9880円(税別)で、NTTドコモとの差額はマイナス4万6920円(税別)です。SIMフリー端末を新たに購入するとコスト総額はほぼ同額となり、それほどのメリットがないことがわかります。

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楽天モバイルは通話料を半額以下にできる!

通話料や端末代金を加味すると格安ではなかった楽天モバイルの料金ですが、実はある工夫をすることで通話料を大きく下げることができます。その工夫とは、以下の3点です。

通話料を安くできる3つの秘訣

  • 通話料が半額となる「楽天でんわ」を利用する
  • 通話料が60%安いIP電話サービスを利用する
  • 無料通話アプリを利用する

前述のコスト比較表を見るとおわかりのように、格安スマホの利用は割高な通話料が大きなネックとなります。つまり、この部分を安くできれば実際に支払う通信費も安くなり、楽天モバイルを使うメリットが出てくるというわけです。

通話料半額の「楽天でんわ」とは?

「楽天でんわ」とは、国内向けの通話料が10円/30秒と通常の半額となる通話アプリです。普段から使っている電話番号をそのまま利用可能で、通話品質も標準的な通話アプリと変わりません。アプリの利用には手続きや設定が必要となりますが、初回に設定するだけです。

通話料が10円/30秒(税別)と半額になる「楽天でんわ」

通話料が10円/30秒(税別)と半額になる「楽天でんわ」

楽天でんわの利用には、楽天モバイルとは別に申し込みの手続きを行なう必要があります。手続きやサービスの詳細については、公式サイトでご確認ください。なお当サイトでも、楽天でんわに関する解説記事を掲載する予定です。

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データ回線を利用するIP電話はさらに安い

楽天でんわは通常の電話と同じ音声回線を使って通話を行ないますが、IP電話はインターネットの通信と同じデータ回線を利用します。そのため、音声の聞こえ方が通常とは若干異なることがあり、ごくまれにわずかな遅延(音声のズレ)が生じることもあります。また電波状況によっては音声が聞こえづらくなったり、つながりにくいこともある点が欠点です。

ただしそのぶん通話料は8円/30秒とかなり安くなっています。通話品質についてもそれほど困ることはなく、普通に利用可能です。実際に筆者は、こちらから電話をかけるときはフュージョン・コミュニケーションズのIP電話サービス「IP-Phone SMART」をよく利用しています。

IP電話サービス「IP-Phone SMART」を利用するためのアプリ「SMARTalk」

IP電話サービス「IP-Phone SMART」を利用するためのアプリ「SMARTalk」

「IP-Phone SMART」および「SMARTalk」の詳細については、公式サイトをご覧ください。

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無料通話アプリなら通話料は0円

LINEやViberなどの無料通話アプリを使えば、通話にかかる料金を0円にすることができます。しかし無料で通話できるのは、同じアプリを使っている人同士のみ。固定電話や携帯電話には電話を(無料では)かけられません。また有料のIP電話サービスと同じく、音声の遅延や通信の途切れなどが発生することもあります。仲の良い知人同士で活用するにはいいのですが、一般的な電話のようには利用できない点に注意してください。

楽天でんわ、IP電話、無料通話アプリの違い

電話をかける手段として「楽天でんわ」と有料のIP電話サービス、無料通話アプリの3種類があるわけですが、それぞれ違いを下記の表にまとめました。楽天でんわは通話料は半額ですが、標準的な通話とほぼ同じです。IP電話や無料通話アプリは確かに料金が安いのですが、汎用性や音声品質やや難ありです。

楽天でんわとIP電話、無料通話アプリの違い
楽天でんわ 有料IP電話 無料通話アプリ
固定電話への発信 ×
携帯電話への発信 ×
アプリ間の無料通話 ×
いままでの電話番号の使用 × ×
音声品質・途切れにくさ

上記の3つのうちどれを選ぶべきかという点ですが、ケースバイケースでサービスを使い分けるのがもっともお得です。しかしあまりたくさんのアプリを使いたくないという場合は、汎用的に使えるという点で楽天でんわをおすすめします。

楽天でんわを使えば60分/月通話でも2年間の差額は8万7400円!

いろいろと説明が多くなってしまいましたが、ここで楽天でんわを使ったときのコスト総額を計算してみましょう。楽天でんわで30/60/90/120/150分通話したときの通話料と2年間のコスト総額は以下の表のとおりです。通話時間が60分であれば、NTTドコモとの差額は8万7400円(税別)となります。標準的な通話料に比べて、コストがだいぶ安くなっていることがわかります。

楽天でんわを使った場合の2年間の月額料金総額
(価格は税別、別途ユニバーサル料が発生します)
ひと月あたりの通話時間 30分 60分 90分 120分 150分
基本料金 通話SIM 3.1GBプラン:1600円×23回=3万6800円
事務手数料 3000円
月額通話料 600円×24回=1万4400円 1200円×24回=2万8800円 1800円×24回=4万3200円 2400円×24回=5万7600円 3000円×24回=7万2000円
合計 5万4200円 6万8600円 8万3000円 9万7400円 11万1800円
NTTドコモとの差額 -10万1800円 -8万7400円 -7万3000円 -5万8600円 -4万4200円

この金額なら、3~4万円程度のSIMスマートフォンを新たに購入しても、まだ5万円ぐらいは節約できます。 最新機種でなくてもいいなら中古のスマートフォンでも利用できますし、これまで使っていた端末のSIMカードを入れ替えて使い続けることも可能です。このように楽天モバイルをはじめとする格安スマホは、いろいろと工夫することが前提となります。

チェックポイント!

  • アプリの活用で通話料を減らせば、だいぶお得になる
  • SIMフリー端末は中古や使っていた機種でもOK
  • 通信料を節約するには工夫することが大前提

通信料節約のために工夫する価値はある!

当初はこの記事でイベント内容のレポートをまとめる予定だったのですが、最終的に楽天モバイルの料金に関する説明になってしまいました。そのほかにもいろいろな話を聞いてきましたので、別の機会に紹介します。

最終的に「工夫しなければ安くならないよ」という結果となりましたが、その価値は十分あると思います。2年間で大人ひとりあたり8~9万円程度節約できるわけですから、ふたりだと16~18万円です。通話アプリを活用すれば、節約額を増やすことも可能です。設定もほとんど初回だけですから、何度も設定し直す必要はありません。労力以上のリターンは、十分返ってくると言えるのではないでしょうか。

さて前述のとおり、当サイトではこれからも定期的に楽天モバイルに関する情報を紹介する予定です。これまでの情報に関しては、以下の記事をご参照ください。

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なお楽天モバイルへの申し込みや料金プラン/キャンペーンなどの最新情報については、公式サイトでご確認ください。

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