2016年5月31から6月5日にかけて、台湾の台北市でコンピューター関連の国際的な展示会「COMPUTEX 2016 Taipei」の取材をしてきました。ここでは会場で見かけたおもしろガジェットや興味深いシステムなどを紹介します。
COOLER MASTERのVRパラシュートシミュレーター
自作PC派にはおなじみCooler Materのブースでは、VRを利用したパラシュートシミュレーター「Skydrive in VR」が展示されていました。
筆者も体験してみたかったのですが、絶対に酔う自信がありましたので、今回はやめておきました。でもこれって、アトラクションとしてはスゴクおもしろいですよね。今後、テーマパークなどでこのようなシステムが導入されるのでしょうか。大型筐体よりは、コストもかからなそうですしね。
FSPによる超豪華対戦ゲームシステム
電源ユニットを製造するメーカー・FSPが、ストVこと「ストリートファイターV」の対戦システムを展示していました。
FSPは電源メーカーなのであくまでも主役は電源ユニットなんですけど、こんなシステムを自宅に作れたらいいですよね~。
あのベンキューが……、なぜ……
ベンキューと言えば、液晶ディスプレイやプロジェクターなどの映像機器メーカーというイメージが強いでしょう。しかし台湾のベンキュー自体は総合的な電機メーカーであり、さまざまな市場にソリューションを提供しているとのこと。その一環として、会場では大きなスペースを専有してこんな展示をしていました。
ここ数年で、ベンキューはヘルスケア市場にも進出しています。もしかするとそのうち、日本のスポーツジムなどでもベンキュー製品を見かけるようになるのでしょうか。
会場で明らかに浮いた印象を受けたのは、筆者だけではないはず。健康には縁遠い人たちばかり集まっていますからね!(涙)
手軽なバッテリーレンタルサービス「AnkerBox」
モバイルバッテリーや充電器などでおなじみ、みんな大好きAnkerです。いつもお世話になっています。
で、こちらの巨大なブツが6個のバッテリーを収納できる「AnkerBox」。
これはいったいなにかというと、バッテリーをレンタルするためのものらしいです。専用のアプリから申請することで、AnkerBoxからバッテリーを30分間無料でレンタルできるとのこと。それ以上使う場合は、1日あたり1.99ドル支払えばOKというシステムらしいです。
いまはシアトルでテスト中らしいのですが、市内の各所にこのAnkerBoxを設置していろいろ検証しています。これが正式に実現すれば、バッテリー切れで困ることはなくなるカモ! ちょっと引いちゃうくらい重いバッテリーを持ち歩かなくてもすむカモ!
これからはポータブルHDDからポータブルSSDへ
ADATAのブースで見つけたのが、コチラ。コンパクトで持ち運び可能なポータブルSSDです。
製品名は「SD730」。USB 3.1 Gen.2 Type-C接続で、アクセス速度はリード/ライトで最大500MB/秒。IPX8の防水機能とIP6Xの防塵機能に対応しているほか、ミリタリーグレードの耐久性を兼ね備えているとのこと。
「これ振っても大丈夫なの?」と聞いたところ「ダイジョブ、ダイジョブ」とのことだったので目の前で振り回してみたら、スタッフさんの表情が一瞬凍りついていました。また容量を聞いたら「64GB」という答えが返ってきたのですが、いまどき64GBのSSDなんてなんのありがたみもないので、もしかしたらスタッフのお姉さんが勘違いしたのか、筆者の質問の仕方が悪かったのかもしれません。
ちなみにADATAでは、M.2接続のNVMe SSD「SX8000NP」が展示されていました。
最大容量は2TBとのことですが、展示されていたのは480GBのモデルです。CrystalDiskMarkではシーケンシャルリードが2394MB/秒と、爆速な結果を叩き出していました。
ということで、今回はここまで。おもしろガジェット&展示物はまだまだあるので、別の記事で紹介します。