「あれこれできる」から「なにもしなくていい」へ!全自動DIGAの開発ウラ話聞いてきました!

全自動DIGA新製品発売お試しブロガーイベント

6月19日に、パナソニック主催のブロガー向けイベント「全自動DIGA(ディーガ)新製品発売お試しブロガーイベント」が行なわれました。イベントに参加して「全自動DIGA」の開発ウラ話や注目ポイント、他社製品との違いなどを聞いてきましたので、全2回わたってその様子をレポートします。第1回目となる今回は、「全自動DIGA」の開発ウラ話についてです。

なお記事中の資料はイベントで使われたものを加工して使っていますが、内容については筆者の感想や考察を多く含んでいます。必ずしもパナソニック側の発言ではないことを、あらかじめご了承ください。

4Kビエラを6面も使った豪華なイベント会場

今回のイベントは、東京・有明にあるパナソニックセンター東京のスタジオ棟で行なわれました。暗幕で囲われたスタジオルームのようで、スタジオ内には前と左右に各2台ずつ、合計6台のビエラが設置されていました。スタンドの雰囲気からすると、(現行モデルなら)CX800N/CX800のようです。サイズは確認しなかったのですが、おそらく49型ではないかと思います。49型だとしたら「TH-49CX800」は実売価格が25万円前後ですので、合計150万円以上。ちょっと気合い入りすぎじゃないですかね。

イベントに参加してきましたよ

イベントの運営は「Fans:Fans」のアジャイルメディア・ネットワークさん

開場直後の風景。部屋の前方と左右に4Kビエラが設置されています

開場直後の風景。部屋の前方と左右に4Kビエラが設置されています

全自動DIGA3モデルも展示されていました

全自動DIGA3モデルも展示されていました

こちらは普及価格帯のBRX2000

こちらは普及価格帯のDMR-BRX2000

中位モデルのBRX4000。しばらく前からこのモデルをお借りして使っています

中位モデルのDMR-BRX4000。しばらく前からこのモデルをお借りして使っています

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最上位モデルのBRX6000。最大10チャンネルの全自動録画が可能

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3モデルともデザインが似ているのですが、DMR-BRX6000だけ足が付いています

3モデルともデザインが似ているのですが、DMR-BRX6000だけ足が付いています

初号機発売から12年!DIGAシリーズの歴史

全自動DIGA開発ウラ話

イベントではまず初めに、DIGAの登場から全自動DIGA発売にいたるまでの流れが紹介されました。初代DIGA「DMR-E80H」が発売されたのは、いまから12年前の2003年のこと。それより前の2000年にはDVD-RAMレコーダー「DMR-E10」が、2001年にDVD/HDDレコーダー「DMR-HS1」が発売されていましたが、「DIGA」ブランドが展開されたのは2003年からです。

それからハイビジョン対応、ブルーレイ対応、フルハイビジョン対応など順当に進化を続け、初代モデル発売から10周年にあたる2013年に全録1号機こと「DMR-BXT3000」が発売されました。今回取り上げている「全自動DIGA」は、こうした流れを経て産まれたモデルです。

2003年の初代DIGA登場から12年を経て、「全自動DIGA」へと進化を遂げました

2003年の初代DIGA登場から12年を経て、「全自動DIGA」へと進化を遂げました

初期モデル「DMR-E80H」と現行モデル「DMR-BRX2000」の違いは、以下の画像のとおり。同じ価格帯でありながらチャンネル数は7倍に増え、さらにHDD容量は25倍、録画時間は25倍、ディスク容量は10倍に増加し、本体の容積比はおよそ半分程度のなっています。中~上位モデルではさらにスペックが上ですから、すさまじい進化と言えるでしょう。

初代DIGA「DMR-E80H」と同価格帯の現行モデル「DMR-DRX2000」とのスペック比較

初代DIGA「DMR-E80H」と同価格帯の現行モデル「DMR-BRX2000」とのスペック比較

最近はレコーダーの需要がかなり落ち込んでいる

DIGAそのものは順調に進化を続けているのですが、2011年のアナログ放送停止を境に、録画再生機器の国内需要は大きく落ち込んでいます。2015年の販売台数(見込み)は2011年の半分以下。デジタル放送移行の際に需要を先食いしたことが原因のわけですが、まだ回復の兆しは見えなさそうです。

しかしながらレコーダー全体の世帯普及率は65%とそれほど高いわけではなく、しかもそのうちBDレコーダーが占める割合は44%に過ぎません。潜在的な購入/買い替え需要はあるはずで、そのための訴求ポイントが市場およびメーカーに求められているというのが現状ではないでしょうか。

ビデオデッキやレコーダーなど録画再生機器の需要推移を表わしたグラフ。2012年以降に大きく落ち込んでいることがわかります

ビデオデッキやレコーダーなど録画再生機器の需要推移を表わしたグラフ。2012年以降に大きく落ち込んでいることがわかります

ユーザーの不満から産まれた「全録」モデルだが……

そんなTV・レコーダー不況のなかで、初代の全録モデル「DMR-BXT3000」は発売されました。背景には、レコーダーユーザーが日ごろ感じている「困りごと」があったとのことです。その困りごととは、番組の「見逃し」や「録り忘れ」。観たい番組の録画予約を忘れてしまったり、番組の時間帯が重なって全部録画できないことがあり、結局観ることができなかったという不満を、多くの人が抱えていました。その解決策として、全録1号機の「DMR-BXT3000」が登場したのです。

株式会社リックサーチによる、レコーダーホットユーザー調査結果。2014年の時点でも、多くの人が「録り忘れ」や「録画できない」ことに不満を感じています

株式会社リックサーチによる、レコーダーホットユーザー調査結果。2014年の時点でも、多くの人が「録り忘れ」や「録画できない」ことに不満を感じています

余談ですが、全録1号機が発売されるまでには、かなりの紆余曲折があったとのことです。HDD容量を増やすために一部の部品を外付けにしようかとか、いっそのことタワー型にしようとか。そんな話し合いを経由したために、初期のデザインモック(模型)は改札機のようになってしまったそうです。いまの形に落ち着いて、本当によかったです。

初代全録モデル「DMR-3000」 ※出典元:パナソニック

初代全録モデル「DMR-BXT3000」 ※出典元:パナソニック

ユーザーの不満を解消するべく登場した全録1号機ですが、市場の反応はよくなかったそうです。ユーザー側からは「チャンネル録画なんて必要ない」という意見が多く、ショップからは「売りにくい」という意見が多かったとのこと。そこでまずは「売りにくい」というショップの不満を解決するために、メインのレコーダーとして使いやすく改良した全録2号機「DMR-BXT970/870」が発売されました。

1号機からスペックアップした2014年発売の全録2号機「DMR-BTX970/870」

1号機からスペックアップした2014年発売の全録2号機「DMR-BTX970/870」

2号機はおおむね好評だったらしいのですが、「全録」に対する消費者の認知は低いままでした。全録機は必要ないという意見は変わらずあったのですが、「全録」という機能そのものを知らない人が多かったとのことです。

調査の結果、約半数が「全録」を知らず、興味があったのはわずか24%

調査の結果、約半数が「全録」を知らず、興味があったのはわずか24%

「あれこれできる」から「なにもしなくていい」へ――全自動DIGA登場!

ユーザーの不満を解消するために全録モデルをリリースしたにも関わらず、「全録なんて必要ない」あるいは「全録? なにソレ?」という結果に。パナソニックはこの実情について、「すべて録っておきます」というキャッチフレーズが押し付けがましかったのではないかと分析しています。

そこで新たに生み出されたのが「なにもしなくてイイんです」というフレーズ。従来の「コレもできますよ、アレもできますよ、ぜひ使ってくださいね!」というニュアンスから、「まあ全部エエようにやっときますわ。あとは好きにしたってや、オモロイで」と、スタンスを大きく方向転換したのです。なるほど、確かにそのほうがユーザーに受け入れられやすいかもしれません。

ユーザー

面倒なことはすべて全自動DIGAにおまかせすることで、純粋に番組の視聴を楽しめるように

「全部エエように」の内容は、単に番組をひととおり録画するだけではありません。利用者がいつも観ている番組を参考にして別の番組を勧めたり、観たいシーンや話題のニュースをだけを抽出して必要な情報をチャチャッと入手したり、録画した番組から別の番組へチャンネルを操作するかのように切り替えたりなど、かなり便利で高度な機能が用意されています。個人的には、録画した数々の番組をYouTubeのように再生できるように感じました。

おすすめの番組やシーンを手軽に楽しめるように!

おすすめのシーンや番組をお手軽かつライトに楽しめる機能は、どことなくYouTubeを連想させます

リモコンの使い勝手も改良されている

そのほかにも、ユーザーが感じていた前モデルの不満点がいろいろと改善されているそうです。たとえばリモコンでは重量センサーを搭載することでモーション操作を改善したり、一部のボタンを隠していたフタを取り払ってわかりやすくしたとのこと。個人的にはボタンは少なくして、スマートフォンのようなインターフェースでメニューを選択できればいいなとは思いますが、いつか実現するでしょうかね?

前モデルから多くの点が改良された「全自動DIGA」のリモコン

前モデルから多くの点が改良された「全自動DIGA」のリモコン

「全自動」は便利で楽しい!

以上のような経緯を知ることで、確かに「全自動」はこれからのレコーダーの必要なのではないかと感じました。筆者はせっかく借りた「全自動DIGA」をまったく使いこなしていなかったので、これからもっと使い込んでみようと考えています。

ということで、今回はイベントの場で聞いた「全自動DIGA」の開発ウラ話を紹介しました。次回は、「全自動DIGA」の機能のスゴさについて紹介します。

なおイベントの内容はとても充実していて、運営も素晴らしかったです。このような機会を設けていただいたパナソニックとアジャイルメディア・ネットワークのみなさまに深く感謝いたします。

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