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アマゾン Fire HD 8 タブレット(2017)レビュー! Fire7よりも高性能で使いやすい!!

アマゾン Fire 8 HD

プライム会員なら7980円で買える!

アマゾンから8インチタブレットの新モデル「Fire HD 8 タブレット(第7世代)」が発売されました。価格は16GBモデルが1万1980円、32GBモデルが1万3980円ですが、プライム会員ならクーポン利用で4000円引きの価格で購入できます。

 

Fire 8 HDタブレット

アマゾンのプライム会員なら7980円から

 

今回の新モデルは、2016年に発売されたFire HD 8(第6世代)の後継機です。スペックはほぼ変わりませんが、値段が16GBモデルで1000円、32GBモデルで2000円安くなりました。特にストレージ容量の大きい32GBモデルが1万円を切った(クーポン利用時)ことで、お買い得感がグッと増した感があります。

 

一方、同じアマゾンから7インチの「Fire 7(第7世代)」も発売されています。こちらはスペックが多少低いぶん価格が安く、通常価格は8980円、プライム会員ならクーポン利用により4980円で購入可能です。価格が安いということで、こちらを検討している人も多いのではないでしょうか。

 

4980円で変えるFire 7

液晶ディスプレイの大きさが7インチで、アマゾンのプライム会員なら4980円で変えるFire 7

 

Fire HD 8とFire 7とでは用途が変わるのですが、個人的にはFire HD 8のほうがおすすめです。なぜならFire 7には安くて軽量コンパクトという点しかメリットがなく、総合的な使い勝手はFire HD 8のほうが勝っているからです。

 

そこで今回はFire HD 8 2017年モデルのレビューをお届けするとともに、Fire 7との違いについても解説します。格安なタブレットが欲しい人は、ぜひ参考にしてください。

 

 

アマゾン Fire 7 (2017)レビュー! 4980円の激安タブレットの使い勝手を徹底検証!!
2017年発売のアマゾン製7インチタブレット「Fire 7」をレビュー。2015年発売「Fireタブレット」との比較もしています

Fire HD 8の本体デザインと使い勝手

格安モデルならではの紙製パッケージ

Fire HD 8は、お菓子やおもちゃのような紙パッケージに入っています。値段が値段なので、このあたりは仕方がないですね。

 

Fire HD 8のパッケージ

Fire HD 8のパッケージ

 

Fire HD 8とFire 7のパッケージ

パッケージデザインはFire 7と同じ

 

パッケージの開封

背面の封を破いて、中身を取り出します

 

パッケージの中身

パッケージの中身は本体とUSB2.0ケーブル、5W電源充電器、スターターガイドなど

アマゾンのアカウントが設定済み

スマホやタブレットを使い始める際、通常はGoogleやAppleなどのアカウントを設定する必要があります。しかしFire HD 8では、アカウント名やパスワードの入力が必要ありません。ネットに繋げれば自動的にアマゾンのアカウントが反映され、すぐに使い始められます。

 

初期設定

初期設定でネットに接続すると、自動的にアマゾンのアカウントが反映されます。ほかの端末のデータをバックアップしている場合、新しい端末に復元することが可能です

 

おそらく製品のシリアルナンバーとアマゾンのアカウントが紐付けられていて、ネットに繋げることでアカウントが反映されるのだと思います。アカウント名やパスワードの入力が必要ないので便利ではあるのですが、自分以外の人が開封して使い始めると購入履歴を見られたり、勝手に買い物をされる可能性があるので注意しましょう。またFire HD 8を誰かにプレゼントする場合にも気をつけてください。

片手で持てるけどホールドは難しい

Fire HD 8のサイズは、幅128×奥行き214×高さ9.7mmです(縦向き時)。A4用紙を半分にした大きさ(A5サイズ)よりも、短辺が2cm短いと考えれば、サイズ感をイメージしやすいかもしれません。片手でも難なく持てますが、手のひら全体でガッチリと握るにはやや大きい気がします。

 

Fire HD 8のサイズ感

手のひら全体でしっかり握るには、ちょっと大きいかもしれません

 

高さは9.7mmで、数値としては特別薄いわけではありません。しかしフットプリント(接地面積)が大きいので、実際に手に持つと数値以上にスリムな印象を受けます。

 

全体のシルエット

角やエッジが丸みを帯びているので、シャープさは感じられません。どちらかというと、柔らかなシルエットです

 

背面のデザイン

背面はブラックで中央上部にアマゾンのロゴ。ボディの素材には樹脂(プラスチック)が使われています。質感はあまり高くはありません

 

Fire HD 8の厚さ

高さは9.7mm。実際に手にすると、意外にスリムな印象を受けました

 

重量

重量は公称値で369g、実測値で365gでした。片手でも楽々と持っていられる重さですが、角を持ち続けていると重心の影響により重く感じるかもしれません

映像品質はまずまずな印象

液晶ディスプレイのサイズは8インチで、解像度は1280×800ドットです。1920×1080ドットのフルHDと比べると精細さに欠けますが、格安タブレットとしては標準的なスペックですね。眼を近づければ文字や画像のギザギザ感がわかりますが、普通に使っているぶんには気になりませんでした。

 

横向きの状態

解像度は1280×800ドット

 

液晶ディスプレイには自然かつ鮮やかな色合いが特徴のIPSパネルが使われているので、そこそこの映像品質を実現しています。しかし解像度が低いため精細さがなく、写真もややボンヤリした印象を受けました。また若干コントラストと輝度が低く、わずかに緑被りしているような気がします。

 

映像品質

解像度が低いので高精細な写真を楽しむのには向いていません。内容確認要なら十分な品質です

 

動画であれば、720p相当の画質で再生できます。DVDが480pですので、精細さではFire HD 8のほうが上ですね。実際にプライムビデオを視聴してみましたが、HD画質(高画質)であれば個人的には問題ない品質でした。

 

動画の視聴

動画の視聴には十分な映像品質

 

ただし動画のアスペクト比(縦横の比率)によっては、上下に黒い帯が出てきます。テレビ番組やネット動画など16:9の作品ならあまり気になりませんが、横長の映画では画面がかなり小さくなってしまいました。拡大すれば画面いっぱいに表示されますが、そうすると左右が切り取られてしまいます。このあたりはFire HD 8に限った話ではないのですが、いちおう気にとめておいてください。

 

映画のアスペクト比

画面比率が横長の映画では上下の帯が大きくなってしまいます

Kindleのコミックを楽しむのに最適

画面の精細さはそれほどではないものの、電子書籍を読むには十分です。特にコミックを読むのに向いているのではないでしょうか。精細さと画面の見やすさの点ではKindle Paperwhite(300ppi、Fire HD 8は189ppi)のほうが上ですが、Fire HD 8ならカラーで見られるというメリットもあります。

 

またFire HD 8の液晶ディスプレイは幅108×奥行き172mm(実測値)で、書籍の新書サイズとほぼ同じ。コミック単行本よりはわずかに小さいものの、同程度の大きさと言っていいでしょう。そのため、もともと新書サイズで作られた電子書籍を自然な大きさで閲覧できます。

 

アマゾン Fire 8 HD

Fire HD 8はコミック閲覧用にもおすすめ

 

液晶ディスプレイの大きさ

液晶ディスプレイは新書やコミックの大きさとほぼ同程度

 

さらにFire HD 8なら、電子書籍をSDカードに保存できます。32GBのストレージを搭載したKindle Paperwhiteのマンガモデルならコミックを700冊程度保存できますが(公称値より)、より多くのコミックを持ち歩きたいなら大容量のmicroSDメモリーカードを使うといいでしょう。256GBのmicroSDカードを使えば、5600冊程度保存できる計算です。

ドルビーアトモスによる迫力のあるサウンド

Fire HD 8は、ステレオスピーカーを搭載しています。オーディオ技術「ドルビーアトモス(Dolby Atmos)」の効果によって、タブレットの小さなスピーカーで再生しているとは思えないほど広がりのあるサウンドを楽しめました。低音部と高音部がやや薄い印象を受けるもののBGMとして音楽を流したり、映画やゲームを楽しんだりするには十分なクオリティーです。

 

ステレオスピーカー

左側面にふたつのスピーカー(穴の開いた部分)が配置されています

 

BGMに最適

筆者はプライムミュージックの音楽をBGMとして流しっぱなしにしています

カメラはおまけ程度

カメラ機能はリアが200万画素(HD)で、フロントが30万画素(VGA)です。実際に写真を撮ってみたところ、加工がキツく施されていました。精細さにも欠けるので、スナップ写真向けにも厳しいかもしれません。カメラ機能はとりあえず付いている程度と考えたほうがいいでしょう。

 

リアカメラ

リアカメラは200万画素

 

フロントカメラ

フロントカメラは30万画素

 

カメラ作例

作例その1 ※クリックで拡大

カメラ作例

作例その2 ※クリックで拡大

インターフェースは必要最低限

インターフェースとしてはmicroUSB、microSDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力が用意されています。映像出力用の端子は用意されていません。端子の数と種類は必要最低限ですが、格安タブレットとしては標準的な構成です。試しにUSBマウスを接続してみたところ正常に動作しましたので、USB OTGに対応していると思われます。

 

インターフェース

天面部には左から音量調節ボタン、ヘッドホン出力、マイク、microUSB、電源ボタン

 

左側面

左側面のSメモリーカードスロットは、最大256GBのmicroSDカードに対応しています

Fire 7との違いについて

ここからは、8インチのFire HD 8と7インチのFire 7との違いについて解説します。

スペックの違い

Fire HD 8とFire 7の主なスペックは、以下の表のとおりです。単に大きさや液晶ディスプレイのサイズ/解像度が異なるだけでなく、メモリー容量やストレージ容量、バッテリー駆動時間などが違うことがわかります。ただしカメラ機能や無線機能、インターフェース構成などは変わりません。

 

■Fire HD 8とFire 7のスペック

Fire HD 8 Fire 7
CPU 1.3GHz クアッドコア 1.3GHz クアッドコア
ディスプレイ 8インチ、1280×800ドット、IPS 7インチ、1024×600ドット、IPS
メモリー 1.5GB 1GB
ストレージ 16/32GB 8/16GB
メモリーカード microSD/SDHC/SDXC(最大256GB)
サイズ 幅214×奥行き128×高さ9.7mm 幅192×奥行き115×高さ9.6mm
重量 369g 295g
バッテリー 最大12時間 最大8時間
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth
カメラ フロント:VGA(30万画素)、リア:HD(200万画素)
インターフェース microUSB、microSDカードスロット、ヘッドホン出力

CPUはFire HD 8のほうが高性能

公式のスペック表では、CPUはどちらも「1.3GHz クアッドコア」と表記されています。しかしそれぞれ異なるCPUが使われており、CPU性能を計測するベンチマークではFire HD 8のほうが高性能という結果となりました。実際Fire HD 8を使ってみると、Fire 7よりもサクサクと動きます。

 

Geekbench 3ベンチマーク結果

Fire HD 8(左)とFire 7の「Geekbench 3」ベンチマーク結果。数値が大きいほど高性能ということなので、基本性能はFire HD 8のほうが優れています ※クリックで拡大

サイズはFire HD 8のほうがふた回り大きい

本体サイズについては当然のことながら、Fire 7のほうがコンパクトです。Fire HD 8はFire 7のふた回り程度といったところでしょうか。重量もFire 7のほうが軽いので、持ち歩きやすさについてはFire 7に軍配が上がります。

 

Fire HD 8とFire 7のサイズ比較

Fire HD 8(左)とFire 7(右)の大きさの違い

 

サイズ感

手に持ったときのサイズ感

 

重さについてはFire HD 8が実測で365g、Fire 7が実測で279gでした。小型のタブレットで86gはけっこうな重量差なのですが、実際にふたつを手に持ってみるとそれほど違いがあるようには思えません。ただしこれはFire HD 8が見た目に反して予想以上に軽かったため、無意識のうちに「軽い」と錯覚しているのだと思います。試しに目をつぶって両モデルを比べてみたところ、Fire 7のほうが軽いことがハッキリとわかりました。

 

重量比較

重量の実測値はFire HD 8(左)が365g、Fire 7(右)が279gでした

Wi-FiはFire HD 8のほうが速い?

それぞれでWi-Fi接続時の通信速度を計測してみたところ、Fire HD 8のほうが若干速いという結果になりました。スペック表では両モデルとも同じですので、個体差によるものかもしれません。ただし基本性能の高さが影響している場合や、内部パーツの電波干渉によるものというう可能性もあります。詳細は不明ですが、とりあえず筆者の環境ではFire HD 8のほうが速いという結果です。

 

通信速度計測結果

Fire HD 8(左)とFire 7(右)の通信速度計測結果 ※クリックで拡大

Fire HD 8は映像が暗め?

Fire HD 8とFire 7の映像を比べてみたところ、Fire HD 8のほうが若干暗く、さらに黄色がかっているように感じました。この違いは、個体差によるものの可能性があります。

 

液晶ディスプレイの映像比較

Fire HD 8(左)とFire 7(右)の映像の違い

 

コミック閲覧時の映像の違い

コミック閲覧時の映像の違い(左がFire HD 8で、右がFire 7)

 

もしこの違いが個体差によるものでなければ、Fire HD 8はFire 7とは異なる色合いに調整されている可能性があります。筆者の個人的な推測を言わせていただければ、Fire HD 8は電子書籍向けに明るさとブルーライトを減らしているのかもしれません。明るくハッキリとした色合いのFire 7は動画再生向きです。まあ実際のところは、Fire HD 8を複数台検証してみないとわからないんですけれども。

サウンドは段違いにFire HD 8!

Fire 7はモノラルスピーカーを搭載していますが、Fire HD 8はデュアルステレオスピーカーを搭載しています。サウンドの広がりや音質については、Fire HD 8のほうが圧倒的に優れていました。音質の面では外付けスピーカーのほうが有利ですが、本体内蔵のスピーカーでも思っていた以上にそこそこ聞ける、というのが筆者の感想です。

汎用的に使うならFire HD 8の16GBモデル

ということで、今回はFire HD 8 2017年モデルのレビューをお届けしました。他社製の格安タブレットと比べるとGoogle Playストアを(標準では)利用できない、LTEに対応していないなどの欠点はありますが、1万円前後(プライム会員なら7980円/9980円)で買えると考えれば十分なスペック&品質だと思います。

 

なによりアマゾンのサービス向けに最適化されていますから、アマゾンのヘビーユーザーなら非常に便利です。特にアマゾンプライムやKindle Unlimitedに加入しているなら、ぜひ入手するべきでしょう。Fire HD 8を安く買うために、プライム会員になってもいいくらいです。

 

Fire HD 8とFire 7のどちらを買うべきかについては、安さと持ち歩きやすさを重視するならFire 7をおすすめします。それ以外を重視するなら、Fire HD 8を選ぶべきです。

 

また16GBと32GBのどちらかを選ぶべきかについては、よっぽどの理由がない限り16GBモデルをおすすめします。動画や音楽、Kindle本はメモリーカードに保存できますので、容量が足りなくなったときに買い足せばいいのではないでしょうか。差額の2000円で、32GBのmicroSDカードを買えますしね。SDカード保存非対応のアプリを10GB以上インストールするつもりなら、32GBモデルを選んでください。

アマゾン Fire 7 (2017)レビュー! 4980円の激安タブレットの使い勝手を徹底検証!!
2017年発売のアマゾン製7インチタブレット「Fire 7」をレビュー。2015年発売「Fireタブレット」との比較もしています
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