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HP Pavilion 15-ab000レビュー!Core i7とGeForce940M搭載でコスパ激高!!

HP Pavilion 15-ab000

 

日本HPの15.6型ノートパソコン「HP Pavilion 15-ab000」は、高い性能を持ちながらも入手しやすいリーズナブルな価格で人気です。なかでも特におすすめしたいのが、高性能パーツばかりで構成された最上位機種「パフォーマンスモデル」。CPUはCore i7-5500Uでメモリーは8GB、さらにグラフィックス機能としてNVIDIA GeForce 940Mやブルーレイディスクドライブを搭載しています。

 

現在(2015年8月上旬)は台数限定のキャンペーンにより、通常価格から2万円割り引きの9万9800円(税別)で販売中です。この構成でこの価格は、まさに激安! そこで今回はメーカーからお借りした「HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデル」を使って、実際に使ってみた感想や性能、ベンチマーク結果などを紹介します!

お知らせ

この機種はすでに販売が終了しています。以下のリンクから、別の記事をご覧ください。
HP製品のレビュー一覧
2015年発売のパソコンのレビュー一覧

5色3モデルのラインナップを用意!

HP Pavilion 15-ab000には初心者向けに価格を抑えた「エントリーモデル」と、標準的な性能の「スタンダードモデル」、作業をバリバリと快適にこなしたい人のための「パフォーマンスモデル」の3種類が用意されています。またエントリーモデルとスタンダードモデルにはカラーバリエーションが用意されており、好みに応じて好きなカラーを選ぶことができます。

 

HP Pavilion 15-ab000エントリーモデル

CPUが Core i3-5010Uの「HP Pavilion 15-ab000エントリーモデル」

 

HP Pavilion 15-ab000スタンダードモデル

Core i5-5200U 搭載の「HP Pavilion 15-ab000スタンダードモデル」

 

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデル(シルバー)

Core i7k-5500U搭載「HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデル(シルバー)」

 

ハイスペック仕様のモデルが超お買い得!

今回取り上げるHP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルは、もっとも高性能な最上位モデルです。現在(2015年8月上旬時点)はキャンペーン価格の9万9800円で販売されています。税込みでは10万円をオーバーしますが、パーツ構成を考えるとかなりお買い得。主な点を下記に挙げてみましたが、これだけの性能&機能で10万円前後のモデルはなかなかありません

 

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルのここに注目!

  • CPUにCore i7-5500Uを搭載、メモリー容量は8GB
  • ストレージは1TBのHDD
  • 光学ドライブはブルーレイディスクドライブ
  • グラフィックス機能はGeForce 940M。ドラクエ10やFF14など人気ゲームも遊べる
  • 液晶ディスプレイの解像度は1920×1080ドットのフルHD

 

高性能なノートパソコンを検討したことがある人ならわかると思うのですが、まずCore i7-5500U搭載でフルHD液晶ディスプレイを搭載しているモデルは税別でも10万を切ることがなかなかありません(型落ちモデルやアウトレット品を除く)。しかもHP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルはGPUにGeForce 940M(2GB)を搭載し、ブルーレイディスクドライブまでついています。キャンペーン中のいまだからこそ、超狙い目のモデルというワケです。

 

なおそのほかのスペックについては、下記の表のとおりです。高速で通信が安定しているIEEE802.11acの無線LANや有線LAN(最大100Mbps)に対応している点もポイントと言えるでしょう。

 

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルの主なスペック
OS Windows 8.1 Update 64bit
光学ドライブ
ブルーレイディスクドライブ
CPU
Core i7-5500U(2.40GHz)
通信機能
100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0
メモリー
8/16GB
Webカメラ
92万画素
ストレージ
1TBハイブリッドHDD
インターフェース
USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
液晶ディスプレイ
15.6型、1920×1080ドット、タッチ非対応
サイズ/重量
幅384×奥行き261×高さ24~28mm/約2.29kg
グラフィックス
NVIDIA GeForce 940M(2GB)
バッテリー駆動時間
5時間30分
発売
2015年5月
オフィス
なし

いい意味で「標準的」な本体デザイン

ここからは、実際にHP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルを使ってみた感想を紹介しましょう。

 

正直なところ、本体の仕上がりについては「標準的」といった印象を受けました。サイズも小さいわけではありませんし、重さも15.6型ノートパソコンとしては普通です。ボディの素材には一般的な樹脂が使われており、質感や強度もそれなりといったところ。ただし、高性能パーツを詰め込んだお買い得モデルでスペック以外の部分を妥協することなく、平均レベルに仕上げているのはスゴイと思います。

 

天板(トップカバー)は光沢なしのシルバーで、アルミ素材風の色合いです

天板(トップカバー)は光沢なしのシルバーで、アルミ素材風の色合いです

 

20150726-IMG_0056

設置面積は幅384×奥行き261mm。B4サイズ(幅364×奥行257mm)よりもひと回りかふた回り大きい印象です

 

 

最薄部は24mm

背面のヒンジ部分はやや厚く、高さは28mmです。しかし設置面積がそこそこ大きいため、実際に手に持ってみるとそれほど厚くは感じません

最薄部の全面は高さ24mm。背面のヒンジ部分はやや厚く、高さは28mmです。しかし設置面積がそこそこ大きいため、実際に手に持ってみるとそれほど厚くは感じません

 

重量は実測で2.23kg

重量は実測で2.23kgでした。持ち歩き用ではないので、重さはそれほど問題ではありません

 

アダプター込みでは2.57kgでした

アダプター込みでは2.57kgでした

 

各部の仕上がりは平均レベルなのですが、こだわりポイントがところどころに見受けられ、全体として「なかなかイイんじゃない?」という印象を受けました。なかなかの高級感があります。

 

キーボード上部からパームレストにかけて、グラデーション塗装が施されています

キーボード上部からパームレストにかけて、グラデーション塗装が施されています

 

パームレストはヘアライン加工(極細の線が入った仕上げ)

パームレストにはヘアライン加工(極細の線が入った仕上げ)

 

エッジ(端)に向かって徐々に薄くなっているので、シャープでスリムな印象を受けます

エッジ(端)に向かって徐々に薄くなっているので、シャープでスリムな印象を受けます

 

天板のロゴは鏡面仕上げ

天板のロゴは鏡面仕上げ

 

吸排気口が各所の用意されているので、内部に熱がこもりにくくなっています

吸排気口が各所の用意されているので、内部に熱がこもりにくくなっています

 

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルは持ち運びには向かないとは言えノートパソコンですので、自宅や職場内での持ち運びには適しています。デスクトップパソコンよりも設置面積が小さくてすむので、置き場所に困ることもないでしょう。

高精細で仕事やゲームに適した液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイのサイズは、ノートパソコンとしては一般的な15.6型です。解像度は高めの1920×1080ドット。一般的な1366×768ドットのデスクトップに比べて、ピクセル数は1.97倍です。つまりそれだけ多くの情報を一度に表示できるので、作業効率は大きく向上します。

 

一度に多くの情報を表示できる、1920×1080ドットの液晶ディスプレイ

一度に多くの情報を表示できる、1920×1080ドットの液晶ディスプレイ

 

液晶ディスプレイの表面は、光沢のないノングレア仕上げです。光沢ありのグレアパネルに比べて映像の鮮やかさではやや劣りますが、実際に見た限りでは気になるほどではありませんでした。十分自然で鮮やかな色だと思います。

 

液晶ディスプレイは自然な色合い。解像度が高いので、写真や動画を高精細に表示できます

液晶ディスプレイは自然な色合い。解像度が高いので、写真や動画を高精細に表示できます

 

非光沢パネルは光の映り込みが少ないぶん、長時間使っていても目が疲れにくいというメリットがあります。集中して作業するには、もってこいの液晶ディスプレイです。

 

カラーグラデーションの会長表現はなめらか

カラーグラデーションの諧調表現はなめらか

 

モノクロのグラデーションでも、ムラなどは見られません

モノクロのグラデーションでも、ムラなどは見られません

 

液晶ディスプレイの映像品質は十分なレベルなのですが、視野角がそれほど広くなく、特に上方向から見ると画面の色合いがかなり白っぽくなってしまいます。と言っても、これほどの角度から見ることはないと思いますので、普通に使うには問題ないでしょう。

 

液晶ディスプレイを上方向から見ると、色がくすんでしまいます

液晶ディスプレイを上方向から見ると、色がくすんでしまいます

 

左右の視野角は、そこそこ広めでした

左右の視野角は、そこそこ広めでした

 

液晶ディスプレイの最大角度はこんな感じ

液晶ディスプレイの最大角度はこんな感じ

 

普通に使えるテンキー付きのキーボード

キーボードはテンキー付きの105キー構成で、標準的な日本語配列を採用しています。Enterキー周辺が若干小さくなっていますが、全体的にはサイズの余裕のある配列でした。キーピッチ(キーの中央から隣のキーの中央までの間隔、キーの入力しやすさを表わす指針のひとつ)は約18.7mmで、フルサイズ(19mm)よりはやや小さいのですが、問題なく利用できます。

 

キーピッチ

数値入力にベンチなテンキー付き。キーピッチは約18.7mmです

 

個々のキーは、標準的な作りです。入力時に軽い底打ち感があり、キーを打ったときにわずかな反発を感じます。また「カタカタ」というタイプ感がやや大きく感じたほか、キーを強く押すと若干のたわみが生じました。とは言っても、これらの点はレビュー用にかなり厳しく評価した場合のこと。実際に使ってみると、特に気になるレベルではないでしょう。

 

20150726-IMG_0060

キーストロークは約1.5mm。タイプ感は軽く、長時間使ってもあまり疲れません

 

 

タッチパッドは大きめで、使いやすいサイズです。パームレストは天板や底面と同じ樹脂製ですが、ヘアライン加工のアルミ風の仕上がりで、高級感があります。ただしアルミと同じほど頑丈というわけではなく、強く押すとたわんだり、本体に力を入れてねじると歪んだりします。堅牢性や剛性については標準的で、それほど高いわけではありません。しかし持ち運び用途ではなく机に据え置きで使うタイプですので、標準的な使い方なら問題ないはずです。

 

タッチパッドの大きさは実測で幅110×奥行き65mmでした

タッチパッドの大きさは実測で幅110×奥行き65mmでした

 

ビジネスでも使える標準的なインターフェース構成

インターフェースとしては、周辺機器接続用にUSB3.0端子×2、USB2.0端子×1が用意されています。15.6型のハイエンドノートパソコンとしてはUSB端子の数は多くありませんが、十分な数だと言えるでしょう。さらに映像出力用にHDMI端子、ネットワーク接続用に有線LAN端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットが用意されています。

 

左側面にはヘッドホン出力、USB2.0端子、HDMI端子が用意されています

左側面にはヘッドホン出力、USB2.0端子、HDMI端子が用意されています

 

右側面には電源コネクター、有線LAN端子、USB3.0端子×2、光学ドライブ

右側面には電源コネクター、有線LAN端子、USB3.0端子×2、光学ドライブ

 

光学ドライブとしては、ブルーレイディスクドライブを搭載しています。対応メディアは1層式/2層式のBD-R/BD-REで、2層式(BD-R DL)なら最大50GBも書き込み可能です。もちろん市販のブルーレイコンテンツを楽しめるほか、DVDの書き込み/読み込みにも対応しています。

 

標準で書き込み/読み込みが可能なブルーレイディスクドライブを搭載。最大容量は50GBです

標準で書き込み/読み込みが可能なブルーレイディスクドライブを搭載。最大容量は50GBです

 

無線機能としてはIEEE802.11a/b/g/n/acの無線LANとBluetooth 4.0に対応しています。Webカメラの有効画素数は92万画素。有線LANは最大100Mbpsの通信速度に対応しています。標準的な利用にはまったく問題なく、ビジネスにも活用することができるでしょう。

 

バッテリーは取り外し可能。劣化して容量が減っても、自分でバッテリーを交換できます

バッテリーは取り外し可能。劣化して容量が減っても、自分でバッテリーを交換できます

 

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルのパーツ構成

HP Pavilion 15-ab000には、全部で3種類のモデルが用意されています。各モデルには異なる本体カラーが用意されているほか、購入時の追加オプションでメモリー容量を4GBから8GBへ、あるいは8GBから16GBへ増設可能です。本体カラーとメモリー容量の異なるモデルにそれぞれ型番が用意されているため厳密には合計で12種類となるのですが、ここでは3種類にまとめています。それぞれのパーツ構成の違いは、以下の表のとおりです。

 

HP Pavilion 15-ab000各モデルの違い
エントリーモデル スタンダードモデル パフォーマンスモデル
本体カラー ブリザードホワイト/コバルトブルー ブリザードホワイト/コバルトブルー/ピーチピンク ナチュラルシルバー
税別価格(8月13日までのキャンペーン価格適用時) 5万4800円~ 6万2800円~ 9万9800円~
OS Windows 8.1 Update 64bit
CPU  Core i3-5010U(2.10GHz)  Core i5-5200U(2.20GHz)  Core i7-5500U(2.40GHz)
メモリー 4GB/8GB 8GB/16GB
ディスプレイ 15.6型、1366×768ドット、光沢あり 15.6型、1920×1080ドット、非光沢
グラフィックス Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) NVIDIA GeForce 940M(2GB)
ストレージ 500GB HDD 1TB HDD 1TBハイブリッドHDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ ブルーレイディスクドライブ
バッテリー駆動時間 7時間(MobileMark 2012) 7時間30分(MobileMark 2012) 5時間30分(MobileMark 2012)
リンク HP Pavilion 15-ab000 製品詳細(HP Directplus)icon

 

試用機は8GBメモリーを搭載

今回試用したのは8GBメモリーを搭載したパフォーマンスモデルです

 

CPUはCore i7-5500U

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルでは、CPUにCore i7-05500U(2.40GHz)が使われています。2コア4スレッドで動作するCPUで、HP Pavilion 15-ab000全モデルのなかでもっとも高性能です。高性能タイプのノートパソコンとしては、比較的よくつかわれているCPUです。

 

「CPU-Z」によるCore i7-5500Uの詳細情報。メモリーには8GBのモジュールがひとつ使われていました

「CPU-Z」によるCore i7-5500Uの詳細情報。メモリーには8GBのモジュールがひとつ使われていました

 

HDDよりアクセス速度が速い大容量ハイブリッドHDDを搭載

ストレージには、1TBのハイブリッドHDDが搭載されています。ハイブリッドHDDとは低容量のSSDをキャッシュメモリー(データを一時的に保管するメモリー)として使うタイプのHDDのことで、標準的なHDDに比べてアクセス速度が速いのが特徴。直販サイトの情報によると、アプリの起動やシャットダウンが約60%高速化されるとのことです。

 

「CrystalDiskInfo」によるストレージのS.M.A.R.T.情報。試用機ではサムスン製の「STL1000LM0414」が使われていました

「CrystalDiskInfo」によるストレージのS.M.A.R.T.情報。試用機ではシーゲート製の「STL1000LM0414」が使われていました

 

アクセス速度が速いとは言っても、SSDよりは低速です。しかしHDD/ハイブリッドHDDは、SSDよりも価格が安く容量が大きい点が魅力。写真や動画を大量に保存しても、容量不足で困ることはあまりないでしょう。

 

試用機のパーティション構成。Cドライブには911.45GB割り当てられています

試用機のパーティション構成。Cドライブには911.45GB割り当てられています

 

Cドライブの空き容量は880GBでした。リカバリー用として用意されているDドライブの容量は19GBです

Cドライブの空き容量は880GBでした。リカバリー用として用意されているDドライブの容量は19GBです

 

グラフィックス機能には外付けGPUのGeForce 940M(2GB)を採用

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルはグラフィックス機能として、NVIDIAのGeForce 940M(2GB)を搭載しています。最近のGeForceシリーズではゲーム用の高性能なGPUの名前に「GTX」という文字が含まれているのですが、GeForce 940Mには含まれていません。このことから本来はゲーム用のGPUではないことがわかるのですが、そこそこ性能が高いので軽め~中規模クラスのゲームなら問題なくプレーできます。

 

「GPU-Z」によるGPUの詳細情報。NVIDIA Optimusテクノロジー対応で、軽めの処理にはCPU内蔵のIntel HD Graphics 5500が使われます

「GPU-Z」によるGPUの詳細情報。NVIDIA Optimusテクノロジー対応で、軽めの処理にはCPU内蔵のIntel HD Graphics 5500が使われます

 

ちなみにスタートアップ(自動的に実行するプログラム)には、以下のプログラムが設定されていました。メモリー容量が8GBと十分多いので、これらのプログラムによって処理が重くなるような場面はありませんでした。

 

スタートアップに登録されているプログラム

スタートアップに登録されているプログラム

 

高いパフォーマンスで仕事にもゲームにも活用できる

ここからは、HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルのベンチマーク結果を紹介しましょう。なおベンチマーク結果はパーツ構成や実行タイミングによって大きく変わることもあるため、参考程度に考えてください。

 

Widnwos 8.1は快適に使える性能。Windows 10ならよりサクサク!?

まずはWindows 8.1の快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」の結果については、以下の表のようになりました。なお結果をイメージしやすいように、「Windowsエクスペリエンスインデックス」に置き換えています。

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルのWindowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ(CpuScore) 7.4
メモリ(MemoryScore) 7.4
グラフィックス(GraphicsScore) 4.8
ゲーム用グラフィックス(GamingScore) 5.1
プライマリハードディスク(DiskScore) 5.9

 

試用機のWindowsシステム評価ツールの結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)

試用機のWindowsシステム評価ツールの結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)

 

「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」のスコアが低くなっていますが、これはグラフィックスのテストでIntel HD Graphics 5500が使われているためです。本来の実力はもっと上ですので、気にする必要はありません。

 

CPUとメモリーのスコアは比較的高めで、Windows 8.1の動作には十分な性能を持っています。Windows 10ではさらに処理が軽くなるとも言われているので、快適に利用できるでしょう。ストレージのスコアが「5.9」とやや低めですが、これはHDDとしての最高得点です。

 

ノートパソコンとしては高めのCPU性能

CPU性能を計測する「CINEBENCH」では、「CPU」のスコアが「282cb」(CINEBENCH R15)という結果がでています。ノートパソコンとしては比較的高めの結果で、10万円前後のモデルならコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。普通に写真の加工や動画の編集を行なうぶんには、問題なく利用できます。本格的な動画編集や3D制作にはクアッドコアCPUを搭載した10万円以上のパソコンをおすすめしますが、標準的な利用ならCore i7-5500Uで十分です。

 

「CINEBENCH R15」(写真左)と「CINEBENCH R11.5」(写真右)のベンチマーク結果

「CINEBENCH R15」(写真左)と「CINEBENCH R11.5」(写真右)のベンチマーク結果

 

ハイブリッドHDDのアクセス速度はHDDよりもやや速い

ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで116.9MB/秒という結果になりました。一般的なHDDが100MB/秒前後ですので、確かにアクセスが速くなっています。

 

「CrystalDiskMark」によるストレージのアクセス速度計測結果

「CrystalDiskMark」によるストレージのアクセス速度計測結果

 

総合性能は高めだが、ストレージ速度がネックに

パソコンの総合的な性能を計測する「PCMark 8」と「PassMark PerfomanceTest 8.0」の結果を見ると、スコアは比較的高めです。しかしCore i7+外付けGPU搭載モデルなら、もう少しスコアが高くてもいいのではないかという印象を受けます。スコアが若干伸び悩んでいるのは、ストレージにハイブリッドHDDを採用していることが原因でしょう。しかしその代わり、容量が1TBも使えることを考えればやむを得ない結果と言えます。

 

ネットや写真編集、軽めのゲームなど、日常的な作業の性能を計測する「PCMark 8」の「Home conventinal 3.0」ベンチマーク結果

ネットや写真編集、軽めのゲームなど、日常的な作業の性能を計測する「PCMark 8」の「Home conventinal 3.0」ベンチマーク結果

 

ゲームやクエ入りティブ系ソフトの快適さを計測する「Creative conventinal 3.0」ベンチマーク結果

ゲームやクエ入りティブ系ソフトの快適さを計測する「Creative conventinal 3.0」ベンチマーク結果

 

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パソコン全体の総合的な性能を計測する「PassMark PerfomanceTest 8.0」ベンチマーク結果

 

ゲーム用ではなくてもGeForce 940Mは意外に高性能

総合的なゲーム性能を計測する「3DMark」では、もっとも負荷の高い「Fire Strike」(DirectX 11相当)で「1381」という結果でした。上位GPUのGTX 950MやGTX960Mの結果には劣りますが、意外に高いスコアが出ています。国内で人気のゲームなら、画質を調整すればフルHD(1920×1080ドット)の解像度でも、問題なく遊べる性能です。

 

「3DMark」ベンチマーク結果

「3DMark」ベンチマーク結果

 

ドラクエ10はフルHDでも「快適」に遊べる

「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン(ドラクエ10)」の快適さを計測する「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」では、以下のような結果となりました。フルHD(1920×1080ドット)の解像度でも標準品質であれば快適にプレーできるという評価が出ています。最高品質では「普通」という評価ですが、シーンによっては多少カクつく場面があるかもしれません。

 

ドラクエ10ベンチの結果。左が標準品質で、右が最高品質。解像度はどちらも1920×1080ドット

ドラクエ10ベンチの結果。左が標準品質で、右が最高品質。解像度はどちらも1920×1080ドット

 

フルHDの標準品質ならFF14は「快適」

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」は、解像度1920×1080ドットの標準品質(ノートPC)で「4744」の「快適」でした。画質を調整すれば、フルHDの解像度でもストレスなく遊べそうです。ただし画質を上げるとかなり厳しく、画面のカクつきが多くなると予想されます。

 

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」結果(1920×1080ドット、標準品質(ノートPC))

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」結果(1920×1080ドット、標準品質(ノートPC))

 

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の結果(1920×1080ドット、フルスクリーンモード、DirectX 9)
標準品質(ノートPC) 4744(快適)
高品質(ノートPC) 2447(普通)
最高品質 1801(設定変更を推奨)

 

マインクラフトはフルHDの解像度でも問題なく遊べる

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルを使って実際にマインクラフトをプレーしてみましたので、その操作感やベンチマーク結果を紹介します。

 

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルで、実際にマインクラフトをプレーしてみました

HP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルで、実際にマインクラフトをプレーしてみました

 

ゲームの体感速度としてはまったく問題はなく、快適に遊ぶことができました。大量の木が生い茂る「Roofed Forest」など描画オブジェクトの多い場面ではFPSが下がることもありますが、「Plain」などの平たんな場所ではサクサク動きます。

 

FPS計測結果を見るとウィンドウモードでは平均108.8FPSとまったく問題ありませんが、フルスクリーンモードでは平均39.4FPSとやや低めです。ただフルスクリーンモードでも、特にストレスを感じる場面はありませんでした。

 

マインクラフトのFPS計測結果(ビデオ設定は標準の状態)
最小 最大 平均
ウィンドウモード
(854×480ドット)
79 FPS 156 FPS 108.8 FPS
フルスクリーンモード
(1920×1080ドット)
34 FPS 44 FPS 39.4 FPS

 

影MOD(Shaders Mod)で「SEUS」こと「Sonic Ether’s Unbelievable Shaders」を利用したときのFPSは、以下の表のとおりです。比較的処理が軽いウィンドウモードでもこの結果では、プレーはちょっと厳しいかもしれません。

 

影MOD+SEUSを利用したときの、グラフィックの違い

影MOD+SEUSを利用したときの、グラフィックの違い

 

 

影MODを導入したときのFPS計測結果(854×480ドット、ウィンドウモード)
最小 最大 平均
ライト 19 FPS 38 FPS 28 FPS
スタンダード 15 FPS 33 FPS 21.4 FPS
ウルトラ 15 FPS 27 FPS 20.7 FPS

 

最高画質の「ウルトラ」だと、引っかかるように画面描画が遅れることがしばしばあります

最高画質の「ウルトラ」だと、引っかかるように画面描画が遅れることがしばしばあります

 

フルスクリーンモードでは、以下の表のような結果に。実際にプレーすると普通に動く場面もあるのですが、カクつくタイミングがけっこうありました。

 

 

影MODを導入したときのFPS計測結果(1920×1080ドット、フルスクリーン)
最小 最大 平均
ライト 17 FPS 27 FPS 23.1 FPS
スタンダード 10 FPS 19 FPS 15.3 FPS
ウルトラ 10 FPS 14 FPS 12.5 FPS

 

 

さらにマルチサーバーを試してみたところ、SEUSU「ウルトラ」のフルスクリーンモードで平均FPSは13.8でした

さらにマルチサーバーを試してみたところ、SEUSU「ウルトラ」のフルスクリーンモードで平均FPSは13.8でした

 

Shaders Modなしで標準グラフィックのままなら、フルスクリーンモードでも問題なくプレーできます。多少重めのMODを導入するなら、あわせて軽量化MODを利用するといいかもしれません。

 

手ごろな値段でゲームも遊べるオールマイティなモデル

Core i7-5500Uと8GBメモリーを搭載したHP Pavilion 15-ab000パフォーマンスモデルは日常的な作業にはもちろん、仕事にもガッツリ使える性能を持っています。しかも標準画質なら、ドラクエ10やFF14、マインクラフトなどの人気ゲームも存分に楽しめます。さまざまな用途に使える汎用性の高さとリーズナブルな価格を考えれば、コストパフォーマンスが非常に高い機種だと言えるでしょう。

 

10万円前後の値段で、仕事にもゲームにもガッツリ使える!

10万円前後の値段で、仕事にもゲームにもガッツリ使える!

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