HP 15-bw000を本音でレビュー! フルHDで3万円台からの格安モデルを徹底チェック

日本HP 15.6型ノートPC HP 15-bw000

作業がはかどるフルHDの格安モデル

日本HPの「HP 15-bw000」は、解像度1920×1080ドットのフルHD液晶ディスプレイを搭載した15.6型ノートパソコンです。価格は下位モデルが税込み+送料込みで3万6504円(2017年10月10日時点)と、フルHDモデルとしては最安クラス。1366×768ドットの画面に比べてデスクトップを広く使えるので、格安モデルでありながら作業を効率的にこなせます。

コストパフォーマンスの高いフルHDモデル

1920×1080ドットのフルHDモデルとしては激安!

ただし安い3万円台のモデルは処理がかなり遅く、普通に使うにはさまざまな設定や工夫が必要です。中上級者向けのサブPCとしてはアリですが、初心者が使うメインPCとしてなら税込み7万円切りの上位モデルをおすすめします。

■HP 15-bw000のポイント

ここがイイ! ここが残念
  • フルHD対応
  • こだわりのデザイン
  • キー配列は標準的
  • 上位モデルは安くて快適
  • 下位モデルは激重
  • 映像品質はそれなり

今回は筆者が購入したHP 15-bw000 ベーシックモデル(15-bw001AU)を使って、実際の性能や本体デザイン、各部の使い勝手などをレビューします。

HP 15-bw000

HP 15-bw000

税込3万円台半ばから

フルHDだと仕事がはかどる理由

格安なノートパソコンでは、1366×768ドットの解像度が一般的です。この解像度でも、ネットやメールを見たり資料を作ったりするには十分。しかし1920×1080ドットの解像度ならより多くの情報(文字や画像)を表示できるので、スクロールや拡大縮小などの手間なくひと目で確認できます。

解像度による情報量の違い

1920×1080ドットと1366×768ドットの情報量の違い ※クリックで拡大

また1920×1080ドットのデスクトップなら、複数のウィンドウを同時に表示しても十分な作業領域を確保できます。ウィンドウ表示を切り替える必要がないので、作業を効率よく進められるのです。

フルHDなら複数ウィンドウの同時表示もOK

フルHDなら複数のウィンドウを同時に表示できる

さらに1920×1080ドットの画面では、1366×768ドットよりも写真や動画を精細に表示できます。YouTubeの1080p動画を本来のサイズで楽しむなら、フルHDディスプレイが必須です。

画面の内容をただ見るだけなら、1366×768ドットの解像度でも問題ありません。しかし作業を効率的に進めたい、あるいは精細な映像を楽しみたいのであれば、フルHDの液晶ディスプレイをおすすめします。

格安でも高品質なデザイン

ディティールへのこだわりがスゴイ!

HP 15-bw000は低価格なモデルでありながら、凝ったデザインを採用しています。細部まで見ると、格安モデルとはとても思えません。もともと日本HPの製品は総じてデザイン性が高く、安くても見た目にこだわりたい人におすすめです。

本体カラー

本体カラーはホワイトのみ。天板には鏡面仕上げのロゴが配置されています

ホワイトとブラックのツートンカラー

ベゼル(液晶ディスプレイの周囲)とバッテリーはブラック

ワンポイントのシルバー

液晶ディスプレイのヒンジ部分は光沢のあるシルバー

ボディの素材には、樹脂(プラスチック)が使われています。パソコンでは一般的な素材で、強度と質感は標準的でした。

しかし、細部がほかの格安モデルと異なります。パームレストには柄がプリントされていたり、天板部分にテクスチャーが施されているのにはビックリしました。HP 15はなぜか、モデルが新しくなるたびに表面の仕上げが変わるんですよね。

パームレストのデザイン

キーボード面全体に、木目調のプリントが施されています

天板と底面のデザイン

天板部分と底面部には、リネン調のようなテクスチャーが施されています

B4サイズ相当の大きさ

本体サイズは、幅380×奥行き254×高さ23~27mmです。B4サイズ(幅364×奥行き257mm)よりも横幅がやや長いのですが、ほぼB4相当の大きさと言っていいでしょう。一般的なノートを見開きにすると、サイズ感をイメージしやすいかもしれません。

サイズ比較

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

B4サイズに近い大きさ

ノートを見開きにした大きさ(B4サイズ)よりも、幅がちょっと長め

最薄部22mm、最厚部27mmの高さは、それほど薄いわけではありません。どちらかと言うと、最近の傾向よりはやや厚めです。

ただ値段の安さを考えれば、許容できる範囲内でしょう。実際に手に持ってみても、厚すぎるほどではありませんでした。

高さは27mm

高さは27mm。やや厚めですが、実物を前にするとそれほどの厚みは感じませんでした

シンプル&スタイリッシュ

本体デザインがシンプルなので、スタイリッシュな印象を受けます

持ち歩きには厳しい重さ

HP 15-bw000の重量は、公称値で2.1kg。実際の重さを測ってみたところ、2kgちょっとでした。持ち歩けないことはありませんが、日常的なモバイル用途には厳しい重さです。もっとも15.6型はデスクに据え置きで使うことを想定されているので、特に大きな問題ではありません。

重量の実測値

重量は実測で2.035kg

電源アダプター込みの重量

電源アダプター込みでは、2.319kgでした

映像品質は価格相応

大きい画面で人気の15.6型

液晶ディスプレイの大きさは、もっとも人気の高い15.6型です。13.3型や11.6型に比べて画面が大きいので、文字小さくて見えづらいということはありません。それでもやや小さめに感じるなら、Windows 10のスケーリング設定でデスクトップの拡大率を買えることをおすすめします。

液晶ディスプレイのサイズ

液晶ディスプレイの大きさは15.6型で、解像度は1920×1080ドット

映像品質はそれなり

解像度は高いものの、映像の色合いについては格安モデル相当です。写真を表示してみたところ、やや青が強めに出ている印象を受けました。またコントラスト(色のメリハリ)も弱めです。画面の明るさはほどほどで、それほど明るいわけではありません。

とは言うものの、写真や文章は普通に見られます。映像の美しさにこだわりがないなら、問題なく使えるでしょう。

青かぶりした映像

写真を表示した様子。コントラストはやや低めで、色合いは若干青みがかっています

角度を変えると色が大きく変わる

液晶ディスプレイの視野角は狭く、角度を変えると色が変わってしまいます。表示する写真によっては、内容を確認できないかもしれません。液晶ディスプレイの角度を変えるときは、注意してください。

視野角は狭い

液晶ディスプレイを奥に倒すと、色が全体的に落ち込んでしまいます。使われているのは、おそらくTNパネルです

視野角のチェック

液晶ディスプレイを手前側に倒すと、画面全体が白っぽくなってしまいました

ただ液晶ディスプレイの表面が光沢なしのノングレアで光の映り込みが抑えられるので、そうそう角度を大きく変えることはないと思います。

見やすさと美しさではIPSパネルのほうが上

HP 15-bw000の液晶ディスプレイは解像度が高くて作業しやすいのですが、文字が若干ぼんやりしているような印象を受けました。これは映像のコントラストが低く、かつノングレア加工が施されているためです。

メリハリの効いた文字が好みなら、IPSパネルが使われたモデルをおすすめします。値段はやや高くなるものの、視認性の高さはバツグンです。また発色にも優れているので、写真や動画を楽しむのにも向いています。

普通に使えるキーボード

数値入力に便利なテンキー付き

HP 15-bw000のキーボードは、テンキー付きの105キー構成です。テンキーがあると、エクセルなどで数値入力をする際に便利というメリットがあります。

キーピッチ(キーとキーの間隔)は18.7mm。理想とされる19mmよりも、0.3mm足りません。実際にキーボードを使ってみるとわずかに窮屈さを感じるものの、使い続けるうちに慣れるでしょう。キー配列に変則的な部分はなく、いい意味で標準的です。

キーボード

テンキー付きのキーボード。キーピッチは18.7mm。キートップは15mmでやや小さめ

ひとつ注意したいのは、標準ではF1~F12キーがメディアキーに割り当てられている点です。ひらがなや半角英数字の変換にファンクションキーを使っている人は、そのままではFnキーを同時に押さなければなりません。ファンクションキーを多用する人は、Fnキーの「アクションキーモード」を無効のすることをおすすめします。

タッチは軽くタイプ音は静か

キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5mm。キーストロークは深いほどタイプ感に優れると言われているのですが、HP 15-bw000の1.5mmはノートパソコンとしては標準的です。ただキーを押し込む際の力が軽いので、手応えをあまり感じられませんでした。

タイプ音は比較的静かです。若干カチャカチャと音がするのですが、本体内部で反響するような「ドスドス」という音は聞こえません。とは言うものの、強く打てばそれなりに響きます。たわみも少し感じられますが、気になるほどではありませんでした。

誤操作の少ない分離型タッチパッド

マウス代わりに使うタッチパッドは、ボタンとパッド部分が分離しています。ボタンとパッドが一体になっているとまれに誤操作が生じるので、これはうれしい配慮です。もちろん、タッチジェスチャーにも対応しています。

分離型パッド

パッド部分と左右のボタンが分離しているので、クリックミスを減らせます。カーソルの反応は標準的

余談ですが、格安モデルではボタン一体型のタッチパッドがよく使われています。これは部品が少ないほうがコストが安いためです。このことからHP 15-bw000は安いながらも、ユーザーの使い勝手を意識して作られていることがわかります。

標準的なインターフェース構成

再生と書き込み対応のDVDドライブを搭載

周辺機器接続用のインターフェース(端子類)としては、USB3.1 Gen1(Type-A)×2、USB2.0×1、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン端子などが用意されています。VGA(アナログRGB)には対応していませんが、15.6型ノートパソコンとしてはスタンダードな構成です。

なおUSB3.1はType-Cではなく、フルサイズのType-Aである点に注意してください。またUSB3.1 Gen1ですので、転送速度はUSB3.0と同等です。

左側面

左側面には電源コネクター、1000BASE-T対応有線LAN、HDMI、USB3.1 Gen1(Type-A)×2、ヘッドホン出力

右側面

右側面にはSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、USB2.0、光学ドライブ、セキュリティースロット

光学ドライブとしては、DVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブが使われています。市販DVDの再生はもちろん、音楽CDの作成やファイルのバックアップなどにも利用可能です。

DVDスーパーマルチドライブ

DVDの再生/書き込み対応

Webカメラ

液晶ディスプレイ上部には92万画素のWebカメラ

バッテリー

バッテリーは取り外し可能

格安モデルでもクリアーなサウンド

スピーカーは本体底面部に配置されています。音の広がりに欠けるものの、個々の音は非常にクリアーに感じられました。特に中音域から高音域がこもることなくハッキリと聞こえます。

ステレオスピーカー

底面部の左右にステレオスピーカーを配置

スピーカーのパーツ

スピーカーはノートパソコンでよく使われる小型タイプ

ただし、低音部がやや弱く感じます。クラシックなどよりもポップス向きで、音楽をじっくり楽しむよりもBGMとしてカジュアルに楽しむのに向いているでしょう。もちろん動画の視聴にはまったく問題ありません。

パーツ交換はあまり意味がない?

HP 15-bw000には、パーツ交換用のカバーは用意されていません。本体内部を見るには、底面部のカバー全体を取り外す必要があります。

実際に取り外してみましたが、他社製品に比べて作業に時間がかかりました。キーボード面から取り外すのですが、かなりキッチリとはめ込まれています。カバーを取り外す際は、十分注意してください。

底面部

HP 15-bw000の底面部。最初に通気口部分のネジを外してから、光学ドライブを取り外します

ネジの取りはずし

底面とバッテリー装着部のネジのほか、ゴム足の下に隠されたネジも取り外します

本体内部

カバーを取り外した状態 ※光学ドライブをセットしています

メモリースロット

メモリースロットは1ポートのみ。最大8GBまで対応

ストレージ

下位モデルでは2.5インチのHDDが使われていました。上位モデルではM.2のSSD(SATA)です

追記:当初「M.2スロットを搭載」として写真を掲載しておりましたが、M.2スロットではなく別のスロットでした。お詫びして訂正いたします。

パーツの交換や換装はいちおう可能ですが、HP 15-bw000はそもそもメモリーのアップグレードが安いので、自分で作業するよりも購入時にオプションを追加したほうがお得でお手軽です。またストレージにSSDを使いたいのであれば、256GB SSDを搭載した上位モデルを選んだほうがいいでしょう。

そもそもパーツを交換すると、メーカー保証のサポート外となってしまいます。より快適に使いたいならお手軽かつ安心な追加オプションを利用するか、8GBメモリー+256GB SSD搭載の上位モデルを選んでください。

パフォーマンスをチェック

HP 15-bw000のスペック

HP 15-bw000には、パーツ構成の異なる2種類のモデルが用意されています。それぞれの主なスペックは以下の表のとおりです。安いのは下位のベーシックモデルですが、性能的には上位のエントリーモデルのほうが圧倒的に有利です。

■HP 15-bw000のスペック

モデル名(型番) ベーシックモデル(15-bw001AU/15-bw002AU) スタンダードモデル( 15-bw001AX)
OS Windows 10 Home
CPU AMD E2-9000e AMD A10-9620P
グラフィックス AMD Radeon R2(プロセッサ内蔵) AMD Radeon 530(2GB)
メモリー 4/8(最大8GB) 8(最大8GB)
ストレージ 500GB HDD 256GB M.2 SSD(SATA)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型、1920×1080ドット、非光沢
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2
インターフェース USB3.1 Gen1(Type-A)×2、USB2.0×1、HDMI有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
カメラ 92万画素
サイズ/重量 幅380×奥行き254×高さ23~27mm/約2.1kg
バッテリー駆動時間 6時間 5時間

今回テストで使ったのは、下位のベーシックモデルです。メモリー容量が4GBでストレージが500GB HDDと、低価格モデルとしては標準的な構成。今回は試していませんが、上位のスタンダードモデルであれば8GBメモリー+256GB SSD搭載ですのでかなり快適に使えるでしょう。

システム情報

テスト機のシステム情報

なお上位モデルではAPU(CPU)にAMD A10-9620Pが使われています。当サイトでは以前にワンランク上のAMD A10-9630Pをテストしたことがあるのですが、性能的にはCore i3とほぼ同等程度という感じでした。A10-9620PでもCore i3と同等か、やや下と考えていいかもしれません。

HP 15-bs000とHP 15-bw000の違い

日本HPからは同じ15.6型フルHDの格安モデルとして、HP 15-bs000というモデルが発売されています。HP 15-bw000との違いはCPUの種類とメモリー/ストレージの容量程度で、外観面はほとんど同じ。HP 15-bw000がAMD製CPU(APU)搭載で、HP 15-bs000がインテル製CPU搭載ということです。

■HP 15-bs000の簡易スペック

モデル名(型番) ベーシックモデル エントリーモデル スタンダードモデル
OS Windows 10 Home
CPU Celeron N3060 Core i3-6006U Core i5-7200U
メモリー 4/8(最大8GB)
ストレージ 500GB HDD 1TB HDD 1TB HDD

HP 15-bs000は2017年に発売されたモデルですが、下位のベーシックモデルについては2016年発売の前モデルHP 15-ay000とCPU/メモリー/ストレージの構成が変わりません。厳密にはまったく同じ性能というわけではありませんが、ある程度の目安としてHP 15-bw000との比較用にベンチマーク結果をまとめています。

Windows 10の快適さ

Windowsエクスペリエンスインデックス(システム評価ツールの結果)
HP 15-bw000ベーシックモデル HP 15-ay000ベーシックモデル
プロセッサ 5.2 5.2
メモリ 5.9 5.9
グラフィックス 4.9 3.8
プライマリハードディスク 5.9 5.9

CPUの計算性能

CINEBENCH R15ベンチマーク結果
HP 15-bw000ベーシックモデル HP 15-ay000ベーシックモデル
OpenGL 11.63 fps 12.27 fps
CPU 70cb 70cb
CPU(シングルコア) 31cb 38cb
ノートPC向けCPUのベンチマーク結果比較表
ノートPCで使われているCPUのベンチマーク結果をまとめました。CPUの性能を知りたいときにどうぞ

500GB HDDのアクセス速度

CrystalDiskMark

左がHP 15-bw000で右がHP 15-ay000

総合的なパフォーマンス

PCMark 8 Home acceleratedの結果
HP 15-bw000ベーシックモデル HP 15-ay000ベーシックモデル
総合スコア 1408 1500
Web Browsing – JunglePin 0.476 s 0.602 s
Web Browsing – Amazonia 0.163 s 0.199 s
Writing 9.76 s 11.46 s
Photo Editing v2 1.234 s 0.642 s
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30.0 fps 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 266.3 ms 191.0 ms
Casual Gaming 7.3 fps 8.5 fps

PCMark 8 Home acceleratedの結果
HP 15-bw000ベーシックモデル HP 15-ay000ベーシックモデル
総合スコア 1378 1632
Web Browsing – JunglePin 0.482 s 0.602 s
Web Browsing – Amazonia 0.166 s 0.199 s
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30.0 fps 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 2 v2 30.0 fps 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 3 v2 30.0 fps 30.0 fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 377.7 ms 229.7 ms
Photo Editing v2 1.216 s 0.651 s
Batch Photo Editing v2 70.9 s 45.1 s
Video Editing part 1 v2 61.9 s 56.5 s
Video Editing part 2 v2 99.2 s 57.8 s
Mainstream Gaming part 1 2.7 FPS 2.4 FPS
Mainstream Gaming part 2 1.6 FPS 1.1 FPS
Video To Go part 1 23.9 s 18.1 s
Video To Go part 2 35.9 s 25.5 s
Music To Go 100.24 s 68.67 s

3D性能

3DMarkベンチマーク結果
HP 15-bw000ベーシックモデル HP 15-ay000ベーシックモデル
3dmark firestrikeFire Strike 333 213
3dmark skydiverSky Diver 1254 960
3dmark cloudgateCloud Gate 1642 1214
3dmark icestormIce Storm 15884 11868

ネットや仕事にはAMD E2-9000eが有利

AMD E2-9000e搭載のHP 15-bw000ベーシックモデルとCeleron N3060搭載のHP 15-ay000ベーシックモデルのベンチマーク結果を比べたところ、以下のことがわかりました。

  • CPU性能はほぼ同等
  • 3Dグラフィックス性能はAMD E2-9000eが高い
  • OpenCL性能はCeleron N3060が高い

OpenCLとは複数のパーツを使って並列処理を行なう技術のことで、今回の場合はプロセッサ内蔵のグラフィックス機能を使った処理のパフォーマンスを指します。

数値計算ではAMD E2-9000eとCeleron N3060では、あまり差がありません。しかし3Dグラフィックス処理ではAMD E2-9000eのほうがスコアが高く、OpenCLによる画像・動画処理ではCeleron N3060のほうが優れた結果となりました。

つまり3Dグラフィックス機能を使わないネットの閲覧や文書作成では価格の安いHP 15-bw000のほうが有利で、写真や動画を編集するならHP 15-ay000(HP 15-bs000)のほうが有利ということです。

HP 15-bw000を快適に使うコツ

ベンチマーク結果は前述のとおりですが、パソコン全体で比べるとHP 15-bw000 ベーシックモデルの性能はかなり低めです。

パソコン全体での性能比

PCMark 8のHome acceleratedが使われたパソコンのなかでは、下位4%以内のスコア

今回の検証にあたって実際にHP 15-bw000 ベーシックモデルをしばらく使っていたのですが全体的に処理が遅く、ちょっとした作業でも時間がかかっていました。特に起動直後はほとんど操作できないほどです。

この原因は、非力なCPUとアクセス速度が遅いHDDが使われている点にあります。起動直後が異様に遅いのは、Windowsのアップデートやアプリの更新、セキュリティー対策ソフトのスキャンが行なわれているため。HDDのアクセス速度が足かせとなって、処理がスムーズに行なわれないのです。

いちばんいいのはスペックの高いエントリーモデルを使うことなのですが、下位のベーシックモデルでも処理速度をある程度改善できます。以下にそのコツをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

注意事項

以下の設定を行なうと、パソコンが正しく動作しない可能性があります。筆者所有のモデルで正常動作を確認していますが、念のため重要なデータは外付けHDDやUSBメモリーなどにバックアップしてください。不具合が解消されない場合は、初期化が必要な場合もあります。くれぐれも自己責任の上でお願いいたします。

電源プランを「高パフォーマンス」に

標準ではまずはWindows 10の「電源プラン」が「バランス」に設定されているので、「高パフォーマンス」に変更してください。設定画面は「設定」アプリ(Windowsキー+Iキーで開く)の入力エリアに「電源プランの選択」と入力すると表示されます。

電源プランの選択

PCの性能を十分に引き出せるように、電源プランを「高パフォーマンス」に設定します

スタートアップから使わないソフトを無効化

タスクマネージャーのスタートアップには、いわゆる「常駐ソフト」が登録されています。このなかに使わないソフトが含まれていたら、右クリックメニューから無効化してください。再起動して不具合が出たら、有効に戻しましょう。

スタートアップの編集

タスクバーの右クリックメニューから「タスクマネージャー」を選択し、「スタートアップ」タブで使わないソフトを無効化します

不要なアプリを削除

これはHP 15-bw000に限った話ではないのですが、Windows 10にはあまり使わないソフトが大量にインストールされています。使わないアプリを削除することで更新にかかる時間が短縮され、結果的に起動直後の遅さが改善される場合があります。

アプリの削除

ゲームや特殊なアプリなど、使わないものを削除します。ちなみに筆者は「HP~」という名前のアプリはすべて削除しました

なおアプリ一覧のなかには機能を正常に使うためのドライバーソフトが含まれているので、なんでもかんでも削除するのは危険です。不要そうなアプリを一度検索で調べてから削除することをおすすめします。

起動直後は10~30分待つ

電源を入れたらすぐに使いたいものですが、グッとこらえて10~30分ほど待ってみてください。更新やスキャンなどが終わり、激遅状態から回復しているはずです。

もしくはパーツを交換する

メモリーを4GBから8GBに増やしたり、HDDをSSDに変更することで、パフォーマンスは大きくアップします。ただし改造すると、メーカー保証のサポート外となる点に注意してください。

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上位モデルが絶対におすすめ!

これらの操作が面倒に感じるなら、HP 15-bw000の上位モデルかほかの高性能なモデルをおすすめします。特に初心者の方は、Core i5以上のCPU/8GB以上のメモリー/256GB以上のSSDを搭載したモデルを選ぶといいでしょう。そのぶん値段は高くなりますが、余計な設定や操作は必要ありません。

■高性能な15.6型ノートパソコン

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ideapad 320ならもうちょっと高性能

レノボのideapad 320ならHP 15-bw000ベーシックモデルと同じく、15.6型フルHDで3万円台で販売されています。性能は少し高い程度ですが、体感的にはHP 15-bw000ベーシックモデルよりも普通に使うことができました。安さとフルHDにこだわりたいなら、こちらをおすすめします。

ideapad 320

15.6型フルHDで3万円台後半と値段はそれほど変わりませんが、CPUがちょっと高性能

初心者こそ上位モデルを!

ということで、今回は15.6型でフルHDの液晶ディスプレイを搭載したHP 15-bw000のレビューをお届けしました。下位モデルの3万円台半ばという安さは確かに魅力的ですが処理がかなり遅く、普通に使うには工夫が必要です。ある程度パソコンの知識がある人やトラブルを自力で解決できる人にはおすすめですが、よくわからない人は上位モデルを選んだほうがいいでしょう。

おすすめモデル

安い下位モデルは中上級者向け。初級者なら上位モデルを選びましょう

今回テストしたのは下位モデルですが、筆者の経験では上位モデルのスペックであればかなり快適に使えるはずです。いまなら価格は税込み6万9660円で、同クラスの他社製品と比べてかなりお買い得な価格で入手できます。

なおHP 15-bw000は、日本HPの直販サイトで販売されています。支払い方法や納期などについては、公式サイトの販売ページで確認してください。またお得なキャンペーンが頻繁に実施されているので、まめにチェックされることをおすすめします。

HP 15-bw000

HP 15-bw000

税込3万円台半ばから

 

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