レノボ ideapad 520 レビュー! 第8世代&フルHDのIPSなのに6万円台からの高コスパノートPC

ideapad 520

Core i5/i7&フルHDのIPS搭載で6万円台から!

レノボの「ideapad 520」は、実用性と性能の高さが魅力のモデルです。見やすくて大きい液晶ディスプレイと、高性能な最新CPUを搭載している点がポイント。同価格帯の他社製品と比べて、コストパフォーマンスが優れています。

■ideapad 520のポイント

ここがイイ! ここが残念

今回は筆者が購入したideapad 520 Core i7モデル(81BF000MJP)を使って、実際の性能や本体デザイン、各部の使い勝手などをレビューします。

ideapad 520

ideapad 520

税込6万円台半ばから

第8世代のCore i5/i7搭載!

第8世代インテルCoreプロセッサー

ideapad 520は、最新の第8世代インテルCoreプロセッサー(開発コード「Kaby Lake R」)を搭載しています。2017年11月時点では最新のCPUです。

インテルによると、第8世代のCPUは第7世代に比べてパフォーマンスが40%向上しているとのこと。これは、CPUのコア数が従来のデュアルコア(2コア)からクアッドコア(4コア)にアップグレードしたためです。

Core i7-8550UとCore i7-7500Uの違い

第8世代Core i7-8550Uと第7世代Core i7-7500Uの違い

Core i5-8250UとCore i5-7200Uの違い

第8世代Core i5-8250Uと第7世代Core i5-7200Uの違い

第7世代のCPUを搭載したモデルは、まだ現行機種として販売されています。しかしより高いパフォーマンスを求めるなら、最新の第8世代搭載モデルを選ぶべきでしょう。

リーズナブルでもデザインはマル

本体デザイン

ideapad 520は、”アイアングレー”と”ゴールデン”の2種類の本体カラーが用意されています。今回使ったのはアイアングレーのモデルで、落ち着いた高級感のあるデザインです。

アイアングレーの本体カラー

アイアングレーの本体カラー

暗い場所ではブラックに見える

光の当たり方によっては、ダークグレーにも見えます

天板のロゴ

天板には鏡面仕上げのロゴ

180度開閉可能

液晶ディスプレイは、ほぼ180度まで開きます

本体の素材はパームレストが金属素材で、底面部が樹脂(プラスチック)です。天板(液晶ディスプレイ背面)は質感的に樹脂のように見えますが、エッジにダイヤモンドカット加工が施されているので、金属素材かもしれません。

パームレストのデザイン

パームレストには金属素材が使われています。エッジのダイヤモンドカット加工により、落ち着いたカラーでありながらも、きらびやかさを感じました

底面部のデザイン

底面部(ボトムケース)には、ノートパソコンでよく見られる樹脂素材(プラスチック)が使われています。塗装の効果によって、メタリックな雰囲気です

ダイヤモンドカット加工

天板(トップカバー)のエッジにも、ダイヤモンドカット加工が施されています

本体サイズ

本体サイズは、幅378×奥行き260×高さ22mmです。B4サイズ(幅364×奥行き257mm)をよりちょっと大きいと考えれば、サイズ感をイメージしやすいでしょう。

フットプリント

設置面積は幅784×奥行き257mm

サイズ比較

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

ideapad 520の厚さ

高さは22mmで、15.6型としては薄い部類に入ります。実際に使っていても、厚さが気になる場面はありませんでした

重量

idezapad 520の重量は公称値で2.2kg、実測値で2.084kgでした。モバイル用途としてはやや厳しい重さです。

重量の実測値

重量は実測で2.084kgでした

電源アダプター込みの重さ

電源アダプター込みだと、実測2.287kg

電源アダプターの大きさ

電源アダプターは75Wh(73.62Wh)用で、けっこう大きめ

作業に適したIPSのフルHDディスプレイ

15.6型のフルHDディスプレイ

テスト機の液晶ディスプレイサイズは15.6型で、解像度は1920×1080ドットのフルHDです。1366×768ドットよりもデスクトップが広いので、作業をより快適にこなせます

なおモデルによっては解像度が1366×768ドットの場合もあるので注意してください。

液晶ディスプレイのスペック

15.6型で解像度は1920×1080ドット

1920×1080ドットと1366×768ドットの違い

1920×1080ドット(左)のほうが1366×768ドット(右)よりもデスクトップが広いので、より多くの情報を表示できます ※クリックで拡大

フルHDには見やすいIPSパネルがおすすめ!

フルHDの液晶ディスプレイには、自然な発色と高いコントラストが特徴のIPSパネルが使われています。同価格帯の他社製品で使われているTNパネルと比べると、映像品質の差は歴然。写真や動画を自然な色合いで楽しめるだけでなく、文字色にメリハリがあるのでWebページや資料を読みやすいというメリットもあります。

IPSパネル

IPSパネルを使った液晶ディスプレイは見やすくてキレイ!

TNパネルとIPSパネルの違い

TNパネルとIPSパネルの色合いの違い ※写真はThinkPad X260/270によるもの

ノングレアディスプレイ

表面は光沢なしのノングレア仕上げ。光の映り込みが抑えられるので、眼が疲れにくいメリットがあります

キーボードはややクセあり?

数値入力に便利なテンキー付き

ideapad 520のキーボードは、テンキーに対応しています。キーピッチ(キーとキーの間隔)は理想とされる19mmですが、Enterキーと「む」キーが隣接している点がちょっと残念です。

キーボード

標準的な配列のキーボード。キーピッチは実測19mmです。キートップは15.5mmで比較的大きく、窮屈さは感じませんでした

キー配列で残念なポイント

Enterキーと「む」キーが隣接しているのと、カーソルキーの上下がちょっと小さいのが残念

キータッチがとても軽い

キーストローク(キーを押し込む深さ)は実測で1.5mm程度でした。キーストロークは深いほどタイプ感に優れると言われていますが、ideapad 520は標準的です。

キーを押す力は軽く、十分な手応えを感じられません。入力時に若干のたわみも感じます。タイプ音は比較的静かでしたが、振動するようなカチャカチャ音が聞こえました。

キーストローク

キーストロークは実測で1.5mm程度。押下圧が非常に軽く、手応えがありません

キーボードのサイズ的には十分なのですが、個人的にはタイプ感が物足りませんでした。ただし、タッチが軽いほうが疲れにくいという人もいるかもしれません。

なお同じ15.6型でキーボードの打ち心地にこだわるなら、ThinkPad E570をおすすめします。

見た目のいいタッチパッド

タッチパッドはシンプルなボタン一体型です。動きはそれほどなめらかではありませんでした。

タッチパッドの大きさ

15.6型としてはややこぶりながら、普通に使えるサイズです

標準的なインターフェースと拡張性

端子類は標準的な構成

インターフェース(端子類)としては、USB3.0×2、USB3.0 Type-C×1、HDMI、有線LAN、SDカードスロット、ヘッドホン出力が用意されています。VGA(D-Sub15ピン)は非対応ですが、15.6型としては標準的な構成です。

左側面

左側面には電源コネクター、有線LAN、HDMI、USB3.0×2、ヘッドホン出力、USB3.0 Type-C、メモリーカードスロット

右側面

右側面には光学ドライブとセキュリティースロットが用意されています

光学ドライブ

DVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブ

Webカメラ

Webカメラは92万画素

Harman製スピーカーのサウンド

底面部のスピーカーは、有名オーディオブランド「Harman」製です。小型ながら音質はなかなかのもの。音声補正技術「Dolby Audio」の効果により、クリアーなサウンドを実現しています。

ステレオスピーカー

底面部左右に取り付けられたステレオスピーカー

スーピーカーの大きさ

スーピーカーのパーツ自体はとてもコンパクト

実際に音楽を聴いてみましたが個々の音が非常にクリアーで、音のきしみやノイズは感じられません。ただし、低音部が若干弱いような気がします。BGMとして音楽を再生したり、ビデオチャットを利用するには十分なクオリティです。

メモリー増設やストレージ交換について

本体内部を確認したところ、2.5インチのストレージとメモリーは交換できそうでした。M.2スロットには対応していません。

開腹した様子

底面カバーを外した状態

ストレージ

2.5インチのストレージ

メモリースロット

メモリースロットは1ポートのみ。オンボードで4GB搭載されおり、スロットには4GBのメモリーが挿されています

なおメモリーやストレージを交換すると、メーカー保証のサポート外となってしまう点に注意してください。

クアッドコアCPUはパワフル!!

ここからは、ideapad 520のパフォーマンスについて紹介します。

■テスト機の主なスペック

CPU Core i7-8550U
メモリー 8GB
グラフィックス GeForce MX150
ストレージ 256GB SSD

Windows 10の快適さ

Windows 10の快適さを計測する「Windowsエクスペリエンスインデックス」では、以下の結果となりました。各スコアの最大値は「9.9」ですので、なかなか優れた結果です。

Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 7.7
メモリ 8.2
グラフィックス 7.7
プライマリハードディスク 8.2

CPU性能が非常に高い!

CPU性能を計測するベンチマークを試したところ、前世代のCore i7-7500Uよりも50~70%高いスコアとなりました。これはCPUがデュアルコアからクアッドコアにアップグレードしたことで、マルチコア性能が大きく向上したためです。

CINEBENCH R15では、マルチコア性能を表わす「CPU」が「523cb」という結果です。前世代のCore i7-7500Uに比べて、スコアが53%もアップしています。ノートパソコン向けのCPUとしては、かなり優れた結果です。

CINEBENCH R15

CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

「PassMark PerformanceTest 9.0」の「CPU Mark」は「9302.9」という結果ですが、これも前世代のCore i7-7500Uと比べて67%もスコアアップしています。

ちなみにゲーミングノートPCでよく使われているCore i7-7700HQでは同じテストのスコアが9000前後ですので、Core i7-8550Uは同等以上の性能だと言えます。

PassMark PerformanceTest 9.0

「PassMark PerformanceTest 9.0」の「CPU Mark」は「9302.9」

Core i7-7500Uのベンチマーク

当サイトで過去に計測したCore i7-7500U搭載機のベンチマーク結果

なおideapad 520ではBIOSをアップデートすることでCPUの動作が安定し、本来の性能を引き出すことができます。標準収録のアプリ「Lenovo Companion」から、更新プログラムを確認してください。

ストレージのアクセス速度

256GB SSDのアクセス速度は、SATA接続のSSDとしては標準的です。とは言うもののHDDより5倍高速。ファイルアクセスや起動が早く、全体的にキビキビと動作しました。

CrystalDiskMark

「CrystalDiskMark」によるSSDのアクセス速度計測結果

総合的なパフォーマンス

パソコン利用時の総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 10」の結果は、以下のとおり。ノートパソコンとしては、なかなか優秀な結果です。

PCMark 10 Extended

「PCMark 10 Extended」の結果 ※クリックで拡大

ドラクエ10やFF14も楽しめる3D性能

ゲーム系ベンチマークの結果は以下のとおり。専用グラフィックス機能としてGeForce MX150を搭載したモデルであれば、中規模クラスのゲームを十分快適に楽しめます。

3DMarkベンチマーク結果
3dmark-001-timespyTime Spy(DX12) 1,098
3dmark firestrikeFire Strike(DX11) 3,124
3dmark skydiverSky Diver(DX10) 10,036
3dmark cloudgateCloud Gate(DX10) 10,617
3dmark icestormIce Storm(DX9) 44,373

FF14ベンチ

FF14 紅蓮のリベレーターでは、フルHDの標準画質で最高評価

GeForce MX150でゲームをどこまで快適に楽しめるかについては、別の記事で検証しています。詳しくは関連記事をご覧ください。

ideapad 520のスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i7-7200U/Core i5-8250U/Core i7-8550U
グラフィックス Intel UHD Grapics 620(CPU内蔵)/ GeForce MX 150(2GB)
メモリー 8/16GB
ストレージ 256/512GB SSD(SATA)または1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型、1920×1080ドットIPSまたは1366×768ドット、非光沢
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1
インターフェース USB3.0(Type-A)×2、USB3.0(Type-C)×1、HDMI、、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
カメラ 92万画素
サイズ/重量 幅378×奥行き260×高さ22mm/約2.2kg
バッテリー駆動時間 約6時間

パーツ構成の異なるモデルを用意

ideapad 520には、全部で15種類のモデルが用意されています。ラインナップが複雑でわかりづらいのですが、とりあえず以下の9種類を把握してください。あとは本体カラーやオフィスの有無が異なるだけです。

■ideapad 520の基本モデル

Core i5 HDDモデル
Core i5 8GBメモリー 1TB HDD 6万4800円
Core i5(第7世代)モデル
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 7万3418円
Core i5(第8世代)モデル
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 8万1281円
Core i5(第8世代)+HDディスプレイモデル
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1366×768ドット ※未発売
Core i5+dGPUモデル
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD GeForce MX150 8万7480円
Core i7+dGPUモデル
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD GeForce MX150 10万0127円
Core i7+16GBメモリーモデル
Core i7 16GBメモリー 256GB SSD 10万3280円
Core i7+HDディスプレイモデル
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD 1366×768ドット ※未発売
Core i7+16GBメモリー+512GB SSDモデル
Core i7 16GBメモリー 512GB SSD 11万4318円

おすすめは、第8世代のCore i5/Core i7を搭載したフルHDのモデルです。ゲームやクリエイティブ系ソフトを使わないのであれば、GeForce MX150は必要ありません。むしろメモリーやストレージの容量が大きいモデルを選びましょう。

4コア化したいまこそ買い替え時!

ということで、今回は第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載したideapad 520のレビューをお届けしました。ベンチマーク結果からわかるように、クアッドコアのCore i5-8250U/Core i7-8550Uは従来のCPUと比べて非常に高い性能を持っています。比較的スリムなモデルでゲーミングノートPC並みの性能が出たのにはビックリです。ビジネスはもちろん、プライベートでも大いに活用できるでしょう。

ideapad 520

仕事とゲームに使いたい人には、GeForce MX150搭載モデルがおすすめ

なおideapad 520は、レノボ・ジャパンの直販サイト限定販売のモデルです。購入を検討している方や支払い方法や納期などについて知りたい方は、公式サイトの販売ページでご確認ください。

ideapad 520

ideapad 520

税込6万円台半ばから

ほかのモデルも検討してみたいという方は、こちらのレビュー記事を参考にしてください。

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