デル Inspiron 13 7000(7370)レビュー 高スペック&高品質で安い13.3型モバイルノートPC

デル Inspiron 13 7000(7370) レビュー

デルのInspiron 13 7000(7370)は、13.3型で1920✕1080ドットのフルHDディスプレイを搭載した2017年秋発売のモバイルノートパソコンです。アルミ素材を使用した質感の高いボディと優れたパフォーマンスを両立しながらも、価格は税込み9~11万円台から。お手ごろなハイスペックモデルとして注目を集めています。

リーズナブルな価格が特徴

リーズナブルなハイエンドモデルとして人気

重量は1.40kg~で、バッテリー駆動時間は最大8時間。モバイル向けに特化されているわけではありませんが、問題なく持ち運べる範囲です。プライベートやビジネスシーンでも活用できるでしょう。

モバイル向けにも利用可能

重量は約1.4kg。特別軽いわけではありませんが、十分持ち運べる重さです

Inspiron 13 7000のポイント

ここがイイ! ここが残念

今回はメーカーからお借りした実機を使って、Inspiron 13 7000(2017年秋発売モデル)の本体デザインや使い勝手、実際の性能などをレビューします。

Inspiron 13 7000

Inspiron 13 7000(7370)

税込み9~11万円台から

高級感のあるモバイルPC


Inspiron 13 7000の本体デザイン

華やかで高級感のあるデザイン

カラーバリエーションはシルバーとピンクシャンパンの2色。今回はシルバーのモデルを試用しましたが、明るいメタリックな外観でした。天板(液晶ディスプレイの裏側)のエッジにはダイヤモンドカット加工が施されており、華やかさと高級感が感じられます。

カラーバリエーション

本体カラーはシルバーとピンクシャンパンの2色 ※写真はシルバー

天板の素材

天板には質感と剛性に優れたアルミ素材が使われています

天板の処理

サンドブラスト加工が施された、ややザラつきのある手触りです

天板のアンテナライン

天板にWi-Fi通信用のアンテナラインが入っていますが、パッと見た感じではあまり目立ちません

パームレストのデザイン

パームレスト(キーボード面)にも、アルミ素材が使われています

液晶ディスプレイの最大角度

液晶ディスプレイの最大角度はほぼ180度

底面部の素材

底面部も同じカラーですが、質感が異なるように感じました。もしかすると、樹脂(プラスチック)が使われているかもしれません

大きさはA4サイズ相当

Inspiron 13 7000の設置面積は、幅309.7×奥行き215.7mmです。A4用紙(幅297✕奥行き210mm)よりもわずかに大きめと考えると、サイズ感をイメージしやすいでしょう。

サイズ比較

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

高さは最薄部で15.19mm、最厚部で16.42mmです。ノートパソコン全体のなかでは比較的スリムですが、モバイル向けのモデルとしては特別薄いわけではありません。ただし実際に手に持ってみるとそれほど厚くはなく、どちらかというとスリムに感じます。

ゴム足を含めた高さ

高さは最厚部で16.42 mmですが、実際にはゴム足の高さが含まれるので20mmくらいです

本体の薄さ

手に持ってみると、比較的スリムに感じました

重量は実測で約1.3kg

カタログ上では重量は約1.4kgとされていますが、試用機で実際の重さを測ってみたところ1.325kgでした。モバイル向けとしては特別軽いわけではありませんが、持ち運べる範囲内です。

実際の重さ

重量の実測値は1.325kg

ACアダプター込みの重さ

電源アダプター込みだと1.603kg

持ち運べる重さ

それなりの重量感がありますが、持ち運べる範囲内です

スッキリした液晶ディスプレイ


Inspiron 13 7000の液晶ディスプレイ

狭額デザイン採用の13.3型フルHD

液晶ディスプレイのサイズは、モバイルノートパソコンとしては一般的な13.3型です。解像度は1920✕1080ドットのみ。ベゼル(枠)が狭くデザインがスッキリとしているので、余計な部分が目に入らず作業に集中できるでしょう。

サイズと解像度

液晶ディスプレイの大きさは13.3型で、解像度は1920✕1080ドット

液晶ディスプレイのベゼル

ベゼル(枠)は比較的狭く、スッキリとしています

映像品質は満足できるレベル

写真を表示して映像の色合いを確認したところ、自然な色合いで映し出されました。しかし映像のガンマカーブを確認したところ、標準的なIPSパネルよりも若干青みが弱く出ています。とは言うものの気になるレベルではありませんし、写真や動画を普通に楽しめます。

ただし輝度はわずかに低く、明るい場所で使うと画面がやや暗く感じました。

写真の色合い

液晶ディスプレイに写真を表示した様子

ガンマカーブ

液晶ディスプレイのガンマカーブ。色のバランスは悪くありませんが、緑と赤がやや強めに出ています

グレアパネルで映り込みあり

液晶ディスプレイの表面は、光沢のあるグレア仕上げです。ノングレアに比べて映像のコントラストが高いというメリットがありますが、環境によって映り込みが気になるかもしれません。

グレアパネル

光沢のあるグレアパネルで、それなりに映り込みが目立ちます

公式スペックでは、視野角は160度(上下左右80度)とのことでした。一般的なIPSパネルは187度ですので、厳密にはIPS相当のパネルなのかもしれません。ただ実用的に使えるレベルです。

視野角

視野角は上下左右160度。それほど広いわけではありませんが、実用的に使える範囲です

静かで使いやすいキーボード

Inspiron 13 7000のキーボード

防水仕様のフルピッチキーボード

キーボードのキーピッチ(キーとキーの間隔)は、理想とされる19mm(フルピッチ)です。キーそのものの大きさは14.5mmでやや小さめ。大きなキーボードを使っているとちょっと窮屈に感じるかもしれませんが、モバイル向けモデルとしては標準的です。

キーボードは防水仕様です。ただし念のため、防滴程度と考えていたほうがいいかもしれません。また水以外の液体に対する防水性能もわかりませんが、ほかのモデルに比べて安心感は高いと言えます。

Inspiron 13 7000のキーボード

Inspiron 13 7000のキーボード

ちょっと残念なのは、Enterキー周辺で一部のキーが隣接している点です。実際に使っている最中、BackSpaceキーを押し間違えてしまうことが何度かありました。しばらく使えば慣れて、タイプミスは減るかもしれません。

キー配列で気になる部分

Enterキー周辺で、一部のキー同士が隣接しています

キーボードバックライト

キーボードはバックライト対応

タイプ音は静か

キーストローク(キーを押し込む深さ)は実測で1.5mm。ノートパソコンとしては標準的です。入力時に「カクッ」としたクリック感があり、軽めではあるものの確かな手応えを感じました。底打ち感はほぼなく、たわみも気になりません。

キーの打ち心地

キーストロークは実測1.5mm。軽めのクリック感があり、タイプ音は静かです

タイプ音は比較的静かです。軽いタッチなら「カタカタカタ」と控えめな音でした。ただし強く打つと「タタタタッ」とやや大きめに響きます。

タッチパッドはクリック音が大きい

タッチパッドは、ボタンとパッド部分が一体型のタイプです。表面はややザラつきのある手触り。グリップ感は高めで、スムーズに操作できました。

ボタンを押す力は軽いのですが、クリック時に「カチッ」とした大きめの音が響きます。キーボードの静音性が高いだけに、静かな場所ではタッチパッドのクリック音が気になります。

タッチパッドの特徴

タッチパッドはボタン一体型。クリック音がやや大きめでした

インターフェースは実用的な構成


Inspiron 13 7000のインターフェース

USBは合計3ポート

端子類としては、USB3.0(Type-A)×2、USB3.1 Gen1 (Type-C)×1、HDMI、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力が用意されています。製品ページではType-A端子はUSB3.0対応と書かれているのですが、別の仕様表ではUSB3.1 Gen1と書かれていました。もっともどちらも転送速度は同じなので、気にする必要はないかもしれません。

左側面

左側面には電源コネクター、USB3.1 Type-C、HDMI、USB3.0、ヘッドホン出力

右側面

右側面にはSDカードリーダー、USB3.0、セキュリティスロット

Webカメラ

Webカメラは92万画素

指紋センサー付き電源ボタン搭載

電源ボタンには指紋センサーが組み込まれおり、指でタッチするだけですばやくサインインできます。ただし電源を入れる際にボタンを押しっぱなしではサインインできず、一度指を離してからもう一度タッチして指紋認証を行なう仕様です。

指紋センサー

キーボード右上に配置された指紋センサー付きの電源ボタン

Windows Hello

指紋認証を行なうには、Windows Helloで指紋を登録する必要があります

指紋認証の手順

電源ボタンを一度離してから、再度触れることで指紋認証が行なわれます

クリアーで広がりのあるサウンド

Inspiron 13 7000で音楽を聞いてみたところ、思っていたよりも音質がいいのでビックリしました。個々の音は非常にクリアーで、広がりを感じます。底面部のスピーカーは完全に下を向いているのですが、こもった感じはまったくありません。接地面との反響を前提にして、チューニングされているようです。

スピーカー

底面部の左右に配置されたステレオスピーカー

ただしコンパクトなモバイルノートパソコンですので、低音部の迫力はやや弱く感じます。とは言え、音楽をカジュアルに楽しむには十分なクオリティです。

基本的には分解非対応

底面部にパーツ交換用のカバーなどはなく、基本的にパーツ交換には非対応です。ただし公式サイトにはパーツの取り外し・交換の手順がまとめられているので、どうしてもパーツを交換したい人は参考にするといいでしょう。

底面部

底面部にはパーツ交換用のカバーは用意されていません

なお自分でパーツを交換すると、メーカー保証のサポート外となる点に注意してください。

モバイル向けとしては高性能


Inspiron 13 7000のスペックとパフォーマンス

Inspiron 13 7000のスペック

Inspiron 13 7000のスペックにはいくつかのモデルが用意されていますが、基本となるのは以下の3種類です(2017年11月29日時点)。これらのモデルをベースとして、納期の早い「即納モデル」やOffice Personal Premiumが付属する「オフィス付きモデル」などのバリエーションモデルも用意されています。

Inspiron 13 7000の基本モデル

プレミアム
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 税込み9~11万円台
プラチナ
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD 税込み10~11万円台
スプレマシー
Core i7 16GBメモリー 512GB SSD 税込み14~16万円台

Inspiron 13 7000の価格は、そのとき実施されているキャンペーンによって大きく変動します。最新価格は以下のリンクから確認してください。

CPUやメモリー、ストレージ以外のスペックについてはまったく同じです。

そのほかのスペック

OS Windows 10 Home/Pro
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3型、1920×1080ドット。光沢、タッチ非対応
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2
インターフェース USB3.0(Type-A)×2、USB3.1 Gen1 (Type-C)×1、HDMI、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
カメラ 92万画素
サイズ/重量 幅309.7×奥行215.7×高さ15.19~16.42mm/約1.40 kg
バッテリー駆動時間 最大8時間

Inspiron 13 7000のベンチマーク結果

今回のテストでは、もっとも性能が高い「スプレマシー」モデルを試用しました。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミングによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。

CrystalDiskMark

512GB SSDのアクセス速度計測結果。試用機ではサムスン製のPM961が使われていました

ストレージ別アクセス速度の目安

ストレージ別アクセス速度の目安

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果。第7世代のCore i7-7500Uと比べ、マルチコア性能は56%もアップしています

PassMark PerfomanceTest 9.0

パーツごとの性能を計測する「PassMark PerfomanceTest 9.0」結果。CPU性能は第7世代Core i7-7500Uと比べて67%もアップしています。ストレージの性能も異常に高め

PCMark 10

作業の快適さを計測する「PCMark 10」の結果。ソフトの起動が特に速く、オフィス系ソフトのパフォーマンスも非常に優れています

3DMark

3D性能を計測する「3DMark」の結果。内蔵グラフィックスとしてはスコアが高めですが、大作ゲームをストレスなくプレーできるほどではありません。解像度や画質を調整すれば、中規模クラスのゲームを楽しめるでしょう

PCMark 8

PCMark 8による評価。デスクトップPCを含めたパソコン全体のなかで、上位47%以内の性能とのこと。モバイルノートPCとしては非常に優秀です

バッテリー駆動時間は長くない

バッテリー駆動時間は公称値で最大8時間とされています。PCメーカー各社で実施されている標準的なテストと近い内容でテストを行なったところ、公称値よりもやや短い7時間3分という結果となりました。

バッテリー駆動時間計測時のテスト条件

  • 電源モードは「バッテリー節約機能」
  • 液晶ディスプレイの明るさを40%に設定
  • 輝度(明るさ)の自動調節機能はオフ
  • 無線LANとBluetoothはオン
  • ボリュームは50%に調整
  • 「BBench」で10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
  • 満充電の状態からテストを行ない、休止状態へ移行するまでの時間を計測


バッテリー残量の推移

バッテリー残量の推移

上記のグラフを見ると、途中でバッテリー残量が急激に減っていることがわかります。もしかすると、テスト中にWindows Updateやメーカーのアップデートが行なわれたのかもしれません。この急激な減りがなければ、おそらく8時間程度はもったはずです。

ただしこのテストは、バッテリー消費量が少なめです。普通に利用するとおそらく2~3割程度短くなるでしょう。およそ6時間前後と考えておくといいかもしれません。

高負荷時でも熱は抑えめ

キーボード面の温度を計測したところ、通常時は最大37.8度で人肌程度、高負荷時で42.3度のやや温かい程度でした。内部はCPUなどが熱くなっているはずですが、効果的に排熱されているようです。

表面温度計測結果

通常時(左)と高負荷時(右)における、キーボード面の表面温度

エアフロー

底面部とヒンジ部分の通気口

通常利用ならほぼ無音

利用時の駆動音を簡易騒音計で計測したところ、高い負荷がかからない限りとても静かでした。静かな場所でも、駆動音を気にすることなく利用できます。

駆動音の計測結果(室温23度前後)

電源オフ時 37.5dBA
通常時 37.6dBA ほぼ無音
YouTube動画再生時(スピーカーオフ) 37.7dBA ほぼ無音
FF14ベンチ実行時 54dBA ファンの駆動音と風切り音が目立つ

XPS 13との違いは?

XPS 13の本体デザイン

13.3型のXPS 13

デルからはInspiron 13 7000と同じ13.3型モデルとして、「XPS 13」が発売されています。位置付け的にはInspiron 13 7000よりも、XPS 13のほうが格上です。

ですがそれぞれにメリット・デメリットがあり、一概にXPS 13のほうが優れているというわけではありません。以下にそれぞれの違いを簡単にまとめましたので、参考にしてください。

Inspiron 13 7000とXPS 13の比較

Inspiron 13 7000Inspiron 13 7000 XPS 13XPS 13
税込み価格 9~11万円から 13~15万円から
デザイン 良い 非常に良い
本体の小ささ A4よりやや大きい A4より小さくて薄い
重量 1.4kg 1.2kg
映像品質 十分な品質 自然な色合いで狭額
キーボードの使い心地 タイプ感は標準的 タイプ感が軽い
パフォーマンス 非常に高性能 熱対策の影響あり
バッテリー駆動時間 やや短い 非常に長い
こんな人におすすめ 価格・パフォーマンス重視 デザイン・モバイル性能重視

XPS 13は、デザイン品質とモバイル性能に優れている点がポイントです。しかし本体がスリムでコンパクトであるがゆえに、内部の熱が上がり過ぎないようにパフォーマンスが調整されています。もっとも、調整後でも十分高性能ですので、普通に使うぶんには気にしなくてもいいでしょう。

しかし少しでも高いパフォーマンスを必要とするなら、Insprion 13 7000のほうが有利です。しかも同じスペックであればXPS 13よりも3~4万円程度安く購入できます。コスパの高さを求める人には、Inspiron 13 7000をおすすめします。

Inspiron 13 7000

Inspiron 13 7000(7370)

税込み9~11万円台から

 

お買い得情報

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