Celeron N2940の性能は?格安ノートPC「LuvBook B」でベンチマーク結果を検証! – こまめブログ

Celeron N2940の性能は?格安ノートPC「LuvBook B」でベンチマーク結果を検証!

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マウスコンピューターの「LuvBook B」は、最小構成価格3万9800円からとコストパフォーマンスの高い14型ノートPCです。CPUとして採用されているCeleron N2940(1.83GHz)は4~8万円程度の格安なノートPCでときおり見かけますが、搭載モデルが多くないため、どれくらいの性能を持っているのかイメージしづらい人も多いでしょう。そこで今回は、メーカーからお借りした「Luvbook B」シリーズのSSD&DVDドライブ搭載モデル「LB-B400S-SSD」を使って、Celeron N2940の性能とマシンそのもののベンチマーク結果を検証します。

なおベンチマーク結果はパーツ構成によって変わることがあり、検証結果はあくまでも個人的な感想である点をあらかじめご了承ください。また販売価格は購入時期やキャンペーン内容によっても変わることがあります。

2016年モデルのレビューを公開中!

2016年3月に、Celeron N3150を搭載したLuvBook Bシリーズの新モデルが発売されました。この記事で紹介している2015年モデルはすでに完売しています。最新情報を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


試用機(LB-B400S-SSD)の主なスペック
製品名 LuvBook B(LB-B400S-SSD)
OS Windows 8.1 Update 64bit
CPU Celeron N2940(1.83GHz)
メモリー 4GB
ストレージ 128GB SSD(ADATA SP900シリーズ)
液晶ディスプレイ 14型、1366×768ドット、ノングレアタイプ
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE
Webカメラ 100万画素
インターフェース USB3.0×1、USB2.0×2、アナログRGB、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC/MS対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
サイズ/重量 幅340×奥行き241×高さ12~24.7mm/約1.8kg
バッテリー駆動時間 7.2時間(JEITA2.0)

Bay Trail世代のCeleronでは最上位のクアッドコアCPU

まずはCPUとして搭載されているCeleron N2940の特徴を見てみましょう。

Celeron N2940は「Bay Trail」世代のAtomシリーズの一種ですが、ノートPC向けのCPU(「Bay Trail-M」)として「Celeron(読み方:セレロン)」のシリーズ名で呼ばれています。ほかにも同じAtomシリーズで別の名称が付けられているものに、デスクトップ向けの「Bay Trail-D」こと「Pentium J/N」シリーズがあります。またタブレットに搭載されているAtom Z3795やAtom Z3735Fは、タブレット向けの「Bay Trail-T」に属するCPUです。

Bay Trail世代の各シリーズの特徴
シリーズ名 計算性能 省電力性能
Pentium Jシリーズ 中程度 低い
Pentium Nシリーズ 中程度 低い
Celeron Nシリーズ やや低い やや高い
Atom Z3700シリーズ 低い かなり高い

「Bay Trail」には全部で4つの種類がありますが、上記の表を見ると「Celeron N」シリーズは計算性能と省電力性能のバランスに優れたシリーズだと言えます。

さて「Celeron N」シリーズには全部で13種類のCPUがありますが、その最上位となるのが「LuvBook B」に搭載されているCeleron N2940です。低価格PCに搭載されているCeleron N2840やCeleron N2830はデュアルコアですが、Celeron N2940は4つのコアを搭載したクアッドコアである点が特徴。そのぶん、より高速な処理を期待できます。

試用機のCPU稼働状況

試用機のCPU稼働状況。クアッドコアで動作していることがわかる

「CPU-Z」によるCPUの詳細情報

「CPU-Z」によるCPUの詳細情報

Bay Trail世代N2000シリーズの主なCPU
CPU名 Celeron N2940 Celeron N2930 Celeron N2840 Celeron N2830
開発コード Bay Trail
コア数/スレッド数 4/4 2/2
動作周波数 1.83GHz 1.83GHz 2.16GHz 2.16GHz
最大動作周波数 2.25GHz 2.16GHz 2.58GHz 2.41GHz
TDP 7.5W
キャッシュメモリー 2MB 1MB
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵)
グラフィックス最大動作周波数 854MHz 854MHz 792MHz 750MHz

「Bay Trail」世代の主要なCPUを比較してみると、Celeron N2940は比較的高い性能を持っていることがわかります。さすがにデスクトップ向けのPentiumシリーズやCore i3と比べると性能は低めですが、ノートパソコン向けの省電力CPUとしては悪い結果ではありません。

「Bay Trail」世代の主要CPUのベンチマーク比較 ※データ参照元:PassMark CPU  Benchmarks

「Bay Trail」世代の主要CPUのベンチマーク比較 ※データ参照元:PassMark CPU Benchmarks

そのほかのCPUと「CINEBENCH R11.5」のベンチマーク結果で比較すると、以下のような結果が出ています。新しい12インチ版のMacBookに搭載されているCore M-5Y31やCore M-5Y71よりも性能は上ですね。

「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果の比較

「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果の比較

ちなみに「CINEBENCH R15」の結果はコチラ。

「LuvBook B」の「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

「LuvBook B」の「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

Celeron N2940はデスクトップ向けの高性能なCPUと比べると処理性能では劣りますが、省電力性能を含めたトータルでの価値はそれほど低いわけではありません。ネットや文書作成中心の初心者/ライトユーザーには十分な性能を持っています。ただし写真の加工や動画編集、3Dゲームなどには性能が不足していますので、そのような用途にはCore iシリーズ対応の「LuvBook Jicon」などを選ぶといいでしょう。

参考リンク

ベースモデルによってストレージの種類が異なる

「LuvBook B」では、メモリー容量とストレージの種類が異なる4つのベースモデルが用意されています。各モデルにはそれぞれOSにWindows 8.1 Update 64bitとWindows 7 Home Premiumを搭載したものと、光学ドライブ搭載/非搭載のものを用意(最小構成モデルを除く)。全部で13種類のなかから、好みのモデルを選ぶことが可能です。

LuvBook Bのベースモデル(価格は2015年8月上旬のもの)
型番 LB-B400EN-BG LB-B400BN/LB-B400B LB-B400SN-SSD/LB-B400S-SSD LB-B400XN-SSD/LB-B400X-SSD
OS Windows 8.1 with Bing Windows 8.1 Update 64bit/Windows 7 Home Premium 64bit
CPU Celeron N2940(1.83GHz)
メモリー 2GB 4GB 8GB
ストレージ 320GB HDD 128GB SSD 256GB SSD
光学ドライブ なし オプション/DVDスーパーマルチドライブ
直販価格(税抜き) 3万9800円 4万5800円~ 4万9800円~ 5万9800円~

試用機は128GB SSDとDVDスーパーマルチドライブを搭載した「LB400S-SSD」です。容量が大きいのはHDDですが、アクセス速度についてはSSDのほうが上。ファイルの読み込みやWindows 8.1の起動が早くなるなどの効果があり、総合的な体感速度はSSDのほうが快適になります。

以前はSSD搭載モデルはHDDよりも高いというイメージが強かったのですが、最近はそれほど値段は変わらなくなってきました。その影響もあり、SSD搭載モデルを選ぶ人が増えてきているとのことです。

ストレージのS.M.A.R.T.情報。試用機ではADATA社製のSP900シリーズが搭載されていた

ストレージのS.M.A.R.T.情報。試用機ではADATA社製のSP900シリーズが搭載されていた

128GBの容量のうち、システムの回復領域などにある程度利用されるため、実際に使える空き容量は82.9GB程度です。少なすぎるというわけではありませんが、写真や動画をバックアップするには少々厳しいかもしれません。別途外付けHDDを用意したほうがいいでしょう。

試用機のパーティション構成。Cドライブには103.92GB割り当てられていた

試用機のパーティション構成。Cドライブには103.92GB割り当てられていた

Cドライブの空き容量は82.9GB。更新プログラムなどを適用することで、容量はどんどん使われていく

Cドライブの空き容量は82.9GB。更新プログラムなどを適用することで、容量はどんどん使われていく

SSDはHDDよりもアクセス速度が速い点が特徴です。そこで試用機に搭載されているSSDのアクセス速度を計測してみたところ、シーケンシャルリードで「243.4MB/秒」という結果になりました。標準的なHDDでは100MB/秒前後ですので、2倍以上速いことがわかります。

「CrystalDiskMark」によるストレージのアクセス速度計測結果

「CrystalDiskMark」によるストレージのアクセス速度計測結果

ただし、最新のSSD(SATA接続)には500MB/秒以上のアクセス速度を持つものもあることを考えると、最速というわけではありません。ストレージをより高速化したいなら、購入時のカスタマイズ画面からより高性能なSSDを選ぶといいでしょう。

ベースモデルのパーツ構成から、メモリー容量やストレージの種類を変更できる

ベースモデルによっては、より高性能なメモリーやストレージに変更できる

グラフィックス機能には、CPU内蔵のIntel HD Graphicsを利用します。Celeron N2940は処理能力が控えめですので、内蔵GPUの3D描画性能もそれほど高くはありません。しかし3Dゲームをプレーするのでなければ、特に気にする必要はないでしょう。「LuvBook B」のゲーム性能については、別の記事で詳しく検証します。

グラフィックス機能には、CPU内蔵のIntel HD Graphicsを利用する

グラフィックス機能には、CPU内蔵のIntel HD Graphicsを利用する

動画再生能力をチェックするためにYouTubeの720p動画を再生してみたところ、CPUへの負担は非常に軽く、メモリーの使用率にもまだ余裕がありました。動画の再生自体はとてもスムーズで、1080p動画を再生してみても、コマ落ちすることはありません。ただし接続しているネットワークの通信速度によっては、一時的に再生が止まってしまう可能性はあります。

YouTubeの高解像度動画(720pや1080p)でも問題なく視聴できた

YouTubeの高解像度動画(720pや1080p)でも問題なく視聴できた

ライトユースには十分な総合パフォーマンス

続いて総合的な性能を計測するベンチマークの結果を紹介しましょう。

Windows 8.1の快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」の結果については、以下の表のとおりです。

試用機の「Windowsシステ評価ツール」のテスト結果
CPUScore(プロセッサ) 6.3
MemoryScore(メモリ) 5.9
GraphicsScore(グラフィックス) 4.1
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) 4.1
DiskScore(プライマリハードディスク) 7.75

「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」についてはWindows 8.1の快適さにほぼ影響しないため、スコアが低めでも気にする必要はありません。メモリーの「5.9」はそれほど高い数値ではありませんが、4GBのメモリー容量としては上限のスコアです。CPUとストレージについては、予想していたよりも高めの結果となりました。スコアだけを見れば、普段の作業でWindows 8.1を問題なく利用できるレベルです。

より詳細な総合パフォーマンスを計測する「PCMark 8」では、「Home conventinal 3.0」で「1369」という結果となりました。性能としてはやや低めですが、テスト結果の詳細を見ると高いCPU性能を必要とする「Photo Editing v2」と「Video Chat v2/Video Chat encoding v2」、そして3D描画性能が必要となる「Casual Gaming」が全体の足を引っ張っていることがわかります。ネットの閲覧や文書の作成では問題ないレベルの結果が出ているので、前述のとおりライトな使い方には問題ない性能と言えるでしょう。

日常的な作業の処理能力を計測する「Home conventinal 3.0」ベンチマーク結果

日常的な作業の処理能力を計測する「Home conventinal 3.0」ベンチマーク結果

ゲームやクリエイティブ系ソフトの快適さを計測する「Creative Conventinal 3.0」。内蔵GPUではかなり厳しい結果となった

ゲームやクリエイティブ系ソフトの快適さを計測する「Creative Conventinal 3.0」。内蔵GPUではかなり厳しい結果となった

文書作成やビデオチャットなど、主にビジネス関連の作業の快適さを計測する「Work conventinal 2.0」。軽めの作業には十分な性能を持っている

文書作成やビデオチャットなど、主にビジネス関連の作業の快適さを計測する「Work conventinal 2.0」。軽めの作業には十分な性能を持っている

バッテリー駆動時間は9時間半以上!

「LuvBook B」のバッテリー駆動時間は、カタログ上で7.2時間(JEITA2.0)とされています。そこで実際に駆動時間を計測するために、「BBench」を使って以下の条件でテストを行なったところ、開始から9時間44分でバッテリー残量が5%となり、休止状態へ移行しました。

「BBench」を使って、ネットにアクセスし続けるテストを実行。9時間44分でバッテリー切れとなった

「BBench」を使って、ネットにアクセスし続けるテストを実行。9時間44分でバッテリー切れとなった

バッテリー駆動時間の計測条件

  • Windows 8.1の電源プランは「省電力」に設定
  • 液晶ディスプレイの明るさを40%に設定
  • 無線LAN、Bluetoothはオン
  • ボリュームは50%に設定
  • 「BBench」の10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化

今回のテストでは、カタログ上の公称値よりも2時間以上長く駆動する結果となりました。これだけのスタミナであれば、バッテリー切れを心配することなく使えるはずです。「LuvBook B」は特別持ち運びやすいわけではありませんが、外出先での打ち合わせやプレゼンなど、バッテリーを長持ちさせたいシーンでの利用に適しています。

試用機のバッテリーレポート。設計時のバッテリー容量は48840mWhとそこそこあり、さらにCPUの高い省電力性能によって

試用機のバッテリーレポート。設計時のバッテリー容量は48840mWhとそこそこあり、さらにCPUの高い省電力性能によって長時間駆動を実現している

Celeronだって十分使える!

20150331-IMG_0021CPUにCeleronシリーズを搭載したPCというと、マシンパワーが低くて使いづらいというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし実際にいくつかのベンチマークテストで性能をチェックしてみたところ、ネットや文書作成には十分な性能を持っていることがわかりました。多少待ち時間は長くなりますが、簡単な写真加工や動画編集にも利用できるでしょう。軽めの作業にしか使わないという人であれば、問題なく利用できます。

ということで今回は、「LuvBook B」の実際の性能について紹介しました。次回は、ゲームをどこまで快適に遊べるのかについて紹介します。

なお「LuvBook B」について詳細を知りたい方や購入を検討している方は、メーカーの製品紹介および販売ページをご確認ください。

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