デル New XPSタワー(8930)レビュー:スタイリッシュでパワフルなデスクトップPC

デル New XPSタワー(8930)レビュー

デルのNew XPSタワー(8930)は、スタイリッシュな外観とパワフルな性能が特徴のデスクトップPCです。拡張性の高いミニタワー型でありながら、本体の幅が小さくてコンパクト。光沢のあるピアノブラック風のフロントパネルのデザインも印象的です。

CPUには6コア12スレッドのパワフルなCore i7-8700を採用。専用グラフィックスとしてGeForce GTX 1050 Ti/1060にも対応しているので、PCゲームや3D制作などの作業に向いています。

XPSタワーの概要

【主なスペック】CPU:Core i7-8700、メモリー:8~16GB、ストレージ :HDD(Optaneメモリー対応) / SSD / グラフィックス:GeForce GT 1030 / GTX 1050 Ti / GTX 1060

New XPSタワーの特徴

スタイリッシュな本体

スタイリッシュな本体

スタンダードなデスクトップPCとしてはスタイリッシュなデザインを採用。プライベートからビジネスまで、幅広いシーンで違和感なく活用できます。

詳しく見る

GTX 1050 Ti/1060対応

GTX 1050 Ti/1060対応

3D性能の高いGeForce GTX 1050 Ti/1060に対応。PCゲームはもちろん、3D制作や動画変換などで威力を発揮します。

詳しく見る

メンテナンス性と拡張性に優れる

メンテナンス性と拡張性に優れる

将来的なパーツアップグレードも可能。電源部分に開閉ギミックを採用することで、メンテナンスしやすい構造になっています。

詳しく見る

今回はメーカーからお借りした実機を使って、New XPSタワーの本体デザインや性能などをレビューします。

New XPSタワー(8930)のスペック

OS Windows 10 Home / Pro
CPU Core i7-8700
メモリー 8 / 16GB
ストレージ 1TB HDD または 256GB M.2 SSD + 2TB HDD または 16GB Optaneメモリー + 1TB HDD または 16GB Optaneメモリー + 2TB HDD
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 1030(2GB) / GTX 1050 Ti(4GB) / GTX 1060(6GB)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ / ブルーレイディスクドライブ
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN + Bluetooth 4.1
インターフェース USB3.1 Gen2(Type-C)×1(背面)、USB3.1 Gen1(Type-C)×1(前面)、USB3.1 Gen2(フルサイズ)×1(背面)、USB3.1 Gen1(フルサイズ)×6(前面3+背面3)、USB2.0×2(背面)、DisplayPort、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力、オーディオ端子類
拡張スロット PCI Express x16 ×1、PCI Express x4 ×1、PCI Express x1 ×2、SATA×4、M.2×1
ドライブベイ 3.5インチ×3
電源 最大225W
サイズ/重量 幅180×奥行き356×高さ386.5mm/約10kg
セキュリティー マカフィーリブセーフ(1年版)
保証サービス メーカー保証1年間 ※有料サービスあり

※2018年4月11日時点。構成や価格は変更される場合があります

標準付属のUSBキーボードとUSBマウス

標準付属のUSBキーボードとUSBマウス

dGPU(専用グラフィックス機能)としては、GeForce GT 1030とGTX 1050 Ti、GTX 1060が用意されています。GTX 1050 TiとGTX 1060はゲーム向けの高性能なdGPUですが、GT 1030はゲーム向けではありません。Windowsやクリエイティブ系ソフトの処理をサポートするためのものです。とは言えCPU内蔵のグラフィックス機能よりも性能が高いので、軽めの3Dゲームであれば問題なくプレーできるでしょう。

また一部のモデルには、HDDのアクセスを高速化するOptaneメモリーに対応しています。当サイトではまだ検証していないのですが、ほかのメディアの検証結果を見るとSSD並みのパフォーマンスを得られそうです。

スペシャルエディションはGTX 1070以上に対応

New XPSタワーはGeForce GTX 1060までしか対応していませんが、New XPSタワー スペシャルエディション(8930)ならより高性能なGeForce GTX 1070/1080に対応しています。より高いパフォーマンスを求める人は、こちらをチェックしてみてください。

New XPSタワー スペシャルエディション

GeForce GTX 1070/1080対応のNew XPSタワー スペシャルエディション

New XPSタワーとNew XPSタワー スペシャルエディション

New XPSタワー(左)とNew XPSタワー スペシャルエディション(右)

New XPSタワーとNew XPSタワー スペシャルエディション

外観的な違いはフロントパネルが光沢ブラックの樹脂(左)かシルバーのアルミ(右)かだけです

ラインナップ

New XPSタワーには、パーツ構成の異なるモデルが用意されています。公式サイトには全部で12モデルがラインナップされていますが、基本となるのは以下の5種類。あとは納期が早い「即納モデル」や、Office Personal Premium 付きの「Office付」モデルなどです。

New XPSタワーのラインナップ(CPUはすべてCore i7-8700)

スタンダードグラフィック
8GBメモリー 1TB HDD GTX 1030 税込9~11万円台
スタンダードグラフィック・16GB Optaneメモリ搭載
8GBメモリー 1TB HDD Optane メモリー GTX 1030 税込10~12万円台
プレミアムグラフィック・16GB Optaneメモリ搭載
8GBメモリー HDD 2TB Optane メモリー GeForce GTX 1050 Ti 税込12~13万円台
プレミアムグラフィック・大容量メモリ・SSD・HDD搭載
16GBメモリー 256GB SSD HDD 2TB GeForce GTX 1050 Ti 税込13~15万円台
プラチナグラフィック
16GBメモリー 256GB SSD HDD 2TB GeForce GTX 1060 税込17~20万円台

※2018年4月11日時点

価格はそのとき実施されているキャンペーンによって大きく変わります。気になるモデルがあったら、まずは公式サイトをご覧ください。

本体の外観と内部

スタイリッシュなデザイン

New XPSタワーは、デスクトップPCのなかでも「ミニタワー型」に分類されるモデルです。本体の幅は18cmで、同カテゴリーのモデルとしてはコンパクト。スリム型やコンパクト型よりも拡張性に優れ、ミドルタワー型よりも場所を取らない点が特徴です。

デスクトップの主な分類

ミドルタワー型 ミニタワー型 スリム型 コンパクト型
デスクトップのサイズ比較
拡張性:◎
省スペース性:×
冷却性能:◎
拡張性:○
省スペース性:△
冷却性能:○
拡張性:△
省スペース性:○
冷却性能:△
拡張性:×
省スペース性:◎
冷却性能:△

23.8型ディスプレイと組み合わせた設置例

23.8型ディスプレイと組み合わせた設置例

前面と背面

フロントパネル(左)とバックパネル(右)。フロントパネルはブラックの光沢仕上げ

前面

前面のインターフェース

  • ① 電源ボタン
  • ② SDメモリーカードスロット
  • ③ ヘッドホン出力/マイク入力
  • ④ USB3.1 Gen1(Type-C)
  • ⑤ USB3.1 Gen1(フルサイズ)
  • ⑥ 光学ドライブ

I/Oパネル

背面I/Oパネルのインターフェース

  • ① USB2.0
  • ② 1000BASE-T対応有線LAN
  • ③ DisplayPort(非使用)
  • ④ HDMI(非使用)
  • ⑤ USB3.1 Gen2(Type-C)
  • ⑥ USB3.1 Gen2+ USB3.1 Gen1×3
  • ⑦ オーディオポート

映像出力端子は、グラフィックボードの種類によって変わります。

映像出力

GTX 1050 Ti / 1060の映像出力

  • ⑧ DisplayPort 1.3(1.4対応)
  • ⑨ HDMI 2.0
  • ⑩ DVI-D

光学ドライブ

光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイディスクドライブ

側面

左側面(左)と右側面(右)

ツールレスでメンテナンス可能

New XPSタワーはドライバーなしでパーツを交換できる「ツールレス」仕様です(ストレージなどのパーツではドライバーが必要)。内部はパーツがギッチリ詰まった感がありますが、意外にもメンテナンスは簡単でした。

取り外し方法

背面の取っ手を引っ張ると、サイドカバーが外れます

カバーを取り外した状態

サイドカバーを取り外した状態

スライドスイッチ

背面にあるふたつのスライドスイッチを上方向に動かすと……

電源部分

電源部分を動かせるようになります

電源部分を開いた状態

電源部分を開いた状態

マザーボード全体

マザーボード全体。グラフィックボードはネジではなく、取外し可能なパーツによって支えられていました

CPUとメモリー

CPUとメモリー周り

スロット周り

PCI ExpressスロットとM.2スロットを利用するには、グラフィックボードを取り外す必要があります

M.2スロット

M.2スロットはPCIe接続対応

拡張スロット

拡張スロットはPCI Express x16×1、x4×1、x1×2

ドライブベイ

本体下部にドライブベイ

ドライブベイ

フロントパネルの裏にもドライブベイ

消費電力と駆動音、CPU温度について

今回の検証では、GeForce GTX 1060搭載のプラチナグラフィックモデルを使いました。なお検証/ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどによって大きく変わることがあります。

試用機のスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i7-8700
メモリー 16GB
ストレージ 256GB SSD(PCIe) + 2TB HDD
グラフィックス GeForce GTX 1060(6GB)

消費電力はやや高い

消費電力はかなり高めです。GeForce GTX 1060を搭載していることも原因のひとつですが、それにしては少し消費電力が大きい気もします。とは言うものの、同クラスのモデルと電気代が大きく変わるほどではありません。

1分間の平均消費電力

待機中 動画視聴 動画変換 3Dゲーム
52.2W 61.2W 181.2W 184.2W

※消費電力の計測方法はコチラ

動画変換時の音がかなり大きい

さまざまな作業での駆動音(ファンの回転音や排気音など)をチェックしたところ、CPUに高い負荷がかかる動画変換時の音がかなり大きくなりました。高性能なCPUを使っていることを考えれば、仕方がないかもしれません。

駆動音の計測結果

電源オフ 36.8dBA
待機中 39.7dBA 回転音が少し聞こえる
動画視聴 39.8dBA 同上
動画変換 55.7dBA 回転音と排気音がかなり大きい
3Dゲーム 47.1dBA 回転音がはっきり聞こえるがうるさいほどではない

※駆動音の計測方法はコチラ

CPU温度は高い

CPUの最大温度は、動画変換時の95度でした。かなりの高温ですが、ファンが強く可動するので、ほかのパーツへの影響は少ないものと思われます。なおFF14実行中ではCPU温度は最大82度でしたが、海外ゲームのアサシンクリード オリジンズでは93度にまで達しています。重量級の大作ゲームではCPU温度がかなり上昇するものと思われます。

CPUの最高温度

待機中 動画視聴 動画変換 3Dゲーム
62℃ 63℃ 95℃ 82℃

※本体温度の計測方法はコチラ

起動時間は平均20秒前後

起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの時間)を計測したところ、20.38秒という結果でした。SSD搭載機としてはまずまずの早さですが、HDD搭載機よりははるかに高速です。

起動時間の計測結果(手動による計測)

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
21.3秒 20.2秒 19.9秒 20.3秒 20.2秒 20.38秒

New XPSタワーのベンチマーク結果

ストレージ性能

試用機ではPCIe接続の256GB SSDと2TB HDDが使われていました。SSDはPCIe接続だけあってシーケンシャルリードは超高速なのですが、シーケンシャルライトでガクッと速度が落ちるのが気になります。とは言えWindows 10の体感速度に影響するのは4Kのスコアですので、特に気にする必要はないかもしれません。

CrystalDiskMark

256GB SSD(左)と2TB HDD(右)のアクセス速度

ストレージ別アクセス速度の目安

ストレージ別アクセス速度の目安

CPU性能

第8世代Core i7-8700は4コア/12スレッドにアップグレード(前世代のCore i7-7700は4コア/8スレッド)したこともあって、CPU性能は大きく向上しています。高度な処理でも快適にこなせるでしょう。

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果とほかのCPUとの比較 ※当サイト計測の平均値

PassMark PerformanceTest 9.0

「PassMark PerformanceTest 9.0」の「CPU Mark」の結果とほかのCPUとの比較 ※当サイト計測の平均値

3D性能

試用機で使われているGeForce GTX 1060は、ミドルレンジ(中級者向け)のdGPUです。高性能なCPUを使っているだけあって、Core i7-7700+GeForce GTX 1060の平均値よりも高いスコアが出ています。

3DMark

「3DMark」の「Fire Strike」ベンチマーク結果と、ほかのGPUとの性能差 ※当サイト計測の平均値

FF14など中規模クラスのゲームであれば、フルHDの最高画質でも快適に楽しめます。ただしFF15や海外の最新大作ゲームなどでは、画質をちょっと調整する必要がありそうです。2~3年前のタイトルであれば、高画質でもサクサク動作することでしょう。

ゲーム系ベンチマーク結果(フルHD)

FF15ベンチ FF15ベンチ (DX11)
高品質 標準品質 軽量品質
4193(普通) 5868(やや快適) 7450(快適)
FF14ベンチ FF14:紅蓮のリベレーター(DX11)
最高品質 高品質(デスクトップPC) 標準品質(デスクトップPC)
11386(非常に快適)※76.192 FPS 13067(非常に快適) 18858(非常に快適)
ドラゴンクエストX ドラゴンクエストX
最高品質
21673(すごく快適) ※最高評価
Assassin's Creed Origins Assassin’s Creed Origins (DX11)
最高
50 FPS 65 FPS 79 FPS
Far Cry5 Far Cry5 (DX11)
最高
66 FPS 77 FPS 87 FPS

VR性能

VR性能を計測するテストでは、Oclus RiftやHTC ViveなどVRコンテンツでも快適に楽しめるという結果が出ています。

SteamVRパフォーマンステスト

SteamVRパフォーマンステストの結果

VR Mark

VR Markベンチマーク結果。現状ではOrange Roomの平均FPSが目標FPS(Target FPS)を超えていればOK

Windows Mixed RealityについてはOculus RiftやHTC Vive向けコンテンツよりも必要スペックが低いため、問題なく楽しめるでしょう。

Windows MR HMD

別売りのWindows MRヘッドセット「Dell Visor with Controllers VRP100」

仕事にもゲームにも使えるスタイリッシュなモデル

ゲーミングデスクトップPCはLEDが光ったりデザインが特徴的だったりなどハデなモデルが多く、ちょっと使いづらいと感じている人は多いのではないでしょうか。

しかしNew XPSタワーならゲーミングPC並みの性能を持ちながらも、本体デザインがとてもスタイリッシュです。自宅はもちろん、職場に設置しても違和感はありません。

また高性能なdGPUはゲームが快適というだけでなく、動画変換が速い、3Dソフトがサクサク動く、グラフィックス処理にメインメモリーを使わないなどのメリットがあります。特に動画/3D系のクリエイティブな作業では大きな力を発揮するでしょう。

New XPSタワーはスタイリッシュなデザインで高い3D性能を持つPCが欲しい、あるいは仕事もゲームも両方楽しみたいという方におすすめのモデルです。

XPSタワーの感想

ゲームだけでなく3Dや動画関連の作業にもおすすめ

New XPSタワーのまとめ

  • スタイリッシュなデザイン
  • 豊富なインターフェース
  • 高い3D性能(GTX 1050 Ti/1060時)

※記事中の価格や構成は、記事執筆時のものです。予告なく変更される場合もございますので、あらかじめご了承ください。

記事が役に立ったと感じたらシェアをお願いします!

フォローもよろしくお願いします!

 

お買い得情報

thum300px

ThinkPad最新セール情報

最新モデルが激安販売中! 人気のハイエンドモデルを安く入手しよう
Dell XPS 13

デルのセール情報

高性能モバイルノートPCから3万円台の格安モデルまで、人気モデルが安い!
NECおすすめPC

実は安いNECパソコン

直販サイトでクーポンを使えば、最新モデルでもお得に買えるって知ってた?
Surfaceシリーズ

Surfaceシリーズまとめ

人気のSurfaceシリーズを比較! お得なキャンペーン情報もまとめました
thinkpad x260

特選!おすすめモバイルPC

実際に検証したモバイルPCおすすめモデルを一挙大紹介!!