YOGA BOOK with Windows ベンチマーク結果を大公開! Atom x5-Z8550の性能に迫る!! – こまめブログ

YOGA BOOK with Windows ベンチマーク結果を大公開! Atom x5-Z8550の性能に迫る!!

YOGA BOOK with Windows

レノボの「YOGA BOOK with Windows」は、軽量&スリムな上に魅力的なギミックが満載の10.1型2-in-1タブレットです。外観は非常にトンガッているのですが、スペックはWindows 10タブレットとしては標準的。CPU(SoC)はAtom x5-Z8550(1.44GHz)でメモリーは4GB、ストレージには64GBのeMMCを搭載しています。

YOGA BOOK with Windows(LTEモデル)

YOGA BOOK with Windows(LTEモデル)

今回は筆者が購入したYOGA BOOK with Windows(LTEモデル)を使って、各種ベンチマークテストの結果を紹介します。外観やキーボード/ペン入力の使い勝手については別の記事にまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください。

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YOGA BOOK with Windowsのスペック

YOGA BOOK with WindowsにはLTE(SIMフリー)対応モデルと、LTE非対応のWi-Fiモデルの2種類が用意されています。主なスペックは、以下の表のとおり。基本的にはLTEへの対応/非対応の部分しか違いません。

YOGA BOOK with Windows (直販モデル)のスペック
 型番 ZA150035JP ZA160012JP
OS Windows 10 Home 64ビット(Anniversary Update適用済み)
CPU Atom x5-Z8550(1.44GHz)
メモリー LPDDR3 4GB
グラフィックス Intel HD Graphics 400
ストレージ 64GB eMMC
光学ドライブ なし
ディスプレイ 10.1型、1,920×1,200ドット、光沢あり、IPS
無線通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(最大867Mbps)、Bluetooth 4.0
モバイル通信機能 非対応 LTE(上り最大150Mbps)、3G(上り最大14Mbps)
センサー 照度センサー、加速度センサー、近接センサー、GPS、GLONASS
Webカメラ フロント200万画素/リア800万画素
主なインタフェース マイクロUSB2.0×1、マイクロHDMI、マイクロSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 13時間
本体サイズ/重量 幅256.6×奥行き170.8×高さ9.6mm/690g
税込み価格(送料無料) 5万7024円 6万4584円

今回筆者が購入したのは、LTEモデルです。Wi-Fiモデルでも基本スペックは変わりませんので、ほぼ同程度の性能であると考えてください。

システム系ベンチマーク測定結果

まずは、パソコンとしての基本性能を計測する各種ベンチマークテストの結果を紹介します。なおベンチマーク結果はユーザーの環境やタイミングなどによって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。

YOGA BOOKシステム情報

テスト機のシステム情報

ちなみに今回は、電源プランを標準の「高パフォーマンス」に設定した状態でテストを行なっています。「バランス」に変更するとパフォーマンスが若干低下する可能性があるほか、それ以降「高パフォーマンス」を選べなくなってしまうので注意が必要です(ふたたび「高パフォーマンス」に設定するにはメンドーな作業が必要になります)。

通常ではCPUにAtomを搭載したパソコンでは、電源プランに「バランス」しか設定できません。しかしYOGA BOOKでは、標準で「高パフォーマンス」に設定されていました ※クリックで拡大

Windowsエクスペリエンスインデックス(Windows 10の快適さ)

※クリックで拡大

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Windowsエクスペリエンスインデックスはもはやあまり重要ではありませんが、過去のモデルとの比較用に結果を掲載します。各スコアの最大値は「9.9」ですので、もっとも低いスコアでも半分以上の値です。なかでも「プロセッサ」が「6.8」と、意外に高めの結果となりました。この結果だけを見ると、3~4万円台の格安ノートパソコンを上回る性能です。

テスト機のWindowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ(CpuScore) 6.8
メモリ(MemoryScore) 5.9
グラフィックス(GraphicsScore) 5.1
プライマリハードディスク(DiskScore) 6.65

CINEBENCHベンチマーク結果(CPUの計算性能)

CINBENCH

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CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」では、マルチコア(CPU)のスコアが「107cb」という結果です。性能的にはCeleron Uシリーズよりも低く、Cherry Trail世代のCeleon Nシリーズよりも高いといったところ。パワフルというわけではありませんが、パソコンとしては十分機能するレベルです。

CINEBENCH R15の結果の目安(「CPU」のスコア)
Core i5-6200U 260~290cb
Core i3-6100U 250cb前後
Celeron 3215U 130cb前後
Celeron 3855U 120cb前後
Celeron N3060 70cb前後
Celeron N3050 60cb前後

Atom x5-Z8550の詳細情報。メモリーは4GB×1の構成です ※クリックで拡大

Atom x5-Z8550の詳細情報。メモリーは4GB×1の構成です ※クリックで拡大

CrystalDiskMark(ストレージのアクセス速度)

CrystalDiskMark

ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、読み込み速度を表わすシーケンシャルリード(Seq Q32T1)で133.1MB/秒という結果に。一般的なHDDが100MB/秒前後ですから、HDDよりは快適なファイルアクセスを見込めます。ただし書き込み速度(シーケンシャルライト)が42.65MB/秒とかなり遅めでした。

Windows 10の体感速度に大きく影響するランダムアクセス(4K)については、HDDよりもはるかに高速です(HDDでは1.0前後)。システムやアプリの起動が早く、HDDを搭載したパソコンよりも快適に操作できるでしょう。

テスト機ではストレージにサムスン製の32GB eMMC「CWBC3R」が使われていました

テスト機ではストレージにサムスン製の32GB eMMC「CWBC3R」が使われていました

HDD空き容量

Cドライブの空き容量は40.6GB(Windows Update適用後)。あまり多くはありませんが、タブレットとしては十分かもしれません

PCMark 8(総合パフォーマンス)

「PCMark 8」の「Home accelerated」ベンチマーク結果

続いては、パソコンの総合的な性能を計測する「PCMark 8」について。当サイトでは通常「Home accelerated」と「Creative accelerated」の結果を掲載していますが、今回は「Creative accelerated」が何度も途中でフリーズしてしまい、結果を得ることができませんでした。なんらかの原因があるのかもしれませんが、いまのところ不明です。

総合スコアの「1711」は、かなり低めの数値です。各ワークロード(テスト)の結果を見ると、ストレージ性能が影響するスコア(Web BrowsingとWriting)が低くなっています。おそらく、ストレージに書き込み速度が遅いeMMCを使っている点が影響しているのでしょう。CPU性能が影響する動画のエンコードでもかなり時間がかかっていますが、動画の再生についてはまったく問題ない結果です。

なお2~4万円台で買える格安ノートパソコンと結果を比較してみたところ、やはりCeleron Nシリーズと同等以上の結果でした。

格安モデルの「PCMark 8」ベンチマーク結果
YOGA BOOK with Windows Lenovo V310 ideapad 100 Inspiron 15 3000
CPU Atom x5-Z8550 Celeron 3855U Celeron 3215U Celeron N3050
Home accelerated 1711  2435 2462 1605

PassMark PerfomanceTest 8.0(総合パフォーマンス)

PassMark PerfomanceTest 8.0

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パソコンとしての総合性能を計測する「PassMark PerfomanceTest 8.0」でも、Celeron UシリーズとCeleron Nシリーズの中間あたりの性能という結果になりました。CPU性能はそれほど悪くはありませんが、グラフィックス性能が低いため、総合的な評価は低めです。

「PassMark PerfomanceTest 8.0」ベンチマーク結果
YOGA BOOK with Windows Lenovo V310 ideapad 100 Inspiron 15 3000
CPU Atom x5-Z8550 Celeron 3855U Celeron 3215U Celeron N3050
PassMark Rating 773 1126 1106 635
CPU Mark 1708 1875 1934 1020
2D Graphics Mark 149.6 290.9 300.1 139.8
3D Graphics Mark 311.7 545 436.3 266
Memory Mark 706 1243 1194 667
Disk Mark 737 721 765 736

PassMark PerfomanceTest 9.0(総合パフォーマンス)

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最新バージョンの「PassMark PerfomanceTest 9.0」では、前バージョンからスコアが大きく変わっています。特にYOGA BOOK with WindowsではCPU性能を表わす「CPU Mark」がほかのモデルよりも高くなりました。評価方法が変わっているからかもしれません。

「PassMark PerfomanceTest 9.0」ベンチマーク結果
YOGA BOOK with Windows Lenovo V310 ideapad 100 Inspiron 15 3000
CPU Atom x5-Z8550 Celeron 3855U Celeron 3215U Celeron N3050
PassMark Rating 858.1 1111.4 1062.2 589.6
CPU Mark 2027.8 1330.1 1404.1 628.4
2D Graphics Mark 190.2 407.7 411.7 191.8
3D Graphics Mark 310.1 881.7 512.2 356.5
Memory Mark 688.6 1184.6 1149.3 647.8
Disk Mark 725.6 664.8 681.9 715.6

3D系ベンチマーク測定結果

YOGA BOOK with Windowsは、本来ゲームを楽しむためのタブレットPCではありません。あくまでも参考として、3D系ベンチマークの結果を紹介します。

CPU内蔵のIntel HD graphics 400詳細情報

CPU内蔵のIntel HD graphics 400詳細情報

3DMark(総合的なゲーミング性能)

3DMark

総合的な3D性能を計測する「3DMark」では、DirectX 11相当の「Fire Strike」で「296」という結果でした。Skylake世代のCore iシリーズに搭載されているIntel HD Graphics 520の35~40%程度、ゲーム用GPUとしてはローエンドのGeForce GTX 950Mと比べても10%程度の性能しかありません。2D描画主体のゲームや軽めのブラウザーゲームであれば問題ありませんが、3Dゲームをプレーするのかなり厳しいと考えたほうがいいでしょう。

ドラゴンクエストXベンチマークソフト

DQ10ベンチ

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ドラクエ10の快適さを計測する「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」では、画質を「低品質」に下げることで「普通」という評価でした。なにを指して「普通」という評価なのかはよくわかりませんが、1280×720ドットの「低品質」でベンチマーク実行中のFPSを計測してみたところ平均35FPS(最小3FPS、最大80FPS)でしたので、遊べなくはないレベルかもしれません。と言っても実際のプレーではFPSが落ちることもあるので、責任は持てないんですけれども。

DQ10ベンチ

ちなみに1280×720ドットの標準品質では「やや重い」という評価。これ以上設定を上げるのはムリそうです

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク

FF14ベンチ

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド(FF14) ベンチマーク」では、1280×720ドットの標準品質で「設定変更を推奨」という評価でした。マルチプレーになるとさらに評価が1段階下がりますので、実質的にプレーはムリと考えたほうがよさそうです。

ベンチマーク中の発熱と駆動音をチェック

「PCMark 8」実行中のCPUとGPUの温度を確認してみたところ、CPUは最大84度、GPUは最大74度でした。Atom x5-Z8550の限界温度は90度ですので、限界まであと一歩という温度にまで達しています。

「PCMark 8」実行中の温度

「PCMark 8」実行中の温度

ただし、一時的に温度が上昇しても温度管理機能が働いて、すぐに動作周波数が下げられます。温度と動作周波数の動きをリアルタイムでモニタリングしたところ、温度が急上昇する場面はあるものの、60~70度あたりで落ち着いていました。

FF14ベンチ実行中の温度

FF14ベンチ実行中の温度。最大で85度ですが、全体的には60~70度で安定していました

YOGA BOOK with Windowsは完全ファンレス仕様で、動作音がまったく聞こえません(Haloキーボードの操作音を除く)。そのぶん本体の熱が高くなるわけですが、CPUとGPUに同時に高い負荷がかかるような作業はタブレットで行なわないでしょう。

仮に高い負荷がかかったとしても、クリエイトパッドの上部がほんのり温かくなる程度です(底面部はやや熱くなりましたが、触れないほどではありません)。個人的にはそれぐらいならガマンできる範囲で、むしろファンレスであることのほうがメリットが大きいと思います。

実際にYOGA BOOK with Windowsを使ってみた

Windows 10版マインクラフト

Minecraft Windows 10 edition

UWPアプリのMinecraft Windows 10 EditionでFPSを計測してみたところ、標準のグラフィックス設定で平均27.14FPS、描画距離を最大にした状態で平均23.49FPSでした。遊べないレベルではありませんが、少々動きがカクつくことがあるため、画質を下げたり雲の描画オフにするなどして負荷を軽くするといいでしょう。

ちなみにYOGA BOOK with Windowsのキーボードでは複数のキーを同時に認識できないらしく、走りながらジャンプなどの操作が行なえませでした(Shiftキー+移動、Ctrlキー+移動の同時押しは可能)。キーボードはゲームで使いづらいため、ゲームコントローラーの利用を強くおすすめします。

YouTubeの1080p動画

YouTube

YouTubeで1080p動画を再生してみたところ、カクつきや途切れはまったくなく、最後までスムーズに視聴できました。動画再生中のCPU使用率を確認すると、再生開始直後は一時的に跳ね上がりますが、しばらくすると10%台に落ち着きます。それほど高い負荷はかかっていないため、動画は快適に視聴できるでしょう。

デスクトップ版Office 2016

Office 2016

デスクトップ版のOffice 2016をインストールして試したところ、普通の文書作成ならまったく問題なく使えました。オフィス関連であれば複数のソフトや書類を開いても、動作が重くなることはありません。ただしエクセルのマクロを使ったり、超巨大なデータを扱うような場合は、処理が重くなるかもしれません。

ちなみにYOGA BOOK with WindowsにはOffice Mobileがインストールされていますが、商用利用できない点に注意してください。ビジネスで使うにはOffice 365(Soloを含む)を紐付けたMicrosoftアカウントが必要となります。

軽めの処理には十分な性能

ということで、今回はYOGA BOOK with Windowsの各種ベンチマーク結果についてレビューしました。パソコンとしてはそれほど高性能ではないものの、ネット利用や動画視聴、資料の閲覧には十分なパフォーマンスです。並みの格安ノートパソコンよりもパワフルですので、携帯性やギミックを考えればコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

個人的には、プレゼン用のデバイスとしてかなり使えるんじゃないかと思っています。資料をバリバリ作るのには向いていませんが(キーボードがちょっとアレなので)、あらかじめ作成した資料をスライドショーで再生するには問題ありません。なんと言っても持ち運びがラクですし、バッテリーもだいぶ長持ちします。キーボードはアレですけど、簡単な修正なら可能です。値段も手頃ですので、ビジネス用のサブノートPCとしていかがでしょうか。

ただ、一部のベンチマークでフリーズが頻発しました。具体的には「PCMark 8」の「Creative accelerated」と「BBech」(バッテリー駆動時間計測ソフト)なのですが、もしかするとWebページのデータやソフトの作りなどで相性が悪い部分があるかもしれません。このあたりは、原因がわかりしだいレポートします。

なおYOGA BOOK with Windowsはレノボの直販サイトで販売中です。在庫状況や支払い方法、納期などについては公式サイトの商品ページでご確認ください。

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