HP公式サイトで3種類のChromebookが、中身のわからないシークレット商品としてアウトレット販売されています。最安モデルは3万1680円からと激安。Core i3搭載のミドルレンジ、Core i5搭載のハイエンドモデルも格安です。
3種類のChromebookがアウトレット販売中
ただし機種名は公開されていません。スペックの一部は公開されていますが、重さや大きさ、バッテリー駆動時間などが掲載されていない点に注意してください。
そこで今回は公開されている情報を元に、機種名を予想しました。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。ただし予想が外れることもあるので、その点についてはご理解のほどよろしくお願いします。
リンク
Chromebookの注意事項
Chromebookは一般的に「動作が軽い」と言われていますが、価格の安い機種がWindowsノートPCのハイエンドモデルのように使えるわけではありません。5万円以下の機種は、ブラウザーで2~3ページ開いて調べ物をしたり動画を視聴するようなライトな使い方向けです。Core i3 / i5搭載機種であれば、ガッツリ作業するのにも適しています。
またChromebookはChrome OSを搭載するノートPCで、オフィスなどのWindows用ソフトは利用できません。ただしWindows PC的に使いたい人は、Windows PCを選んでください。
対象のアウトレットChromebook
Celeron搭載14インチ
公開されているスペック
本体カラー | セラミックホワイト |
---|---|
CPU | Celeron(第9世代プロセッサー) |
グラフィックス | UHD 600 |
メモリー | 4GB オンボード |
ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレイ | 14インチ 1920×1080 IPS タッチ対応 |
インターフェース | microSDカードスロット |
通信 | 11a/b/g/n/ac + Bluetooth 5.0 |
生体認証 | なし |
キーボード | 日本語配列 バックライト対応 |
14インチのCeleron搭載Chromebook。購入ページには「Celeron(第9世代プロセッサー)」と書かれていますが、ノートPC向けの第9世代Celeronは存在しません。ただしグラフィックス機能が「UHDグラフィックス600」とされているので、おそらくCeleron N4000 / 4020あたりでしょう。ここから判断すると、「HP Chromebook 14a」の旧モデルだと思われます。
HP Chromebook 14a
Celron N4000 / 4020搭載機種の場合、自動更新ポリシーは2026年6月まで。サポート終了までには、まだ4年以上あります。
ただCeleron N4000 / 4020搭載で本体カラーがセラミックホワイトのモデルは、公式サイトやアマゾンでは扱っていないはずです。もしかすると、一部のショップ向けに卸した店頭モデルなのかもしれません。
キーボードは日本語配列
とは言え14aであれば本体品質も高く、安心して利用できます。性能は高くはなくあくまでも軽めの作業向きですが、Chromebook初心者に向いています。
リンク
Core i3搭載14インチ
公開されているスペック
本体カラー | ミネラルシルバー |
---|---|
CPU | Core i3(第10世代プロセッサー) |
グラフィックス | UHD |
メモリー | 8GB オンボード |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 14インチ 1920×1080 IPS タッチ対応 |
インターフェース | microSDカードスロット |
通信 | Wi-Fi 6 + Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 顔認証 / 指紋認証 |
キーボード | 日本語配列 バックライト対応 |
14インチでミネラルシルバーのカラー、第10世代のCore i3の組み合わせは、HP Chromebook x360 14cが該当します。ただし2-in-1の表記(”x360″など)がまったくないので、もしかすると筆者が把握していない別の機種かもしれません。
2-in-1の表記がないものの、おそらくHP Chromebook x360 14cかと思います
HP Chromebook x360 14cだとするとCPUはCore i3-10110Uで、自動更新ポリシーは2028年6月です。サポート終了までまだ6年以上あるので、安心して使えます。
品質はかなり高く、性能も十分。2~3万円台の格安機種とは、比べものにならないほどのクオリティーです。Chromebookを使ってガッツリ作業したいなら、このあたりから検討するべきでしょう。6万円台なら、なかなかお買い得です。
質感や性能は抜群の仕上がり
リンク
Core i5搭載14インチ
公開されているスペック
本体カラー | ミネラルシルバー |
---|---|
CPU | Core i5(第10世代プロセッサー) |
グラフィックス | UHD |
メモリー | 8GB オンボード |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 14インチ 1920×1080 IPS タッチ対応 |
インターフェース | microSDカードスロット |
通信 | Wi-Fi 6 + Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 顔認証 / 指紋認証 |
キーボード | 日本語配列 バックライト対応 |
上記Core i3搭載機種の上位モデルだと思われます。HP Chromebook x360 14cのCore i5モデルだとすれば、CPUはCore i5-10210Uで自動更新ポリシーは2028年6月です。ただし上記機種と同様に2-in-1の表記(”x360″など)がまったくないので、もしかすると筆者が把握していない別の機種かもしれません。
同じHP Chromebook x360 14cのCore i5モデルだと思われます
第10世代のCore i5であれば、Chromebookとしてはハイエンドクラスの性能です。高度な処理 / 作業も快適に行なえるでしょう。ただしそれなりにChrome OS(やLinuxなど)を使いこなせる人向き。ネットの調べ物や画像視聴がメインなら、ここまでのスペックは必要ありません。ほぼ7万円の価格はCore i5搭載Chromebookとしては非常にお買い得(相場は10万円程度)ですが、上級者向きです。
リンク
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報やお買い得情報を当サイトのツイッターアカウントでお知らせしているので、ぜひフォローをお願いします。
ツイッターでこまめブログをフォローする
関連記事