HPの公式サイトにて、グラボ(グラフィックボード)なしのゲーミングPC「Victus 15L Desktop」モデレートモデル(グラフィックスレスエディション)が7万2600円でセール販売中です。期間は10/13(木)まで。安いグラボを追加すれば、エントリー~ミドルレンジのゲーミングPCに安く仕上げられます。
Victus 15L Desktop
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「Victus 15L Desktop」モデレートモデル(グラフィックスレスエディション)には、グラボが付いていません。そのままではごく軽めのゲームしかプレーできないので注意してください。自分で購入したグラボを追加すればゲーミングPCとして利用できますが、使えるグラボには以下の制限があります。
使えるグラボ
⚠️ 推奨のシステム電源容量が500W前後
⚠️ グラボのサイズが幅120mm以内、奥行き240mm以内
筆者が動作を確認したグラボその1「MSI Radeon RX 6600 MECH 2X 8G」。ただし幅がちょっと大きく、サイドパネルが微妙にゆがんでしまいました
筆者が動作を確認したグラボその2「RD-RX6400-E4GB/LP」。こちらはなにも問題なく利用できました
グラボのサイズが大きすぎると、ケースに収まらない場合があるので注意してください
ゲーム性能は、増設するグラボによって大きく変わります。電源容量的にはミドルレンジのRadeon RX 6650 XTあたりまでは使えるでしょう。GeForceシリーズならRTX 3060は推奨電源が550Wですが、CPUがRyzen 5なのでなんとかなるかもしれません。
GPU性能(DirectX 12)
GPU | 3DMark Time Spy Graphicsスコア(DX12,WQHD) |
---|---|
RTX 3090 |
18521
|
RTX 3080 |
16540
|
RTX 3070 |
13072
|
RTX 3060 |
8870
|
RX 6600増設 |
7811
|
GTX 1660 |
5303
|
RX 6400増設 |
3513
|
GTX 1650 |
3383
|
Radeon(Ryzen 7) |
1424
|
グラボなし |
1211
|
UHD 730 |
531
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ミドルレンジクラスのRX 6600シリーズ(RX 6600 / RX 6600 XT / RX 6650 / RX 6650 XT)なら、やや重い程度のFPSでもフルHDの144~165Hzで楽しめるでしょう(要画質調整)。エントリー向けのRX 6400なら低画質で100~120Hzあたりです。
エーペックスレジェンズ 射撃訓練場(中量級)
GPU | 平均FPS / 低位1% |
RX 6600 最高画質 | 97.5 / 79.2 |
RX 6600 最低画質 | 277.1 / 195 |
RX 6400 最高画質 | 51.4 / 43.1 |
RX 6400 最低画質 | 158.4 / 129 |
※解像度はフルHD。実際のプレーではこの結果よりもFPSが低下します
このあたりのグラボを安く入手できるアテがあるなら、Victus 15Lのグラボなしモデルは非常に高コスパです。具体的には3~3.5万円以内で考えてください。最近はAMD系のグラボが多く来値下がりすることがあるので狙い目です。
関連リンク
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CPU性能はやや控えめですが、ゲーム専用であれば問題ありません。ただし高度な動画編集など重い処理には不向きです。
CPUの性能(マルチコア)
CPU | CINEBENCH R23スコア |
---|---|
Core i7-12700K |
20452
|
Core i7-12700 |
15938
|
Ryzen 7 5700G |
14485
|
Core i7-11700K |
13568
|
Core i5-12400F |
12381
|
Victus 15L(Ryzen 5 5600G) |
10414
|
Core i5-11400 |
7831
|
※10分間実行し続けた際の最終スコア。そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
本体内部。マザーボード上で作業を行なうには、内部フレームなどを外す必要があります
前面と背面
フロントパネルのエンブレムはLEDとミラーで幻想的に光ります
スペック
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Ryzen 5 5600G(6コア/12スレッド) |
チップセット | B550A |
グラフィックス | Radeon(CPU内蔵) / RX 6600 XT(8GB) |
メモリー | 16GB ※DDR4-3200、最大32GB、スロット×2 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD / 512GB NVMe SSD + 2TB HDD |
拡張スロット | PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、M.2×2 |
ドライブベイ | 3.5インチ×1(空き0) |
通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1000BASE-T対応有線LAN |
サイズ / 重量 | 幅155mm、奥行き297.3mm、高さ337mm / 約6.31kg |
電源 | 500W 80PLUS GOLD |
Victus 15Lの詳細については、レビュー記事でご確認ください。
グラボを2~3万円台で入手できるなら、合計価格は9~10万円台におさまります。いまはエントリー向けのGTX 1650搭載機で10万円前後であることを考えれば、非常に高コスパです。余っているグラボを使うのもアリ。ゲーミングPCを安く入手したい人は、ぜひチェックしてみてください。
エントリー~ミドルレンジクラスのPCを安く仕上げたい人向け
※販売ページの「デスクトップ」コーナーに掲載されています。
どのグラボを選べばいいのかわらかない、あるいは自分で増設するのに不安がある人は、RX 6600 XT搭載の上位モデルを選んでください。購入の際に5%オフクーポンを利用すれば、ミドルレンジのゲーミングPCを12万3833円で購入できます。
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