実機レビュー公開中
ThinkCentre M75q-2 Tinyの実機を購入&検証しました。外観やパフォーマンスについては以下のリンクからレビューをご覧ください。
ThinkCentre M75q-2 Tiny レビュー
※10/31 追記
Ryzen 7モデルを格安購入する上でもっとも重要なキーである「4GBメモリー」のオプションが利用できなくなってしまいました。現在は「8GBメモリー」に変更することで、税込5万6100円で購入可能です。2~3週間でまた選択できるようになるとは思いますが、5万円代半ばでも十分お買い得だと思います。
~~~ 追記ここまで ~~~
レノボからRyzen搭載の超小型PC「ThinkCentre M75q-2 Tiny (ThinkCentre M75q Gen 2)」が発売されました。通常価格はRyzen 3搭載の最安モデルで税込5万6144円から。しかしちょっとしたワザを使うと、最上位のRyzen 7モデルを税込4万9500円で購入できます。
最上位のRyzen 7モデルが税込&送料無料で4万9500円!
最上位モデルで使われているRyzen 7 PRO 4750GEは8コア16スレッドのAPUで、非常に高性能だと言われています。当サイトでは未検証のため実際の性能は不明ですが、CPUベンチマークサイト「PassMark」によると第10世代のCore i7-10700を上回るスコアが出ているようです。実際にこれだけの性能を発揮できるかはわかりませんが、高いパフォーマンスを期待していいのではないでしょうか。
CPUの性能差
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Ryzen 7 PRO 4750GE ※2 |
20456
|
Core i9-9900K |
19867
|
Core i7-10700 |
19228
|
Core i7-9700K |
17208
|
Core i7-9700 |
17114
|
Core i7-8700 |
15412
|
Core i5-10400 |
12817
|
Core i5-9400 |
12179
|
Ryzen 5 3400G |
9383
|
Core i3-9100 |
8784
|
Ryzen 3 3200G |
7643
|
※スコアは当サイト計測値の平均、※2はPassMark CPU Benchmarkの結果を参照しました
これだけ高性能なAPUを搭載したPCが税込4万9500円で買えるのは、はっきり言って異常事態です。実際にはここからメモリーなどを加える必要がありますが、ひとまずのベースモデルとしては破格の値段。なにに使うかは気にせずに、とりあえず1台ゲットしておくことをおすすめします。
この記事の目次
価格com限定モデルを選ぶ
ThinkCentre M75q-2 Tinyには「価格.com限定モデル」と呼ばれる特別モデルがあるのですが、特に制限はなく誰でも普通に購入できます。通常販売のモデルよりも価格が安いのでお得です。
通常モデルの値段
価格.com限定モデルの値段
価格.com限定モデルには、Ryzen 3 / Ryzen 5 / Ryzen 7モデルが用意されています。おすすめは、もっとも性能が高いRyzen 7モデル。値段は7万4800円と表示されていますが、このあと紹介するワザを使うことで、もっと安く入手可能です。
価格com限定モデルの値段
APU/メモリー/ストレージ/OS | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 3/4GB/256GB SSD/Win10 Home | 4万9940円 |
Ryzen 5/8GB/256GB SSD/Win10 Home | 5万9950円 |
Ryzen 7/16GB/256GB SSD/Win10 Home | 7万4800円 |
※2020年10月30日時点、パーツカスタマイズ対応
リンク
価格com限定Ryzen7モデル
価格com限定Ryzen5モデル
価格com限定Ryzen3モデル
パーツをカスタマイズ
省略/ダウングレードするオプション
続いて、注文画面でパーツのカスタマイズを行ないます。そのまま注文してもいいのですが、不要なパーツあるいは交換予定のパーツを省略/ダウングレードしたほうがお得です。
パーツをダウングレード、あるいは省略することで値段を調整できます
さきほど「おすすめはRyzen 7」と紹介しましたが、これはカスタマイズ時のお得感がもっとも高いためでもあります。以下のようにカスタマイズしたときの値段はRyzen 3モデルで4万4440円、Ryzen 5モデルで4万7850円、Ryzen 7モデルで4万9500円。値段があまり変わらないのであれば、性能の高いモデルを選んだほうがお得というわけです。
最安構成のカスタマイズ
- ・メモリー →4GBにダウングレード
- ・キーボード→キーボードなし
- ・マウス→マウスなし
- ・バーティカルスタンド→なし
- ・ツールレス (オープンシャーシ)→なし
バーティカルスタンドは縦置き設置用。通常利用には特に必要ありません ※写真は旧モデル
ツールレス (オープンシャーシ)は取っ手付きのネジのこと。省略すると本体カバーを外すのにドライバーが必要となるだけです ※写真は旧モデル
追加するオプション
逆に、以下のオプションは追加すると、ThinkCentre M75q-2 Tinyをちょっと便利に使えます。
ワイヤレスLAN (Wi-Fi)
無線LANやBluetooth機器を利用するなら、ワイヤレス機能を追加してください。次世代規格のWi-Fi 6のほうが高速で安定しています (利用には対応ルーターが必要)
標準では無線LAN (Wi-Fi)非対応です
映像出力
ThinkCentre M75q-2 Tinyに標準搭載の端子は、以下の映像出力に対応しています。HDMIでも4K出力は可能ですが、60Hzには対応していません。4K60Hzで表示するには、DisplayPortを使う必要がある点に注意してください。
標準の映像出力
端子 | 出力 |
---|---|
HDMI | 4096×2160@24Hz |
DisplayPort | 3840×2160@60Hz |
※2020年10月30日時点
パーツカスタマイズで映像出力端子を追加すると、以下の出力に対応できます。DisplayPort端子は2ポートまで追加可能で、追加の2ポート利用時でも4K@60Hzで出力可能です。ただし3画面出力時は不明。
オプションの映像出力
端子 | 出力 |
---|---|
HDMI | 1920×1200@60Hz |
DisplayPort | 4096×2160@60Hz |
USB Type-C | 4096×2160@60Hz |
VGA | 1920×1200@60Hz |
※2020年10月30日時点
マルチディスプレイ環境で利用するなら、ディスプレイの仕様に合わせて映像出力端子を追加してください
増設用パーツを購入する
メモリーを増設
最安構成ではメモリーが4GBしかありません。このままでも使えないことはないのですが、メモリーを増設したほうがより快適に使えます。特にメモリーモジュールを2枚利用するとデュアルチャネルで動作するので、より高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
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CFD販売 Crucial (Micron製) ノートPC用メモリ PC4-25600(DDR4-3200) 16GBx2枚 CL22 260pin 無期限保証 W4N...
Transcend ノートPC用メモリ PC4-25600(DDR4-3200) 32GB 1.2V 260pin SO-DIMM 2Rx8 (2Gx8) CL22 無期限保証...
ストレージを増設
最安構成では、ストレージは256GB M.2 SSDのみです。2.5インチのストレージスペースが空いているので、大容量のHDDもしくはSSDを追加することをおすすめします。
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東芝 内蔵HDD 2.5インチ 2TB MQ04ABD200-2YW 2年保証 国内正規代理店品 SATA 3Gbps対応
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M.2 SSDの容量を変えるには、SSDを交換する必要があります。NVMe対応のSSDケースなどを利用してクローン (コピー)作業を行なったあと、SSDを交換してください。SSDはType 2280かType 2242を利用できます。
リンク
アマゾンでNVMe SSDを探す
アマゾンでNVMe SSDケースを探す
USB Type-C – スリムチップアダプター
ThinkCentre M75q-2 Tinyに標準付属のUSB Type-C端子はデータ通信もしくは外部への給電のみで、電源アダプターとしては利用できません。しかし別売りの「USB Type-C – スリムチップアダプター」を使えば、Type-C機器からの電源供給が行なえるとのことです。
別売りのLenovo USB Type-C – スリムチップアダプター
要は電源コネクターで使える、Type-Cの変換アダプターということです。実際に利用できるのか、使用時のパフォーマンスに変化はないのかなどさまざまな疑問がありますが、未検証のため細かな仕様はわかりません。当サイトではこのアダプターを注文していますので、検証しだいレビューとして公開します。
リンク
Lenovo USB Type-C – スリムチップアダプター販売ページ
なお当サイトではThinkCentre M75q-2 Tinyを標準構成/最安構成で購入しました。実際の性能やパーツの追加方法などをレビューして公開する予定ですので、しばらくお待ちください。
リンク
価格com限定Ryzen7モデル
価格com限定Ryzen5モデル
価格com限定Ryzen3モデル
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