レノボの公式サイトにて、スリム型PC「ThinkCentre M75s Small Gen2(以下、M75s Gen2)」とミニタワー型PC「ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2(以下、M75t Gen2)」の限定モデルが値下げされています。週末のみの特別価格で、値下げ期間は2/22(月)の午前6時まで。
なおM75s Gen2のRyzen 5モデルが、2/18から550円値下がりしました。ほかのモデルについては変わりません。
M75s Gen2価格com限定モデル
APU/メモリー/ストレージ | 税込価格 |
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Ryzen 5 PRO 4650G/8GB/256GB SSD | 6万2700円 → 5万9950円 |
Ryzen 7 PRO 4750G/16GB/256GB SSD | 7万9860円 → 7万8760円 |
※2021年2月20日時点
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ThinkCentre M75s Small Gen2 価格com限定 Ryzen 5モデル
ThinkCentre M75s Small Gen2 価格com限定 Ryzen 7モデル
M75t Gen2価格com限定モデル
APU/メモリー/ストレージ | 税込価格 |
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Ryzen 5 PRO 4650G/8GB/256GB SSD | 6万4900円 → 5万9950円 |
Ryzen 7 PRO 4750G/16GB/256GB SSD | 8万2500円 → 7万9970円 |
※2021年2月20日時点
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ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2 価格com限定 Ryzen 5モデル
ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2 価格com限定 Ryzen 7モデル
APUとして使われているRyzen PROシリーズは非常に高性能です。ただしAPU自体にメーカーによるロック(PROシリーズの機能によるもの?)が施されている可能性があります。同じくRyzen PROシリーズを搭載するM75q Gen2のユーザーからは、本体に搭載されていたCPUがほかのマザーボードでは動作しないと報告されていました。CPUを抜き取って利用するのではなく、あくまでも購入時の本体で使うことをおすすめします。
CPUの性能比較
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Ryzen 7 4700G |
4953
|
Core i7-10700KF |
4922
|
Core i7-10700 |
4177
|
Ryzen 7 PRO 4750GE |
4093
|
Core i7-9700 |
3189
|
Core i5-10400 |
3176
|
Ryzen 5 3500 |
2594
|
Core i5-9400 |
2357
|
※スコアは当サイト計測値の平均
M75s Gen2 / M75t Gen2をさらに安く買う方法
もっとも安い最小構成
価格.com限定モデルではパーツを省略/ダウングレードすると、価格を大きく下げることができます。標準モデルよりも値引き額が大きく、必要最低限の構成(最小構成)に変更すると、元の値段よりもかなり安く購入可能です。
M75s Gen2最小構成時の値段
APU/メモリー/ストレージ/省略オプション | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 5 / 8GB / 1TB HDD / マウス & キーボード & 本体スタンド | 4万4550円 |
Ryzen 7 / 8GB / 1TB HDD /マウス & キーボード & 本体スタンド | 5万0160円 |
※2021年2月20日時点
M75t Gen2最小構成時の値段
APU/メモリー/ストレージ/省略オプション | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 5 / 8GB / 1TB HDD / マウス & キーボード | 4万5650円 |
Ryzen 7 / 8GB / 1TB HDD /マウス & キーボード | 5万2470円 |
※2021年2月20日時点
ストレージを1TB HDDのみにする場合は、まず「1st ハード・ディスク・ドライブ」を1TB HDDに変更し、つぎに「3rd ハード・ディスク・ドライブ」を「なし」に変更してください。
SSDを交換しやすいおすすめ構成
SSDなしのHDDのみ構成だと、あとからSSDを増設する際に取り付けが非常に面倒です(詳しくは後述)。そこでストレージには128GB SSDを選び、あとで大容量タイプに換装するのがいいでしょう(この方法は実機では未確認ですが、おそらく大丈夫のはずです)。
SSD固定用のブラケットを入手するために、あえてSSD構成を選びます
また同じ理由でWi-Fiカードも付けておいたほうが無難です。ただしオプションとして用意されているWi-FiカードはWi-Fi 6対応ではなく、Wi-Fi 5までである点に注意してください。どうしてもWi-Fi 6を使いたい場合は自分でカードを換装するか、PCIe接続の拡張ボードを使う必要があります。
Wi-Fiカードもブラケット入手のために追加
それぞれのおすすめ構成時の価格は以下のとおりです。
M75s Gen2最小構成時の値段
APU/メモリー/ストレージ/オプション | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 5 / 8GB / 128GB SSD / マウス & キーボード & 本体スタンドなし、Wi-Fiあり | 4万8950円 |
Ryzen 7 / 8GB / 128GB SSD /マウス & キーボード & 本体スタンドなし、Wi-Fiあり | 5万4560円 |
※2021年2月20日時点
M75t Gen2最小構成時の値段
APU/メモリー/ストレージ/省略オプション | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 5 / 8GB / 128GB SSD / マウス & キーボードなし、Wi-Fiあり | 5万0050円 |
Ryzen 7 / 8GB / 128GB SSD /マウス & キーボードなし、Wi-Fiあり | 5万6870円 |
※2021年2月20日時点
購入時の注意点について
M75s Gen2に関する注意点
M75s Gen2を最小構成で購入すると、M.2 SSDをうまく取り付けられません。これは本来あるべきM.2 SSD用のブラケットが省略されているためです。DIYで乗り切る、あるいは別機種用のブラケットを利用するなどの多少の改造で解決できます。もしくは2.5インチSSDやPCIアダプターでSSDを使うのもいいでしょう。
最小構成ではSSDを固定するM.2用ブラケットがありません
またPCI Express x16スロットが用意されているものの、ロープロファイルで15.6cm以内の条件に合う有効なグラボが存在しません。旧型GPUを搭載したグラボなら使える可能性がありますが、パフォーマンスが低下する可能性があります。今後条件に合うグラボが発売される可能性はあるものの、現時点ではグラボの利用は考えないほうがいいでしょう。電源容量をムリにアップグレードする必要はないと思います。
ロープロファイルで15.6cm以内&1~2スロット占有タイプのグラボが必要
注意点の詳細と現時点で判明している解決策については、別の記事にまとめています。
M75t Gen2に関する注意点
M75s Gen2と同様、SSDなしのHDDのみ構成で注文するとSSD固定用のブラケットが付属しません。そのままではM.2スロットにSSDやWi-Fiカードを使えないので注意してください。
HDDのみ構成だと、SSD固定用のブラケットが付属しません
別の機種用のブラケットを両面テープで固定したら、SSDをセットできました。このように多少の改造が必要になりそうです。改造の手間を省くなら、最初からSSDありでの購入をおすすめします。
ブラケットを両面テープで固定した上で、SSDを挿しました
PCI Expressスロットには、長さ21.5cmまでのグラボをセットできます。ただしグラボの幅が12cm程度を超えると内部フレームと干渉してカバーを閉められなくなるので注意してください。
幅が12cmを超えるグラボはフレームと干渉します
そのほかの注意点および解決方法については別の記事にまとめています。購入前にチェックしておいてください。
M75s Gen2とM75t Gen2の違い
M75s Gen2とM75t Gen 2は細かな部分でいろいろ異なりますが、大まかには本体サイズが違うと意識すればいいでしょう。スリム型のM75sには15.6cm以下の拡張ボード(ロープロファイル)しか入りませんが、少し大きめのM75tなら21.5cm以下の拡張ボードが入ります。
ThinkCentre M75s Small Gen2 ※ディスプレイは別売り
ThinkCentre M75t Gen2 ※ディスプレイは別売り
それぞれの細かな仕様については、以下のリンクから解説記事をご覧ください。
納期について
納期は「最短3~4週間程度で出荷予定」とされていますが、海外の工場から船便で輸送されるため実際には1ヵ月程度かかります。筆者の場合だとM75s Gen2を12/4に注文して、1/6に到着しました。
しかしM75t Gen2に関しては12/8に注文して、1/26に到着しました。注文から2ヵ月弱かかっています。もしかするとM75tは納品までに、かなり時間がかかるかもしれません。またパーツカスタマイズの内容によってはさらに時間がかかる場合があるので注意してください。
M75s Gen 2の注文から納品まで約1ヵ月かかります
それぞれの外観や実際のパフォーマンスついてはレビューとして公開する予定ですので、しばらくお待ちください。
6コア/8コアのRyzenを搭載したM75s Gen2 / M75t Gen2は、間違いなくお買い得です。最小構成で購入してメモリーを128GBに増設しても、10万円前後で収まります。この機会に超高性能なデスクトップPCを入手してみてはいかがでしょうか?
リンク
ThinkCentre M75s Small Gen2 価格com限定 Ryzen 5モデル
ThinkCentre M75s Small Gen2 価格com限定 Ryzen 7モデル
ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2 価格com限定 Ryzen 5モデル
ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2 価格com限定 Ryzen 7モデル
またLenovo V55tという機種も、Ryzen 7 4700G搭載ながら最安4万9500円で購入できます。こちらはM75シリーズよりも安いぶん、パーツカスタマイズの選択肢が少なめです。詳しくは以下のリンクからレビュー記事をご覧ください。
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