ノートPC向けGeForce GTX 1650 のベンチマーク (性能テスト)結果

ノートPC向けGeForce GTX 1650 のベンチマーク (性能テスト)結果

NVIDIAのGeForce GTX 1650は、2019年4月に発表されたノートPC向けの専用グラフィックスチップ (dGPU、以下”GPU”)です。2019年春から発売されたゲーミングノートPCやクリエイター向けノートPCで使われています。

ノートPC向けGeForce GTX 1650のスペック

アーキテクチャ Turing
GPUコア TU117
製造プロセス 12nm
CUDA 1024
メモリー規格 GDDDR5
メモリー容量 4GB
クロック 1395MHz
ブーストクロック 1560MHz

GPUの位置づけ的には、ゲーム用GTX / RTXシリーズのエントリー (入門)クラスです。もっとも低いクラスではありますがそこそこ高性能で、思いのほかゲームも快適に動きます。

GTX 1650のベンチマークスコア概要

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2080
23762
RTX 2070
19918
RTX 2060
14945
GTX 1660 Ti
14392
GTX 1650
8513
GTX 1050
5912
MX250
3711
Iris Plus
2846
UHD
1335

※スコアは当サイト計測値の平均

この記事ではこれからゲーミングノートPC / クリエイター向けノートPCを購入しようとしている方のために、GeForce GTX 1650の性能について紹介します。

GeForce GTX 1650の概要

※ここではGPUの初歩的な内容について解説しています。GPUの基礎知識をすでにご存知の方は読み飛ばしてもOKです。

3Dや動画の処理をサポートする”GPU”

GPUとは、PCのグラフィックス機能をサポートするためのパーツ (部品)です。グラフィックス機能を内蔵したCPUとは別の部品として扱われるため、「専用グラフィックス」あるいは「ディスクリートグラフィックス (dGPU)」と呼ばれることもあります。

GPUはCPU内蔵のグラフィックス機能に比べて、3D性能が高い点が特徴です。特にPCゲームや3D制作ソフトなどで効果が見られます。またGPUの機能は、動画処理や高度な数値演算にも使われることがあります。

GPUの効果

  • ☝ PCゲームの快適化
  • ☝ 3D処理および3D制作の高速化
  • ☝ 動画変換の高速化
  • ☝ 専用ビデオメモリーによるサポート

性能低めのエントリー向けGPU

NVIDIAのGeForce GTX / RTXシリーズは、3Dや動画の処理を主な目的としたGPUです。現在ノートPCではさまざまなGTX / RTXシリーズが使われていますが、GeForce GTX 1650はそのなかでも性能の低い”エントリークラス“に分類されます。

GPUの位置づけ

クラス 概要 GPU
エントリー 入門向け。性能は低く、軽めのゲーム向き GTX 1650、GTX 1050
ミドルレンジ 中級向け。画質調整で重いゲームを楽しめる GTX 1660 Ti、RTX 2060
ミドルハイ 中上級向け。高性能でほとんどのゲームを高画質で楽しめる RTX 2070、RTX 2070 with Max-Qデザイン
ハイエンド 上級、動画配信向け。非常に高性能で、重いゲームでも最高画質でプレー可能 RTX 2080、RTX 2080 with Max-Qデザイン

またGTXシリーズは、ハードウェアレベルでのリアルタイムレイトレーシングには非対応です。RTXシリーズなら空気感のまるで異なる超リアルなグラフィックスを楽しめます。

リアルタイムレイトレーシング

GTX 1650およびGTX 1660 Tiは、リアルなグラフィックスを実現するリアルタイムレイトレーシングには非対応

GTX 1650は性能が低いとは言っても、まったく効果がないわけではありません。CPU内蔵グラフィックスよりもはるかに高性能ですので、ゲームやクリエイター向けソフトでは確かな効果を感じられます。特に最近のGPUは性能がどんどん向上しているため、エントリークラスのGPUでも多くのゲームを快適に楽しめるでしょう。

GeForce GTX 1650のベンチマーク結果

続いて、当サイトで実施したGPUベンチマークテストの結果を紹介します。なおベンチマーク結果は各機種の平均値であり、GeForce GTX 1650本来の性能を正確に表わすものではありません。また結果はパーツ構成やタイミング、環境、個体差などにより大きく変わることがあることをあらかじめご了承ください。

ゲーミングノートPC向けGPUとの比較

GeForce GTX 1650はエントリークラスのGPUだけあって、ゲーミングノートPC / クリエイター向けノートPC用のGTX / RTXシリーズのなかでは性能は高くありません。ハイエンドなRTXシリーズとは大きな差が出ているのは当然として、ワンランク上のGTX 1660 Tiに対しても大きな差が付いています。

ただ前世代のエントリー向けであるGeForce GTX 1050よりは、パフォーマンスが大きく伸びています。現在でもGeForce GTX 1050搭載機種は販売されていますが、価格が変わらないのであればGeForce GTX 1650搭載機種のほうがパフォーマンス面で有利です。

GPUの性能比較(DirectX 11)

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2080
23762
RTX 2080 Max-Q
20066
RTX 2070
19918
RTX 2070 Max-Q
17933
GTX 1070
16999
RTX 2060
14945
GTX 1070 Max-Q
14684
GTX 1660 Ti
14392
GTX 1060
11442
GTX 1650
8513
GTX 1050 Ti
6770
GTX 1050
5912
MX250
3711
Iris Plus ※2
2846
UHD ※2
1335

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2はCPU内蔵タイプ

GPUの性能比較 (DirectX 12)

GPU 3DMark Time Spy Graphicsスコア
RTX 2080
9599
RTX 2080 Max-Q
7678
RTX 2070
7679
RTX 2070 Max-Q
6895
RTX 2060
5578
GTX 1660 Ti
5530
GTX 1650
3241
GTX 1050
1750

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

デスクトップPC向けGPUとの比較

デスクトップPCでもノートPC向けと同じ名前のGPUが使われていますが、一般的にはデスクトップPC向けGPUのほうが高性能です。

GeForce GTX 1650でもデスクトップPC向けのほうが高性能ですが、ノートPC向けと大きく変わるほどではありません。ベンチマークスコアでは、デスクトップPC向けのほうがノートPC向けを4.4%上回る程度です。このくらいの差であれば、誤差の範囲内と言えるでしょう。

GPUの性能比較 (DirectX 11)

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2080 Ti
34282
RTX 2070 SUPER
25322
RTX 2080
25205
RTX 2070
22856
RTX 2060
17843
GTX 1070
17405
GTX 1660 Ti
15697
GTX 1060
12415
GTX 1650
8893
GTX 1650 ※ノートPC向け
8513
GTX 1050
6945

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

GeForce GTX 1650のゲーム性能

以下のデータは、当サイトで検証したGeForce GTX 1650搭載機種のFPS計測結果の平均値です。実際の数値は機種によってばらつきがありますが、大まかな目安として参考にしてください。

処理の重いゲームについては、画質をグッと下げないと厳しそうです。中量級のゲームについては高画質~最高画質で快適に遊べる目安の平均60 FPSをオーバー。中画質~低画質にまで下げれば、100~120Hzあたりのなめらかな動きでプレーできるでしょう。

GeForce GTX 1650はエントリークラスのGPUですが、意外にもそこそこのゲームを快適に遊べそうです。

※テストはフルHDで実施。掲載データは動作を保証するものではありません

FF15ベンチ (重量級 / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 3270 / 普通
標準品質 4734 / やや快適
軽量品質 5966 / やや快適

※スコアが6000以上で「快適」

モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)

モンスターハンターワールド:アイスボーン
画質 平均FPS
最高 38.05 FPS
50 FPS
54.45 FPS
89.85 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

フォートナイト (中量級 / DX11)

フォートナイト
画質 平均FPS
エピック 57.18 FPS
76.4 FPS
135.77 FPS
183.15 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

PUBG (中量級 / DX11)

PUBG
画質 平均FPS
ウルトラ 49.73 FPS
61.73 FPS
66.73 FPS
74.16 FPS
非常に低い 87.41 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)

オーバーウォッチ
画質 平均FPS
エピック 79.08 FPS
ウルトラ 111.61 FPS
129.03 FPS
NORMAL 157.88 FPS
192.33 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

GeForce GTX 1650搭載機種ごとの違い

当サイトでは2020年3月までに、GeForce GTX 1650搭載機種を9機種検証しています。検証数は多くありませんが、ある程度は参考になるはずです。今後検証機種が増えれば、データを更新します。

GeForce GTX 1650搭載機別のベンチマーク結果

機種名 Fire Strike Graphics CPU
IdeaPad S540 ゲーミングエディション 8494 Core i5-8265U
IdeaPad S540 ゲーミングエディション 8480 Core i7-8565U
Dell G5 15 5590 8794 Core i5-9300H
ZenBook 15 UX534FT 7438 Core i7-8565U
ROG STRIX G531G 9453 Core i5-9300H
m-Book W890 8870 Core i7-9750H
Legion Y7000 9049 Core i7-9750H
TUF Gaming FX505DT 9296 Ryzen 5 3550H
HP Pavilion Gaming 15 (AMD) 9351 Ryzen 7 3750H

※製品名クリックでレビューをご覧いただけます

GeForce GTX 1650搭載のお買い得機種またはおすすめ機種については、下記のリンクから関連記事をご覧ください。

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エントリーでもゲームをしっかり遊べる

FPS計測結果をご覧いただくとおわかりのとおり、エントリークラスのGeForce GTX 1650でも人気ゲームを快適に楽しめます。

ただし画質を改善したい、あるいは高リフレッシュレートディスプレイでよりヌルヌルな動きでプレーしたい、という要望には不向き。どちらかと言えばこれからPCゲームを始めたい人や、気分転換としてカジュアルに楽しみたいライト層向きのGPUです。

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新やお買い得情報を当サイトのtwitterアカウントで発信していますので、ぜひフォローをよろしくお願いします。

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