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新型Chromecastは旧モデルやFire TV Stickとどこが違うのか?スペックや機能を比較!

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9月29日に米グーグルから新しい2種類の「Chromecast」がリリースされました。ひとつはスマートフォンやタブレット、パソコンなどの映像をテレビに「キャスト(表示)」する第2世代の「Chromecast」、そしてもうひとつが映像ではなく音楽を扱う「Chromecast Audio」です。

 

個人的には、映像を出力するほうのChromecastが気になります。価格は35ドル(約4200円)で海外ではすでにオンラインストアで発売されていますが、国内での発売はまだ未定です。しかし日本語のページが用意されていることから、近いうちに日本でも発売されるのではないかと思っています。

 

グーグルストアでは新しいChromecastの日本語ページが公開されています

グーグルストアでは新しいChromecastの日本語ページが公開されています

 

しかしまだ国内での発売は未定です

しかしまだ国内での発売は未定です

 

新しいChromecastがまだ発売されないとなると旧モデルのChromecastを買うべきなのか、それとも新モデルが発売されるのを待つべきなのか。もしくは同じくテレビに接続して使うアマゾンのFire TV Stickを選ぶべきなのか、いろいろと迷うところです。

 

そこで今回はChromecastの新旧モデルとFire TV Stickのスペックや機能、使い方の違いについて解説します。どれを買おうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

 

リンク

  • 新しいChromecast(グーグルストア)
  • 第1世代Chromecast(グーグルストア)

続報:2月18日より販売開始!Googleストアは2月19日から

2月18日から一部の量販店で、新しいChromecastおよびChromecast Audioの販売が開始されています。量販店での価格は、送料込み(または無料)で4980円(税込み)です。Googleストアでは、2月19日から販売されます。

 

取り扱いサイト

  • Chromecast(クロームキャスト)ブラック(ヨドバシカメラ)
  • Chromecast ブラック(ビックカメラ)
    icon
  • Chromecast コーラル(ビックカメラ)
    icon
  • Chromecast ブラック(楽天ブックス)

 

Chromecast第1世代と第2世代、Fire TV Stickのスペックを比較

まずは新旧のChromecastとFire TV Stickの仕様について見てみましょう。それぞれの主なスペックは下記の表のとおりです。

 

ChromecastとFire TV Stickのスペック
モデル名 Chromecast(第2世代) Chromecast(第1世代) Fire TV Stick
価格(税別) 35ドル(約4200円、国内価格は不明) 4200円 4980円
サイズ 幅51.9×奥行き51.9×高さ13.49mm 幅72×奥行き35×高さ12mm 幅84.9×奥行き25×高さ11.5mm
重量 39.1g 34g 25.1g
本体カラー インディゴブラック、レモネード(Googleストア限定)、コーラル(Googleストア限定) ブラック ブラック
解像度 1080p 1080p 1080p(最大60fps)
無線 IEEE802.11ac(2.4GHz/5GHz)※11b/g/nにも対応 IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 3.0
インターフェース HDMI、microUSB HDMI、microUSB HDMI、microUSB
電源 5V1A(ケーブルを使用) 5V USB電源(同梱のUSBケーブル/アダプターを使用) USB電源(同梱のUSBケーブル/アダプターを使用)
プロセッサー 非公開 非公開(ARMADA 1500-mini 88DE3005?) Broadcom Capri 28155(1GHz、ARM A9デュアルコア)
メモリー 非公開 非公開(512MB?) 1GB
GPU 非公開 非公開 VideoCore4
ストレージ 非公開 非公開(2GB?) 8GB

 

Chromecast第1世代と第2世代の違い

Chromecastの第1世代と第2世代で、できることに違いはありません。またスペックが公開されていないので実際のところはわかりませんが、プロセッサーやメモリー/ストレージ容量はそれほど変わっていない可能性があります。しかし本体のデザインや通信機能が改善され、より使いやすくなっています。

 

ケーブル付きのHDMI端子搭載で設置が楽に

第1世代と第2世代では、見た目が大きく変わっていることがわかります。第1世代のようなスティック型ではほかのケーブルや筐体と干渉することがありますが、第2世代はHDMI端子からケーブルでぶら下がるように作られているため、比較的余裕のある状態で設置できるでしょう。

 

第2世代は本体とHDMI端子がケーブルでつながれており、ほかのケーブルや筐体を避けて設置できます

第2世代は本体とHDMI端子がケーブルでつながれており、ほかのケーブルや筐体を避けて設置できます

 

ステッィク型の第1世代。可動範囲がまったくないので、ケーブルの取り回しなどを工夫しないと設置できないことがあります

ステッィク型の第1世代。可動範囲がまったくないので、ケーブルの取り回しなどを工夫しないと設置できないことがあります

 

また第2世代では合計3種類のカラーが用意されている点も特徴です。 ただし新色のレモネードとコーラルの2色は、グーグルストアのみの限定販売となっています。

 

デュアルバンドで無線LAN通信が安定

第2世代のChromecastは、IEEE802.11acの無線LANに対応した点もポイントです。スペック上では11ac対応と表記されていますが、2.4GHz帯と5GHz帯に対応しているとのことなので、IEEE802.11b/g/nについても利用できるでしょう(11aは不明)。

 

第1世代のChromecastは、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nにしか対応していませんでした。2.4GHz帯の周波数は利用機器が多く、混線から通信が途切れてしまったり速度が低下することがあります。Chromecastで映像が止まるという話をたまに聞くことがありますが、これはWi-Fi通信で2.4GHzの周波数を利用していることが原因のひとつでもあるのです。

 

第2世代のChromecastで利用可能な5GHz帯はまだ利用機器が少なく、2.4GHz帯ほど通信の混線はありません。そのため通信が途切れる心配も少なく、安定した通信速度で利用できます。このことから、新モデルでは映像が途切れることなくスムーズに再生できるできるはずです。

 

第2世代ChromecastとFire TV Stickの違い

次に、Chromecastとアマゾンのスティック型端末Fire TV Stickについて比較してみましょう。第1世代のChromecastと形が似ていることからこのふたつはよく比べられますが、基本的にはそれぞれまったく異なるデバイスです。ここでは「なにが違うのか」という点を重点的に解説します。

 

Chromecastは映像受信機でFire TV Stickは小型コンピューター

テレビのHDMI端子につないでコンテンツを楽しむという点では、ChromecastもFire TV Stickも同じです。しかしChromecastは言うなれば”映像受信機”のようなもので、スマートフォンやタブレット、あるいはパソコンの映像をテレビに映すために利用します。そのためChromcast単体では利用できず、映像を発信する端末が別に必要となるのです。

 

それに対してFire TV Stickは、単体で利用できる小型コンピューターのようなものです。操作は付属のリモコンやBluetooth対応のキーボード/ゲームコントローラーで行ないます。インターネットにも接続できますので、ほかのパソコンやスマートデバイスなどは必要ありません。手軽さの点では、Fire TV Stickのほうに軍配があがります。

 

映像のミラーリングはどちらも可能

Chromecastは映像受信機と説明しましたが、Fire TV StickでもMiracast(ミラキャスト)機能を使うことで、ほかの端末の映像をテレビに映し出すことができます。最近のスマートフォンやタブレットではMiracastに対応しているものも多く、またパソコンならWindows 8.1から標準で利用可能です。

 

ただしMiracastは現状なにかと問題も多く、特に機器同士の相性によってはうまく利用できないこともあります。一方Chromecastのほうでは、映像の送受信がうまくいかないという話はあまり聞きません。どちらもWi-Fi Directを使うという点では同じですが、Chromecastのほうが問題なく利用できる可能性が高いのでしょうか。

 

Chromeの拡張機能を使えば、ブラウザー以外のパソコンの画面をテレビに表示することができます

Chromeの拡張機能を使えば、ブラウザー以外のパソコンの画面をテレビに表示することができます

 

とは言っても、実際にはつなげてみないとわからない部分もありますし、利用機器によってはまったく違う結果となる可能性もあります。ただChromecastは(遅延はあるものの)ミラーリングがうまくデキているという実例が多数ありますので、実績からの信頼度で言えばChromecastのほうが少し上かもしれません。

 

利用できるアプリやサービスの違い

Fire TV Stickはスマートフォンやタブレットと同じAndroid端末ですので、アプリをダウンロードして利用可能です。とは言うもののグーグルのPlayストアは利用できず、アマゾンが運営する「Androidアプリストア」を利用する必要があります。Fire TV Stick対応アプリの本数は3140本とそれほど多くはありませんが、今後本数が増えることに期待しましょう。

 

Androidアプリストアで公開されている「Amazon Fire TV Stick」 対応アプリ

Androidアプリストアで公開されている「Amazon Fire TV Stick」 対応アプリ

 

Chromecastの対応アプリは、Fire TV Stickとは意味合いがちょっと変わってきます。基本的にはiOS/Android端末が必要で、対応アプリなら画面をテレビにキャストできるというものです。アプリは動画系が中心で、現時点(2015年9月30日)での本数は377本でした。

 

Chromecastでは対応アプリの画面を、テレビに映し出すことができます

Chromecastでは対応アプリの画面を、テレビに映し出すことができます

 

2015年9月30日時点での、すべての対応アプリ ※クリックすると600×6102ドットの画像が開きます

2015年9月30日時点での、すべての対応アプリ ※クリックすると600×6102ドットの画像が開きます

 

実際に利用するのはこのあたりのアプリでしょうか

実際に利用するのはこのあたりのアプリでしょうか

 

こちらはFire TV Stick対応の動画系アプリ

こちらはFire TV Stick対応の動画系アプリ

 

Chromecastは汎用性の高さが魅力。Fire TV Stickはアマゾンに最適化

ということで、今回はChromecastの新旧モデルとFire TV Stickの違いについて解説しました。個人的にはネットやスマートデバイスのコンテンツを幅広く楽しむならChromecast、アマゾンのコンテンツをトコトン楽しむならFire TV Stickを選ぶべきかなと思います。購入を検討している方は、自分の用途に合ったほうを選んでください。

 

リンク

  • 新しいChromecast(グーグルストア)
  • 第1世代Chromecast(グーグルストア)

 

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こまめブログ

元雑誌・書籍編集者からPC系フリーライターを経て、レビューブロガーとして活動しているオジサンです。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月。安いガジェットやPCをよく買いあさっています

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