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これで英会話不要?50以上の言語に対応する音声通訳端末「ポケトーク」で感じた可能性と必要性

ソースネクストのポケトーク

「ポケトーク(POCKETALK)」は、50以上の言語で外国人とコミュニケーションを取れる超小型の音声通訳端末です。発売は12月14日なのですが、発売前にちょっとだけ試すことができましたので、実際のところどんなものなのかをレポートします。

 

感想をひと言でいうなら「こいつはスゲエ!」という感じです。

日本語で話しかけると外国語で再生

旅行あるいは仕事で海外へ行ったときや国内で外国人に話しかけられたとき、どう話したらいいのか困ることってありますよね? それを解決できるのが、このポケトークです。

 

 

操作はとても簡単。左右どちらかのボタンをタップしたあと、ポケトークに向かって話しかけるだけ。話した内容が自動的に翻訳され、翻訳結果が音声で再生されます。

 

操作方法

「<」または「>」をタップしたあと、ポケトークに向かって話しかけます

 

翻訳結果

選択中の言語で翻訳結果が再生。このとき、画面にテキストも表示されます

 

今回は日本語と英語で試してみましたが、比較的長い文章でも(おそらく)正しく翻訳されていました。話しかけてから翻訳後の音声が再生されるまでの待ち時間は2~3秒程度です。状況によっては翻訳にもうちょっと時間がかかるかもしれませんが、十分実用的に使えるレベルだと思います。

世界50以上の言語に対応!

ポケトークは日本語と英語だけでなく、中国語やスペイン語、フランス語にドイツ語、韓国語、アラビア語、ロシア語、イタリア語、タイ語、ベトナム語……などなど、さまざまな国・地域の言語に対応しています。

 

2017年10月23日時点での対応言語は63種類(一部言語は音声再生非対応)。これだけ多くの言語に対応していれば、世界中どこでも会話できると言っていいのではないでしょうか。

日本語での通訳だけでなく、外国語同士の通訳も可能とのこと。たとえば英語をスペイン語にしたり、中国語をタイ語にしたりもできるそうです。今回は実際に試していませんが、各言語の微妙なニュアンスを正しく伝えたいときに便利かもしれません。

 

言語の選択は、前述の「<」または「>」をダブルタップして行ないます。メニューを試してはいないのですが、操作にスマホやパソコンは不要とのことでした。

コンパクトな手のひらサイズ

これだけ多くの言語を翻訳できるにも関わらず、ポケトークはとてもコンパクトです。スマホよりも小さくて、片手で楽に持てるサイズ。大きさ的にはガラケーやモバイルルーターよりもひと回り大きい程度でした。

 

ソースネクストのポケトーク

手のひらにすっぽり収まるサイズ。今回は試作機を使ったのでソースネクストのロゴがシールになっていますが、実際の商品ではロゴがプリントされています

 

重量は90gで、とても軽量です。ポケットのなかに入れて持ち歩いても、気にならないでしょう。

 

ただボディの頑丈さについては、ちょっと不安があるかもしれません。よほど乱暴に扱わない限り壊れることはないと思いますが、念のため保護ケースの利用をおすすめします。

 

ポケトーク専用シリコンケース

公式サイトでは予約特典として、ポケトーク専用のシリコンケースをプレゼント中

翻訳エンジンはGoogleやBaiduなど

ポケトークは端末内に膨大な辞書を持っているわけではなく、クラウド上の翻訳エンジン(翻訳処理のメイン部分)を使っています。たとえば日本語から英語の翻訳にはグーグルの翻訳サービスが使われ、日本語から中国語の翻訳にはバイドゥのサービスが使われているとのこと。さまざまなサービスを使い分けることで、高い翻訳精度を実現しているとのことでした。

 

またこれらのクラウドサービスは、翻訳精度が日々改善されています。つまりクラウドサービスを利用するポケトークの翻訳精度も、常に進化しているというわけですね。

グローバルSIMなら世界61ヵ国で利用できる

ポケトークはクラウドサービスを利用しているため、翻訳にはインターネット通信が必要です。公式サイトで販売されている専用グローバルSIM(2年)を使えば、世界61ヵ国で利用可能。現地でSIMを入れ替える必要はありません。

 

セット販売の内容

公式サイトでは本体のみの販売のほか、世界61ヵ国で使えるグローバルSIM付きのセットも販売されています

MVNOのSIMも使えるけどグローバルSIMがお得

専用グローバルSIMを使わなくても、Wi-Fi(無線LAN)でインターネットに接続すれば翻訳機能を利用できます。またMVNOのデータ通信SIMも利用できるとのこと。ただしMVNO側の対応バンドによっては利用できない場合もあるので注意してください(国内では2100MHzのみ)。

 

MVNOの格安SIMを使うと月額料金を支払う必要がありますが、専用グローバルSIMなら2年間は月額料金不要です。よっぽど安く使える場合でないかぎり、MVNOのプランはやめておいたほうがいいでしょう。

 

お店や施設など使う場所が決まっているなら、専用グローバルSIMを使わずにWi-Fiで接続するのもアリです。ただし光回線やモバイルルーターなどで、Wi-Fiを利用できる状態にしておいてください。

 

ポケトークの選び方

  • 海外旅行で使う → 専用グローバルSIM付きモデルがおすすめ
  • いつも決まった場所で使う → 本体のみ購入してWi-Fiを利用
  • 国内で持ち歩く → 本体のみ購入してテザリングを利用

スマホの翻訳アプリとの違いは?

ここまできて「ポケトークを使わなくても、スマホの翻訳アプリでもいいんじゃないの?」と考える人は多いでしょう。正直なところ、筆者もはじめはそう考えていました。

 

この点についてソースネクストの担当者に聞いたところ、ポケトークがスマホの翻訳アプリよりも有利なのは以下の点だそうです。

 

ポケトークがスマホアプリよりも有利な点

  • ノイズキャンセリング機能搭載のマイクで、騒がしい場所でも使える
  • スピーカーの音がいいので、はっきりと聞こえる
  • 電源ボタンを押すと瞬時に使える
  • スマホの地図や写真を見ながらでも使える
  • スマホを相手に渡す必要がない

 

筆者としては特に、「電源ボタンを押すと瞬時に使える」という点がイイと思っています。常にスマホを使っている人にはピンとこないかもしれませんが、スマホを使い慣れていない人、特に高齢者やITに疎い人などには余計な操作が不要なぶん、使いやすいのではないでしょうか。

 

また、話し相手にスマホを渡す必要がない点もポイントです。特に海外ではスマホの盗難が多いですし、日本でよく使われるiPhoneは高級機であるため狙われやすいと言われています。個人情報が詰まったスマホがなくなると、ダメージも相当大きいですよね。

 

ポケトークは特別安いわけではありません。しかしスマホがなくなるよりは、精神的にも金銭的にもダメージが少ないはずです。

2020年の東京オリンピックに備えましょう

ポケトークは確かに海外旅行で役立つはずです。英語や中国語はペラペラでも、スペイン語やタイ語など、そのほかの言語はわからないという人も多いでしょう。海外旅行に行き慣れた人でも、ひとつあればなにかと便利だと思います。

 

しかしそれよりも重要なのは、関東近辺や主要な観光地でお店を構えている方はいますぐポケトークを買いましょうって話です。

 

2019年にはラグビーのワールドカップが開催され、翌2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。外国人観光客がいま以上に増えるのは間違いありません。また現在でも円安などの影響から、外国人観光客の消費額が増加しているとも言われています。

 

こんな状況下でポケトークがあれば、増加する外国人観光客に対応できると思いませんか? 完璧ではないにしても、いまから英会話教室に通うよりは金銭面/時間面でのコストをグッと安く抑えられます。勉強からくる心理的なストレスを感じることもありません。もちろん購入代金は経費扱いでOK。

 

もっともポケトークなしで会話できるのがベストですが、スタッフ全員が対応できるわけではないはずです。とりあえず目先の対応策としてポケトークを用意しておきつつ、外国語学校に通うのもアリだと思います。

 

ポケトークは操作が簡単なので、スマホやPCが苦手という人でも気軽に使えるでしょう。海外旅行へ出かける人だけでなく、国内でビジネスを展開している人にも強くおすすめします。

 

ちなみに筆者はすでに予約しました。海外旅行へ行くわけでもお店を開くわけでもないんですけど、ポケトークに可能性と興味を感じたためです。別に予約特典の専用シリコンケースと3000円ぶんの割り引き券にひかれたわけじゃないですよ。

記事を書いた人
こまめブログ

元雑誌・書籍編集者からPC系フリーライターを経て、レビューブロガーとして活動しているオジサンです。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月。安いガジェットやPCをよく買いあさっています

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