アドビ公式のPDFリーダーが「Adobe Reader XI」から「Adobe Acrobat Reader DC」へとアップグレードしました。しかし新バージョンはいまひとつ使いづらい、と感じる人もいるのではないでしょうか。そんな人のために、今回は前の「Adobe Reader XI」へ戻す方法を紹介します。
まずはAcrobat Reader DCをアンインストール
「Adobe Reader XI」をインストールする前に、最新版の「Acrobat Reader DC」をアンインストールしておきましょう。コントロールパネルから「プログラム」→「プログラムと機能」とクリックして「プログラムのアンインストールまたは変更」を開き、「Adobe Acrobat Reader DC」を選択。「アンインストール」ボタンをクリックしてプログラムを削除してください。
コントロールパネルの「プログラムのアンインストールまたは変更」から「Adobe Acrobat Reader DC」をアンインストールします
公式サイトから前バージョンをダウンロード
次に、アドビの公式サイトから前バージョンのインストールプログラムを入手します。ただしそのまま作業を行なうと最新版をダウンロードしてしまいますので、かならず前バージョンを選択してからダウンロードしてください。
「別の原語版または別のオペレーティングシステムをお持ちですか?」をクリック。持っていなくても問題ありません。
OSと言語、バージョンを選択するメニューが表示されます。「OS」には使っているOS製品を、「言語」には普段使っている言語を設定してください
「バージョンを選択」のメニューから「Reader 11~」を選択します
この状態になったら、画面右側の「今すぐダウンロード」をクリック
ダウンロードしたファイルを実行して、プログラムをインストールします
PDFリーダーとして前バージョンの「Adobe Reader XI」を使えるようになりました
前バージョンでセキュリティ上の問題はないの?
古いバージョンの「Adobe Reader XI」に戻したからといって、セキュリティの面でパワーダウンするわけではありません。アドビによる「Adobe Reader XI」の更新が続いている限り、セキュリティ上の問題は解決されるはずです。最新バージョンを使っていたとしても更新を行なわないほうが危険ですので、こまめにチェックするか自動的にアップデートされるようにしておきましょう。
「環境設定」の「アップデーター」で、「自動的にアップデートをインストールする」を設定します