Dell Gシリーズは、高性能なCPUとGPU(専用グラフィックスチップ)を搭載したハイパフォーマンスなノートPCです。高い性能を必要とするPCゲームや動画編集、本格的な画像加工などに向いています。にも関わらず、値段が比較的安く抑えられている点が魅力です。
Dell Gシリーズとしては「Dell G3」と「Dell G5」、そして「Dell G7」が発売されています。さらにDell G3シリーズについては、液晶ディスプレイが15.6インチのタイプと17.3インチタイプの2種類を用意。それぞれのモデルは以下のように位置付けられています。
Dell Gシリーズのラインナップ
機種名 | 画面サイズ | 対象 | 性能 | 関連記事 |
---|---|---|---|---|
Dell G3 15 | 15.6インチ | 初心者向け | そこそこ高い | レビュー |
Dell G5 15 | 15.6インチ | 初心者~中級者 | わりと高い | ※この記事 |
Dell G7 15 | 15.6インチ | 中級者 | けっこう高い | レビュー |
Dell G3 17 | 17.3インチ | 初心者~中級者 | 意外に高い | 解説記事 |
※2018年9月25日時点。構成は変更される場合があります
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Dell G3 15
Dell Gシリーズのうち、一番の注目モデルはエントリー向けのDell G3 15です。シリーズのなかではもっともパフォーマンスが低いものの、CPUは4コア8スレッドのCore i5-8300Hまたは6コア12スレッドのCore i7-8750Hで、dGPUはGeForce GTX 1050/1050 Ti。軽めのドラクエ10から中規模クラスのFF14あたりまで、問題なく楽しめる性能を持っています。
Dell G3 15
当サイト計測結果の平均値による目安 ※実際の結果とは異なる場合があります
米国市場では「Dell G」シリーズの「G」はゲーム(Game)を表わしており、ゲーミングノートPCという位置付けです。しかし日本ではゲームのほかにグラフィックス(Graphics)の意味を加え、3D制作や動画編集などの用途向けとしてもアピールするとのこと。確かにスペック的にはゲーム以外にでも活用できそうです。
Dell G3 15のスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
CPU | Core i5-8300H / Core i7-8750H |
メモリー | 8GB(最大32GB) |
ストレージ | 256GB SSD または 128GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050(4GB) / 1050 Ti(4GB) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0(Windows 10上では4.1で動作)、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.1 Gen2×1(フルサイズ)、USB3.1 Gen1(フルサイズ)×2、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティースロット、マカフィーリブセーフ 1年版、指紋センサー |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅380×奥行き258×高さ22.7mm/約2.53kg~ |
バッテリー | 56Wh ※駆動時間は非公開 |
※2018年4月30日時点。構成や価格は変更される場合があります
6コア12スレッドのCore i7-8750Hに対応
dGPUはGTX 1050またはGTX 1050 Ti
ラインナップは以下の3種類。個人的にはもっともパフォーマンスに優れるプラチナ・GTX 1050 Tiモデルがおすすめです。下位モデルとの価格差も小さく、多少予算をオーバーしてもこちらを選んだほうがいいでしょう。
ラインナップ
プレミアム・GTX 1050 搭載 | |
---|---|
税込10万円前後 | |
プレミアム・GTX 1050 Ti 搭載 | |
税込10万円台半ば | |
プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載 | |
税込11万円台半ば |
※2018年4月30日時点
価格はタイミングによって変動します。現在の価格については、セール情報をご確認ください。
Dell G3 15のセール情報
本体カラーはホワイトとブラック、リーコンブルーの3色です。ゲームも楽しめるノートPCとしては、ホワイトの本体カラーは珍しいのではないでしょうか。
天板はホワイト。素材には樹脂(プラスチック)が使われています
高さは公称値で22.7mm。底面部にゴム足があるため実際にはもうちょっと高さが増すはずですが、ゲーミングノートPCとしては非常にスリムです。
スリムでゲーミングPCとは思えないデザイン
高さは22.7mm(公称値)
パームレストは市松模様。XPS 13のようなカーボンファイバーかと思いましたが、プリント柄でした
インターフェースは標準的な構成。高速なUSB3.1 Gen2に対応している点がポイントです。ただ、できればThunderbolt 3対応のほうがよかったかも……。
ちなみに光学ドライブには対応していないので注意してください。
右側面にはメモリーカードスロット、USB3.1 Gen2(フルサイズ)、セキュリティスロット
左側面は電源コネクター、HDMI、有線LAN、USB3.1 Gen1、ヘッドホン出力
この写真のキーボードは英字配列ですが、国内で販売されるモデルは日本語配列です
タッチパッドの周囲がブルーのラインで囲まれているのが特徴的
Dell G5 15
中位モデルのDell G5 15は、従来のNew Inspiron 15 7000ゲーミング(7577)と本体デザインが同じ。CPUが第7世代のCore i7 Hシリーズから、第8世代Core i7 Hシリーズに変わった点が異なります。
Dell G5 15
外観は従来のNew Inspiron 15 7000ゲーミングとほぼ同じです
Dell G5 15のスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
CPU | Core i5-8300H / Core i7-8750H |
メモリー | 8~16GB(最大32GB) |
ストレージ | 128~256GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB) / 1060(6GB) Max-Qデザイン |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0(Windows 10上では4.1で動作)、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | Thundebolt3 / USB3.1 Gen2×1(Type-C)、USB3.1 Gen1(フルサイズ)×3、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティースロット、マカフィーリブセーフ 1年版、指紋センサー |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅389×奥行き247.7×高さ24.95mm/約2.65kg~ |
バッテリー | ※駆動時間は非公開 |
※2018年4月30日時点。構成や価格は変更される場合があります
ラインナップは以下の3種類。予算が許すのであれば、GTX1060搭載のプレミアム・GTX 1060 搭載 VRをおすすめします。
ラインナップ
プレミアム・GTX 1050Ti 搭載 | |
---|---|
税込10万円前後 | |
プレミアム・GTX 1060 搭載 VR | |
税込12万円台後半 | |
プラチナ・GTX 1060 搭載 VR | |
税込15万円台前半 |
※2018年5月8日時点。価格はタイミングによって変動します
Dell G7 15
上位モデルのDell G7 15は、スペック上は中位モデルのDell G5 15とほぼ変わりません。ただし本体カラーとしてホワイトとブラックの2色が用意されています。
ちなみに米国ではCPUにCore i9-8950HKを搭載した最上位モデルが発売されていますが、日本国内での販売は未定です。
Dell G7 15
ゲーミングノートPCとしては珍しいホワイトの本体カラー
ボディの形状は、Dell G5 15とかなり似ています
Dell G7 15のスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
CPU | Core i5-8300H / Core i7-8750H |
メモリー | 8~16GB(最大32GB) |
ストレージ | 128~256GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB) / 1060(6GB) Max-Qデザイン |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0(Windows 10上では4.1で動作)、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | Thunderbolt3 / USB3.1 Gen2×1(Type-C)、USB3.1 Gen1(フルサイズ)×3、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティースロット、マカフィーリブセーフ 1年版、指紋センサー |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅389×奥行き247.7×高さ24.95mm/約2.63kg~ |
バッテリー | ※駆動時間は非公開 |
※2018年4月30日時点。構成や価格は変更される場合があります
ラインナップは以下の3種類。中位モデルのプレミアム・GTX 1060搭載 VRはGeForce GTX 1060 with Max-Qデザインを搭載しながらも、価格が税込13万円台とかなりの高コスパです。CPUはCore i5ですが、4コア8スレッドで動作するので高いパフォーマンスを期待できます。
ラインナップ
プラチナ・GTX 1050 Ti搭載 | |
---|---|
税込12万円台後半 | |
プレミアム・GTX 1060搭載 VR | |
税込13万円台 | |
プラチナ・256GB SSD+1TB HDD・GTX 1060搭載 VR | |
税込15万円台半ば |
※2018年4月30日時点。価格はタイミングによって変動します
価格はタイミングによって変動します。現在の価格については、セール情報をご確認ください。
Dell G7 15のセール情報
今回発表された機種のなかで個人的におすすめなのは、Dell G3 15のGeForce GTX 1050 Ti搭載モデルと、Dell G7 15のCore i5+GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン搭載モデルです。OverwatchやFortniteなど比較的軽いゲームが中心なら、Dell G3 15を選ぶといいでしょう。FF14クラスのゲームをプレーするなら、Dell G7 15が狙い目。どちらも比較的入手しやすい値段で、高いパフォーマンスを期待できます。
なお当サイトではDell Gシリーズの実機レビューを掲載する予定です。詳しい使用感や性能を知りたい方は、しばらくお待ちください。
※記事中の価格や構成は記事執筆時点のもので、変更される場合があります
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