10/8に「Surfaceオンラインブリーフィング」というローンチイベントが開催され、新しいSurface Lapto GoとSurface Pro Xについての説明が行なわれました。今回はそのイベントで語られた両機種についての魅力や注目ポイントなどを紹介します。
この記事の目次
※2020年10月20日時点
※2020年10月20日時点
Surface Laptop Go
まずイベントの冒頭では、米マイクロソフト コーポレートヴァイスプレジデントSurfaceマーケティング部門担当のマット・バーロウ氏によるスピーチが行なわれました。話の内容は「素晴らしいSurfaceをリリースしますヨー」というものですが、背景にさりげなくSurfaceシリーズが配置されているところがマニア心を刺激します。
米マクロソフトのマット・バーロウ氏
さまざまな箇所にSurfaceシリーズが
今回発表されたもののなかで、まったく新しい機種が12.4インチのクラムシェル型ノートPC「Surface Laptop Go」です。Surfaceらしい洗練されたデザインと高い質感を実現しつつ、従来よりも入手しやすい価格を実現しているのが特徴。プラチナ、サンドストーン、アイスブルーの3色の本体カラーが用意されています。
3色のカラバリが用意されたSurface Laptop Go
手に持ったときのサイズ感
天板はメタル素材。おそらくアルミ合金製です
底面部はガラス繊維を含むポリカーボネート複合樹脂
指1本で開けるこだわりのデザインを踏襲
マスクを装着する機会が多いいまに合わせて、生体認証を顔認証カメラから指紋センサーに変更 (Core i5/4GB/64GB eMMCモデルは非搭載 )
12.4インチのPixel Senseディスプレイ。1536×1024ドットのアスペクト比3:2で、タッチ対応
従来のSurface Laptopと同じOmnisonicスピーカーをキーボード下に配置。クリアーなサウンドを実現しています。キーボードはフルピッチ
スペースキー両脇の英数字キーと日本語キーで、入力モードを直感的かつ簡単に切り替え可能
バッテリー駆動時間は最大13時間。1時間で約80%の急速充電に対応。重さは1.1kgと軽量です
Surface Dock 2を利用することで、外部ディスプレイや有線ネットワークの利用が可能
Surface Laptop Goはすでに販売中で、3種類のモデルが用意されています。
Surface Laptop Goのスペック ※個人向けモデル
OS | Windows 10 Home Sモード |
---|---|
画面サイズ | 12.4インチ |
解像度 | 1536×1024 |
CPU | 第10世代Core i5-1035G1 |
メモリー | ・4GB ・8GB |
ストレージ | ・64GB eMMC ・128GB SSD ・256GB SSD |
LTE | 非対応 |
インターフェース | USB Type-C USB Type-A Surface Connect |
幅×奥行き×高さ | 278.18×205.67×15.69mm |
重量 | 1110g |
バッテリー | 最大13時間 |
オフィス | Office Home and Business 2019 |
※2020年8月25日時点。構成は変更される場合があります
Surface Laptop Goの標準価格
Core i5+4GBメモリー+64GB eMMC | 8万4480円 |
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Core i5+8GBメモリー+128GB SSD | 10万2080円 |
Core i5+8GBメモリー+256GB SSD | 12万6280円 |
※2020年10月20日時点
なお当サイトではすでにSurface Laptop Goを入手しておりまして、現在検証中です。後日レビューを公開しますので、しばらくお待ちください。
Surface Pro X
続いては、新しくラインナップに追加されたSurface Pro X。新モデルというわけではなく、CPUの差し替え版が加わったような位置付けで、従来のSurface Pro Xも引き続き販売されます。
Surface Pro X最大の特徴はLTE通信に対応した長時間駆動のタブレットである点
今回の発表ではより高性能なMicrosoft SQ 2搭載モデルが追加されました。さらにカラーバリエーションにプラチナを用意
タイプカバーのカラバリも増えています
Surface Pro Xで使われているMicrosoft SQ1/SQ2はARMベースのプロセッサーで、ARM64またはx86ベースのソフトウェアしか動作しないというデメリットがありました。しかし現在はx64エミュレーション機能のリリースが予定されており、将来的にはより多くのソフトウェアが動作するとのこと。さらにマイクロソフト製/サードパーティー製ソフトのWindows on ARMへの最適化が進みつつあり、さらに快適に動作するようになるとのことです。
ARMプロセッサーへの対応/最適化が着々と進行中
Surfaceシリーズとしては最薄のモデル。新色のプラチナカラーはほかのSurfaceシリーズよりも明るい仕上がり
13インチディスプレイはタッチ対応。ペンは4096段階の筆圧感知に対応しています
スリムペン付きタイプカバーのバリエーションは4色に
Surface Pro XのMicrosoft SQ 2搭載版はすでに販売中で、昨年発売されたSQ 1版も引き続き販売中です。
Surface Pro Xのスペック ※個人向けモデル
OS | Windows 10 Home (ARM) |
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画面サイズ | 13インチ |
解像度 | 2880×1920 |
CPU | ・Microsoft SQ 1 ・Microsoft SQ 2 |
メモリー | ・8GB ・16GB |
ストレージ | ・128GB SSD ・256GB SSD ・512GB SSD |
LTE | 対応 |
インターフェース | USB Type-C ×2 Surface Connect nanoSIMスロット |
幅×奥行き×高さ | 287×208×7.3mm |
重量 | 774g (本体のみ) |
バッテリー | 最長15時間 |
オフィス | Office Home and Business 2019 |
※2020年10月20日時点。構成は変更される場合があります
Surface Pro Xの標準価格
SQ1+8GBメモリー+128GB SSD | 14万2780円 |
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SQ1+8GBメモリー+256GB SSD | 16万4780円 |
SQ1+16GBメモリー+256GB SSD | 17万3723円 |
SQ1+16GBメモリー+512GB SSD | 20万5513円 |
SQ2+16GBメモリー+256GB SSD | 20万4380円 |
SQ2+16GBメモリー+512GB SSD | 24万1780円 |
※2020年10月20日時点、キーボードは別売り
当サイトでは現在Surface Pro Xを検証中です。後日レビューを公開しますので、しばらくお待ちください。
そのほかのSurfaceは?
今回はSurface Laptop GoとSurface Pro XのSQ 2版しか発表されませんでした。時期的にはSurface Pro 8やSurface Laptop 4などが発表されてもいいはずです。もしかしたら近日中に発表されるかもしれませんし、まだしばらく時間がかかるのかもしれません。Surface Proはもう4世代も同じデザインを踏襲していますので、そろそろイメチェンして欲しいところ。その意味では、少し時間がかかっている可能性はあるでしょう。
それはともかく、今回発表された2機種はそれなりに魅力のあるモデルです。特にSurface Laptop Goはリーズナブルなモデルとして、Surface Go 2と同じくらい人気が出るかもしれません。Surface Pro Xはガジェットとしての魅力は高いものの、値段が高すぎるというのが正直な感想です。予算が多いなら、検討してみてはいかがでしょうか。
※2020年10月20日時点
※2020年10月20日時点
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