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Celeron 1005Mを搭載したノートPC「Lenovo G500」を試用する機会があったので、ベンチマークソフトを使ってCPU性能を計測しました。最近の格安ノートPCに使われているこのCPUは、実際にどれほどの性能があるのでしょうか?
試用機はレノボ製ノートPC「Lenovo G500」
今回の試用機「Lenovo G500」
今回試用したノートPCは、レノボの「Lenovo G500(59409391)」です。知り合いから「5万円くらいでオフィスがついてるノートPCが欲しい」と頼まれたので入手しました。購入価格はOffice Home and Business 2013付きで4万9500円(税込み、送料込み)でしたが、現在は5万円をちょっと超える程度で販売されています。
「Lenovo G500(59409391)」の主なスペック | |
OS | Windows 8.1 64bit |
---|---|
CPU | Celeron 1005M(1.9GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
ストレージ | 320GB HDD |
液晶ディスプレイ | 15.6型、1366×768ドット、タッチ非対応 |
グラフィックス | Intel HD Graphics(CPU内蔵) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
無線機能 | IEEE802.11b/g/n ※Bluetooth非対応 |
インターフェース | USB3.0端子×2、USB2.0端子×1、アナログRGB端子、HDMI端子、100BASE-TX対応有線LAN端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
バッテリー駆動時間 | 約4.6時間(JEITA1.0) |
本体サイズ | 幅377×奥行き250×高さ34mm |
重量 | 約2.6kg |
オフィス | Office Home and Business 2013 |
Lenovo G500の基本情報。発売は2014年1月
レノボと言えば、最近はSurperfishで話題になりました。とりあえずこのPCについてはSuperfishが入っていないことを確認し、さらに不要と思われるプリインストールソフトも削除しています。
Surperfishが含まれていないことを確認済み
ちなみに「Superfish」は、レノボ製PCの一部に含まれていた問題のあるソフトです。もしレノボ製PCを使っているなら、下記の記事を参照してください。
https://little-beans.net/howto/how-to-delete-superfish/
Celeron 1005Mのベンチマーク結果
ちょっと前置きが長くなりましたが、ここから本題に入りましょう。今回はCPUの性能を計測する「CINEBENCH」でテストを行ないました。ほかのベンチマークソフトではメモリー容量やストレージ性能が大きく影響するのですが、このベンチマークではCPUの計算能力が大きく影響するため、ほぼCPUのみの性能と考えていいでしょう。とは言え、ほかのパーツがベンチマーク結果に影響していることもある点を、あらかじめご了承ください。
「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果
「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果
参考までに、「Windowsシステム評価ツールの結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)」については、以下の表のとおりです。
「Lenovo G500(59409391)」のWindowsシステム評価ツールの結果 | |
プロセッサ(CpuScore) | 6.1 |
---|---|
メモリ(MemoryScore) | 5.9 |
グラフィックス(GraphicsScore) | 4.7 |
ゲーム用グラフィックス(GamingScore) | 4.7 |
プライマリハードディスク(DiskScore) | 5.9 |
ベンチマーク結果を単体で見る限りでは、それほど悪くないスコアだと思います。これはそこそこイイ結果ではないでしょか。もちろん、メールとネット、文書作成程度の作業には、という前提ですが。
ほかのCPUとの性能差は?
今回のスコアを、ほかのCPUと比較してみましょう。Celeron 1005M以外の結果については、海外の情報サイト「Notebookcheck」を参照しています。
「CINEBENCH R11.5」ベンチマークスコア
比較対象としては、ノートPCで比較的よく使われるCPUを選んでいます。上記のグラフでは「CINEBENCH R11.5(CPU)」の結果ですが、そのほかのスコアについては以下のとおりです。
Celeron 1005Mと各CPUとの性能差 | ||||
世代 | CINEBENCH R11.5(CPU シングルコア) | CINEBENCH R15(CPU) | CINEBENCH R15(CPU シングルコア) | |
Celeron 1005M(Lenovo G500) | Ivy Bridge | 0.75 | 128 | 68 |
Core i7-5500U | Broadwell | 1.41 | 293 | 123 |
Core i5-5200U | Broadwell | 1.16 | 257.5 | 106.5 |
Core i5-4210U | Haswell | 1.17 | 237.5 | 102 |
Core i3-4005U | Haswell | 0.76 | 172 | 68 |
Core M-5Y10 | Broadwell | 0.95 | 155 | 79 |
Celeron N2940 | Bay Trail-M | 0.42 | 110.5 | 35.5 |
Celeron 2957U | Haswell | 0.61 | 105 | 55 |
Celeron N2840 | Bay Trail-M | 0.44 | 72.5 | 37.5 |
初心者やライトユーザーには十分な性能
Celeron 1005MはさすがにCore iシリーズよりも性能が劣りますが、エントリー向けCPUとしては「そこそこ」の性能を持っています。オフィスを使った文書作成や、ブラウザーゲームなどは問題なくできるでしょう。YouTubeの動画視聴も問題ありません。写真のファイル管理までは普通に行なえますが、写真の加工となると少し時間がかかってしまうかもしれません。写真を何枚も加工する、あるいはオンラインゲームをプレーするというのであれば、Core iシリーズ搭載のPCをおすすめします。
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