Dell G3 15 (3500) レビュー:手頃な値段のエントリー向けゲーミングノートPC

Dell G3 15 (3500) レビュー

Dell G3 15 (3500)は、第10世代のCore i5/i7とエントリ~ミドルレンジのGeForce GTXシリーズを搭載したゲーミングノートPCです。最安モデルは10万円前後と、手頃な値段で入手できる点がポイント。
Dell G3 15 (3500)

ポイント

  • 第10世代Core i5/i7搭載
  • 機種のバリエーションが多い
  • 値段が手頃

Dell G3 15 (3500)のスペック

OS ・Windows 10 Home
・Windows 10 Pro
画面サイズ 15.6インチ
解像度 1920×1080
CPU ・Core i5-10300H
・Core i7-10750H
メモリー ・8GB (4GB×2)
・8GB (8GB×1)
・16GB (8GB×2)
SSD ・256GB
・512GB
HDD ・なし
・1TB
グラフィックス ・GTX 1650 (4GB)
・GTX 1650 Ti(4GB)
・GTX 1660 Ti(6GB)
リフレッシュレート ・120Hz
・144Hz
表示機能
幅×奥行き 365.5×254mm
厚さ 21.6mm
重量 2.34kg
バッテリー 51Whr

※2020年10月22日時点。構成は変更される場合があります


本体カラー ・ホワイト
・ブラック
画面の表面 非光沢
パネルの種類 表記なし ※IPS相当
タッチ / ペン
光学ドライブ
テンキー あり (4列)
有線LAN 1000Mbps
無線LAN ・11a/b/g/n/ac/ax
・Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5
USB3.2 1 (Gen1)
USB3.0
USB2.0 2
USB Type-C ・なし
・1 (GTX 1650 Ti/1660 Ti)
Thunderbolt 3 ・なし
・1 (Type-C兼用、GTX 1660 Tiモデルのみ)
メモリーカード SD
HDMI 1 (2.0)
VGA (D-sub15)
DisplayPort ・なし
・1 (Mini、GTX 1660 Ti)
Webカメラ 92万画素
顔認証カメラ
指紋センサー ・なし
・あり
付属品 ACアダプターなど
オフィス なし

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

※2020年10月22日時点

デザインと使いやすさ

標準的なデザイン

Dell G3 15 (3500) 外観

接地面積は幅365.5×奥行き254mm。B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりもほんのわずかに小さい程度で、15.6インチのゲーミングノートPCとしては標準的な大きさです。高さは21.6mmで、薄くはありませんが厚くもありません。サイズ感としては普通の大きさと言っていいでしょう。

Dell G3 15 (3500) サイズ

B4サイズ (黄色い部分)よりもわずかに小さい程度。A4サイズ (オレンジの部分)よりはふた回り以上大きめです

Dell G3 15 (3500) 厚さ

高さは公称値で21.6mm。底面部のゴム足があるので、設置時はやや厚く感じます

Dell G3 15 (3500) 前面

前面

Dell G3 15 (3500) 背面

背面には排気口

Dell G3 15 (3500) 排気口

ディスプレイを開くと排気が画面に当たります

Dell G3 15 (3500) 排気口

中央のヒンジ部分にも排気口らしき穴

Dell G3 15 (3500) 底面

底面部には吸気口

Dell G3 15 (3500) 重さ

重さは公称値で2.34kg、実測では2.539kgでした

Dell G3 15 (3500) 電源アダプター

電源アダプターは985g

Dell G3 15 (3500) 電源アダプター

電源アダプターはかなり大きく、本体と合わせると3kg以上です

Dell G3 15 (3500) カラー

本体カラーはホワイトとブラックの2色。今回はホワイトのモデルを試用しました

Dell G3 15 (3500) 天板

天板は樹脂 (プラスチック)製

Dell G3 15 (3500) 天板

写真ではわかりづらいのですが、中央付近に段差があります

Dell G3 15 (3500) パームレスト

パームレストはブラック

Dell G3 15 (3500) ベゼル

ベゼルは左右が細いのですが、上下がやや太め

高リフレッシュレート対応ディスプレイ

Dell G3 15 (3500) ディスプレイ

画面サイズは15.6ンチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ゲーミングノートPCとしては、一般的なスペックです。画面の表面は光沢なしのノングレア仕上げ。リフレッシュレート (画面の書き換え速度を表わす目安)は120Hz/144Hzで、ゲームをなめらかな動きで楽しめます。

Dell G3 15 (3500) 高リフレッシュレート

高リフレッシュレート対応で、ゲームの動きがとてもなめらか

映像は自然な色合いで、違和感はありません。パネルの駆動方式は公開されていませんが、型番 (AUO B156HAN)を調べたところAHVA (IPS)パネルでした。ロットによって異なるパネルが使われる可能性がありますが、IPS相当と考えていいでしょう。明るさも十分で、暗いシーンで影が潰れて見えづらくなることもありませんでした。

Dell G3 15 (3500) 映像品質

IPS相当のパネルで、自然な発色です

Dell G3 15 (3500) 明るさ

明るさもコントラストも十分なレベル。写真は鮮やかに映し出されます

Dell G3 15 (3500) 映像品質

暗いシーンでも細部が潰れることなく、ハッキリと映し出されました

ゲーム向けではない一般的なキーボード

Dell G3 15 (3500) キーボード

キーボードはテンキー付きの日本語配列。購入時のオプションで英字配列に変更可能です。バックライトはホワイト1色。英字配列の場合はブルーとのこと。

Dell G3 15 (3500) バックライト

キーボードバックライト対応

キーピッチは横18.7mm / 縦18mmで若干横長ですが、違和感はありません。ただしEnterキー周辺で一部のキーが隣接しています。特に「¥」キーが小さく、慣れないウチは誤入力があるかもしれません。

Dell G3 15 (3500) 配列

Enterキー周辺の配列

タイプ感は、普通のノートPCとまったく同じです。クリック感はやや固めながらもストロークは浅く、底打ち感がやや感じられました。ゲーミングノートPCではありますが、デルのほかのノートPCで使われているキーボードと大差ないように感じます。

Dell G3 15 (3500) タイプ感

ストロークが浅く、タイプ感は軽め。弱い力で押しても若干カクカクと音が聞こえます

キーの同時押し認識数は、英数字キーの組み合わせで最大8キー程度でした。特殊キーを含めると10キー程度まで増えますが、英数字キーだけだと3キーまでしか認識されない場合もあります。

ゲームでよく使うWASDキー周りは比較的しっかりと認識されていたものの、PUBGでいうところの斜め移動しながらのリーン操作 (W+D+EキーあるいはW+A+Qキー)を行なえませんでした。ゲームによってはキー設定を変更する必要があるかもしれません。

Dell G5 15 (5505) 同時押し

キーの同時押し認識数は余り多くはなく、一般的なノートPCと変わりません

十分なインターフェース

Dell G3 15 (3500) インターフェース

周辺機器接続用のインターフェース類は、十分な構成です。ただし電源コネクターや有線LAN端子が左右に配置されているため、両サイド (特に左側面)がケーブルでゴチャつく可能性があります。

なおMini DisplaPortとThunderbolt 3に対応しているのはGTX 1660 Ti搭載モデルのみ。またGTX 1650 Ti搭載モデルはType-C端子に対応していますが、GTX 1650モデルは非対応です。

ベンチマーク結果

試用機のスペック

モデル名 プラチナ(144Hz・大容量メモリー・GTX1660Ti搭載)
CPU Core i7-10750H
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス GeForce GTX 1660 Ti (6GB)

※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります

ゲーミングノートPC向けCPUとしては中位クラス

Dell G3 15 (3500) CPUパフォーマンス

CPUとしては、第10世代のCore i5-10300HまたはCore i7-10750Hが使われています。Core i7-10750H搭載の試用機でベンチマークテストを行なったところ、ゲーミングノートPC向けCPUとしては中位クラスの結果でした。同じCore i7-10750Hの平均値をやや下回っていますが、大きな影響はないでしょう。

下位のCore i5-10300Hではさらにパフォーマンスが落ちますが、エントリークラスのゲームプレーには問題ない程度です。

ノートPC向けCPUとの性能比較

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Ryzen 7 4800H
4266
Core i9-10885H
3504
Ryzen 5 4600H
3309
Core i7-10875H
3293
Core i7-10750H
2861
Dell G3 15 3500 (Core i7-10750H)
2693
Core i7-9750H
2684
Core i5-10300H
2249
Core i5-9300H
1922

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

グラフィックス性能はエントリー~ミドルレンジ

Dell G3 15 (3500) グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、GeForce GTXシリーズが使われています。もっとも性能が低いのはエントリー (入門)向けのGTX 1650、逆にもっとも性能が高いのはミドルレンジ (中級)向けのGTX 1660 Tiです。GTX 1650 Tiはややエントリー寄りの中間あたりくらいと考えていいでしょう。

GTX 1660 Tiであれば、だいたいのゲームは普通に楽しめます。GTX 1650やGTX 1650 Tiだと画質を落とす必要がありますが、画質にこだわらないのなら値段が安いのでアリです。ただ高いリフレッシュレートでなめらかな動きを堪能したいなら、高性能なGPUをおすすめします。

GPUの性能差

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2080
23762
RTX 2080 Max-Q
20066
RTX 2070
20037
RTX 2070 SUPER Max-Q
18723
RTX 2070 Max-Q
17839
RX 5600M
15718
RTX 2060
15459
GTX 1660 Ti
14472
RTX 2060 Max-Q
14275
Dell G3 15 3500 (GTX 1660 Ti)
14260
RX 5500M
13021
GTX 1650 Ti
10122
GTX 1650
8589

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

ゲーム性能について

GTX 1660 Ti搭載の試用機でゲーム系ベンチマークを試したところ、処理の重い重量級ゲームでも画質を落とせばそこそこ快適に遊べそうです。少し重い程度の中量級タイトルであれば、フルHDの最高画質でも快適です。

GTX 1650 / GTX 1650 Tiあたりでは、処理の重いゲームは画質をグッと下げないと厳しいかもしれません。人気のFPS / TPSなら、中画質~低画質で120Hzあたりのなめらかな動きを堪能できるでしょう。

ノートPC向けGeForce GTX 1650 のベンチマーク (性能テスト)結果
NVIDIAのGeForce GTX 1650は、2019年4月に発表されたノートPC向けの専用グラフィックスチップ (dGPU、以……

※テストはフルHDで実施

FF15ベンチ (重い / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 5058 / やや快適
標準品質 7484 / 快適
軽量品質 9033 / 快適

※スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (やや重い / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 平均FPS
最高品質 13366 / 91.8 FPS
高品質 15822 / 118 FPS
標準品質 17444 / 143.6 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 20146 / すごく快適
標準品質 20408 / すごく快適
低品質 21129 / すごく快適

PSO2ベンチ (軽い / DX9)

PSO2ベンチ
簡易描画設定 スコア
6 (最高) ※計測データ紛失
3 61,737
1 (最低) 126,797

※スコア5,000以上が快適に遊べる目安

モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)

モンスターハンターワールド:アイスボーン
画質 平均FPS / 最低FPS
最高 46.8 FPS / 41 FPS
61.7 FPS / 50 FPS
66.2 FPS / 54 FPS
99.7 FPS / 84 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

フォートナイト (中量級 / DX11)

フォートナイト
画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 82.9 FPS / 51 FPS
113.5 FPS / 76 FPS
183.3 FPS / 103 FPS
153.7 FPS / 41 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)

オーバーウォッチ
画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 122.9 FPS / 106 FPS
ウルトラ 170.2 FPS / 137 FPS
200.5 FPS / 173 FPS
NORMAL 238.6 / 205 FPS
283.9 FPS / 258 FPS

※レンダースケール100%、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)

アサシンクリード オデッセイ
画質 平均FPS / 最低FPS
最高 39 FPS / 6 FPS
66 FPS / 10 FPS
76 FPS / 39 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)

ファークライ ニュードーン
画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 76 FPS / 61 FPS
87 FPS / 72 FPS
93 FPS / 79 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
画質 平均FPS
最高 65 FPS
77 FPS
最低 105 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

熱と騒音について

FF15ベンチを40分間実行し続けたときのパーツの状態をモニタリングしたところ、CPUの平均温度は99.9度、GPUの平均温度は89度と非常に高い熱が発生していました。テスト開始から10秒でサーマルスロットリングが発生し、CPUクロックが激しく乱高下しています。試用機固有の状態かもしれませんが、あまり好ましくない状態です。ノートPC冷却台を使うなどして、熱対策を行なうことをおすすめします。

Dell G3 15 (3500) 発熱

FF15ベンチを40分間実行したときのCPU/GPU温度、およびCPUクロックの推移

本体の熱も高く、ゲームでよく使うWASDキー周りは50度程度でした。実際にゲームのプレー中に指先に熱を感じます。排気口は直接触ることはないものの、ちょっと温度が高すぎます。

Dell G3 15 (3500) 発熱

Dell G3 15 (3500) 本体の熱

駆動音 (ファンの回転音や排気口からの風切音)は大きめです。軽めの作業でも音が少し気になりました。一度熱が上がるとファンの音が大きくなり続けます。検証ではFF15ベンチ終了後に通常の駆動音に戻るまで、9分弱かかりました。本体の熱が高すぎることを考えてもちょっと異常っぽい気がするので、もしかすると試用機になんらかの問題があったのかもしれません。

駆動音の計測結果

電源オフ 37.4dBA
軽作業時 46.7dBA 回転音と排気音がハッキリと聞こえる。うるさくはないが、長時間聞き続けると気になる
FF15ベンチ時 51.2dBA 排気音と回転音がかなり大きい。ゲームをしていると音が聞こえない場面がしばしばある。ヘッドセットすれば無問題。部屋の外ではサーッという音が少し聞こえる

価格について

Dell G3 15 (3500) には、パーツ構成やオフィスの有無が異なる複数のモデルが用意されています。それぞれのスペックと価格は以下の表のとおりです。

■価格

プレミアム(120Hz・SSD+HDD・GTX1650搭載)
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD GeForece GTX 1650 10万円前後
プラチナ(120Hz・GTX1650搭載)
Core i7 8GBメモリー 512GB SSD GeForece GTX 1650 11万円台
プラチナ(120Hz・大容量メモリー・SSD+HDD・GTX1650Ti搭載)
Core i7 16GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD GTX 1650 Ti 13万円台
プラチナ(144Hz・大容量メモリー・GTX1650Ti搭載)
Core i7 16GBメモリー 512GB SSD GTX 1650 Ti 144Hz 13万円台
プラチナ(120Hz・大容量メモリー・GTX1660Ti搭載)
Core i7 16GBメモリー 512GB SSD 14万円台
プラチナ(144Hz・大容量メモリー・GTX1660Ti搭載)
Core i7 16GBメモリー 512GB SSD 144Hz 14万円台

※2020年10月22日時点

価格はタイミングによって大きく変わります。通常は標準価格の15%オフで販売されていますが、セールで17~20%で販売されているときが狙い目です。現在の価格については、以下のリンクからご確認ください。

Dell G3 15 (3500)の価格をチェック

値段が安く入門用におすすめ

Dell G3 15 (3500) 感想

よかった点

手頃な値段で買える高リフレッシュレートのゲーミングノートPCという点は好評価です。予算に合わせてモデルを買えたりオプションを変更したりできるので、幅広いニーズに応えられます。ハイエンドモデルほどのパフォーマンスではないものの、エントリー~ミドルレンジの入り口あたりまでなら十分でしょう。とっつきやすい機種だと思います。

気になる点

試用機固有の問題かもしれませんが、熱の高さが気になりました。ノートPC用の冷却台を使うなどの熱対策を行なうといいかもしれません。あとはキーボードが普通のノートPC向けと同じである点が残念です。

※2020年10月22日時点

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