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HP ENVY x360 15 (AMD)レビュー:512GB SSD標準搭載で8万円台からの極薄15インチ2-in-1

HP ENVY x360 15 (AMD)

日本HPのHP ENVY x360 15 (AMD) (HP ENVY x360 15-ds0000)は、2-in-1タイプの15インチノートPCです。コンパクトで薄い上に、512GBの大容量SSDを搭載で価格は税込8万円台前半からとコスパに優れる点が魅力です。
HP ENVY x360 15(AMD)

ポイント

  • 頑丈で重厚感のあるボディ
  • 512GB SSD標準搭載
  • 2-in1-なのに薄くてコンパクト

HP ENVY x360 15-ds0000のスペック

画面サイズ 15.6インチ
解像度 1920×1080
CPU ・Ryzen 5 3500U
・Ryzen 7 3700U
メモリー ・8GB
・16GB
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス ・Radeon Vega 8 (Ryzen 5)
・Radeon RX Vega 10 (Ryzen 7)
LTE 非対応
幅×奥行き 359×245mm
厚さ 18mm
重量 約1.98kg
バッテリー 最大13時間

※2019年12月9日時点。構成は変更される場合があります


本体カラー ナイトフォールブラック
画面の表面 光沢
パネルの種類 IPS
タッチ / ペン 対応 ※ペンは別売り
光学ドライブ
テンキー あり
有線LAN
無線LAN 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
USB3.1 2 (Gen1)
USB3.0
USB2.0
USB Type-C 1 (Gen1)
Thunderbolt 3
メモリーカード SD
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort
Webカメラ HD (92万画素)
顔認証カメラ
指紋センサー あり
付属品 ACアダプター、電源コードなど
オフィス なし ※有料オプションで追加可能

 

この記事ではメーカーからお借りしたHP ENVY x360 15 (AMD)について、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

HP ENVY x360 15 (AMD)

HP ENVY x360 15 (AMD)

税込8万3050円~

デザインと使いやすさ

くるっと回る2-in-1

HP ENVY x360 15 (AMD) 2in1

HP ENVY x360 15 (AMD)は、液晶ディスプレイが回転する2-in-1ノートPCです。普通のノートPCとして使えるのはもちろん、動画視聴向きのテントモードやWebページ / 電子書籍を見るのに適したタブレットモードなど、さまざまなスタイルで利用できます。

 

一般的なタブレットは画面サイズが8~10インチ程度ですが、HP ENVY x360 15 (AMD)は15.6インチでかなり大きめ。そのぶん文字が見やすく、動画の迫力が増すのがメリットです。

本体の外観

HP ENVY x360 15 (AMD) 本体カラー

本体カラーはナイトフォールブラック。基本的には黒ですが、明るい場所だとわずかに紫がかっています。写真では赤みがやや強く出ていますが、通常の照明の下では落ち着いた重厚感のある外観です。

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 天板

ボディは質感と剛性に優れるアルミ製。表面は梨地処理によるややザラつきのある手触り

 

HP ENVY x360 15 (AMD) パームレスト

パームレスト (キーボード面)も天板と同じ仕上がり

 

HP ENVY x360 15 (AMD) ベゼル

液晶ディスプレイのベゼル (枠)幅は左右7mmで上部12mm。15インチタイプとしてはかなり細め

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 質感比較

国内ブランドの15インチノートPCはボディがプラスチック (樹脂)製。質感は圧倒的にHP ENVY x360 15 (AMD)のほうが上です

本体サイズと重さ

HP ENVY x360 15 (AMD) 本体サイズ

大きさは幅359×奥行き245mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりひと回り小さめ。15インチノートPCとしてはコンパクトです。高さは公称値で18mm、実測では17.3mmでした。2-in-1タイプは普通のノートPCよりも大きくて厚くなりがちですが、HP ENVY x360 15 (AMD)は普通のノートPCよりもコンパクト&スリムです。

 

HP ENVY x360 15 (AMD) サイズ

一般的な15インチノートPC (NECのLAVIE NS700)との大きさの違い

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 大きさの違い

一般的に2-in-1タイプは大きくなりがちですが、HP ENVY x360 15 (AMD)は普通の15インチタイプよりもコンパクト

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 厚さ

右側のHP ENVY x360 15 (AMD)のほうがスリム

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 重さ

アルミ製ボディで2-in-1でもは、プラスチック製ボディで通常タイプの15インチノートPCと重さは変わりません

画面サイズ

HP ENVY x360 15 (AMD) 画面サイズ

液晶ディスプレイの大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットです。デスクトップの文字の大きさは2~3mm程度で (標準スケーリング125%時)、見づらくは感じません。かと言って大きすぎるわけではなく、個人的にはちょうどよく感じました。

映像品質

HP ENVY x360 15 (AMD) 映像品質

液晶ディスプレイには発色に優れるIPSパネルが使われています。実際に写真や動画で映像を確認したところ、自然な色合いで映し出されました。若干暗く感じますが、視聴や作業には問題ないレベルです。ただ表面が光沢ありのグレアタイプなので、画面の角度によっては照明や背景が映り込みます。

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 明るさ

問題なく作業できる明るさ

 

国内ブランドの15インチノートでは、IPSパネルではなくTNパネルが使われていることがあります。画面の色が青みがかってしまう上に角度によっては色や明るさが変わるので、国内ブランドの15インチノートPCを購入する際は注意してください。

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 映像比較

TNパネル (左)とIPSパネル (右)の違い

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 映像比較

文書やネットではそれほど違いはありません

 

HP ENVY x360 15 (AMD) 視野角

視野角の狭いTNパネル (左)では画面の角度を変えると、色や明るさが大きく変わります

キーボード

HP ENVY x360 15 (AMD) キーボード

キーボードはテンキー付きの日本語配列で、バックライトに対応しています。キー配列に違和感はありませんでした。キーピッチ (キーとキーの間隔)は18.7mmで、標準の19mmよりもやや短めです。しかしこの点についても違和感はなく、普通に扱えます。強いて言うなら、カーソルキーがわずかに小さいかなという程度です。

キーのタイプ感とタイプ音

HP ENVY x360 15 (AMD) タイプ感

キーボードのタイプ感は軽めです。キーストローク (キーを押し込む深さ)は1.5mmで、標準的なノートPCと同じ。押した瞬間のクリック感はやや固いのですが押し込む力が軽いので、スコッと抜けるような感覚があります。また軸にブレがあるので、押したときに若干グラつきました。

 

タイプ音は軽めのタッチなら控えめでした。若干カタカタという音が聞こえますが、気になるほどではありません。強めのタッチだとトントンと音が響き、底打ち感があります。軽めのタッチで入力する人向きです。

インターフェース

HP ENVY x360 15 (AMD) インターフェース

周辺機器接続用のインターフェース (端子類)は、多くありません。USB端子はフルサイズが2ポートとType-Cが1ポート。SDカードスロットやHDMIには対応していますが、光学ドライブや有線LAN、VGA (D-sub15ピン)には非対応です。とは言え手に持って使うことが多い2-in-1タイプですので、困る場面はそれほどないでしょう。

 

HP ENVY x360 15 (AMD) インターフェース

国内ブランドの15インチタイプでは光学ドライブを搭載している機種が多いのですが、HP ENVY x360 15 (AMD)  は非対応です

USB Type-Cの機能

USB PD 18W充電 ×
USB PD 30W充電 ×
USB PD 45W充電
USB PD 65W充電
映像出力

USB Type-C端子は映像出力 (DP)が可能です。USB PD対応の充電器は、45Wから充電できることを確認しました。対応出力は高めですが、Type-Cで充電できるのは便利です。

スピーカーの品質

HP ENVY x360 15 (AMD) スピーカー
スピーカーはキーボード上部に配置されています。音が耳にダイレクトに届くのでサウンドはクリアーでサラウンド感も上々です。ただ本体が薄いため、スピーカーの音にはあまり厚みがありません。たとえば4打ちのキックはプチプチと聞こえます。大きめの15インチタイプとは言え、本体がこれだけ薄けれ仕方がないでしょう。とは言え、標準的なノートPCよりも音質は若干上です。

 

HP ENVY x360 15 (AMD) スピーカーの位置

スタンドモードだとスピーカーが接地面でふさがれてしまい、やや音がこもってしまいます

ベンチマーク結果

試用機のスペック

モデル名 スタンダードモデル
CPU Ryzen 5 3500U
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス Radeon Vega 8 (CPU内蔵)

※グラフィックス機能内蔵のAMD製プロセッサーは本来「APU」と呼ばれますが、この記事ではわかりやすさ優先で「CPU」と表記します

CPU性能

CPU PassMark CPU Markスコア
Core i7-1065G7
12518
Core i5-1035G4
11379
Core i5-10210U
9988
Core i7-8565U
9814
Core i5-1035G1
9164
HP ENVY x360 15 (Ryzen 5 3500U)
8906
Core i5-8265U
8593
Ryzen 5 3500U
8475
Ryzen 7 3700U ※2
8041
Core i3-8145U
5549
Core i3-10110U
5534
Ryzen 3 3200U
4609
Core i3-7020U
3769
Celeron 4205U
2026
Celeron N4000
1553

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均、※2はPassMark CPU Benchmarksのデータを参考にしました

 

Ryzen 5 3500Uを搭載した試用機では、ベンチマークテストで高めの結果が出ました。最新の第10世代Core i5 / i7には及ばないものの、第8世代のCore i5相当のパフォーマンスです。ビジネスやプライベートでしっかり使えるのはもちろん、多少重めの画像処理や動画加工なども行なえるでしょう。

 

上位モデルで使われているRyzen 7 3700Uについては当サイトで検証していないのですが、他サイトの参考データを見る限りではあまりスコアが伸びないようです。さすがにRyzen 5 3500Uよりも下ということはないにしても、Core i7相当ではないでしょう。コスパの面で考えると、Ryzen 5モデルを選んだほうが良さそうです。

3Dグラフィックス性能

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8770
GTX 1050
6008
MX250
3711
MX150
3386
Iris Plus (Core i7)
2981
HP ENVY x360 13 (Radeon Vega 8)
2798
Iris Plus (Core i5)
2136
UHD (Ice Lake Core I5)
1396
Radeon Vega 3 (Ryzen 3)
1372
UHD (Comet Lake Core I5)
1251
UHD 620 (Core i7)
1265
UHD 620 (Core i5)
1186
UHD 620 (Core i3)
975

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

 

ゲームの快適さやクリエイター向けソフトの操作感に影響するグラフィックス性能については、CPU内蔵タイプとしてはかなり優れています。インテル製CPUに内蔵されている通常タイプのUHD / UHD 620を大きく上回り、上位のIris Plus相当です。さすがに本格的なPCゲームを楽しむにはパワー不足ですが、ちょっとしたゲームや動画編集、画像加工などでは効果が見られるでしょう。

ゲーム系ベンチマーク結果

ゲームについてはドラクエ10やリーグ・オブ・レジェンドなどのごく軽いゲームであれば、快適に楽しめます。やや処理が重いFF14ベンチでは普通~快適の評価ですが、シーンによっては動きがかなりカクカクします。軽いゲームを息抜き程度と考えたほうが無難です。

※テストはフルHDで実施

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 評価 / 平均FPS
最高品質 2046 / 普通 / 13.2 FPS
高品質 2992 / やや快適 / 19.7 FPS
標準品質 3913 / 快適 / 26.7 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 7111 / とても快適
標準品質 8281 / とても快適
低品質 10071 / すごく快適

ストレージ性能

HP ENVY x360 15 (AMD) アクセス速度

試用機ではストレージにPCIe 3.0 x2タイプの高速SSDが使われていました。PCIe 3.0 x4よりもアクセス速度は落ちますが、それでもHDDやSATA接続のSSDよりもはるかに高速。ファイル操作もストレスを感じることなく行なえます。

 

そしてなにより注目したいのが、512GBの大容量SSDを標準で搭載している点です。これだけの容量があれば、スマホで撮影した写真や動画も、たっぷり溜め込めるでしょう。256GBだと1~2年で足りなくなることもありますが、512GBであれば長期間でも空き容量不足で困ることは少ないはずです。

起動時間

ウィンドウズの起動時間は平均11.18秒でした。SSD搭載機種の平均が17秒、HDD搭載機種の平均が40秒以上であるので (筆者調べ)、なかなか優秀な結果です。なおスリープ時のネット接続&高速復帰のモダンスタンバイ (コネクテッドスタンバイ)に対応しています。スリープ状態から画面を開いたり電源ボタンを押したりすると、瞬時にロック解除用の画面が表示されます。

 

起動時間の計測結果(手動計測)

1回目 11.3秒
2回目 10.8秒
3回目 10.3秒
4回目 10.3秒
5回目 13.2秒
平均 11.18秒

価格について

HP ENVY x360 15 (AMD)には、パーツ構成の異なる2種類のモデルが用意されています。それぞれのスペックと価格は以下のとおりです。

 

ラインナップ

スタンダード
8GBメモリー 512GB SSD 8万3050円
パフォーマンス
16GBメモリー 512GB SSD 9万8450円

※価格は税込

 

大容量の512GB SSD搭載で8万円台前半の価格はかなりお買い得。国内ブランドの15インチノートPCであれば、10万円は余裕でオーバーするでしょう。またRyzen 5モデルはプラス3300円 (税込)でメモリー容量を16GBにアップグレードできます。512GB SSD + 16GBメモリーで税込8万円台半ば (Ryzen 5モデル)は激安!

お値段以上の大画面2-in-1

HP ENVY x360 15 (AMD) 感想

HP ENVY x360 15 (AMD)は2-in-1タイプとしては画面が大きいのですが、そのぶん文字が読みやすく映像に迫力があるのがメリットです。本体はアルミ製で質感がとても高く、その上頑丈。CPUとして使われているRyzen 5の性能も高く、512GBの大容量SSDも搭載しています。

 

それでいて価格は税込8万円台前半~と、非常にリーズナブルです。国内ブランドの15インチノートPCなら、10万円以上はするでしょう。その意味ではお値段以上の価値があるモデルです。

 

HP ENVY x360 15 (AMD)

HP ENVY x360 15 (AMD)

税込8万3050円~

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