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HP Chromebook x360 14c レビュー:高品質&高性能なワンランク上のChromebook

HP Chromebook x360 14c レビュー

HP Chromebook x360 14cは、14インチサイズの2-in-1 Chromebookです。価格は税込7万円台で、3~4万円台が多いChromenbookとしてはやや高め。しかし本体の品質とパフォーマンスが素晴らしく、その価値は十分にあります。
HP Chromebook x360 14c

ポイント

  • 高品質なアルミ製ボディ
  • 性能的にはミドル~ハイエンド
  • 見やすいIPSのフルHD

HP Chromebook x360 14cのスペック

画面サイズ 14インチ
解像度 1920×1080
CPU ・Core i3-10110U
・Core i5-10210U
メモリー 8GB
ストレージ 128GB eMMC
LTE なし
タッチ / ペン 対応
幅×奥行き 321×206mm
厚さ 17.9mm
重量 1.65kg
バッテリー 最大12時間
自動更新ポリシー 2028年6月

※2020年10月18日時点


本体カラー ミネラルシルバー
表面処理 光沢
パネルの種類 IPS
光学ドライブ
テンキー
有線LAN
無線LAN Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5.0
USB3.1
USB3.0 1
USB2.0
USB Type-C 2 (USB3.0)
Thunderbolt 3
メモリーカード microSD
HDMI
VGA (D-sub15)
DisplayPort
Webカメラ HD (92万画素)
顔認証カメラ
指紋センサー 対応

 

この記事ではメーカーからお借りしたHP Chromebook x360 14cの実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。これからChromebookを使ってみようかと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

HP Chromebook x360 14c

HP Chromebook x360 14c

税込7万6780円

※2020年10月18日時点

デザインと使いやすさ

ハイクオリティーなデザイン

HP Chromebook x360 14cの外観は非常に高品質です。天板 / パームレストには質感と剛性 (ねじれに対する強さ)に優れるアルミ素材が使われており、高級感は抜群。端に向かって柔らかなカーブを描きながらもエッジの立ったデザインで、シルエットは非常に洗練されています。3~4万円台のモデル見られる安っぽさはみじんもなく、Windows PCやMacBookにおける高級機並みの品質を実現していると言っていいでしょう。

 

HP Chromebook x360 14c 外観

本体カラーはミネラルグレー。実際にはやや青みを帯びた明るいガンメタリックといった印象

 

HP Chromebook x360 14c 2in1

液晶ディスプレイが回転する2-in-1タイプ。さまざまなスタイルで利用できます

 

HP Chromebook x360 14c 天板

天板のプレミアムマークはシルバーの鏡面仕上げ

 

HP Chromebook x360 14c 天板

表面はサラサラとしたツヤ消し加工で、指紋のあとは目立ちません

 

HP Chromebook x360 14c パームレスト

パームレスト (キーボード面)も天板と同じ仕上がり

 

HP Chromebook x360 14c タッチパッド

タッチパッド周辺はキラリと光るダイヤモンドカット加工

 

HP Chromebook x360 14c エッジ

端に向かって徐々に薄くなりながらも、角の部分はシャープな作り。手の込んだエッジの処理は、MacBook ProやSurface Bookを彷彿とさせます

 

HP Chromebook x360 14c 背面

背面排気口部分のギミック感もステキ

 

HP Chromebook x360 14c 開閉

ヒンジが固く、ディスプレイを開けるのにけっこう力を入れる必要がありました

 

HP Chromebook x360 14c ベゼル

ディスプレイのベゼルは左右6.2mm、上部11.3mm、下部12.1mm。左右はかなり細めです

 

HP Chromebook x360 14c 底面

底面部は樹脂製。ゴム足と吸気口のみのシンプルなデザイン

 

HP Chromebook x360 14c ネジ穴

ネジ穴を隠すこだわりがスゴイ

 

HP Chromebook x360 14c 大きさ

設置面積は幅321×奥行き206mm

 

HP Chromebook x360 14c サイズ比較

B4サイズ (黄色い部分)とA4サイズ (オレンジの部分)とのサイズ比較。14インチとしては標準的な大きさ

 

HP Chromebook x360 14c 厚さ

厚みは公称値で17.9mm、実測で18.4mm。底面部のゴム足を含めた設置時の高さは19.5mmでした。やや厚く感じますが、気になるほどではありません

 

HP Chromebook x360 14c 背面

背面には排気口。検証中に駆動音が気になる場面はありませんでした

 

HP Chromebook x360 14c 前面

前面は非常にスリムです

 

HP Chromebook x360 14c 重さ

重量は公称値で1.65kg、実測で1.554kg。持ち歩きや片手で使うにはやや重く感じます

 

HP Chromebook x360 14c 電源アダプター

付属の電源アダプターは315g

映像は色鮮やか

液晶ディスプレイのサイズは14インチで、解像度は1920×1080ドット。Windows PCでは標準的なスペックですが、1366×768ドットが多いChromebook全体で見れば高解像度です。IPSパネルが使われたディスプレイの映像は自然な色合いかつ鮮やか。マニアックな目線で見ればやや暗く赤みが弱く感じますが、普段使いやビジネスには支障はありません。画面が大きいので、10~13インチの小型タイプに比べて文字が読みやすく感じます。

 

HP Chromebook x360 14c 画面サイズ

14インチフルHD (1920×1080ドット)の画面

 

HP Chromebook x360 14c 映像品質

広い視野角と自然な発色が特徴のIPSパネルを使用

 

HP Chromebook x360 14c 映像品質

映像はやや暗めですが、気になるほどではありませんでした

 

HP Chromebook x360 14c コントラスト

コントラストが高く、色にメリハリが感じられます

 

HP Chromebook x360 14c グレア

光沢ありのグレアパネルで、映り込みが生じます

標準的なキーボード

キーボードは日本語配列で、バックライトに対応しています。キーピッチは18.7mmで、標準とされる19mmよりもわずかに短め。しかし実際に入力したところ、違和感はありませんでした。キーストロークは1.3mmでやや浅めですが、押した瞬間にカクッとした確かな手応えを感じられます。タイプ音は静かではないものの、軽めのタッチなら気にならないでしょう。ノートPCとしては標準的な仕上がりです。

 

HP Chromebook x360 14c キーボード

キーボードはテンキーなしの日本語配列

 

HP Chromebook x360 14c バックライト

キーボードバックライトに対応

 

HP Chromebook x360 14c 配列

2段目のキーがわずかに小さいものの、全体的には標準的な配列です

 

HP Chromebook x360 14c タイプ感

キーストロークは1.3mm。軸にわずかなブレがあるものの、タイプ感は標準的です

 

HP Chromebook x360 14c タイプ音

キーを押した瞬間に固めのクリック感があるため、軽く打ってもタイプ音がカクカクと聞こえます。軽めのタッチ推奨です

インターフェースは十分な構成

USB端子は合計3ポートで、フルサイズのUSB端子 (Type-A)は1ポートのみ。あとはType-Cです。映像出力専用の端子はなく、あとはmicroSDカードスロット程度。Windows PCであれば必要最低限といったところですが、Chromebookとしてなら十分と言えるかもしれません。

 

個人的に気になったのは、フルサイズのUSB端子が使いづらい点です。差し込む際にカバーをずらす必要があり、また抜き差しもとても固く感じました。

 

HP Chromebook x360 14c インターフェース

フルサイズのUSB端子は右側面に1ポートのみ。あとは左右側面にType-C、右側面にヘッホドン端子とmivroSDカードスロットがある程度

 

HP Chromebook x360 14c カメラ

液晶ディスプレイ上部のWebカメラは、左側面のスイッチでオンオフを切り替え可能

 

HP Chromebook x360 14c 指紋センサー

指紋センサーを標準搭載

 

左右側面にあるUSB Type-CはUSB PD対応で、充電と映像出力に対応しています。ただし18Wの充電アダプター / モバイルバッテリーでは充電時間が長くなるほか、十分なパフォーマンスが得られないかもしれません。標準付属の電源アダプターが65Wなので、65W以上の機器の利用をおすすめします。

 

USB Type-Cの機能

18W △ (低電圧)
30W
45W
65W
100W
映像出力 (DP Alt)

 

スピーカーはキーボード面の左右に配置されています。音をさえぎるものがないため、サウンドは非常にクリアーでサラウンド感も上々。音の厚みに欠けるため低音重視の曲には向きませんが、そのほかの曲であればカジュアルに聞くぶんには問題ありません。音量が大きく、動画の音声やビデオ会議の声もしっかり聞こえるでしょう。

 

HP Chromebook x360 14c スピーカー

キーボードの左右に配置されたスピーカー

 

HP Chromebook x360 14c スタンド

スタンドスタイルだとスピーカーを接地面で塞いでしまうため、音がこもって聞こえます

ベンチマーク結果

ここからは、HP Chromebook x360 14cのパフォーマンス (性能)について解説します。ベンチマーク結果は環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。

試用機のスペック

モデル名 スーペリアモデル
CPU Core i3-10110U
メモリー 8GB
ストレージ 128GB eMMC
グラフィックス UHD Graphics (CPU内蔵)

Octane 2.0

JavaScritの処理速度を計測する「Google Octane 2.0」のスコアは「43914」でした。CPUとして使われているCore i3-10110UはWindows PCではエントリークラスですが、Chromebookとしてはミドルレンジクラスです。3~4万円台のエントリークラスよりも、快適に利用できるでしょう。

 

実際のところアプリもサクサク動き、ストレスを感じる場面はありませんでした。Chrome OSに慣れていないと「あの設定はどうやるのかな」といった感じで作業が止まることはありますが、慣れればスムーズに使えるはずです。

 

Google Octane 2.0

Google Octane 2.0の結果

 

ベンチマークスコアの比較

CPU Octaneスコア
HP Chromebook x360 14c (Core i3-10110U)
43914
HP Chromebook x360 14 (Core i5-8250U)
34408
IdeaPad Slim 350i Chromebook (Celeron N4020)
15729
低価格Windows PC (Celeron N4000)
14495
Lenovo Chromebook S330(MT8173C)
11460
Chromebook Tablet CT100PA(OP1)
10490

PCMark / 3DMark

軽めの作業の快適さを計測するPCMarkの結果はエントリークラスよりもやや上程度で、ミドルレンジ相当です。3D性能を計測する3DMarkでは、ハイエンドよりもやや下ではあるものの、かなり優れた結果が出ています。やはり格安モデルに比べて高性能だと考えていいでしょう。

 

HP Chromebook x360 14c PCMark

PCMark (左)と3DMakr Sling Shot (右)の結果

 

HP Chromebook x360 14c Geekbench

GeekBench 5の結果

起動時間

電源オフの状態から電源ボタンを押してパスワード入力画面が表示されるまでの時間を計測したところ、平均で8.26秒でした。スリープの状態からなら、液晶ディスプレイを開くと瞬時に復帰します。

 

レスポンスはかなり良好で、起動に待たされている感はまったくありません。格安なChromebookだと10秒程度ですが、HP Chromebook x360 14cはさらにワンランク高速です。

 

起動時間の計測結果(手動計測)

1回目 8.8秒
2回目 7.8秒
3回目 8.2秒
4回目 8.2秒
5回目 8.3秒
平均 8.26秒

バッテリー駆動時間

PCMarkのバッテリーテストを複数回実施したところ、途中でフリーズしてしまいました。そのため、バッテリー駆動時間は計測できていません。ただその際にバッテリー残量が35%で残り5時間と表示されていたので、そこそこ長くもつと思われます。

Androidアプリについて

Chrome OSではAndroid端末向けのアプリを利用できますが、すべてのアプリが正常に動作するわけではありません。機種によって動く場合もあれば、動かない場合もあります。

 

HP Chromebook x360 14cでいくつかのアプリを試したところ、Googleの基本アプリはほぼすべて利用できました。有名どころのアプリもそれなりに使えますが、なかには動かない / 正常に動作しないものもあります。これは実際にアプリを使ってみないとわかりません。Androidアプリについては、使えればラッキーぐらいに考えたほうがいいでしょう。

 

HP Chromebook x360 14c ストア

Google Playストアでアプリを入手可能。非対応でダウンロードできない場合もあります

 

HP Chromebook x360 14c Instagram

Instagramは普通に利用可能。複数写真の投稿やキャプションの入力がスマホより楽に行なえます

 

HP Chromebook x360 14c キンドル

キンドルも購入からダウンロードまで可能。見開き表示が単行本の大きさ程度で見やすく感じます

 

HP Chromebook x360 14c ゲーム

ゲームは一部正常に動かないものがありました

 

HP Chromebook x360 14c PUBG

PUBGモバイルは画質を落とせば普通にプレーできます。キーボードとマウスの挙動がPCとは異なるので、タッチ画面でのプレーがおすすめです

 

HP Chromebook x360 14c Photoshop

アプリ版のPhotoshopはリサイズやフィルター処理でもサクサク動作しました

十分に価値のあるワンランク上のChromebook

HP Chromebook x360 14c 感想

よかった点

本体の仕上がりは素晴らしく、Chromebookとしては高性能。Chromebookは安いPCというイメージが強いかもしれませんが、7万円台の価値は十分にあります。Windows PCであれば、もっと高くついたでしょう。またAndroidアプリを活かすという点では、タッチ操作対応の2-in1であることは外せません。快適に使えるChromebookです。

気になる点

基本的にはストレスなく使えたのですが、あえて言うならフルサイズのUSB端子が固くて使いづらい点が気になりました。また若干重くてタブレット利用時に疲れるため、今後のモデルはもう少し軽くなるといいなと思います。

 

HP Chromebook x360 14c

HP Chromebook x360 14c

税込7万6780円

※2020年10月18日時点

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