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HP ProBook x360 435 G8レビュー:Zen3搭載&MILスペック準拠のビジネス向けモバイル2-in-1

HP ProBook x360 435 G8レビュー

HP ProBook x360 435 G8は、13.3インチディスプレイを搭載するビジネス向けのモバイル2-in-1ノートPCです。AMDのZen3 Ryzen搭載でモバイルノートPCとしてはトップクラスの性能でありながら、価格は9~11万円台(2022年3月上旬時点)と高性能タイプとしては比較的お手ごろ。頑丈な作りで、安心して外出先に持ち歩けます。

 

HP ProBook x360 435 G8レビュー

HP ProBook x360 435 G8

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

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スペック

OS Windows 10 Home / Pro
ディスプレイ 13.3インチ 1920×1080 光沢 タッチ対応
CPU Ryzen 3 5400U / Ryzen 5 5600U / Ryzen 7 5800U
メモリー 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) ※2スロット、DDR4-3200
ストレージ 256 / 512GB NVMe SSD
グラフィックス Radeon Graphics(CPU内蔵)
通信 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
インターフェース USB3.1 Gen1 Type-C(USB PD / 映像出力対応)×1、USB3.1 Gen1×2、HDMI1.4b、ヘッドフォン出力
生体認証 指紋センサー
サイズ / 重量 幅308.5×奥行き222.95×高さ17.9mm(最薄部) / 約1.45kg
バッテリー 最大11.6時間

本体デザイン

HP ProBook x360 435 G8 外観

HP ProBook x360 435 G8の外観

 

HP ProBook x360 435 G8 2in1

ディスプレイが回転するタイプの2-in-1。さまざまなスタイルで利用できます

 

HP ProBook x360 435 G8 外観

細身でシュッとしたスタイリッシュなシルエット

 

HP ProBook x360 435 G8 本体カラー

本体カラーは明るいシルバー。指紋の跡はほとんど目立ちません

 

HP ProBook x360 435 G8 天板

天板は質感と剛性に優れるアルミ製。上部にはWi-Fi電波受信用のアンテナラインが配置されています

 

HP ProBook x360 435 G8 ディスプレイ

片手でディスプレイの開閉が可能

 

HP ProBook x360 435 G8 キーボード面

キーボード面もアルミ製。キーはブラックで、一般的な配色です

 

HP ProBook x360 435 G8 ベゼル

ディスプレイのベゼルは左右は細め。開閉時の強度を確保するために、上下のベゼルは太めに作られています

 

HP ProBook x360 435 G8 インターフェース

インターフェース構成。Type-CはUSB PDによる充電と映像出力が可能です。メモリーカードスロットが非搭載なのは残念

 

HP ProBook x360 435 G8 指紋センサー

生体認証は指紋センサーのみ

 

HP ProBook x360 435 G8 カメラ

ディスプレイ上部のWebカメラはプライバシーシャッター付き

 

HP ProBook x360 435 G8 電源アダプター

電源アダプターは45Wの丸口タイプ。重さは234g

 

HP ProBook x360 435 G8 スピーカー

スピーカーはキーボード上部。音は軽く、低音域から中音域がややこもって聞こえます。ノートPCとしてはほどほどに標準的な音質で、ビデオ会議や動画視聴なら問題ありません

 

HP ProBook x360 435 G8 排気口

排気口は左側面

 

HP ProBook x360 435 G8 底面

底面部は樹脂(プラスチック)製

 

HP ProBook x360 435 G8 頑丈さ

米国防総省制定の耐久基準「MIL-STD-810G」に準拠。壊れにくい頑丈な作りです

サイズと重量

HP ProBook x360 435 G8 サイズ

本体サイズは幅308.5mm、奥行き222.95mm

 

HP ProBook x360 435 G8 大きさ

A4ノート(ピンク)とB5ノート(ブルー)とのサイズ比較。A4サイズよりもやや大きい程度で、13.3インチタイプとしては標準的な大きさです

 

HP ProBook x360 435 G8 厚さ

厚さは実測で17.8mm(突起部を除く)

 

HP ProBook x360 435 G8 背面

本体背面。底面のゴム足(突起部)を含めた設置時の高さは18.9mm。モバイルノートPCとしては標準的な厚さ

 

HP ProBook x360 435 G8 重さ

重さは実測で1.459kg。2-in-1とは言え、13.3インチのモバイルノートPCとしてはやや重めです

ディスプレイについて

HP ProBook x360 435 G8 画面サイズ

画面サイズは13.3インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。モバイルノートPCとしてはスタンダードなスペックです

 

HP ProBook x360 435 G8 デスクトップ

デスクトップの文字の大きさは1.8~2.8mm程度(スケーリング150%)

 

HP ProBook x360 435 G8 映像品質

ディスプレイで使われている「UWVA」は「広視野角」の意味で、品質はIPS相当。試用機ではやや黄色が強く出ていましたが、パッと見は自然な色合いです

 

OMEN 17 映像品質

sRGB 100%の高品質なパネル ※写真は別の機種

 

HP ProBook x360 435 G8 明るさ

明るさは公称値で400nit。数値としては非常に明るいはずですが、実際の映像はそれほど明るく感じませんでした。作業には支障のないレベルの明るさです

キーボードについて

HP ProBook x360 435 G8 キーボード

キーボードはテンキーなしの日本語配列。バックライトには対応していません

 

HP ProBook x360 435 G8 配列

キーピッチは標準値(19mm)よりもやや狭い18.7mm。タイプ時にはわずかに窮屈に感じるものの、配列に違和感がないので普通に入力できます。ただしカーソルキーはかなり小さめ

 

HP ProBook x360 435 G8 タイプ感

キーストロークは約1.5mm。クリック感が固く、押下圧も重め。タイプ感がしっかりしているものの、人によっては重く感じるかもしれません。しっかり押し込みたい人向き

 

HP ProBook x360 435 G8 タイプ音

クリック感が固いため、入力時にカクッとした音が聞こえます。弱い力で入力しても音が聞こえるので、静かな場所では配慮が必要かもしれません

 

ベンチマーク結果

試用機のスペック

CPU Ryzen 7 5800U
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス Radeon Graphics(CPU内蔵)

※各ベンチマークテストは、Windows 10の電源モードを「バランス」に設定した上で、電源アダプターに接続した状態で実施しています
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります

ストレージ性能

ストレージはNVMe SSDですが、512GB SSD搭載の試用機ではアクセス速度が思ったほど伸びませんでした。使われていたのはインテルの「SSDPEKNW512G8H」です。とは言え、大容量のファイルを頻繁にアクセスするのでなければ、特に問題はないでしょう。

 

HP ProBook x360 435 G8 SSD

512GB SSDのアクセス速度

CPU性能

CPUとしては、AMD Zen3世代のRyzen 3 5400U / Ryzen 5 5600U / Ryzen 7 5800Uが使われています。Ryzen 7 5800U搭載の試用機でCPUベンチマークテストを行なったところ、現時点でのモバイルノートPCとしては最高クラスのスコアが出ました。ゲーミングPC向けCPUにも匹敵するほどの優秀な結果です。

 

下位のRyzen 3 5400Uについては未検証のため不明ですが、中位のRyzen 5 5600Uでも高いパフォーマンスを期待できます。

 

CPUの性能差 (総合性能)

CPU PassMark 10 CPU Markスコア
HP ProBook(Ryzen 7 5800U)
20202
Ryzen 7 5800U
19702
Ryzen 5 5600U
18801
Ryzen 7 5700U
18089
Core i7-1185G7
13135
Ryzen 5 5500U
12362
Core i7-1165G7
11723
Core i5-1135G7
11249
Ryzen 3 5300U
9527
Core i3-1115G4
6750
Ryzen 3 3250U
4441
Athlon Silver 3050U
3351
Celeron 6305
2302
Celeron N4500
2284

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

 

CPUの性能差 (マルチコア性能)

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Ryzen 7 5800U
3792
HP ProBook(Ryzen 7 5800U)
3754
Ryzen 5 5600U
3640
Ryzen 7 5700U
3512
Ryzen 5 5500U
2817
Core i7-1185G7
2301
Core i5-1135G7
2063
Ryzen 3 5300U
2010
Core i7-1165G7
1963
Core i3-1115G4
1314
Ryzen 3 3250U
818
Athlon Silver 3050U
624
Celeron N4500
426
Celeron 6305
416

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

 

なお2022年の4~6月にかけてインテルの第12世代Coreプロセッサ、AMDのZen3+世代Ryzen 6000シリーズを搭載した機種が発売される予定です。ともに従来のCPUよりもパフォーマンスが大きく向上すると予想されています。

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、CPU内蔵のRadeon Graphicsが使われます。Ryzen 7 5800U搭載の試用機で3Dベンチマークテストを行なったところ、内蔵グラフィックスとしてはなかなか優秀な結果が出ました。ただしインテル第11世代Coreプロセッサ のIris XeとLPDDR4xの組み合わせよりは若干劣ります。

 

とは言えRyzen 7モデルであれば、ゲームやクリエイター向けソフトである程度の効果を期待できるでしょう。Ryzen 5以下では、あまり期待しないほうがいいかもしれません。

 

GPUの性能差(DirectX 12)

GPU 3DMark Time Spy Graphicsスコア
GTX 1650
3241
MX450
1996
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
1528
Iris Xe(Core i5+LPDDR4x)
1302
HP ProBook(Ryzen 7 5800U)
1247
Iris Xe(Core i7+DDR4)
1149
Radeon (Ryzen 7)
1000
Iris Xe(Core i5+DDR4)
977
Iris Plus
812
Radeon (Ryzen 5)
784
Radeon (Ryzen 3)
619
UHD
407

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

 

GPUの性能差(DirectX 11)

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8513
MX450
4900
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
4734
Iris Xe(Core i5+LPDDR4x)
4059
HP ProBook(Ryzen 7 5800U)
4019
Iris Xe(Core i7+DDR4)
3420
Radeon (Ryzen 7)
3384
Iris Plus
2880
Radeon (Ryzen 5)
2652
Iris Xe(Core i5+DDR4)
2474
Radeon (Ryzen 3)
2324
UHD
1335

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

PCを使った作業の快適さ

PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。各テストの傾向としては「Essentials」(一般利用)ではCPUのシングルコア性能やストレージ性能、「Productivity」(ビジネス利用)ではCPUのマルチコア性能とメモリー性能、「Digital Contents Creation」(コンテンツ制作)ではCPUとストレージ、GPU性能が強く影響するようです。

 

HP ProBook x360 435 G8のRyzen 7モデルでは、非常に優秀な結果が出ました。特に一般利用やビジネス利用では、インテルCPU搭載の高性能機を上回っています。CPUによって得手不得手はあるものの、一般的な作業であれば20万円クラスのプレミアムPCよりも高コスパです。

 

PCMark 10ベンチマーク結果

テスト スコア
Essentials
(一般的な利用)
目標値:4100
ProBook10053
Pro 89477
Studio8362
Inspiron9667
R5-CA9418
Productivity
(ビジネス利用)
目標値:4500
ProBook9119
Pro 86534
Studio8253
Inspiron8530
R5-CA7927
Digital Contents Creation
(コンテンツ制作)
目標値:3450
ProBook6096
Pro 85363
Studio6187
Inspiron8109
R5-CA8486

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

比較機のスペック

Surface Pro 8 Core i7-1185G7 / 16GB / Iris Xe
Surface Studio Core i7-11370H / 16GB / RTX 3050 Ti
Inspiron 16 Plus Core i7-11800 / 16GB / RTX 3050
raytrek R5-CA Core i7-10875H / 16GB / RTX 3060

バッテリー駆動時間

バッテリーの駆動時間は公称値で、最大11.6時間とされています。しかし公称値は実際の利用を想定した測定結果ではないため、実際の利用では駆動時間が短くなりがちです。

 

そこで最大パフォーマンスの状態でビジネス作業 (Web閲覧や文書作成、ビデオチャットなど)での駆動時間を計測したところ、9時間3分で休止状態へ移行しました。それほど長くはありませんが、バッテリー消費が比較的大きい状態であることを考えれば、十分な結果と言えるでしょう。電源プランや画面の輝度を変更すれば、駆動時間はさらに延びる可能性があります。

 

バッテリー駆動時間の計測結果

テスト方法 バッテリー消費 駆動時間
※公称値 最大11.6時間
Modern Office (ビジネス作業) 9時間3分
50%充電までにかかった時間 38分
フル充電までにかかった時間 2時間12分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

頑丈でパワフルなビジネス2-in-1

HP ProBook x360 435 G8 

外出先でもガッツリ使いたい人のための、モバイル2-in-1です。本体はややゴツくて重いものの、これは強度を確保するため。軽やかさよりも頑丈さを重視する人に向いています。キーボードの打ち心地もしっかりしており、薄型モデルにありがちな軽さや物足りなさはあまりありません。とりたててスタイリッシュというわけではないものの、安心感があります。

 

加えて、Zen3世代のRyzenによる高いパフォーマンスも魅力です。モバイルノートPCにこれほどの性能が必要か疑問に感じるほどですが、デスクに据え置きで使うこともあると考えれば納得できます。値段は上位のRyzen 7モデルで11万円台と、高性能モバイルPCとしてはお買い得。コスパの高いビジネスノートPCとしておすすめします。

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報やお買い得情報を当サイトのツイッターアカウントでお知らせしているので、ぜひフォローをお願いします。
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