HP Slimline 270 レビュー:薄型でも機能充実な格安デスクトップPC

HP Slimline 270 レビュー

日本HPのHP Slimline 270は、スリム型でありながら機能が充実したデスクトップPCです。格安モデルとしては珍しく、標準で無線LANとBluetoothに対応しています。さらに中~上位モデルならブルーレイの再生や書き込みが可能な光学ドライブを搭載!

HP Slimline 270の概要

【主なスペック】CPU:Celeron/Core i3/i5 / メモリー:4~8GB(最大16GB) / ストレージ :500GB/1TB HDD/グラフィックス:Intel HD Graphics 610/630(CPU内蔵)

今回はメーカーからお借りした実機を使って、HP Slimline 270の本体デザインや性能などをレビューします。

HP Slimline 270

HP Slimline 270

税込5万円台後半から

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HP Slimline 270のスペック

HP Slimline 270の主な仕様は以下のとおり。ポイントは標準で無線LANとBluetoothに対応している点と、Core i3/i5モデルではブルーレイディスクドライブを搭載している点です。

OS Windows 10 Home
CPU Celeron G3930 / Core i3-7100 / Core i5-7400
メモリー 4 / 8GB(最大16GB)
ストレージ 500GB / 1TB HDD
グラフィックス Intel HD Graphics 610(Celeron) / Intel HD Graphics 630(Core i3/i5)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ / ブルーレイディスクドライブ
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0
インターフェース USB3.0✕3(前面✕1+背面✕2)、USB3.0(Type-C)✕1(前面)、USB2.0✕2(背面)、VGA端子(D-sub15ピン)、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力、オーディオ端子類
拡張スロット PCI Express x16✕1
ドライブベイ ウルトラスリムベイ✕1(空き0)、3.5インチ✕1(空き0)
電源 180W 80PLUS BRONZE
サイズ/重量 幅100×奥行き325×高さ277mm/約4kg

※2018年2月26日時点。構成や価格は変更される場合があります

付属のキーボード

標準付属の日本語キーボード

付属のUSBマウス

付属のUSBマウス。表面は光沢仕上げです

公式サイトのスペックにはM.2スロットに関する記載はありませんでしたが、マザーボードを確認したところ、M.2スロットを1ポート確認できました。ただしSATA接続かPCIe接続なのかは不明です。SATA接続の場合だと、M.2利用時に光学ドライブやHDD用のSATAポートが使えなくなる場合があります。今回は検証できませんでしたので、気になる人はメーカーに問い合わせてください。

M.2スロット

試用機ではM.2スロットを確認

HP Slimline 270のラインナップ

HP Slimline 270には、パーツ構成の異なる3種類のモデルが用意されています。各モデルともにスペックは固定で、パーツのアップグレードには対応していません。

ラインナップ

270-p011jp ベーシックモデル
Celeron 4GBメモリー 500GB HDD DVDスーパーマルチドライブ 税込5万円台後半
270-p013jp エントリーモデル
Core i3 8GBメモリー 1TB HDD ブルーレイディスクドライブ 税込7万円台後半
270-p015jp スタンダードモデル
Core i5 8GBメモリー 1TB HDD ブルーレイディスクドライブ 税込8万円台半ば

※2018年5月11日時点。構成や価格は変更される場合があります

いまならCore i5搭載のスタンダードモデルが、Core i3搭載のエントリーモデルよりも安く販売されています。性能が高いほうが安いので、非常にお買い得です。

本体の外観と内部

HP Slimline 270は、本体の幅が狭いスリムタイプのデスクトップPCです。幅はわずか10cmで、狭い場所にも設置できる点が魅力。パソコンとしてはスタンダードなデザインですが、安っぽさは感じられませんでした。

前面と背面

フロントパネル(左)とバックパネル(右)

スマホとの大きさ比較

横幅は10cmで、スマホより少し大きい程度(写真の機種はXperia XZで液晶サイズは5.2インチ)

フロントのデザイン

フロントパネルはドットテクスチャーが施された光沢仕上げ

光学ドライブ

ベーシックモデル(Celeron)では光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブ、そのほかの機種ではブルーレイディスクドライブが標準搭載

前面のインターフェース

フロントパネルにはUSB3.0(フルサイズ)✕1、USB3.0(Type-C)✕1、メモリーカードスロット、ヘッドホン出力

電源ボタン

電源ボタンは上面部

背面のI/Oパネル

背面のI/Oパネル

背面のネジを外しカバーを取り外すことで、本体内部にアクセスできます。

カバーを取り外した状態

カバーを取り外した状態

CPUとメモリースロット

CPUとメモリー周り。メモリースロットは2ポートで、最大用量は16GB

拡張スロット

拡張スロットはPCI Express x16✕1

M.2スロット

前述のとおりM.2スロットはありますが、詳細な規格は不明です

ドライブベイはふたつ用意されていますが、それぞれ光学ドライブとHDDで使われています。取り外すにはネジをいくつも外す必要があり、難易度は少々高めです。

ドライブベイ

ドライブベイに空きはありません

電源

電源は180W(80PLUS BRONZE)

消費電力と駆動音、CPU温度について

標準的な消費電力

カタログ上の公称値では、消費電力は標準時で18W/最大で180Wとされています。実際の商品電力を計測したところ、以下の表の結果となりました。Core i5搭載のスリム型としては、標準的です。

1分間の平均消費電力

待機中 動画視聴 動画変換 3Dゲーム
15.6W 20.4W 50.4W 34.2W

※消費電力の計測方法はコチラ

ちなみに某大手家電メーカーの53型4Kテレビの消費電力は150W程度ですので、日常的に使う機器としては消費電力は低めです。ただし本体以外にも液晶ディスプレイが必要となるため、実際にはそのぶんの消費電力も加算されます。

常に駆動音が聞こえる

利用中の駆動音の計測結果は以下のとおりです。高負荷時でも騒音は大きくなりませんが、軽めの作業のときでも常にファンの回転音が聞こえます。できれば机の下などに設置するといいでしょう。

駆動音の計測結果

待機中 41.4dBA ファンの回転音がはっきりと聞こえる
動画視聴 41.8dBA 同上
動画変換 41.9dBA 同上
3Dゲーム 40.3dBA 同上

※駆動音の計測方法はコチラ

CPU温度は低い

ベンチマーク中のCPU温度は最大で60度でした。ファンが常に回転しているためか、内部の温度は比較的低めです。

CPUの最高温度

待機中 動画視聴 動画変換 3Dゲーム
35℃ 40℃ 60℃ 52℃

※本体温度の計測方法はコチラ

HDD搭載機は起動が遅いときがある

電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの時間を計測したところ、以下の結果となりました。1回目の起動時間が長いのは、直前にシステムの更新があったためです。特に更新がない場合は、高速スタートアップによって起動時間が大幅に短縮されます。

起動時間の計測結果(手動による計測)

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
1分26秒 36.8秒 35.7秒 24.7秒 21.0秒 40.84秒

HP Slimline 270のベンチマーク結果

今回の検証では、Core i5搭載のスタンダードモデルを試用しました。なおベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミングなどによって大きく変わる場合があります。

試用機(スタンダードモデル)のスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i5-7400
メモリー 8GB
ストレージ 1TB HDD
グラフィックス Intel HD Graphics 630(CPU内蔵)

CrystalDiskMark

1TB HDDのアクセス速度

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果

PassMark PerformanceTest 9.0

パーツごとの性能を計測する「PassMark PerformanceTest 9.0」の結果

PCMark 10

作業の快適さを計測する「PCMark 10」

3DMark

3Dゲームの快適さを計測する「3DMark」

動画の変換はそれほど早いわけではありません。Core i7(4コア8スレッド)よりも70%程度遅く、Core i3(2コア/4スレッド)よりも25%高速です。

動画変換にかかった時間

x264 QSV
12分11秒 7分46秒

※5分間の4K映像(XAVC-S、3.51GB)をYouTube向けの1080p(1920✕1080ドット)映像に変換するのにかかった時間

ストレージは低速なHDDですが、総合的に見てベンチマーク結果は悪くありません。アプリやシステムの起動に少し時間がかかるものの、ソフトの利用や体感速度は快適です。

ただし、3D系のソフトやゲームには向いていません。ネットや動画視聴、資料の作成、ビジネスソフトの利用など、高い3D性能を必要としない作業におすすめです。

おすすめはCore i5モデル

ということで、今回は日本HPのスリム型デスクトップPC「HP Slimline 270」のレビューをお届けしました。

ストレージはHDDのみで、また拡張性はそれほど高くありません。しかし標準で無線LANやBluetooth、ブルーレイドライブ(Core i3/i5)に対応するなど、機能面は非常に充実しています。あれこれ買い足す必要がないため、買ったらスグに使えるお手軽なモデルです。

HP Slimline 270 まとめ

機能が充実! 快適に使うならCore i5モデルがおすすめ

安いのはCeleron搭載のベーシックモデルで税込でも5万円切りの価格で購入できますが、性能面でかなり劣ると思われます。できればCore i3またはCore i5搭載モデルを選ぶほうがいいでしょう。Core i5モデルなら起動時に多少の待ち時間があったものの、総合的には快適に動作しました。

HP Slimline 270のまとめ

  • スリムでコンパクト!
  • 無線LANとBluetoothに対応
  • ブルーレイドライブ搭載(Core i3/i5モデル)
  • 内部の拡張性が低い

HP Slimline 270

HP Slimline 270

税込5万円前後から

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※記事中の価格や構成は、記事執筆時のものです。予告なく変更される場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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