IdeaPad S540 (14, AMD) レビュー:Ryzen搭載でコスパの高い14インチスリムノートPC

レノボIdeaPadシリーズが値下げ

レノボのIdeaPad S540 (14, AMD)は、14インチのフルHDディスプレイを搭載したノートPCです。狭額縁デザインのアルミ製ボディはとてもスタイリッシュで、その上コンパクト&スリム。しかもハイスペックなパーツ構成でありながら、最安モデルは5万円台前半と非常にリーズナブルです。

IdeaPad S540 (14, AMD)

IdeaPad S540 (14, AMD)

今回はメーカーからお借りした実機を使って、IdeaPad S540 (14, AMD)のデザインや性能などをレビューします。

IdeaPad S540 (14, AMD)

IdeaPad S540 (14, AMD)

税込5万3922円~

※2019年10月18日時点

IdeaPad S540 (14, AMD)のスペック

画面サイズ 14インチ
解像度 1920×1080
CPU ・Ryzen 5 3500U
・Ryzen 7 3700U
メモリー 8GB
ストレージ ・256GB SSD
・512GB SSD
グラフィックス ・Radeon Vega8
・Radeon RX Vega10
LTE
幅×奥行き 323×227mm
厚さ 15.9mm
重量 約1.5kg
バッテリー 10時間

※2019年10月18日時点。構成は変更される場合があります


本体カラー ミネラルグレー
画面の表面 非光沢
パネルの種類 IPS
タッチ / ペン 非対応
光学ドライブ
テンキー
有線LAN
無線LAN 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
USB3.1
USB3.0 2
USB2.0
USB Type-C 1 (USB3.0)
Thunderbolt 3
メモリーカード SD
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort
Webカメラ HD 720p (92万画素相当)
顔認証カメラ
指紋センサー あり
その他
オフィス ※付属モデルあり

デザインと使いやすさ

低価格でもスリム&コンパクト

IdeaPad S540 (14, AMD)は5~7万円台で比較的入手しやすい価格帯のモデルですが、外観にはお値段以上の高級感があります。

ボディには質感と剛性 (ねじれに対する強さ)に優れるアルミ素材が使われており、サイズはコンパクトでしかもスリムです。15万円以上のThinkPad X1 Carbonよりも、ちょっと大きくてちょっと厚い程度。価格を考えれば、十分納得できる仕上がりです。

IdeaPad S540 (14, AMD) 本体カラー

本体カラーはミネラルグレー。深みのあるシルバーで落ち着いた雰囲気

IdeaPad S540 (14, AMD) キーボード面

天板とキーボード面には強度の高いアルミ素材が使われています

IdeaPad S540 (14, AMD) タッチパッド

各所にはエッジがキラリと光るダイヤモンドカット加工が施されており、高級感のある仕上がりです

IdeaPad S540 (14, AMD) ベゼル

液晶ディスプレイのベゼル (枠)は左右5mm、上部13mm。左右が超細い!

IdeaPad S540 (14, AMD) ディスプレイ角度

液晶ディスプレイは最大でほぼ180度まで開きます

IdeaPad S540 (14, AMD) フットプリント

接地面積は323×227mm。A4用紙よりもふた周り大きい程度

IdeaPad S540 (14, AMD) 厚さ

高さは公称値で15.9mm、実測で16.2mmでした。底面部を保護するゴム足を含めると18.6mmありましたが、それでも十分スリムです

IdeaPad S540 (14, AMD) 底面部

底面部は樹脂製で、排気口のみのシンプルなデザイン

自然な色合いのフルHDディスプレイ

液晶ディスプレイの大きさは14インチです。一般的な15.6インチに比べて画面がひと回り小さいのですが、文字は十分なサイズで普通に読めました。ちなみにデスクトップの拡大率は標準で150%で、文字の大きさは2~2.5mmです。

IdeaPad S540 (14, AMD) 液晶ディスプレイ

画面サイズは14インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD

液晶ディスプレイには、発色に優れるIPSパネルが使われています。自然な色合いで写真や動画が鮮やかに映し出されるのですが、個人的にはコントラスト (色のメリハリ)が少しだけ低いかなと感じました。

IdeaPad S540 (14, AMD) 映像品質

写真は色鮮やかに映し出されますが、コントラストがやや低く赤みも弱めの印象

液晶ディスプレイの色域を計測したところ、それほど色が正確というわけではありませんでした。確かに自然な色に見えますが、プロレベルの写真加工や動画編集には向いていません。と言っても、アマチュアレベルなら十分です。

色域測定結果

sRGBカバー率 61.4%
sRGB比 61.5%
Adobe RGBカバー率 45.6%
Adobe RGB比 45.6%

画面の輝度 (明るさ)は計測値で283nit。IPSパネルは300~400nitあたりが平均的であるため、数値的にはやや暗めです。しかし実際の映像を見る限りでは、暗くは感じません。作業には十分な明るさです。

IdeaPad S540 (14, AMD) 明るさ

作業には十分な明るさで、見づらく感じることはありませんでした

キーボードは軽いタッチで入力する人向き

キーボードはテンキーなしの日本語配列で、バックライトに対応しています。キーピッチ (キーとキーの間隔)は実測18.7mmで理想とされる19mmよりはやや小さいものの、特に違和感はありませんでした。ただしEnterキー周辺で一部のキーが隣接している点が少し気になります。慣れれば問題なく使えるでしょう。

IdeaPad S540 (14, AMD) キーボード

キーボードはテンキーなしの日本語配列

キーストローク (キーを押し込む深さ)は非常に浅く、実測では平均1.02mmでした。入力時にカクッとした固めのクリック感があるものの、ストロークが浅いため手応えはあまり感じられません。また強めに打つと、底打ち感が感じられます。全体的にプチプチとしたタイプ感です。

IdeaPad S540 (14, AMD) タイプ感

キーストロークは約1mmと非常に浅め (標準は1.5mm)

軽めのタッチであればタイプ音は静かです。カクカクとした控えめな音で、うるさくは感じません。ただし強めに打つとトントンと軽く響きます。弱い力でなでるようにタイピングする人に向いています。

IdeaPad S540 (14, AMD) タイプ音

軽い力で打つなら、タイプ音はほとんど気になりませんでした

使える端子は少ない

IdeaPad S540 (14, AMD)は据え置き利用がメインの機種ですが、周辺機器接続用のインターフェース類は多くはありません。光学ドライブやVGA (D-sub15ピン)、有線LANなどには非対応です。

とは言え最近はこれらを使う機会が減りつつあるので、個人で利用するぶんには問題ないでしょう。仕事で利用するなら、変換アダプターや外付けの光学ドライブを用意することをおすすめします。

IdeaPad S540 (14, AMD) 左側面

左側面には電源コネクター、HDMI、USB3.0 Type-C、ヘッドセット端子

IdeaPad S540 (14, AMD) 右側面

右側面にはSDカードスロットとUSB3.0。SDカードスロットはカードが半分までしか入らない半挿しタイプです

USB3.0 Type-Cはデータ通信のみに利用可能で、充電や映像出力には対応していませんでした。

USB Type-Cからの充電

18W ×
24W ×
30W ×
45W ×
65W ×

キーボードの右下には、指紋センサーが配置されています。あらかじめ指紋を登録しておけばセンサーに軽く触れるだけでサインインできるので便利です。

IdeaPad S540 (14, AMD) 指紋センサー

キーボード右下には指紋センサー

Webカメラは92万画素で、ビデオチャットには問題ないスペックです。カメラ経由ののぞき見を防ぐプライバシーシャッターが付いています。

IdeaPad S540 (14, AMD) Webカメラ

液晶ディスプレイ上部のWebカメラ。シャッターを開け締めできます

スピーカーはキーボードの両サイドに配置されています。音がダイレクトに耳まで届くためサウンドは非常にクリアーで、音がこもった感じを受けません。サラウンド感も素晴らしく、とても臨場感のある音質です。さすがに外付けの高級スピーカーには及びませんが、ノートPCとしては高音質だと思います。

IdeaPad S540 (14, AMD) スピーカー

キーボード面の両サイドにあるスピーカー。ノートPCとしては高音質です

IdeaPad S540 (14, AMD) サウンドユーティリティー

標準で有効になっている音質改善ソフトのDolby Audio Speaker System。試しにオフにしたところ、いかにもノートPC的な貧弱な音になってしまいました

ベンチマーク結果

試用機のスペック

型番 81NH002PJP
OS Windows 10 Home
CPU Ryzen 5 3500U
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
グラフィックス Radeon Vega 8 (CPU内蔵)

※グラフィックス機能内蔵のAMD製プロセッサーは本来「APU」と呼ばれますが、この記事では「CPU」と表記します

CPU性能

CPU性能を計測するベンチマークテストを実施したところ、試用機で使われていたRyzen 5 3500UはCore i5-8265Uよりもわずかに低めという結果でした。Core i5と性能があまり変わらないにも関わらず、Core i5よりも価格が安いのはお得です。その意味で、Ryzen 5はコスパに優れていると言えます。

CPUベンチマーク結果

CPU PassMark CPU Markスコア
Core i7-8565U
9764
Core i5-8265U
8778
IdeaPad S540 (Ryzen 5 3500U)
8369
Ryzen 7 3700U ※2
8030
Core i3-8145U
5549
Ryzen 3 3200U
4609
Celeron 4205U
2026
Celeron N4000
1553

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2はPassMark CPU Benchmarksのデータを参考にしました

ちなみにRyzen 7 3700Uのほうが性能が高そうなイメージですが、実際のところはそれほどでもないようです。当サイトではまだ未検証なのですが、ベンチマーク結果をまとめる「PassMark CPU Benchmarks」によると試用機よりも低い値となっていました。検証方法によって多少増減するとしても、Ryzen 5 3500Uを大きく上回ることはなさそうです。

ストレージ性能

ストレージとして使われている256GB SSDは、PCIe 3.0 x4の超高速タイプでした。アクセス速度は非常に優秀です。5万円台の比較的安いモデルで、これほど高性能なSSDが使われているのはスゴイ!

IdeaPad S540 (14, AMD) アクセス速度

256GB SSDのアクセス速度

ストレージのアクセス速度

起動時間

ウィンドウズの起動時間は平均9.96秒でした。一般的なノートPCではSSD搭載機種が17秒程度、HDD搭載機種が30秒~1分程度 (筆者調べ)です。10秒切りはかなり優秀。使いたいときに電源をいれれば、すぐに使い始められます。

なおスリープ時のネット接続&高速復帰のモダンスタンバイ (コネクテッドスタンバイ)には対応していませんでした。

起動時間の計測結果(手動計測)

1回目 10.2秒
2回目 9.8秒
3回目 9.8秒
4回目 10.2秒
5回目 9.8秒
平均 9.96秒

3Dグラフィックス性能

グラフィックス機能には、CPU内蔵のRadeon Vega 8 / Radeon RX Vega10を使用します。試用機のグラフィックス性能を計測したところ、Core i5 / i7内蔵のIntel UHD Graphics 620に比べて2倍以上のスコアとなりました。内蔵グラフィックス機能としてはとても優秀な結果です。

ただし外付けGPUほど性能が高いわけではありません。ゲーム用としてはエントリークラスのGeForce GTX 1650を大きく下回っていますし、ゲーム用ではないGeForce MX250 / MX150よりも下です。

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
9039
MX250
3595
MX250
3386
IdeaPad S340 (Radeon Vega 8)
2488
UHD 620 (Core i7)
1270
UHD 620 (Core i5)
1186

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

ゲーム系ベンチマークを試したところ、動作が軽いゲームならフルHDでも快適に遊べるという評価でした。FF14クラスの少し重いゲームになると、解像度や画質をグッと落とす必要がありそうです。

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 評価 / 平均FPS
最高品質 1925 / 設定変更を推奨  / 12.5FPS
高品質 2653 / やや快適 / 17.8FPS
標準品質 3446 / やや快適 / 23.5FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 6439 / 快適
標準品質 8026 / とても快適
低品質 8898 / とても快適

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間の公称値は10時間ですが、実際の利用ではもっと短くなることがあります。そこでPCMark 10を使ってバッテリー駆動時間を計測したところ、バッテリー消費量の多いテストで8時間23分という結果でした。連続使用でこれだけ使えるのであれば、丸1日はバッテリーが切れることなく利用できるでしょう。

バッテリー駆動時間の計測結果

テスト方法 バッテリー消費 駆動時間
※公称値 10時間
Modern Office (ビジネス作業) 8時間23分
Video (動画視聴) 9時間19分
Idle (待機) 10時間18分
満充電になるまでの時間 2時間12分
充電開始1時間後の残量 54%

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

サポートについて

IdeaPad S540 (14, AMD)は、標準で1年間の基本保証が付いています。注文時に追加料金を支払うことで、保証期間を2~3年間に延長することが可能。長期間安心して使いたい場合は、延長保証を利用するといいでしょう。

サポートサービスの内容

基本保証
無償修理期間 購入日から1年間
電話受付 月~日の9~18時まで ※祝日を除く
テクニカルサポート 購入日から1年間
対応 通常スタッフ
修理対応 修理センターに発送
期間延長 追加料金を支払うことで2年間または3年間に延長可能

基本保証で無償修理対象となるのは自然故障のみですが、有料の「アクシデント・ダメージ・プロテクション」に加入すると、落下や水濡れ、火災、盗難、紛失などにも対応してもらえます。基本は1年間ですが、基本保証の期間を2~3年間に延長することでアクシデント・ダメージ・プロテクションの保証期間も延長されます。

そのほかの有料サポートサービス

アクシデント・ダメージ・プロテクション 通常のサポートでは保証されない落下や水濡れ、火災、盗難、紛失などにも対応可能。交換は1回のみ

価格について

IdeaPad S540 (14, AMD) には複数のモデルが用意されていますが、基本となるのは以下の2種類です。あとはそれぞれにOffice Home & Business 2019付属モデルが用意されています。

おすすめは試用機と同じ構成のRyzen 5モデルです。Ryzen 7モデルは値段が高いものの、CPU性能はRyzen 5とあまり変わらない可能性があります。SSDの容量を大きくしたいのであればRyzen 7モデルもアリですが、コスパの高さを重視するならRyzen 5モデルを選んだほうがいいでしょう。

ラインナップ

CPU メモリー ストレージ 税込価格
Ryzen 5 3500U 8GB 256GB SSD 5万3922円
Ryzen 7 3700U 8GB 512GB SSD 7万5504円

※2019年10月18日時点

Core i5相当でしっかり使える格安ノートPC

ということで、今回はIdeaPad S540 (14, AMD)のレビューをお届けしました。

CPUとして使われているRyzen 5 3500UはCore i5相当の性能ですが、Core i5搭載機種よりも安いという点がメリットです。ただし値段が大きく変わるわけではなく、その差は3600円程度。少しでも安く買いたいならアリですし、メジャーなCPUがいいならCore i5版を購入するのもいいでしょう。

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さらに安いIdeaPad S340という機種もありますが、こちらは液晶ディスプレイの映像品質がイマイチだったりボディが少し安っぽい & 大きいというデメリットがあります。たとえわずかな差額でも、なるべく安いほうがいいという人におすすめです。

IdeaPad 14インチモデルの違い

S540 (14, AMD) S540 (14) S340 (14, AMD)
Ryzen Core i Atlon / Ryzen
4 / 8GB
1920×1080
IPSパネル TNパネル
指紋センサー あり 指紋センサー なし
アルミ + 樹脂製ボディ 樹脂製ボディ
幅323mm
奥行き227mm
高さ15.9mm
幅322.7mm
奥行き230.5mm
高さ17.9mm
1.55kg~ 1.5kg~
10時間駆動 14時間駆動 11時間駆動

IdeaPad S540 (14, AMD)はスペック面では申しぶんなく、デザインや機能面での仕上がりも上々です。しっかり使える高品質モデルを安く買いたい人におすすめします。

IdeaPad S540 (14, AMD) 感想

ハイスペックでデザインも高品質でありながら価格が安い高コスパモデル

IdeaPad S540 (14, AMD)

IdeaPad S540 (14, AMD)

税込5万3922円~

※2019年10月18日時点

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