Inspiron 15 5000(5515)レビュー・Inspiron 14 5415との違い編:画面の見やすさなら15.6インチ、キーボードの使いやすさなら14インチ

Inspiron 15 5000(5515)レビュー
デルの「Inspiron 15 5515(以下、15.6インチモデル)」は、Ryzenモバイル5000シリーズを搭載する15.6インチのスタンダードノートPCです。デルからは同じRyzenシリーズを搭載する機種として14インチの「Inspiron 14 5415(以下、14インチモデル)」が発売されています。どちらも似たような機種ですが、細部が微妙に異なります。

Inspiron 15 5000(5515)

15.6インチのInspiron 15 5515

Inspiron 14 5415 ベゼル

14インチのInspiron 14 5415

そこでこの記事では筆者が購入した実機を使って、Inspiron 15 5515とInspiron 14 5415の違いや選び方について解説します。どちらを選べばいいのか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

inspiron 15 5515

Inspiron 15 5515

7万円台~

※2021年6月29日時点。最新の価格はコチラ

Inspiron 14 5000 (5415)

Inspiron 14 5000 (5415)

7万円前後~

※2021年6月3日時点

スペックの違い

15.6インチモデルと14インチモデルのスペックは以下の表のとおり。基本スペックについては、ほぼ同じです。そのほか共通する部分も多いのですが、サイズや重さ以外にも異なる部分がいくつかあります。

Inspiron 15 5515とInspiron 14 5415の違い

Inspiron 15 5515 Inspiron 14 5415
APU Ryzen 5 5500U / Ryzen 7 5700U
グラフィックス Radeon Graphics
メモリー容量 8(8GB×1)/16GB(8GB×2) 8GB(8GB×1)
メモリー規格 SO-DIMM DDR4-3200、スロット×2、最大32GB
ストレージ 256 / 512GB SSD
※M.2スロットはType 2230またはType-2280対応(1スロット)
M.2スロット 3(ストレージ×2+Wi-Fi×1) 2(ストレージ×1+Wi-Fi×1)
画面サイズ 15.6インチ 14インチ
液晶パネル 1920×1080、広視野角パネル、非光沢、タッチ非対応、NTSC 45%、250nit
インターフェース USB3.2 Gen1×2、USB3.2 Gen1 Type-C、HDMI、ヘッドホン端子
メモリーカードスロット SD microSD
ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 + Bluetooth 5
サイズ 幅356.06×奥行き228.9×高さ17.99mm 幅321.27×奥行き212.8×高さ17.99mm
重量 最小1.643kg 最小1.44kg
バッテリー駆動時間 4セル 54WHr ※駆動時間は非公開

※2021年6月3日時点

本体デザインの違い

ここからは実際の見た目の違いについて解説します。

本体カラーは15.6インチモデルがプラチナシルバーとミストブルー、14インチモデルがプラチナシルバーとピーチダストです。両モデルに共通のプラチナシルバーは無難な色で、指紋の跡が目立たないメリットがあります。個人的にはミストブルーよりもピーチダストのほうが個性的で好みです。

Inspiron 15 5515

15.6インチモデルのカラバリ

Inspiron 14 5415

14インチモデルのカラバリ

Inspiron 15 5515 本体カラー

Inspiron 14 5415のプラチナシルバー(左)と、Inspiron 15 5515のミストブルー(右)

Inspiron 14 5410

ピーチダストはやや赤みの強いカッパーという印象 ※写真はInspiron 14 5410

本体サイズは、15.6インチのほうが14インチよりもひと回り大きめです。とは言え、劇的に変わるほどではありません。持ち運ぶなら大きさや重さの違いは重要ですが、どちらも据え置き用なので大して変わらないと言っていいでしょう。

Inspiron 15 5515 比較

14インチモデル(手前)と15.6インチモデル(奥)の大きさの違い

Inspiron 15 5515 比較

15.6インチモデル(左)と14インチモデル(右)の重さの違い。実測では208gの差でした

Inspiron 15 5515 比較

厚さはどちらもほぼ同じです

ディスプレイの違い

15.6インチモデルと14インチモデルのもっとも大きな違いは、画面の大きさです。ただしこの点についても劇的に違うわけではなく、せいぜいひと回り違う程度です。しかしデスクトップのスケーリング(拡大率)設定が異なるため、同じ解像度でもそれぞれ表示される情報量が異なります。14インチモデルのほうが拡大率が大きいため、文字や画像が大きく表示されます。ただしそのぶん、1画面あたりの情報量が少なめです。

Inspiron 15 5515 比較

画面サイズの違い。実際には15.6インチのほうがひと回り大きい程度

Inspiron 15 5515 比較

14インチのほうが標準の拡大率が高いため、文字やアイコンが大きく表示されます

Inspiron 15 5515 比較

ただしスケーリングが大きいと、画面あたりの情報量が減少します。そのぶん作業効率が落ちるのがデメリットです

Inspiron 15 5515 比較

14インチでもスケーリングを下げれば、15.6インチの標準時と同じ量の情報が映し出されます

Inspiron 15 5515 比較

ただしスケーリングを下げるとデスクトップの文字やアイコンも小さくなるので注意してください。筆者の場合は14インチの125%でも見づらくは感じませんでした

キーボードの違い

キーボードも大きく異る点のひとつです。15.6インチモデルには数値入力に便利なテンキーが付いていますが、14インチモデルには付いていません。エクセルなどで数値を入力する機会が多いなら、15.6インチが有利です。ただし外付けのテンキーキーボードを利用すれば、14インチモデルも楽に数値入力できます。

Inspiron 15 5515 配列

15.6インチモデル(Inspiron 15 5515)のキーボード

Inspiron 14 5415 キーボード

14インチモデル(Inspiron 14 5415)のキーボード

テンキーキーボード

テンキーなしのノートPCでも、外付けのテンキーキーボードがあれば手軽に数値入力可能です ※写真のPCは別の機種

14インチモデルはテンキーがないぶん、キーの大きさに余裕があります。キーピッチ(キーとキーの間隔)は14インチモデルが19mmですが、15.6インチモデルはやや狭めの18.7mm。その差は0.3mmしかありませんが、実際に比べると15.6インチタイプのほうが窮屈に感じます。

Inspiron 15 5515 タイプ音

15.6インチモデルのほうがキーが狭くて窮屈

Inspiron 14 5415 タイプ音

14インチモデルは標準的な広さで楽々と入力できます

またキー配列についても、14インチモデルのほうが使いやすく作られています。特にEnterキー周辺が15.6インチモデルは窮屈です。14インチモデルのほうが違和感がありません。

Inspiron 15 5515 配列

15.6インチのほうはEnterキー周辺の配列がやや窮屈

Inspiron 14 5415 配列

14インチのほうがEnterキーや「¥」キーなどが大きく、押し間違いがありません

キーストロークは15.6インチモデルが1.21mm、14インチモデルが1.28mmでした。ほとんど変わりませんが、わずかに14インチモデルのほうがストロークが深くて手応えがハッキリとしているように感じます。

筆者の好みで言えば、14インチモデルのほうがキーボードが使いやすいと思います。ただなでるように軽くタイプする人には、15.6インチモデルのほうが合っているかもしれません。

インターフェースの違い

15.6インチモデルと14インチモデルで、インターフェース構成はほとんど変わりません。ただしメモリーカードスロットの対応サイズが異なります。15.6インチモデルはデジカメやデジタルビデオカメラなどでよく使われるSDサイズ、14インチモデルはAndroid系のスマホやタブレットで使われるmicroSDサイズです。

Inspiron 15 5515 比較

左側面のインターフェース構成は同じ

Inspiron 15 5515 比較

右側面のメモリーカードスロットの対応サイズが異なります

インターフェース構成はほぼ同じですが、15.6インチモデルのほうがガッツリ作業をする人向けであることを考えると、やや少ない気がします。たとえば、個人的には15.6インチモデルには有線LAN端子が欲しいところです。またType-C端子も左側だけでなく右側にあれば、ケーブルの取り回しが楽に行なえるのではないかと思います。

本体内部の違い

本体内部のレイアウトは、かなり似ています。おそらく一部で共通のパーツが使われているためでしょう。CPUクーラーやヒートパイプは同じものが使われているので、パフォーマンスにも違いはなさそうです。またスピーカーの形状も異なりますが、スペック的には出力は同じ。音質にも違いは感じられませんでした。

Inspiron 15 5515 分解

Inspiron 15 5515の本体内部

Inspiron 14 5415 本体内部

Inspiron 14 5415の本体内部

本体内部で大きく異るのは、15.6インチモデルにはストレージ用のM.2スロットが2ポート用意されている点です。標準ストレージだけでは容量が少ない場合、新たにSSDを追加することで容量を増やすことができます。

Inspiron 15 5515 SSD増設

CPUクーラー付近にストレージ用とWi-Fi用のM.2スロットがあるのは両モデルに共通の仕様

Inspiron 15 5515 SSD増設

15.6インチモデルではさらに、Type-2230用のM.2スロットが用意されています

どちらを選ぶべきか

パフォーマンスについては、どちらも同じCPUとストレージが使われています。メモリー容量は15.6インチモデルのみ16GBモデルが用意されていますが、自分でメモリーを増設すれば性能的には変わりません。自分で増設するのがイヤなら、15.6インチモデルのRyzen7+16GBメモリーモデルを選んでください。

Inspiron 15 5515 メモリー増設

Ryzen7+16GBメモリーならメモリー増設の作業は必要ありません

キーボードの使いやすさを重視するなら、14インチモデルを選ぶといいでしょう。テンキーが必要なら15.6インチモデルですが、外付けのテンキーキーボードを使う方法もあります。

Inspiron 15 5515 テンキー

テンキーが必要なら15.6インチ

画面サイズはあまり変わりませんが、文字が大きいほうがいいなら15.6インチモデルがおすすめです。14インチモデルのほうが標準時の文字が大きいのですが、標準のスケーリング設定であれば15.6インチのほうが情報が多く表示されます。

あとは本体カラーなども考慮に入れるといいでしょう。値段はどちらも同じなので、そのときの納期で決めるのもアリです。

inspiron 15 5515

Inspiron 15 5515

7万円台~

※2021年6月29日時点。最新の価格はコチラ

Inspiron 14 5000 (5415)

Inspiron 14 5000 (5415)

7万円前後~

※2021年6月3日時点

関連リンク

楽天で「Inspiron 15 5515」を検索する

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報やお買い得情報を当サイトのTwitterアカウントでお知らせしているので、ぜひフォローをお願いします。
ツイッターでこまめブログをフォローする

【長期連載】Inspiron 15 5000 (5515) レビューまとめ:Ryzen搭載15インチスタンダードノートPCをガッツリ使ってみた
デルの「Inspiron 15 5000 (5515)(以下、"Inspiron 15 5515")」は、15.6インチのディスプレイを……
スポンサーリンク
rect-big
rect-big

記事が役に立ったと感じたらシェアをお願いします!

フォローもよろしくお願いします!