デル Inspironコンパクトデスクトップ (Inspiron 3881) レビュー:税込5~6万円台のハイパワーデスクトップPC

Inspironコンパクトデスクトップ (Inspiron 3881) レビュー

デルの「Inspironコンパクトデスクトップ」こと「Inspiron 3881」は、コスパに優れるデスクトップPCです。一般的なミニタワー型よりコンパクトで設置に場所を取らない上に、第10世代CPU搭載でパフォーマンス面もバッチリ。安くても負荷の高い作業を難なくこなせます。
Inspiron 3881

ポイント

  • 税込6万円台のCore i5でも高性能
  • 光学ドライブやVGAに対応
  • パーツ交換 / メンテが簡単

Inspiron 3881のスペック

CPU ・Core i3-10100
・Core i5-10400
メモリー 8GB
ストレージ ・1TB HDD
・256GB SSD + 1TB HDD
グラフィックス UHD (CPU内蔵)
チップセット H470
電源 360W (80PLUS BRONZE)

※2020年7月1日時点。構成は変更される場合があります


フォームファクター ※独自仕様
SATAポート 3
M.2スロット 2 (Wi-Fi×1、ストレージ×1)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
ドライブベイ 3.5インチ×1
拡張スロット PCI Express x16×1
PCI Express x1×1
有線LAN 1000Mbps
無線LAN 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
USB3.2 3 (Gen1、前面×1 + 背面×2)
USB3.0
USB2.0 4 (前面×2 + 背面×2)
USB Type-C 1 (USB3.2 Gen2)
Thunderbolt 3
メモリーカード SD
HDMI 1
VGA (D-sub15) 1
DisplayPort 1
DVI
シリアルポート
PS/2
サイズ 幅154mm
奥行き293mm
高さ324.3mm
重量 5.24~6.4kg
付属品 USBマウス、USBキーボード、電源ケーブルなど
オフィス なし ※付属モデルあり

この記事では筆者が購入した実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

※2020年7月1日時点

本体の外観

Inspiron 3881はミニタワー型のデスクトップPCに分類されますが、一般的なミニタワー型よりもひと回り以上コンパクトです。そのぶん設置に場所を取らないのが魅力。インターフェース類も十分な数と種類が用意されています。

デスクトップの主な分類

ミドルタワー型 ミニタワー型 スリム型 コンパクト型
デスクトップのサイズ比較
機能:◎
拡張性:◎
省スペース性:×
冷却性能:◎
機能:◎
拡張性:○
省スペース性:△
冷却性能:○
機能:○
拡張性:△
省スペース性:○
冷却性能:△
機能:△
拡張性:×
省スペース性:◎
冷却性能:△

Inspiron 3881 外観

Inspiron 3881の外観

Inspiron 3881 大きさ

ボックスティッシュとのサイズ比較

Lightning AH5 サイズ

標準的なミニタワー型PCの大きさはこのくらい ※写真はドスパラ Lightning AH5

Inspiron 3881 設置イメージ

Inspiron 3881の設置イメージ ※ディスプレイは23.8インチ

Inspiron 3881 キーボードとマウス

付属のUSBキーボードとUSBマウス

Inspiron 3881 前面と背面

フロントパネル (左)とバックパネル (右)。幅は15.4cm

Inspiron 3881 側面

左側面 (左)と右側面 (右)。高さは32.43cmで奥行きは29.3cm

Inspiron 3881 前面

前面のインターフェース

  • ① 光学ドライブ
  • ② 電源ボタン
  • ③ SDカードスロット
  • ④ ヘッドホン出力
  • ⑤ USB2.0
  • ⑤ USB3.2 Gen1
  • ⑤ USB3.2 Type-C Gen2

Inspiron 3881 光学ドライブ

DVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブを搭載

Inspiron 3881 I/Oパネル

背面I/Oパネルのインターフェース

  • ① ライン出力
  • ② HDMI
  • ③ VGA (D-sub15ピン)
  • ④ DisplayPort
  • ⑤ USB3.2
  • ⑥ USB2.0
  • ⑦ 有線LAN

分解方法とパーツ交換について

Inspiron 3881は左側面のパネルを外すことで、パーツ交換やメンテナンスを行なえます。ミニタワー型としては本体がコンパクトなぶん、内部のスロット類はあまり多くありません。自分で購入したパーツをもりもり取り付けるのには向いていませんが、メモリーやストレージなら比較的簡単に追加 / 交換できます。

Inspiron 3881 内部

Inspiron 3881の本体内部。マザーボードは独自仕様だと思われます

Inspiron 3881 CPU

CPUには熱をダイレクトに外部へと排出するファンエアフローカバーが取り付けられています

Inspiron 3881 メモリースロット

メモリースロットは2基。最大容量は64GB

Inspiron 3881 電源

電源は360W ※Core i5モデルの場合

Inspiron 3881 ドライブベイ

フロントパネルの裏側に3.5インチドライブベイ

Inspiron 3881 拡張スロット

拡張スロットの構成

  • ① M.2スロット
  • ② PCIExpress x1
  • ③ PCIExpress x16

Inspiron 3881 拡張スロット

拡張スロットは180mm程度までなら問題なくセットできます。用意されている電源は6ピン

Inspiron 3881 拡張ボード

高さのあるボードでは、留め具がはまりませんでした。このような場合、ネジなどで固定する必要があるかもしれません

Inspiron 3881 SSD換装

M.2スロットはType 2280およびType2230のPCIe 3.0 x4に対応。マザーボード上のネジを外して取り付ければOK

Inspiron 3881 メモリースロット

メモリーはDDR4 2666MHz (PC4-21300)を利用。増設する場合は2枚差しがおすすめです

Inspiron 3881のベンチマーク結果

試用機のスペック

モデル名 プレミアム
CPU Core i5-10400
メモリー 8GB
ストレージ 1TB HDD
グラフィックス UHD Graphics 630 (CPU内蔵)

※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります

ストレージ性能

ストレージは1TB HDDまたは256GB SSD+1TB HDDの構成です。今回検証した試用機は1TB HDDのみで、アクセス速度は標準的。しかしやはり低速なHDDあるため、全体的に動きがもっさりとしています。SSDを利用すれば、キビキビと動作するでしょう。

Inspiron 3881 ストレージ

1TB HDDのアクセス速度

ストレージのアクセス速度

ストレージのアクセス速度

CPU性能

デスクトップPC向けのCore i5は第9世代 (Coffee Lake)で6コア / 6スレッドでしたが、第10世代 (Comet Lake)で6コア / 12スレッドに変更されました。そのぶんパフォーマンスが大きく向上しています。

CPU性能を計測するベンチマークテストでは、第9世代のCore i7-9700 (6コア / 12スレッド)と同等レベルのスコアが出ています。Core i7-9700は最近までゲーミングPCやクリエイター向けPCで使われいたCPUですので、Core i5-10400でも負荷の高い処理に活用できるでしょう。

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Core i9-9900K
4244
Core i7-9700K
3397
Core i7-9700
3190
Inspiron 3881 (Core i5-10400)
3170
Core i7-8700
3026
Core i5-9500
2370
Core i5-9400
2357
Ryzen 5 3400G
1884
Core i3-9100
1592
Ryzen 3 3200G
1462
Celeron G4930
535

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

下位モデルで使われているCore i3-10100については未検証であるため、どの程度の性能かは不明です。ですが、前世代のCore i3-9100よりはパフォーマンスが向上しているものと思われます。

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、CPU内蔵のIntel UHD Graphics 630が使われます。内蔵タイプなので、外付けGPUに比べると性能はいまひとつ。ベンチマークスコアは妥当な結果ですが、ゲームやクリエイター向けソフトでの効果は期待できません。

もしゲームや動画編集などに使いたいのであれば、GTX 1650シリーズなどのグラフィックボードの増設をおすすめします。

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8893
GTX 1050
6945
RX Vega 11
2219
Vega 8
2178
UHD 630 (Core i7)
1298
Inspiron 3881 (UHD 630 Core i5)
1107
UHD 630 (Core i5)
1102
UHD 610
636

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

HDDがパフォーマンスの足かせに

テスト スコア
Essentials (一般的な利用)
目標値4100
スコア6684
Productivity (ビジネス利用)
目標値4500
スコア6168
Digital Contents Creation (コンテンツ制作)
目標値3450
スコア3433

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

PCMark 10は、PCを使った各種作業の快適さを計測するベンチマークテストです。Core i5搭載の試用機では一般利用とビジネス利用の目標値はクリアーしましたが、最新のCore i5-10400搭載であることをい考えればスコアがもう少し伸びていいはずです。おそらく、HDDのアクセス速度の遅さがスコアに影響しているのでしょう。より快適に使うならSSD搭載機をおすすめします。

起動時間

ウィンドウズの起動時間は平均29.14秒でした。HDDのみの機種としては、妥当な結果です。ただし長期間使い続けるほど、起動時間が延びる可能性があります。

SSDを搭載していれば、起動時間は短縮されるでしょう。ウィンドウズの体感速度も変わるので、SSDを利用することを強くおすすめします。

起動時間の計測結果(手動計測)

1回目 33.8秒
2回目 28.7秒
3回目 28.2秒
4回目 28.2秒
5回目 26.8秒
平均 29.14秒

ゲーム系ベンチマーク結果

ゲーム系ベンチマークテストで快適さを計測したところ、ごくごく軽いドラクエ10ならフルHDで快適に楽しめるとの評価でした。PSO2やリーグ・オブ・レジェンド (LoL)あたりでも問題なく楽しめるでしょう。やや重いゲームについては、考えない方が無難です。

※テストはフルHDで実施

FF15ベンチ (重い / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 419 / 動作困難
標準品質 726 / 動作困難
軽量品質 766 / 動作困難

※スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (やや重い / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 平均FPS
最高品質 948 / 5.5 FPS
高品質 1058 / 6.3 FPS
標準品質 1814 / 11.5 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 5028 / 快適
標準品質 6719 / 快適
低品質 8045 / とても快適

価格について

Inspiron 3881には、パーツ構成の異なる複数のモデルが用意されています。CPUやストレージ構成の違いのほか、オフィスの有無が異なる点に注意してください。

ラインナップ

スタンダード
Core i3 8GBメモリー 1TB HDD 5万2229円
スタンダード(Office付)
Core i3 8GBメモリー 1TB HDD Office Personal 6万0756円
プレミアム ※今回の試用機
Core i5 8GBメモリー 1TB HDD 6万2626円
プレミアム(Office付)
Core i5 8GBメモリー 1TB HDD Office Personal 7万6651円
プレミアム(SSD+HDD搭載)
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD 6万9171円
プレミアム(SSD+HDD・Office付)
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD Office Personal 8万3196円

※2020年7月1日時点、価格は税込

税込6万円台で買えるハイパワーPC

Inspiron 3881 感想

よかった点

性能が高いわりに、価格が安い点が魅力です。特に税込6万円台で買えるCore i5モデルは、前世代のCore i7-9700搭載機相当と非常に高性能。Core i7-9700搭載デスクトップPCはいまでも税込8~10万円程度で販売されていることを考えれば、コスパは非常に高いと言えます。

また本体がコンパクトで、設置に場所を取らない点もポイント。見た目はやや無骨ですが、小さいので圧迫感はそれほどありません。普段使いはもちろん、ビジネスにもおすすめの機種です。

気になる点

ラインナップとして用意されている8GBメモリーとグラボなしの構成では、Core i5-10400の性能を十分に引き出せないと思います。16GBメモリーやGTX 1650のオプションがあれば、動画編集などにも活用できるはず。自分でパーツを増設 / 交換すればいいのですが、できればラインナップかオプションとして用意してほしいところです。

※2020年7月1日時点

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