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LAVIE Direct HZ 2017年春モデル自腹レビュー 超軽量2-in-1 PC新旧モデルのデザイン&使い勝手を比較!

LAVIE Direct HZ 2017年春モデル

新モデル発売中

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NECの「LAVIE Direct HZ」2017年春モデルは、液晶ディスプレイが360度を回転するコンバーチブル型の2-in-1ノートパソコンです。最大の特徴は13.3型の2-in-1モデルでありながら、重量が769g(公称値、Core i3/Celeron搭載時)と非常に軽い点。2016年の秋冬モデルと比べて10g軽くなりました。

 

タブレットスタイル

液晶ディスプレイを360度回転させることで、タブレットとしても利用できます

 

新モデルはただ軽くなっただけではなく、前モデルでの欠点がいろいろ改善されています。また、本体の大きさもわずかに小さくなりました。そこで今回は前モデルとの違いを踏まえながら、新しくなったLAVIE Direct HZ 2017年春モデルの外観面についてレビューします。

 

 

LAVIE Direct HZ

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本体デザインについて

全モデルが2-in-1仕様に統一

2016年秋冬モデルでは2-in-1モデルとクラムシェルモデル(普通のノートパソコン型)の2種類が用意されていましたが、2017年春モデルではタッチ対応の2-in-1モデル1種類に統一されています。

 

変形することでさまざまなスタイルで使える

液晶ディスプレイを回転させることで、さまざまなスタイルで利用できます

 

「ノートパソコンとして使えれば十分」という人も多いかもしれませんが、タブレットとして使うのもなかなか便利です。特に縦に長いWebページを見る際、画面を縦向きにすることでページが大きく表示されて見やすくなるとともに、スマホのように直感的にページを操作できます。

 

個人的には、寝転んだりくつろいだりしながらWebを見られるのがとても便利です。タブレットに持ち変える必要もなく、なにか思いついたらすぐにキーボードを使える点も、2-in-1ならではの大きなメリットではないでしょうか。

 

以前の2-in-1モデルは本体が厚かったり重かったりしましたが、最近では普通のノートパソコンと変わらないくらい軽量薄型になってきました。もしかすると今後は、2-in-1タイプがノートパソコンのスタンダードになっていくのかもしれません。

13.3型2-in-1としてはありえない軽さ

LAVIE Direct HZ最大のポイントは「軽さ」です。NECの公式発表によると世界最軽量の769gを実現しているのは、CPUにCore i3/Celeronを搭載したモデルだけ。ちなみにこのモデルはメモリー容量が4GBです。

 

正直なところ、Core i3/Celeron+4GBメモリーの組み合わせはライトな利用には十分ですが、ガッツリと作業を行なうには向いていないと考えています。そこで今回筆者は、Core i7+8GBメモリーのモデルを購入しました。

 

購入したモデルの、実際の重さはこちら。

LAVIE Direct HZ 2017年春モデルの重量

LAVIE Direct HZ 2017年春モデルの重量 ※クリックで拡大

 

CPUにCore i5/Core i7を選ぶと自動的にメモリー容量が8GBにアップグレードするのですが、このときバッテリー容量も標準タイプから大容量タイプに変わってしまいます。そのため、全体の重量が増えてしまうのです。

 

Core i5/Core i7モデルの重量は公称値で831gですが、実測では841gという結果でした。カタログには平均値が掲載されるため、実際には多少重かったり軽かったりという場合があります。今回はやや重かったとは言え、13.3型の2-in-1タイプとしては驚異的な軽さです。

 

片手でも持てる重さ

多少の重みは感じますが、片手でも難なく持てる軽さです

 

電源アダプターの重さ

電源アダプターは実測で214g。本体との合計重量は1055g

 

ちなみに、2016年秋冬モデルではCore i7+8GBメモリーでも軽量な標準バッテリーを選ぶことができました。ただし標準バッテリーでは駆動時間が5時間程度と短く、比較的短時間でバッテリーが切れてしまいます。新モデルは多少重くなっていますが、そのぶんバッテリー駆動時間が増えてより実用的に使えるようになったと考えれば、納得できる範囲ではないでしょうか。

 

2016年秋冬モデルでは、Core i7+8GBメモリー+標準バッテリーの組み合わせで実測760gでした

ガジェット感の増した本体カラーと質感

用意されている本体カラーは、「プレシャスゴールド」と「メテオグレー」、「ムーンシルバー」の3色です。今回は個人的にもっとも無難だと感じるメテオグレーを選びました。

 

メテオグレーの本体カラー

メテオグレーの本体カラー

 

2016年秋冬モデルでは、「ストームブラック」と「ムーンシルバー」の2色が用意されていました。

 

2016年秋冬モデルで用意されていた「ストームブラック」の本体カラー

 

新モデルのメテオグレーはダークシルバーのような色合いで、ややメタリックな雰囲気を感じます。前モデルの落ち着いたブラックもいいのですが、新モデルのほうが高級感のあるガジェットという雰囲気です。

 

新モデルと前モデルの本体カラー

新モデルと前モデルの本体カラーを比較

 

ボディの素材には、実用金属としては世界最軽量のマグネシウムリチウム合金が使われています。前モデルで使われていた素材と、まったく同じですね。ただし厚みが増したのか構造物の影響なのかは不明ですが、新モデルは前モデルよりもたわみが少なくなっているような気がします。

 

天板にはLAVIEのロゴ

天板にはLAVIEのロゴ

 

ザラつきのあるドライな手触り

ザラつきのあるドライな手触り

 

 

 

また、前モデルでは天板にあったアンテナライン(無線電波の感度を上げるために別の素材を使った部分)が、新モデルではなくなっています。そのため、見た目がスッキリとしました。

 

アンテナラインがなくなった

前モデルではアンテナの受信感度を上げるために、天板部分に別パーツが使われていました(右)。新モデルではアンテナ用のパーツがなくなっています(左)

本体はほぼA4サイズに小型化!

LAVIE Direct HZ 2017年春モデルの本体サイズは、幅305×奥行き205×高さ16.9mmです。一般的な書類で使われることが多いA4用紙(幅297×奥行き210mm)とほぼ同じと考えていいでしょう。前モデルは底面積が幅319×奥行き212mmでしたので、幅が14mm、奥行きが7mm小さくなっています。

 

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

 

2017年春モデルと2016年秋冬モデルの大きさ比較

2017年春モデルと2016年秋冬モデルの大きさ比較(上に乗っているのが2017年春モデル)

 

カタログ上の高さは16.9mmで、前モデルから変わっていません。ただしゴム足を含めた実際の高さを計測してみたところ、前モデルよりも0.5mm厚い18.5mmでした。ゴム足の形が変わっているので、その点が影響しているものと思われます。

 

高さは実測で18.5mm

ゴミ足を含めた高さは実測で18.5mm

 

2017年春モデルの底面

2017年春モデルの底面部分。冷却効果を高めるためか、ゴム足がやや高くなっていました

 

2016年秋冬モデルの底面部。ゴム足がやや低く、高さは実測で18mmでした

 

新モデルは0.5mm厚くなりましたが、それでも十分スリムです

新モデルは0.5mm厚くなりましたが、それでも十分スリムです

 

前モデルではエッジ部分が面取りされていましたが、新モデルではシンプルな形状になっています。若干丸みを帯びているので、前モデルのように手に角が当たるような感覚はありません。

 

2017年春モデルのフォルム

2017年春モデルではエッジの処理がとてもシンプルです

 

2016年秋冬モデルのフォルム

2016年秋冬モデルではエッジにさまざまな面取り加工が施されており、複雑な形状になっています

液晶ディスプレイについて

解像度は1920×1080ドットのフルHD

LAVIE Direct HZ 2017年春モデルでは、13.3型で解像度1920×1080ドットのフルHDディスプレイが使われています。このサイズのノートパソコンとしては、標準的な解像度です。

 

液晶ディスプレイの設定

液晶ディスプレイの解像度は1920×1080ドット。標準では150%に拡大表示されています

 

写真は十分精細に表示されます

写真は十分精細に表示されます

 

ただし2016年秋冬モデル(WQHDモデル)では、2560×1440ドットの高精細表示に対応していました。写真の精細さでは、WQHD表示のほうが優れています。ですが解像度が高くなるほど消費電力が増えたりパフォーマンスに影響することもあるので、一概にどちらがいいとは言えません。

 

個人的には普段の作業にはフルHDでも十分ですが、写真をより精細に映し出す必要があるなら、あえて2016年秋冬モデルを選ぶのもアリでしょう。

発色と使い勝手に優れるノングレアのIPSパネル

液晶ディスプレイには、自然な色合いとコントラストの高さが特徴のIPSパネルが使われています。輝度は実測で129cd/m2とやや暗めですが、普通に使うぶんには十分な明るさでした。

 

液晶ディスプレイの色合い

液晶ディスプレイに映し出した写真(左)と元画像(右)。明るさが多少異なりますが、色合いが大きく変わっているわけではありません ※クリックで拡大

 

ガンマカーブを確認してみると、青みが弱く出ていることがわかりました。ですが一般的な液晶ディスプレイと比べて、色合いが自然です。

 

i1 Display Proによるガンマ補正曲線

i1 Display Proによる2017年春モデルのガンマ補正曲線

 

2016年秋冬モデルでは、若干青みが強調されています。

 

i1 Display Proによる2016年秋冬モデルのガンマ補正曲線

i1 Display Proによる2016年秋冬モデルのガンマ補正曲線

 

視野角はかなり広めです。液晶ディスプレイを斜めから覗き込んでも、コントラストが大きく下がることはありません。

 

上下左右60度からの映像

上下左右60度からの映像

 

液晶ディスプレイの表面は、光沢なしのノングレア仕上げです。光沢ありのグレア仕上げによりも映像の鮮やかさでは劣りますが、光の映り込みが少ないので長時間使っても眼が疲れにくいというメリットがあります。じっくりと作業を行ないたい人にとっては、うれしい配慮ですね。

 

光沢なしのノングレアディスプレイ

光沢なしのノングレアディスプレイ

狭額ベゼル採用で見た目がスッキリ!

2017年春モデルでは、液晶ディスプレイ周囲のベゼル(額ぶち部分)がかなり細くなりました。実際のベゼル幅を測ってみたところ、2016年秋冬モデルでは上18.5mm/左右12mmであるのに対し、2017年春モデルでは上6mm/左右4.5mmしかありません。ふたつのモデルを比べてみると、大きさがだいぶ異なるのがわかります。

 

2017年春モデルのベゼル(左)と、2016年秋冬モデルのベゼル(右)

2017年春モデルのベゼル(左)と、2016年秋冬モデルのベゼル(右)

キーボードの使いやすさについて

カーソルキーの配置を改良!

キーボードはテンキーなし全85キー構成で、キーピッチ(キーとキーの間隔)は18mmです。数値は2016年秋冬モデルとまったく同じですが、カーソルキーの配置が変わって使いやすくなりました。

 

2017年春モデルのキーボード

2017年春モデルのキーボード

 

2016年秋冬モデルのキーボード

2016年秋冬モデルのキーボード

 

カーソルキーと右Shiftキー

2017年春モデル(左)と2016年秋冬モデル(右)のカーソルキーと右Shiftキー

 

キーピッチは18mm

キーピッチは理想とされる19mmよりも1mm短い18mm。多少の窮屈さを感じました

入力時のたわみやタイプ音も改善された

キーストローク(キーを押しこんだときの深さ)は、深ければ深いほどタイプ感に優れると言われています。LAVIE Direct HZ 2017年春モデルのキーストロークは1.2mmで、ノートパソコンの標準(1.5mm)よりも浅め。実際に入力してみるとかなり浅く、手応えが少々物足りなく感じました。入力時に「タクっ(「カクっ」ではなく」としたクリック感がありますが、もっと押しごたえのあるほうが使いやすいと思います。

 

キーストロークは1.2mm

キーストロークは1.2mmで、かなり浅め

 

キーストロークの深さやクリック感は、2016年秋冬モデルと変わりません。しかし入力時のたわみが改善されて、ほとんど気にならなくなりました。またタイプ音についても2017年春モデルではだいぶ目立たなくなっています。底打ち感は多少ありますが、静音性と強度が改善されたため、全体的な使用感は向上しています。

NXパッドはボタン分離型に変更

新モデルでは、NXパッド(タッチパッド)がボタン分離型に変更されています。2016年秋冬モデルでは、左右のボタンとパッド部分が一体化したタイプでした。ボタンが分離することでクリックの誤操作を減らせるのですが、ボタンとパッド部分がかなり小さいので、若干扱いづらくなっています。

 

NXパッド

パッドとボタンが分離したNXパッド。ボタンの奥行きはわずか9.5mm ※クリックで拡大

 

あと、ボタンの下にマークがプリントされているのも、個人的にはイマイチです。これは前面部部分にある状態表示LEDを説明するものなのですが、この部分が妙に浮いているような印象を受けました。

 

状態表示LED

状態表示LEDと、ボタンの下にあがかれた説明マーク

インターフェース類について

周辺機器接続用のインターフェース(端子類)としては、USB3.0×2、HDMI、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力などが用意されています。インターフェースの数と種類は、2016年秋冬モデルと同じ。ただし端子の場所は、多少変わっていました。

 

左側面

左側面には電源コネクターと電源ボタン、音量調節ボタン ※クリックで拡大

 

右側面

右側面はSDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力、USB3.0×2(左側は充電兼用)、HDMI ※クリックで拡大

 

前面部

前面部には状態表示用のLED ※クリックで拡大

 

背面部

背面部にはヒンジのみ ※クリックで拡大

 

2016年秋冬モデルとの違いは、以下のとおりです(上に乗っているのが2017年春モデル)。

 

左側面

左側面には音量調節ボタンと通気口が追加されました

 

右側面

右側面は、ヘッドホン端子とメモリーカードスロットの位置が入れ替わっている程度

 

背面部

新モデルは2-in-1タイプということで、ヒンジが巨大化しています

 

右側面にUSB端子とHDMI端子が集中していますが、すべての端子を使ってもケーブル類が干渉することはありませんでした。

 

ケーブルの干渉

端子間は比較的余裕があるので、ケーブルを接続しても干渉はありませんでした ※クリックで拡大

 

SDカードスロット

SDメモリーカードスロットは、カード全体がすっぽり収まるタイプです ※クリックで拡大

 

2016年秋冬モデルではWebカメラは液晶ディスプレイ上部に配置されていましたが、2017年春モデルでは液晶ディスプレイの下部に配置されています。

 

Webカメラ

Webカメラは720pのHD画質(約92万画素)

バッテリー駆動時間について

LAVIE Direct HZ 2017年春モデルのバッテリー駆動時間は、カタログ上の公称値で10時間(Core i7、Core i5)/6.5時間(Core i3、Celeron)とされています。実際の駆動時間を計測してみたところ、8時間44分という結果でした。公称値にはやや足りないものの、十分な結果だと言えます。駆動時間は使い方によって増減しますが、丸1日は問題なく使えるのではないでしょうか。

 

バッテリー残量の推移

バッテリー残量の推移

前モデルと比べて使いやすくなった!

ということで、今回はLAVIE Direct HZ 2017年春モデルの外観面についてレビューしました。前モデルとの違いをまとめると、以下のとおりです。個人的に不満に感じていた部分が、だいぶ改善されています。

 

2017年春モデルで変わったところ

  • 2-in-1仕様に統一
  • サイズが小さくなった
  • 大容量バッテリーでも軽い
  • 堅牢性が向上
  • デザインのシンプル化
  • 液晶ディスプレイの狭額化
  • キーボードの改良
  • NXパッドのボタン分離化
  • 解像度がフルHDのみ

全体的に見て、使い勝手はだいぶ向上しています。デザインも各部がシンプルになったことで、スタイリッシュさが増しました。総合的な完成度は大きくアップしたと言っていいでしょう。

 

LAVIE Direct HZ 2017年春モデル

デザインや使い勝手など、総合的な完成度が大きく向上したLAVIE Direct HZ 2017年春モデル

 

なおLAVIE Direct HZ 2017年春モデルは、NECの直販サイト「NECダイレクト」限定販売のモデルです。支払い方法や納期、購入時のオプションなどについては、公式サイトでご確認ください。
 

LAVIE Direct HZ

LAVIE Direct HZ

税込み11万円台前半から

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新モデル発売中

このモデルはすでに販売が終了し、現在は新モデルが発売されています。最新モデルについては、以下のリンクから関連記事でご確認ください。
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元雑誌・書籍編集者からPC系フリーライターを経て、レビューブロガーとして活動しているオジサンです。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月。安いガジェットやPCをよく買いあさっています
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