MINISFORUM N40 レビュー:2万円切りの激安&小型デスクトップPC

MINISFORUM N40 レビュー

MINISFORUM N40は超小型のデスクトップPCです。CPUはCeleronでメモリーは4GBとスペックは低いのですが、2万円未満の激安価格で購入できる点は魅力。基本的には特殊用途向けですが、用途を限定すれば個人でも利用できます。
MINISFORUM N40

ポイント

  • 2万円未満の激安PC
  • 超軽量&超コンパクト
  • Windows 10 Pro搭載

MINISFORUM N40のスペック

OS Windows 10 Pro
CPU Celeron N4020
メモリー 4GB (オンボード)
ストレージ 64GB eMMC (オンボード)
グラフィックス UHD 600
サイズ 幅120mm
奥行き120mm
高さ27mm
重量 249g (実測)

※2020年6月19日時点。構成は変更される場合があります


フォームファクター ※独自仕様
SATAポート
M.2スロット 1 (ストレージ用、Type2242、SATA)
光学ドライブ
ドライブベイ
拡張スロット
有線LAN 1000Mbps
無線LAN 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
USB3.1
USB3.0 3 (前面×2 + 右側面亜×1)
USB2.0
USB Type-C
Thunderbolt 3
メモリーカード SD
HDMI 1
VGA (D-sub15) 1
DisplayPort
DVI
シリアルポート
PS/2
付属品 電源アダプター、HAMIケーブル、取り付けブラケットなど
オフィス なし

この記事では筆者が購入した実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

本体の外観

MINISFORUM N40は、超コンパクトタイプのデスクトップPCです。大きさは12cm×12cmで、机の上に置いてもジャマになりません。VESAマウント対応ディスプレイがあれば、背面に設置できます。

MINISFORUM N40 大きさ

大きさは幅12cm×奥行き12cm

MINISFORUM N40 底面部

底面部

MINISFORUM N40 厚さ

厚さは実測で2.71cm。底面部のゴム足を含めると2.8cm

MINISFORUM N40 大きさ

バッグに入れて持ち歩けるサイズ

MINISFORUM N40 重さ

重さは実測で249g

MINISFORUM N40 電源アダプター

付属の電源アダプターは90g

MINISFORUM N40 ブラケット

付属の取り付けブラケットを使うことで、VESA75/100対応ディスプレイの背面に設置できます

MINISFORUM N40 VESA

取り付けブラケットをディスプレイ背面に取り付けた状態。個体されているのは上側だけ

MINISFORUM N40 HDMI

HDMIケーブルが1本付属

MINISFORUM N40 ケーブル

各種ケーブルを接続するとこんな感じ

MINISFORUM N40 設置イメージ

MINISFORUM N40を背面に設置したときの使用イメージ。ワイヤレスタイプのキーボードやマウスを使えばさらにスッキリとまとめられます ※キーボードとマウスは付属しません

MINISFORUM N40 前面

前面にはSDカードスロット、USB3.0×2、電源ボタン

MINISFORUM N40 右側面

右側面には電源コネクター、USB3.0、HDMI、有線LAN、ヘッドホン端子、初期化スイッチ

MINISFORUM N40 背面

背面にはVGA (D-sub15ピン)

分解方法とパーツ交換について

MINISFORUM N40はデスクトップPCに分類されますが、中身はノートPCとほぼ同じです。拡張スロットやドライブベイなどはあいません。メモリーやストレージはオンボード、つまりマザーボード上に直接取り付けられているためパーツ交換には非対応です。

ただし内部にはM.2スロットがひとつ用意されており、最大1TBのM.2 SATA SSDを利用できます。

MINISFORUM N40 ネジ

底面部のゴム足の下にネジが隠されています

MINISFORUM N40 分解

ネジを外したあと、へらなどを使って底面カバーをこじ開けます

MINISFORUM N40 分解

さらにマザーボードを取り外します。ちなみにMINISFORUM N40はファンレスなので、動作音が聞こえません

MINISFORUM N40 分解

ヒートシンクを取り外した状態

MINISFORUM N40 マザーボード

グリスが塗られている部分がCeleron N4020。メモリーやストレージはオンボードです

MINISFORUM N40 M.2スロット

M.2スロットは最大1TBのSATA接続SSD (Type2242)に対応

MINISFORUM N40のベンチマーク結果

※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、環境、個体差などの要因で大きく変わることがあります

ストレージ性能

ストレージは64GB eMMCです。HDDよりも高速で、ウィンドウズもレスポンスも悪くありません。とは言えSSDのほうが高速で容量も大きいので、可能であれば自分でSSDを追加するといいでしょう。

MINISFORUM N40 アクセス速度

64GB eMMCのアクセス速度

ストレージのアクセス速度

ストレージのアクセス速度

CPU性能

CPUとして使われているCeleron N4020は、計算性能よりも価格の安さを重視したノートPC向けのCPUです。ノートPCで使われているほかのCPUと比べると、パフォーマンスはかなり劣ります。

とは言え、これまで格安ノートPCでよく使われてきたCeleron N4000よりは、ベンチマークテストのスコアは上です。

CPUの性能比較

CPU PassMark CPU Markスコア
Core i7-10710U
13685
Core i7-1065G7
12016
Core i5-1035G4
10844
Core i7-10510U
10257
Core i5-1035G1
9667
Core i5-10210U
9584
Ryzen 5 3500U
8373
Core i3-10110U
5553
Ryzen 3 3200U
4609
Core m3-8100Y
4172
Celeon N4120
2771
Celeron N4100
2569
Celeron 4205U
2021
Celeron 3865U
2016
N40 (Celeon N4020)
1665
Celeron N4000
1550
Celeron N3350
1254

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、CPU内蔵のUHD Graphics 600が使われます。パフォーマンスはかなり低く、ノートPCとしては最低クラス。ゲームやクリエイター向けソフトでの効果はまったく期待できません。

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8513
GTX 1050
5912
MX250
3400
Iris Plus (Ice Lake)
2880
Radeon Vega 8 (Ryzen 5)
2251
Radeon Vega 3 (Ryzen 3)
1837
UHD (Comet Lake)
1335
UHD 600 (Celeron N4120)
486
N40 (UHD600)
410

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

PCとしての汎用性

テスト スコア
Essentials (一般的な利用)
目標値4100
スコア4091
Productivity (ビジネス利用)
目標値4500
スコア2984
Digital Contents Creation (コンテンツ制作)
目標値3450
907

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

PCMark 10は、PCを使った各種作業の快適さを計測するベンチマークテストです。もっとも軽い一般利用のテストでは、目標値までわずかに届きませんでした。普段の作業に使えないわけではありませんが、ネットの調べものや動画視聴などごく軽めの作業に限定したほうがいいでしょう。

ゲーム系ベンチマーク結果

各種ゲームの快適さを調べたところ、ごく軽めのゲームなら解像度1280×720ドットの最低画質でカクカクしながらもなんとか遊べました。2D描画主体のアプリやごく軽いブラウザーゲームなどなら、問題なく楽しめるでしょう。とは言え、基本的にはゲームのプレーは考えない方が無難です。

MINISFORUM N40 マインクラフト

マインクラフト Windows 10版は1280×720ドットの最低画質でもカクつくことがあります

FF15ベンチ (重い / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 ※計測不能
標準品質 308 / 動作困難
軽量品質 396 / 動作困難

※1280×720ドットの結果。スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (やや重い / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 平均FPS
最高品質 805 / 4.6 FPS
高品質 649 / 3.9 FPS
標準品質 961 / 6.9 FPS

※1280×720ドットの結果。平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 1891 / 重い
標準品質 2990 / やや重い
低品質 3797 / 普通

※1280×720ドットの結果

PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)

PSO2ベンチ
簡易描画設定 スコア
6 (最高) 205
3 628
1 (最低) 7,041

※1280×720ドットの結果、スコア5,000以上が快適に遊べる目安

リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)

リーグ・オブ・レジェンド
モード 平均FPS / 最低FPS
サモナーズリフト (最低画質) 33.7 FPS / 3 FPS
TFT (最低画質) 27.3 FPS / 13 FPS

※1280×720ドットの結果、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

デジタルサイネージなどの特殊用途向け

MINISFORUM N40はOSがWindows 10 Proですが、おそらくこれは”キオスクモード”を利用するためでしょう。

キオスクモードとはデジタルサイネージ (ディスプレイ広告)や公共機関の検索端末などで利用する特殊なモードで、特定のアプリしか動作しないように設定できます。PCとしてのパフォーマンスは高くはないものの、特定のアプリしか動かさないのであれば問題ありません。

MINISFORUM N40 キオスクモード

Windows 10 Pro / Enterpriseなどで利用できるキオスクモード

用途を限定すれば意外に使える?

MINISFORUM N40 感想

よかった点

異様に小さくて、異様に安い点がポイント。端子類も意外に充実しています。前述のように本来はキオスクモードを利用した特殊な用途向けのPCですが、軽めの作業に限定すれば個人でも使えないこともありません。なにより安いので、気兼ねなくあれこれイジったり無茶したりできる点が魅力です。

ちなみにアマゾンでは現在2万0880円前後で販売されていますが、1200円オフクーポンを使うことで1万9680円前後で購入できます。またときどき行なわれるタイムセールでは、1万7500円前後で販売されることもあります。

気になる点

せめてメモリースロットがひとつあれば、8GB以上に増設することでもう少しサクサク使えるようになったかもしれません。あと個人的には、充電 / 映像出力対応のUSB Type-C端子が欲しいところです。

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能PCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、ぜひフォローをお願いします。

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