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LAVIE Direct HZ 2016年秋冬モデル レビュー! 指でつまめるほど軽い13.3型モバイルノートPCを徹底検証

NEC LAVIE Direct HZ

新モデル発売中

このモデルはすでに販売が終了し、現在は新モデルが発売されています。最新モデルについては、以下のリンクから関連記事でご確認ください。
NECのパソコン(LAVIE)おすすめモデルのクーポン・セール価格情報

このたび、NECの超軽量ノートパソコン「LAVIE Direct HZ」を購入しました! いままで当サイトや他メディアで何度も検証&レビューしたことがあるので軽いことはわかっていたのですが、改めて手にすると、やっぱり笑ってしまうほど軽いですね。

 

LAVIE Direct HZ 2016年秋冬モデル

筆者が購入したLAVIE Direct HZの2016年秋冬モデル

 

重量が軽いのは非常に魅力的なのですが、実際に使ってみると気になる部分もチラホラとあります。まあ薄さや軽さを追求すれば、なにかが犠牲になるのは仕方がないことですよねー。とりあえず主な特徴を挙げると、以下の表のとおりです。

 

LAVIE Direct HZのチェックポイント
midashi-osusume midashi-zannnen
ありえない軽さ! キーボードがベコベコ
超高精細な液晶ディスプレイ バッテリー駆動時間が短い
超軽量モデルなのに安い 本体の強度に不安

 

そんなわけで、今回はLAVIE Direct HZのレビューをお届けします。

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LAVIE Direct HZ Core i7モデルの最安価格

とりあえずいくらで買えるのか知りたい方のために、LAVIE Direct HZ Core i7モデルの最安情報を紹介します。なぜCore i7モデルなのかと言うと、8GBのメモリーを利用するにはCPUにCore i7に選ぶ必要があるからです。Celeron/Core i5モデルのメモリー容量は4GBで、増設や交換には対応していません。詳しい方ならご存知のとおり、現在のパソコンは8GB以上のメモリーを搭載しているほうが、作業を快適にこなせます。

 

LAVIE Direct HZのメモリー容量選択画面

LAVIE Direct HZのメモリー容量選択画面。CPUにCore i7を選ぶと、メモリー容量が自動的に8GBに変わります

 

LAVIE Direct HZはNECの直販サイト「NECダイレクト」限定販売モデルなので、通常は量販店や直販サイト以外の通販サイト(アマゾンやヨドバシなど)で販売されることはありません。したがって、直販サイトから購入するのがもっとも安いということになります。ちなみに店頭モデル「LAVIE Hybrid ZERO HZ750」(Core i7+8GBメモリー搭載)の価格は最安値で17万円前後、大手量販店では20万円前後で販売されていました(2017年2月5日時点)。

 

LAVIE Direct HZ Core i7モデルで最安の組み合わせ
基本構成 WQHD液晶モデル
CPU Core i7-6500U(メモリー8GB)
OS Windows 10 Home
バッテリ リチウムポリマーバッテリ (標準)
SSD 約128GB SSD
DVD/CDドライブ なし
HDMI-VGA変換アダプタ なし
USB-LAN変換アダプタ なし
マウス なし
オフィスアプリ 1年間保証
保証 なし

 

NECダイレクトでは通常18%オフ(クーポン適用時)で販売されており、もっとも安い組み合わせで税別13万5900円(税込み14万6772円)です。しかし21時から翌朝7時まで実施されているナイトセールのクーポンを利用すると、20%オフの税別13万2600円(税込み14万3208円)で購入できます。

 

ナイトセールの案内

21時~翌7時のあいだに、直販サイトで表示されるナイトセールの案内。このバナーをクリックすると、特別価格のクーポンを利用できます

 

最安構成時の価格 ※2017年2月4日時点、価格は税込み
通常価格 17万9064円
18%オフクーポン適用時 14万6772円
ナイトセール時の価格 14万3208円

 

LAVIE Direct HZのスペック

今回取り上げるのは、NECの直販サイト「NECダイレクト」で販売されている直販モデル「LAVIE Direct HZ」です。量販店や通販サイトで販売されている「LAVIE Hybrid Zero」と基本的な部分は同じですが、CPUの種類やメモリー容量、液晶ディスプレイの種類など、パーツの組み合わせが異なります。

 

CPU Core i7-6500U/Core i5-6200U/Celeorn 3855U
グラフィックス Intel HD Graphics 520(CPU内蔵、Core i搭載時)/Intel HD Graphics 510(CPU内蔵、Celeron搭載時)
メモリー 8GB/4GB
ストレージ 128GB/256GB SSD(SATA)または512GB SSD(PCIe)
ディスプレイ 13.3型、2560×1440ドット(WQHD)タッチ非対応/1920×1080ドット(フルHD)タッチ対応
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(11ac時最大867Mbps)、Bluetooth Smart Ready
インターフェース USB3.0×2、ヘッドホン出力、HDMI、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット

 

重量とバッテリー駆動時間は、パーツの組み合わせによって異なります。変形可能な2-in1タイプでは多少重くなりますが、さまざまなスタイルで利用できるのは大きなメリットです。また容量の大きいバッテリーを選ぶと、そのぶん重量が増える点に注意してください。

 

LAVIE Direct HZ各モデルの違い
2in1タッチ対応モデル タッチ非対応モデル
解像度 WQHD フルHD WQHD WQHD
バッテリー 大容量 大容量 大容量 標準
重量 926g 926g 850g 779g
駆動時間 約9時間 約11.6時間 約9時間 約5.9時間

 

今回筆者が購入したのは、最軽量のタッチ非対応+標準バッテリーの組み合わせです。また実作業で快適に使うことを考慮して、Core i7+8GBメモリー+128GB SSDの組み合わせを選択しました。LAVIE Direct HZではなぜか8GBメモリーはCore i7でしか使えない仕様です。Core i5でも8GBメモリーを選択できれば、もっと安く購入できるんですけどねえ。

 

もっとも店頭モデルだと8GBメモリーを搭載しているのはCore i7+WQHDタッチ対応液晶ディスプレイ+オフィスの最上位モデルのみで、量販店での実売価格は20万円オーバーです(2017年2月時点)。今回筆者が購入した直販モデルだと、オフィスなし+タッチ非対応+標準バッテリーで税別13万5900円、税込みでは14万6772円。Core i7搭載&重量779gであることを考えれば、それほどムチャな値段ではないですよね?

 

また、いまならUSBメモリーやマウスパッドなどがセットになった「お役立ち7点セット」を無料でゲットできます。これが直接の購買動機にはならないと思いますが、あればあったでウレシイもの。詳しい内容は、関連記事をご覧ください。

 

お役立ち7点セット

LAVIE Direct HZ購入時にタダで入手できる「お役立ち7点セット」。数量限定なのでお早めに!

本体デザインをチェック

まずは、LAVIE Direct HZの外観を見てみましょう。今回試用したのは、2560×1440ドットタッチ非対応のWQHD液晶ディスプレイを搭載したモデル。すべてのモデルのなかで、もっとも軽いタイプです。前述のとおり、パーツの組み合わせによって重量が異なるので注意してください。

重量は実測で760g! ありえない軽さ!!

LAVIE Direct HZの重さは公称値で779g(最軽量時)とされています。実際に重さを測ってみたところ、なんとさらに軽い760gでした。

 

重量の実測値

重量は実測で760g!! 軽い!!

 

カタログ値よりも軽いのにはビックリしました。とはいえ個体差があるため、ほかのモデルでは760gよりも重いかもしれません。ひょっとすると、さらに軽い可能性もあります。

 

ちなみに13.3型ノートパソコンは、1.0~1.5kgあたりが標準的な重さです。そのくらいの重さだと考えてLAVIE Direct HZを持ち上げると大変危険なので注意してください。あまりにも軽くて手応えがなさすぎるため、勢いよく持ち上げてしまうからです

 

軽すぎるLAVIE Direct HZ

はじめてLAVIE Direct HZを手に持ったとき、あまりの軽さに驚いて、思わず「ウオッ」と声を上げてしまいました

 

筆者がこれまで使っていたThinkPad x260(12.5型)の重さを測ってみたところ、LAVIE Direct HZより630gも重い1.39kgでした。余談ですが、実はしばらく前に取材用のカメラを1.5kgのデジタル一眼から重量554gのSONY α6300に変えています。ノートパソコンとカメラを変えたことで、荷物の重さを1.5kg以上も減らすことができました! やはり軽さはビジネスシーンにおいて大きな武器となりえます。

意外に薄くてコンパクト

本体の厚みは16.9mmです。ほかの13.3型ノートパソコンと比べると、数値的にはそれほど薄いわけではありません。しかし実際に手に持ってみたところ、意外に薄く感じました。

 

高さは16.9mm

高さは16.9mm。手に持つと、けっこう薄く感じます

 

高さは実測で18mm

厚みを実際に測ってみたところ、18mmでした

 

ゴム足の高さ

カタログ値よりも厚いのは、底面部にあるゴム足の影響です。と言っても、LAVIE Dircect HZでは高さが大きく変わるわけではありません

 

本体前面

本体前面部分。本体全体で見ると、けっこう薄めの印象 ※クリックで拡大

 

本体背面

本体の背面部分。全体的に高さが均一な、フルフラットデザインです ※クリックで拡大

 

本体の面積は幅319×奥行き212mm。一般的なA4用紙(幅297×奥行き211mm)よりもひとまわり大きいと考えれば、サイズ感をイメージしやすいでしょう。普通のバッグであれば難なく納まるサイズです。

 

LAVIE Direct HZの大きさ

フットプリント(接地面積)は幅319×奥行き212mm

 

本体のサイズ比較

一般的な文書で使われるA4用紙と、普通の大学ノート(B5サイズ)との大きさの違い

 

ブラックの落ち着いたデザイン

本体カラーとしては、”ストームブラック”と”ムーンシルバー”の2色が用意されています。ただしムーンシルバーを選べるのは、2in1タッチモデルのCore i5搭載機種のみ。ほかのモデルでは自動的にストームブラックとなります。

 

ストームブラックの本体カラー

標準的なストームブラックの本体カラー。真っ黒というよりも、深みのあるグレーといった印象でした

 

一部のモデルのみ選択可能なムーンシルバー。シルバーというよりも、やや暗めの白という印象です

一部のモデルのみ選択可能なムーンシルバー。シルバーというよりも、やや暗めの白という印象です(写真は2015年秋冬モデル)

 

天板のロゴ

天板には「LAVIE」のロゴ

 

アンテナライン

天板の一部では無線アンテナの感度をよくするために、別素材のパーツが使われています

マグネシウム製ボディにやや不安

LAVIE Direct HZでは、ボディの素材に超軽量な金属である「マグネシウムリチウム合金」が使われています。ややザラつきのあるドライな手触りで、質感は悪くありません。

 

マグネシウムリチウム合金を使ったボディ

ボディの素材には、超軽量なマグネシウムリチウム合金を使用

 

底面部の素材

底面部にも同じ素材が使われています

 

パームレスト部分

パームレスト部分も同じマグネシウムリチウム合金製

 

ただですね、マグネシウムの板がヒジョーに薄いため、軽く押しただけでもたわむんですよ。だからと言って、頑丈じゃないというわけではないんです。強い圧力や歪みに耐えられるように設計されているので問題はないんですけど、試しに両端を持ってねじってみると軽くゆがんだりするので、ちょっと不安になります。

 

角を持った状態

このように角を持つと本体全体に強いゆがみの力がかかるのですが、この状態ではゆがむことはありません。標準的な使い方には十分な剛性(ゆがみに対する強さ)が確保されています

 

筆者個人としては硬さを実感できる削り出しのアルミが好きなんですけど、アルミを使うと本体が重くなってしまうんですよね。軽さを突き詰めるならマグネシウムのほうが有利ですので、この点はなにを重視するのかで判断するべきでしょう。

液晶ディスプレイは精細だけとやや暗め

今回は、解像度2560×1440ドットのWQHDモデルを選択しました。1920×1080ドットのフルHDに比べてピクセル数(画素数)が多いので、写真がとても精細に表示されます。標準ではデスクトップが200%に拡大表示されているため、文字やアイコンの表示も大きめ。13.3型のフルHDモデルに比べて文字のドット感が少なく、境界線がなめらかに描かれているように感じました。

 

液晶ディスプレイ

13.3型で解像度2560×1440ドットのWQHDディスプレイ

 

スケーリング

スケーリング(デスクトップの拡大率)は標準で200%に設定されています ※クリックで拡大

 

写真の表示

実際に写真を表示している様子 ※クリックで拡大

 

色合いは自然なように見えるんですけど、スマホと比べるとやや青みが強い印象を受けます。明るさもやや暗めでした。光沢のないノングレア仕上げの影響で、コントラストもやや低めに感じます。作業するには光が強くないほうが好ましいのですが、スマホやタブレットの明るい画面を見慣れていると「アレっ?」と感じるかもしれません。

 

カラーバー

発色は十分で比較的自然な色合いですが、やや暗めで青かぶりしている印象です

 

ただコントロールパネルで液晶ディスプレイのガンマ値やカラーバランスを変えられるので、気になる人は好みの色に調整すれば問題ありません。

 

色の調製例

コントロールパネルの「ディスプレイ」で色やコントラストを変更した例(写真右)。少し緑が強くコントラストが低めになってしまいましたが、何度か調整すれば好みの色合いに変えられます ※クリックで拡大

 

視野角

液晶ディスプレイの視野角は広いのですが、ノングレア加工の影響でややコントラストが落ちています

 

ノングレアパネル

光沢のないノングレアディスプレイは光の映り込みが抑えられるので、長時間作業してもi眼が疲れにくいメリットがあります

 

液晶ディスプレイの最大角度

液晶ディスプレイの最大角度

 

ヒンジ

大きく開く2軸のヒンジが使われています

 

ヒンジを内側から見た様子

ヒンジを内側から見た様子

 

左側のヒンジ

左側のヒンジの下にはブランド名

キーボードの出来ばえはちょっと残念

LAVIE Direct HZのキーボードはテンキーなしの全85キー構成で、標準的な日本語配列です。キーピッチ(キーとキーの間隔、打ちやすさに影響する)は18mmで、理想とされる19mmよりもやや短め。ただし縦横の長さはほぼ均一でバランスがよく、打ち間違いはそれほどありませんでした。やや窮屈に感じますが、しばらく使っているうちに慣れるでしょう。実際に筆者も、比較的短時間で普通に使えるようになりました。

 

キーボード

LAVIE Direct HZのキーボード

 

特殊キーが小さい

一部のキーがかなり小さくなっている点がちょっと残念 ※クリックで拡大

 

キーボードの左側にあるFnキーとCtrlキーの位置が、普通のキーボードとは逆になっています。これはNECのLAVIEシリーズやレノボのノートパソコンではおなじみの仕様です。キーの押し間違いが不安な方は、設定画面からFnキーとCtrlキーの動作を入れ替えるといいでしょう。

 

LAVIE Direct HZでFnキーとCtrlキーを入れ替える

FnキーとCtrlキーが、標準的なキーボードとは逆に配置されています

 

 

別の角度からのキーボード

キーボードを別の角度から

 

ちょっと窮屈

キーピッチが短いので、やや窮屈に感じます

 

キーストローク(キーを押す深さ)は1.2mmで、かなり浅め。キーストロークは深いほどタイプ感がいいとされており、一般的なノートパソコンでは1.5mmが標準です。LAVIE Direct HZでは入力時に「カクっ」としたクリック感があるのでキーがちゃんと押されているのを認識できるのですが、やや物足りなさを感じました。

 

キーストローク

キーストロークは約1.2mm ※クリックで拡大

 

キーボードの傾き

キーボードはほぼ水平に設置されています

 

個人的にもっとも気になったのは、入力時のたわみです。キーを押すたびに軽い底打ち感(キーからの反発力)があり、キーの周辺がたわみでグラつくように感じます。タイプ音は軽いタッチの人なら静かなのですが、筆者のように「カチャカチャターンッ!」と強く入力する人だと、「ドタドタドタ」という音が聞こえるでしょう。薄さと軽さを重視したモデルなので、このあたりは仕方がありませんかね。

 

キーボードのタイプ感

入力時にそれなりの底打ち感があり、たわみによるグラつきも感じました ※クリックで拡大

 

 

LAVIEシリーズのタッチパッドは「NXパッド」と呼ばれていますが、基本的な機能は他社製パソコンと変わりません。サイズは実測で幅91×奥行き61mmでした。左右のボタンがパッド部分と一体化したタイプです。

 

NXパッド

NXパッド(タッチパッド)はやや小ぶりですが、十分な大きさ ※クリックで拡大

 

NXパッドの切り替え

Fnキーを押しながらスペースキーを押すことで、NXパッドの有効/無効を切り替えられます

配慮の行き届いたインターフェース

周辺機器接続用にはUSB3.0端子×2(うち1基は充電機能付き)が用意され、映像出力用としてはHDMI端子を搭載しています。端子の数は多くありませんが、モバイル用途のノートパソコンとしては標準的な構成です。メモリーカードはSD/SDHC/SDXCに対応しています。

 

右側面

右側面にはヘッドホン出力とSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、USB3.0端子×2、HDMI端子 ※クリックで拡大

 

左側面

左側面には電源アダプターと電源ボタンが用意されています ※クリックで拡大

 

個人的にUSB端子は左右それぞれにあるほうがありがたいのですが、そのあたりは納得できる範囲です。それよりも、端子間のスペースが広くてケーブル類が干渉しない点や、メモリーカードが完全に収納できる点に感心しました。実はこういう点って、けっこう軽視されがちなんですよね。

 

端子間の空き

端子間に余裕があるので、USBメモリーを使ってもケーブルは干渉しませんでした。ただ、金属部分が露出してしまう点がちょっと気になります

 

SDメモリーカードは完全にスロットのなかに収まります ※クリックで拡大

SDメモリーカードは完全にスロットのなかに収まります ※クリックで拡大

 

SDカードの出っ張りがない

SDカードを挿した状態でも、出っぱりがまったくありません

 

Webカメラ

液晶ディスプレイ上部のWebカメラは有効画素数92万画素

 

底面部

底面部にカバー類はありません。ネジを外せないこともないのですが、メモリーはオンボードですので、パーツ交換は考えないほうがいいでしょう

 

エアインテーク

冷却用の通気口

 

フロント側にスピーカー

底面部のフロント側にはステレオスピーカーが配置されています

バッテリー駆動時間は最軽量構成で約5時間

続いては、LAVIE Direct HZのバッテリー駆動時間について。カタログ上の公称値では最軽量構成で約5.9時間とされています。そこで以下の条件で実際の駆動時間を計測してみたところ、5時間7分でバッテリー切れとなりました。

 

バッテリー駆動時間計測時のテスト条件

  • Windows 10の電源プランを「省電力」に
  • 液晶ディスプレイの明るさを40%に設定
  • 輝度(明るさ)の自動調節機能はオフ
  • 無線LANとBluetoothはオン
  • ボリュームは50%に調整
  • 「BBench」で10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
  • 満充電の状態からテストを行ない、休止状態へ移行するまでの時間を計測

 

検証時のバッテリー残量の推移

検証時のバッテリー残量の推移

 

バッテリーレポート

実機のバッテリーレポート。設計上の(バッテリー)容量は29,600mWhとやや少なめ(標準では30,000~40,000mWh) ※クリックで拡大

 

一般的に、液晶ディスプレイの解像度が高くなるほどバッテリー消費量は大きくなります。今回は2560×1440ドットのWQHDモデルでテストを行なったので、その影響が出ているのでしょう。また容量の少ない標準バッテリーを選んでいることも、バッテリー駆動時間が短くなった原因のひとつです。軽さを取るかそれともスタミナを取るのか、利用スタイルに応じて決めてください。筆者は今回なによりも軽さを追求したので、このような結果となりました。

LAVIE Direct HZのベンチマーク結果

次は、実際の性能の目安となる各種ベンチマークの結果を紹介します。前述のとおり、今回はCore i7+8GBメモリー+128GB SSDの組み合わせでテストを行ないました。ベンチマークの結果はパーツ構成やタイミング、環境によって大きく異ることがあるので、あくまでも目安として考えてください。

 

システム情報

テスト機のシステム情報 ※クリックで拡大

 

Windowsエクスペリエンスインデックス(システム評価ツールの結果)
プロセッサ 7.5
メモリ 7.9
グラフィックス 6.2
プライマリハードディスク 8.15

 

CINEBENCH R15ベンチマーク結果

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果。ハイエンド向けモバイルノートパソコンで使われているCPUとしては、平均的なスコアです ※クリックで拡大

 

CINEBENCH R15の結果の目安(「CPU」のスコア)
Core i7-6700HQ 670~680cb
Core i7-7500U 330cb前後
Core i7-6500U 270~320cb
Core i5-6200U 260~290cb

 

CrystalDiskMarkベンチマーク結果

「CrystalDiskMark」による128GB SSDのアクセス速度。SATA接続としては標準的な速さです ※クリックで拡大

 

ストレージの使用状況

各種アップデート適用後のストレージ使用状況 ※クリックで拡大

 

「PCMark 8」の「Creative accelerated」ベンチマーク結果

「PCMark 8」の「Creative accelerated」ベンチマーク結果。ゲーム系のスコが低めですが、それ以外は十分な結果です ※クリックで拡大

 

「PCMark 8」で計測されたPCのなかでは、上位49%以内の結果 ※クリックで拡大

「PCMark 8」で計測されたPCのなかでは、上位49%以内の結果。つまりデスクトップを含めた平均的なパソコンよりもちょっと高性能ということです ※クリックで拡大

 

3DMarkベンチマーク結果
3dmark firestrikeFire Strike(DX11,FHD) 862
3dmark skydiverSky Diver(DX10) 3631
3dmark cloudgateCloud Gate(DX10) 5710
3dmark icestormIce Storm(DX9) 56911

 

ドラクエ10ベンチ

ドラクエ10ベンチは1280×720ドットの標準品質で「とても快適」の評価。解像度や画質を高くしなければ、問題なく遊べそうです

 

FF14べンチ

FF14べンチでは、1280×720ドットの標準品質で「快適」。平均FPSは40.5で、カクつく場面はあるものの、こちらも問題なくそうです

内部の発熱について

LAVIE Direct HZは薄型のノートパソコンですが、利用中に本体が熱くなる場面はありませんでした。本体内部の冷却用にふたつの通気口が設けられており、効果的に排熱されているものと思われます。

 

排気口

熱を放出する背面部の排気口

 

CPUの最大温度は80度前後にまで達しましたが、限界温度は100度なのでまだ余裕はあります。冷却もしっかり行なわれているので、熱でパフォーマンスが低下するような様子は見られませんでした。

 

「PCMark」実行時のCPUとGPUの最大温度

「PCMark」実行時のCPUとGPUの最大温度

 

3DMark実行時の最大温度

3DMark実行時のCPUとGPUの最大温度

とにかく荷物を軽くしたい人向けの超軽量ノートPC

ということで、今回はLAVIE Direct HZのレビューをお届けしました。個人的にはキーボードの作りやバッテリーのもちなど気になる点があるものの、本体の軽さについては最高レベルです。コレのおかげで普段の荷物を軽くできたので、その点については非常に満足しています。「軽さが命!」という人向けのモデルですね。電車通勤が多いビジネスパーソンにとって779g(実測760g!)の軽さは、非常に魅力的ではないでしょうか。

 

LAVIE Direct HZ

快適に持ち運びたい人のために、軽さを追求しまくったモデルです

なおLAVIE Direct HZはNECの直販サイト「NECダイレクト」限定販売のモデルです。タッチ非対応で8GBメモリーを搭載したモデルは、ここでしか購入できません。また納期や支払い方法、サポートなどについては、商品ページでご確認ください。

新モデル発売中

このモデルはすでに販売が終了し、現在は新モデルが発売されています。最新モデルについては、以下のリンクから関連記事でご確認ください。
NECのパソコン(LAVIE)おすすめモデルのクーポン・セール価格情報

 
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