HP OMEN X 2S 15 展示機レビュー:デュアルディスプレイ搭載のハイスペックゲーミングノートPC

HP OMEN X 2S 15 展示機レビュー

日本HPは2019年9月2日、専用グラフィックスとしてGeForce RTX 2080 with Max-Qデザインを搭載したゲーミングノートPC「OMEN X 2S 15」(OMEN X by HP 15-dg0000 シリーズ)を発表しました。発売予定日は同年9月中旬で、価格は税別39万9800円から (7%オフクーポン適用で税込30万6900円)。日本HPの公式サイト「HP Directplus」にて販売されます。

今回は発表前にOMEN X 2S 15に触れることができましたので、その感想を簡易レビューとしてお届けします。なお実機を検証できる機会がありましたら、より詳細なレビューを公開するつもりです。

世界初の2画面ゲーミングノートPC

OMEN X 2S 15の最大の特徴は、15.6インチと6インチのフルHDディスプレイを搭載している点です。キーボード上部にあるタッチ対応フルHDディスプレイにさまざまな情報を表示できます。

セカンダリディスプレイ

キーボード上部にフルHDでタッチ対応のセカンダリディスプレイを配置

OMEN X 2S システムバイタル

CPUやGPUのステータス表示。表面が光沢ありのグレアタイプなので、映り込みが気になります

OMEN X 2S LEDイルミネーション

背面やキーボードのイルミネーションを変更可能

このセカンダリディスプレイにはTwitchの配信映像やDiscordのチャット、Spotifyのプレイリストを表示できるのですが、個人的にはメイン画面の一部を拡大表示できる”リアルタイムスクリーンミラーリング”が非常に便利ではないかと感じました。なぜなら、たとえばゲーム画面の中央を拡大表示すれば、ターゲットを狙いやすくなるからです。

OMEN X 2S セカンドディスプレイ

小さなターゲットが拡大表示されるので狙いやすくなります

ところがHPの方が言うには、事前に何人かのゲーマーに使用感を聞いたところセカンダリディスプレイによってゲームを有利に進められるわけではない、とのことでした。プライマリディスプレイ (メインディスプレイ)とセカンダリディスプレイを交互に見比べると、そのぶん時間をロスしてしまうというのが大きな理由です。確かに画面に顔を近づけた際、プライマリとセカンダリを交互に見ると、コンマ何秒かで一瞬のスキが発生します。

プライマリとセカンダリ

プライマリディスプレイとセカンダリディスプレイを交互に見ると、そのぶん時間をロスしてしまうとのこと

当サイトでもその点については過去の記事で指摘しました。ただ初心者から中級者レベルだったら、わりと拡大表示は有利に働くのではないかなと思っています。歴戦の猛者ならともかく、エイミングが苦手な人にはすごく便利だと思うのです。

たとえばバトルフィールドのスナイピングのように、遠距離から小さなターゲットを狙う場面では効果が大きいのではないかと。もっとも、初心者~中級者レベルの人が税別40万円弱の機種を選ぶかどうかはわかりませんが。

ただし拡大表示を行なうためにはゲーム画面をウィンドウモードにする必要があるとのことです。仮想フルスクリーン (ボーダレスウィンドウ)ではどうなのかわかりませんが、ウィンドウモードのみというのはちょっとツライかも。

OMEN X 2S 15 液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイはフルHDでリフレッシュは144Hz

ちなみにセカンダリディスプレイの使い道をHPの方に聞いたところ、Spotifyのプレイリストを聞きながらオープンワールドでのんびりプレーするとか、画面上のミニマップを拡大表示するのがおすすめとのことでした。正直なところそのためにOMEN X 2S 15を選ぶかわかりませんが、ゲームによっては有効な使い方があるような気がします。たとえばコマンドボタンを表示しておけば、タッチでスグに操作できるとか。このあたりは実機でさまざまなゲームを試してみないとわからないかもしれません。

冷却効果の高い液体金属グリスを使用

またそのほかの特徴として、Thermal Grizzly社の液体金属グリスが使われている点が挙げられます。液体金属グリスは一般的なグリスよりも熱伝導率が10倍も高く、そのぶんCPUを効果的に冷却できるとのこと。公式情報ではApex LegendsのFPSが28%向上したとされています。

液体金属グリスにそこまでの効果があるのかは不明ですが、筆者がCOMPUTEX TAIPEI 2019の会場で見かけた他社メーカ-のデモでは、液体金属グリスのほうが通常グリスよりも高い効果を発揮していました。2~3割程度の温度低下は、わりと無視できない差だと思います。

液体金属グリスの効果

液体金属グリスを使ったときのCPU温度と、通常グリスを使ったときのCPU温度の違い

キーボードとタッチパッドの使い勝手

個人的に少し気になるのは、キーボード右側にあるタッチパッドです。この位置だと右手でタッチパッドを操作するのにはいいのですが、左利きの人にはちょっとツライんじゃないでしょうか。

OMEN X 2S 15 キーボード

キーボードとタッチパッド。展示機は英字配列でしたが、国内モデルは日本語配列です

キーボードのキーストロークは1.5mm。ノートPCとしては標準的ですが、ゲーミングとしてはやや浅めです。実際にキーをおしたところタイプ感は軽く、スタンダードノートPC / モバイルノートPCと同程度でした。個人的にはもう少し手応えのあるほうが好みです。

2019年5月に発表されたグローバルモデル (米国モデル)はNキーロールオーバーでアンチゴースト対応とのことでしたが、国内モデルでは26キーロールオーバーとのこと。日本語配列にローカライズする際に、なんらかの仕様変更があったのかもしれません。もっとも、同時押しが26キーまで対応していれば、ほとんど問題はないはずですが。

OMEN X 2S 15 キーボード

26キーロールオーバーとアンチゴーストに対応。RGBバックライトが搭載されており、個々のキーごとに光を設定できます

スリムで先進的なデザイン

OMEN X 2S 15の外観はとてもスリムです。公称値では高さは20mmで、バンプ (突起物、底面のゴム足など)を含めた場合は26.5mm。高性能なCPUとGPUを搭載して、ここまで薄いモデルはなかなかありません。

HP OMEN X 2S 15 薄さ

特にキーボード部分は極薄。おそらくキーボード上部に主要パーツが収められているのでしょう

これだけ薄いと冷却性能が心配ですが、OMEN X 2S 15では前述の液体金属グリスを使用しているほか、OMEN Tempest Cooling Technologyと呼ばれる新基軸の冷却機構が採用されています。12Vの高出力流体軸受ファンと3側面からの通気口と5方向のヘアフローによって、高い冷却性能を実現しているのです。

HP OMEN X 2S 15 排気口

背面部分の排気口

HP OMEN X 2S 15 吸気口

底面部には巨大な吸気口

HP OMEN X 2S 15 ボディ

ボディには質感と合成に優れる上に熱伝導率の高いアルミ素材を使用

RTX 2080 with Max-Qデザイン搭載

CPUは第9世代のCore i9-9880Hです。8コア16スレッドで動作するハイエンド向けCPUで、高いパフォーマンスを期待できます。GPUにはノートPC向けとしては最高クラスのGeForce RTX 2080 with Max-Qデザインが使われています。しかもメモリー容量は32GBで、現行モデルとしてはほぼ最高クラスのスペックです。

ノートPCの向けGPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2070
19807
RTX 2080 Max-Q
19700
RTX 2070 Max-Q
17147
GTX 1070
16999
RTX 2060
14658
GTX 1660 Ti
14300
GTX 1060
11442
GTX 1650
9039
GTX 1050 Ti
7594
GTX 1050
6008
UHD 630
1176

※スコアは当サイト計測値の平均

スペックだけ見ても十分高性能であることがわかりますが、液体金属グリスでパフォーマンスがアップするとのことですから、ゲームがどれだけ快適に動作するの非常に気になります。この点については実機に触れる機会があれば、レビューで公開するつもりです。

OMEN X2 Sのスペック

画面サイズ 15.6インチ + 5.98インチ
メイン画面解像度 1920×1080
サブ画面解像度 1920×1080
CPU Core i9-9880H
メモリー 32GB
ストレージ ・1TB SDD
・512GB + 32GB Optaneメモリー
グラフィックス RTX 2080 Max-Q
幅×奥行き 361×262mm
厚さ 20~26.5mm
重量 2.37kg
電源 230W

※2019年9月2日時点。構成は変更される場合があります


リフレッシュレート ・144Hz
※G-SYNC対応
表面処理 非光沢
パネルの種類 IPS
光学ドライブ
テンキー
有線LAN 1000Mbps
無線LAN 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
USB3.1 3
USB3.0
USB2.0
USB Type-C 1 (USB3.1 Gen2)
Thunderbolt 3 対応
メモリーカード
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort Type-C出力
Webカメラ 200万画素
顔認証カメラ
指紋センサー

なお今回発表されたのはフルHDの144Hzモデルですが、海外では4Kモデルや240Hzが販売されています。240HzモデルについてHPの方に聞いたところ、「検討はしている」とのことでした。Overwatchなどの軽いゲームであれば240Hz超えが可能だと思うので、ぜひ発売していただきたいところですね。

予算があるならアリ

実際にOMEN X 2S 15に触れてみましたが、2画面構成は非常にユニークで可能性を感じさせる機能です。ボディやキーボードの品質も高く、しかもハイスペックで性能的な不安もありません。

ただ、値段の高さが最大のネックではないかなと思います。税別39万9800円ということですと送料+消費税込みで43万5024円、10月から消費税が10%にアップすれば44万3080円です。かなりイイお値段ですよね。

とは言えRTX 2080搭載ノートPCはだいたい30万円オーバーですし、そのほかのスペックも高いことや2画面の先進性などを考えれば妥当な値段とも言えなくもありません。予算が潤沢にあるなら、検討するのはアリでしょう。

OMEN X2 S まとめ

高いけど相応の価値のあるモデル

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当サイト限定の7%オフクーポンを使えば、OMEN X 2S 15を税込30万6900円で購入できます。ぜひご利用ください。
税別10万円以上で7%オフクーポン

OMEN X 2S 15

OMEN X 2S 15

税込30万6900円

※2019年9月2日時点。7%オフクーポン適用時

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