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OMEN 45Lを64GBメモリーに増設して微妙に失敗した話

OMEN 45L

注意

「メモリーの設定変更で解決するのでは?」という意見がありますが、「設定変更で起動しなくなった(COMSクリアで解決)」「設定変更後にBIOSアップデートで起動しなくなった(メーカー修理)」との報告をいただいています。原因は不明ですが(ソフトウェア側?)、メモリーの設定は変更しないほうが無難です。

5月ごろにOMEN 45Lのエクストリームモデル(Core i9-12900K + RTX 3090搭載)を購入しまして、それから半年近く標準の32GBメモリーで使ってきました。特に不満はなかったのですが、なんとなく「メモリー増設しておこうかな~」ぐらいの気持ちで「KF437C19BB1AK2/32」を購入したわけです。

 

OMEN 45L

OMEN 45L

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KF437C19BB1AK2/32

購入したKingston FURYシリーズのKF437C19BB1AK2/32

 

Kingston FURYシリーズでDDR4-3733に16GB×2で、元から使われているものと同じだと思ったわけですよ。アマゾンの販売ページでも、レビューで「純正品と同じ」とか書いている人がいたので、それをすっかり信じちゃったんですね。

 

Kingston FURY

見た目は元から付いているメモリーにそっくり

 

Kingston FURY

でもスロットに挿したとき表記が違っていたので、微妙にイヤな予感はしたんですよね……

 

実際に動かしてみたらですね、メモリーの速度が下がっているんですよね。

 

OMEN 45L メモリー

増設前の32GBでメモリーの転送速度は3200MHz

 

OMEN 45L メモリー

増設後の64GBでメモリーの速度は2400MHz

 

メモリーの仕様を確認したら、モジュール密度が違っていました。やっちゃった……。

 

OMEN 45L メモリー

左がもともと付いているメモリーで、右が増設したメモリー

 

メモリー速度が低下したためか、3DMark Time Spyのスコアは微妙に下がっています。0.6%なので誤差みたいなものですが……。

 

GPU性能(DirectX 12)

GPU 3DMark Time Spy Graphicsスコア(DX12,WQHD)
増設前32GB
19056
増設前64GB
18951

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

PCMark 10のテストでは、一般作業とビジネス作業ではスコアが上がっています。しかしコンテンツ制作のテストではスコアが0.4%下がりました。誤差みたいなものですが、3DMarkでも下がっていることからメモリー速度が低下したことでグラフィックス性能に影響が出ているのでしょう。

 

PCMark 10ベンチマーク結果

テスト スコア
Essentials
(一般的な利用)
目標値:4100
増設前32GB11092
増設後64GB11241
Productivity
(ビジネス利用)
目標値:4500
増設前32GB10164
増設後64GB10980
Digital Contents Creation
(コンテンツ制作)
目標値:3450
増設前32GB15529
増設後64GB15474

 

全体的なパフォーマンスは上がっているとは言え、ゲーミングPCでもっとも肝心なグラフィックス性能が下がったのがショックです。というか、3733MHzで16bitの16GBモジュールがどこにも売ってないのですが、そもそも存在するのでしょうか?

 

ということで、今回はOMEN 45Lのメモリー増設でやらかした件を紹介しました。メモリー購入ページをよく確認すればわかることなので、みなさんは失敗しないよう(あるいは納得ずくで購入するよう)注意してください。

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