ThinkCentre M90t Tower Gen 3(第12世代 インテル)レビュー:柔軟なカスタマイズに対応するビジネスグレードの高性能PC

ThinkCentre M90t Tower Gen 3(第12世代 インテル)レビュー

ベンチマーク結果は後日掲載

実機によるベンチマークテストの結果を紛失してしまったため、現在は性能面について触れていません。11月中旬ごろに再度検証を行ない、その結果を掲載する予定です。

レノボのThinkCentre M90t Tower Gen 3は、インテル第12世代Coreプロセッサを搭載するタワー型のデスクトップPCです。特徴は、豊富なカスタマイズオプションに対応している点。CPUはCore i5からCore i9まで、グラフィックス機能は内蔵タイプ(グラボなし)からミドルハイのRTX 3070 Tiまで用意されています。メモリーは最大128GBまで搭載可能です。

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

ThinkCentre M90t Tower Gen 3の本体内部

本体がコンパクトなので、冷却性能はそれほど高くはありません。ゲームのように、高負荷の状態を長時間続けるような使い方には不向きです。しかしクリエイティブワークのように、一時的に最大パフォーマンスを利用するような使い方には向いています。

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

Core i5-12400搭載機で使われていたCPUクーラー

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

スペック

CPU 第12世代Core i5 / Core i7 / Core i9
チップセット Intel Q670
メモリー 8~128GB ※スロット4基、最大128GB、DDR5-4800
ストレージ SSD 最大2TB ※デュアル構成対応 / HDD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス / GTX 1660 / RTX 3060 / RTX 3070 Ti
フォームファクター 独自形式
M.2スロット 3(PCIe 4.0×4 Type-2280×2、PCIe 3.0×4 Type-2280×1、Wi-Fiカード用×1)
光学ドライブ なし / DVD-ROMドライブ / DVDスーパーマルチドライブ
ドライブベイ 光学ドライブ用スリムベイ、2.5/3.5インチ×2
拡張スロット PCI Express x16 ×2、PCI Express x1×1
通信 1000BASE-T対応有線LAN ※WI-Fi / Bluetoothはオプション
インターフェース(標準時) USB3.2 Gen2×2(前面)、USB3.2 Gen1 ×6(前面×2+背面×4)、HDMI、DisplayPort、有線LAN、ヘッドホン端子
電源 300W / 500W / 750W
サイズ / 重量 幅170×奥行き297.9×高さ376mm / 約6.5kg
付属品 USBマウス、USBキーボード、電源ケーブルなど ※オプションで変更可能
オフィス ※オプションで追加可能

本体デザイン

外観について

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

ThinkCentre M90t Tower Gen 3の外観。デスクトップPCとしての区分は一般的な”ミニタワー型”ですが、通常のミニタワー型よりもだいぶコンパクトです

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 設置イメージ

設置イメージ ※ディスプレイは23.5インチ

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 前面と背面

前面と背面。本体の幅は17cm

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 側面

左右側面。奥行きは29.79cmで、高さは37.6cm。側面側に通気口はなく、吸気はフロントパネル側からのみです

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 横向き

基本は縦向きの設置ですが、横向きにも特に問題なく使えるでしょう

インターフェースについて

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 前面

前面のインターフェース。オプションで光学ドライブを追加すると、左側に搭載されます

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 背面

背面のインターフェース類。基本はUSB端子と有線LAN、映像出力の構成ですが、注文時のパーツカスタマイズでVGA(D-sub15ピン)やシリアルポートなどを追加できます

分解方法とパーツ交換について

分解とグラボの取り外し

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

パーツ交換やメンテナンスを行なうには、まず左側面のパネルを外します

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 分解

次に前面ベゼル(フロントパネル)を取り外します。光学ドライブを搭載している場合は、先に取り外してください

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 分解

レバーを上げてドライブケージを外します

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 分解

グラボを支えるパーツ(グラフィック・カード・ホルダー)をひねりながら外します。場合によっては、グラボ冷却用のファンが取り付けられているかもしれません

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 分解

横方向に支えるフレームを外します。ただしこの部分は必ずしも取り除く必要はありません

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 分解

グラボ固定用のカバーを開きます

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 グラボ

これでグラボを取り外せます。写真は試用機で使われていたRTX 3060

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 本体内部

これで本体内部にアクセスできるようになりました

各部パーツ類

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 マザーボード

ThinkCentre M90t Tower Gen 3のマザーボード。独自仕様のため、ほかの機種との互換性はありません

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 CPU

Core i5-12400モデルでは、トップフロー型のコンパクトなCPUクーラーが使われていました。Core i5レベルならこれでも問題ないかもしれませんが、Core i7以上のCPUではやや不安があります。もしかすると上位CPUではCPUクーラーがもっと大きいかもしれません

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 拡張スロット

拡張スロットはPCIe 4.0 x16×2とPCIe 3.0 x1 ×1。仕様上はフルハイト対応で、試用機では幅134mmのグラボが使われていました。長さは1基が268.5mm以内で、もう1基が205mm以内とのこと。ただし詰まれていた長さ226mmのグラボで、けっこうギリギリでした

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 メモリースロット

メモリースロットは全部で4基。モジュールの規格はPC5-38400(DDR5-4800)ですが、実機ではクロックがやや低いメモリーが使われている場合があります

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 電源

電源ユニット(PSU)は、一般的なATX電源と同じサイズです。Core i5 + RTX 3060搭載の試用機では500Wの80PLUS PLATINUMタイプ(型番:HK600-11PP)が使われていました。電源容量は搭載するグラフィックス機能によって変わります

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 ドライブベイ

3.5インチドライブベイ

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 ドライブベイ

分解時に取り外したドライブケージにも、3.5インチストレージを設置可能です

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 M.2スロット

M.2スロットは合計3基。Wi-Fiカード用はマザーボード上に設置(写真左上あたり)されていますが、ストレージ用のM.2スロットはマザーボードの端に設置されており、SSDを追加するには専用のブラケットが必要です

ThinkCentre M.2 2280 SSDキット

別売りのThinkCentre M.2 2280 SSDキット。おそらくこれを利用できるとは思うのですが、M90tで対応できるかどうかは公表されていません

ThinkCentre M75s / M75tのSSD増設用パーツ「ThinkCentre M.2 2280 SSDキット」を試す
ThinkCenter M75s Small Gen2(以下、M75s Gen2)やThinkCenter M75t Mini-To……
ThinkCentre M90t Tower Gen 3 スピーカー

前面部分にはスピーカーが配置されています。音質はよくありませんが、Windowsのシステム音などが聞こえるのは便利です

ベンチマーク結果

試用機のスペック

CPU Core i5-12400
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス RTX 3060(12GB)

※検証時のミスで、ベンチマークテストの結果を紛失してしまいました。11月中旬ごろにもう一度同じ機種を検証する予定なので、結果は後日公開します

ワンランク上のパーツカスタマイズとサポートが必要な人に

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 

本体内部を確認したところ、エアフローやCPUクーラーに関してやや貧弱な印象を受けました。しかしCore i5-12400であれば発熱も小さいので、特に問題はないでしょう。紛失してしまったベンチマーク結果を思い返すと、パフォーマンスが低下しているような様子は見られなかったはずです(ベンチマーク結果は後日公開します)。

おすすめは、Core i5-12400 + RTX 3060搭載モデル。価格は18万4822円(2022年10月末時点)ですが、注文時にキーボードとマウスを省略すると18万2094円で購入できます。

ThinkCentre M90t Tower Gen 3 

パーツカスタマイズでキーボードとマウスを省略すると、ちょっと安く入手できます

それでもCore i5 + RTX 3060の組み合わせとしては、やや割高な印象です。ゲーミングPCであれば、もう少し安く入手できます。

しかしThinkCentre M90t Tower Gen 3は、豊富なパーツカスタマイズに対応している点がポイントです。CPUを7~8種類のなかから選べるほか、シリアルポートやVGA(D-sub15ピン)、PS/2ポートなども追加できます。機材や環境などの理由により、レガシーなポートがどうしても必要な場合もあるでしょう。また法人レベルのサポートが必要なケースにもおすすめです。

使い道としては、GPUを使った高度な処理――クリエイティブワークやGPGPUなどに向いています。グラボ搭載ならゲームもプレー可能ですが、排熱性能やメンテナンスしやすさなどの面で、ゲームをするならゲーミングPCのほうがおすすめです。

レノボLegion T550レビュー:お手ごろ価格の高性能ゲーミングPC
レノボのLegion T550は、Zen3世代のRyzen5000シリーズを搭載するゲーミングPCです。2022年9月中旬時点ではかなり……
ThinkCentre M90t Tower Gen 3

ThinkCentre M90t Tower Gen 3

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報やお買い得情報を当サイトのTwitterアカウントでお知らせしているので、ぜひフォローをお願いします。
ツイッターでこまめブログをフォローする

関連記事

デスクトップPCレビュー一覧

HP割引クーポンまとめ HPレビューまとめ

記事が役に立ったと感じたらシェアをお願いします!

フォローもよろしくお願いします!